母の命日
3月27日は穏やかな暖かな一日でしたこの日は母の命日です妹夫婦と一緒に藤沢の大庭台墓地で待ち合わせてお参りしました丁度、桜が満開でしたお墓参りのあと和食の店で昼食を取り、母の思い出話をしました入退院を繰り返していた、母はとても気弱になっていて父と二人暮らしをしていましたので、父が一人になった時の事がとても心配だったようですそれで、私の家を建て替えて2世帯住宅にして時々来て安心していましたが私も母の歳に近づくと寂しさが分かるようになりました弱音を吐く母の心をもっともっと分かってあげていたらと日が経つにつれて思います母はいつも「願わくば 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃」 という西行の句に心底感じていたようで何とか桜の時期に死にたいものだと云っていましたまったく命日は桜の季節だったのです私たちは満開の桜の桜を愛でながらお参り出来るのです私が、唯一、称えることの出来るお経 「延命十句観音経」を称えて「どうぞ、みなの事を見守って下さい」とまだお願いしてしまいます合掌