書初め
宮崎市の市フェニックス自然動物園で2日、アジアゾウの「たいよう」(雄、6歳)と「みどり」(雌、6歳)の書き初め式があった。力強く「正月」の2文字を書いたとの事。2頭はこれまでも、お絵描きなどに取り組んできたが、習字は初めてだとの事。まず、タイ人の飼育係に漢字を覚えて貰い、約1カ月間特訓を重ね、2頭は筆を鼻で握り、2、3分かけて書き上げると、観客から「おめでたい」などと感嘆の声が上がったとの事である。写真で見たのであるが、器用なもので、ちゃんと正月と読める。 書き初めは、年が明けて初めて毛筆で書や絵をかく行事。通常は1月2日に行われる。吉書、試筆、初硯などとも言う。若水で墨を摺り、恵方に向かって詩歌を書く習慣があった。もともとは宮中で行われていた儀式だったが、江戸時代以降庶民にも広まった。毎年年1月5日には東京都千代田区にある日本武道館で財団法人・日本武道館が主催する書道事業の行事として全日本書初め大会が約4,000人を集めて催され全国的に各種メディアで放映される。これは新年の風物詩の一つとなっているとの事だ。