やればできる~上勝町に教えてもらったこと。
3月に「田舎で働き隊」という農林水産省のプログラムで徳島県上勝町にお邪魔しました。(月曜ゴールデンで、上勝のドラマが放映されたとか。見損ねた~!涙)日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言をした上勝町は、人口2000人の小さな町。(半分以上が高齢者)ここでは、ウェイスト=ゴミや無駄をゼロにしようと、様々な努力をしている。90%の人たちは生ゴミを堆肥化したり、ゴミは34分別。お祭りで使用した後の、大きな鯉のぼりの生地をアロハにしたり、着物の生地で、バッグや帽子、秘かに流行っているフンドシを作ったりするリメイク商品の開発と販売するくるくる工房。いらなくなった日用品や服を持ち込み、ほしい人がタダで持って帰っていいくるくるショップの運営などなど。どんなものでもゴミではなく資源として生かそうとする取り組みは、それは目を見張るものがあり、今では年間4000人の視察者が訪れる町となっている。(人口の倍の視察者ですよ!)様々なアイディアと政策を出して、実行しているのは、すごいなぁと思うのですが、何より、それを町の人たちで取り組んでいこうという気合がすごいと思う。環境意識の高い限られた人々だけがやるならまだしも、ほとんどの人が、自分のこととして、この活動に取り組む。それがすごいと思うんだ。ゴミ焼却所を村からなくす!と、反対にめげずリーダーシップを発揮した町長。何度も何度も町民と話し合い、意見を聞き続けた役所の人。そうして、ゆっくりと自分たちで自分たちの問題に取り組む大切さに気づき、実行へと移して行った町民の方々。この3者が協力したから、初めて出来たことなんだと思う。支持者と世間の顔色見てコロコロ主張を変える政治家。自分で考えず上から支持・命令しかしないお役所仕事。無力感のなかで、文句ばかり言うか、いっそ無関心を装う人々。そんな悲しい政治の仕方に慣れきっていた頭をガーンと叩かれたようだ。上勝の人たちは、「やればできる」というのを知っている。こんなにも大きな環境問題の前で、私は知れば知るほど痛くて、悲しくて、進めなくなってしまうのに。どこからその強さは湧いてくるのか・・・。私が研修で見えた答えは続きの日記に書くとして、お知らせです~。上勝町が、今週末お台場にやってきます!!いろどりビジネスを立ち上げた横石さんによるトークショーや、上勝の歌姫あやちゃんによる素敵な音楽が聞けます~。(べっぴんさんで、癒しの声でっせ~~^^)ゼロ・ウェイストや、社会企業に興味のある方はそこで生で触れてみてくださいな~~。私もお邪魔したいと思います~(^^