最高のメンバーとは
野球とかでもよくいろんな球団から強い選手を選んで海外と戦わせています。サッカーでもよく批評家とかが「このメンバーならどうのこうの」と言って自分の見解を繰り広げています。 いくつかグループのあるものであればその中から必ず「精鋭集団」というのを選んで作りたいものです。 音楽界では流石にそうは行きません。技術だけで選ぶのとは少し別の問題が生じるからです。 主にHR,HM系で焦点を絞っていきましょう。候補を各パートかごとに選出していましょう。カッコ内は主にその人が所属していたバンドを指します。 Vo.イアン・ギラン(Deep Purple) グラハム・ボネット(Rainbow,Alcatrazz,MSG) ロニー・ジェイムズ・ディオ(Black Sabbath,Rainbow) ロバート・プラント(Led Zeppelin) Gt.イングウェ・マルムスティーン(Alcatrazz) エドワード・ヴァン・ヘイレン(Van Helen) エリック・クラプトン(Cream Derek & the Dominos) マイケル・シェンカー(UFO,MSG,Scorpions) ランディ・ローズ(Ozzy Osbourne,Quiet Riot) リッチー・ブラックモア(Deep Purple,Rainbow) Ba.いかりや 長介(The Drifters) ジャック・ブルース(Cream) ジョン・ポール・ジョーンズ(Led Zeppelin) ニール・マーレイ(Black Sabbath,Whitesnake) フィル・ライノット(Thin Lizzy) ロジャー・グローヴァー(Deep Purple,Rainbow)Key.ジョン・ロード(Deep Purple) ドン・エイリー(Deep Purple,MSG,Rainbow) Dr.イアン・ベイス(Deep Purple) コージー・パウエル(Force Field,第二期Jeff Beck Group,MSG) ジョン・ボーナム(Led Zeppelin) ジンジャー・ベイカー(Cream) ブライアン・ダウニー(Thin Lizzy) ラーズ・ウルリッヒ(Metallica) (五十音順敬称略) とりあえず僕がテラ良いと思う輩だけリストアップしてみました。ヘンドリックスやレッチリなどはハードロックではないので載せませんでした。Creamはハードロックではありませんが、少なからずハードロックの礎を築いたバンドなのでそのメンバーも含まれています。 さて。ここから選ぶにも問題があります。人物間の相性です。エドワード・ヴァン・ヘイレンはリッチー・ブラックモアのことについてこう語っています。「一度、クラブで彼と出会った時、僕は彼に挨拶したんだ。するとヤツは僕を見てこう言った”Who Are You?” 畜生め!その後、僕がギタープレイヤー誌でベスト・ギタリスト賞を獲得した直後にロングビーチに来ていたブラックモアと会った。僕は「ヘイ、マザーファッカー、3年前お前が糞のように扱った俺の事を覚えてるか?」と言おうかと思ったけど止めたんだ。今度は彼も僕の事を雑誌等で知っていて、誉めてくれたよ。」 リッチー・ブラックモアは音楽界でもかなりの変わり者として知られていたようです。リッチーは嫌いなマネージャーのパスポートの写真をE.T.にすり代えたりしていたそうです。 余談ですが、グラハムは当時ジミー・ペイジとリッチーを間違えていたようです。頭をストラトで殴られても仕方ありません。 リッチーが「マイケルは良いメロディーを持っている。」と誉めたときにそれを聞いたマイケルは「嬉しいけど、僕は彼のような変人じゃないよ。」と暴言で応えていました。マイケルも下手したら共演したがらないかもしれません。 リッチーが仮にギタリストとなればイアン・ギラン、イングウェイ、エドワード、ロジャー、ジョン・ロード、イアン・ベイス辺りはほぼ参加しないと考えて良いでしょう。ほとんどDeep Purpleのメンバーです。イングウェイとエドワードは想像しただけでわかります。 クラプトンは唯一リッチーが共演したいと挙げたギタリストで、理由は「性格的にも対立しなさそう」だからだそうです。 まぁ例を軽く挙げてみましたが、リッチーだけではなくイングウェイも人間性から考えて結構共演したがらない人もいるだろうし、マイケルであってもコージーが嫌がるに違いありません。 まぁ本当に最高のメンバーというのは、その人らがやってて本当に楽しいメンバーのことかもしれませんな。