ハイビジョンで、玉三郎の「牡丹亭」と「楊貴妃」
昨日は 玉三郎出演の仕事の流儀 「アマテラス」PM 7:00~8:50 と 「牡丹亭」「 楊貴妃」をハイビジョン特集で見ました。仕事の流儀 「アマテラス」は玉三郎と「鼓童の太鼓」のコラボレーションで、世田谷のパブリックシアターで収録したものです。「牡丹亭」と「楊貴妃」は、2008年3月, 京都 南座で収録したものです。「牡丹亭」の玉三郎の昆劇独特のこぶしを出す歌唱力にビックリしました。この作品は、坂東玉三郎とユネスコ世界文化遺産に認定されている中国の伝統芸能「昆劇」が 日中2ケ国において合同公演を行ったものだそうですね。「昆劇」は約六百年前に生まれ、明朝から清朝にかけて二百年余りにわたり、劇壇の王座を占めてきた。 中でも、数奇な恋愛を描いた湯顕祖作の全55幕の大作「牡丹亭」は、昆劇の最高傑作と言われている。 今回演じられる「牡丹亭」の「遊園・驚夢・堆花・写真・離魂」の場は名場面で、 百花咲き乱れる春の庭での幻想的な夢の恋の歓喜と、 一転、日に日に命を削りついには儚く世を去る麗娘の哀れが、 沁み入るような調べとともに胸を打つ。玉三郎は5場のうち「驚夢」と「離魂」の場の杜麗娘(とれいじょう)役を玉三郎が演じる。杜麗娘(とれいじょう)役の玉三郎杜麗娘(とれいじょう)という一つの役を、場面ごとに玉三郎と中国の二人の女方の役者が演じ分けている。杜麗娘(とれいじょう)役の中国の二人の女方の役者絶世の美女、杜麗娘を演じる玉三郎はもちろん、中国語で演じている。玉三郎の「楊貴妃」は、玉三郎のために夢枕獏が書き下ろした新作舞踏。舞台に登場するのは、唐の皇帝の使者と楊貴妃(玉三郎)の二人のみ。玉三郎の絶世の美女「楊貴妃」は、その美しさでは抜群でしたが、舞踊だけではその素晴らしさが、理解できない私でした。「牡丹亭」と「楊貴妃」は20時59分00秒 ~ 23時00分00秒。早めの夕食を済ませ、PM 7:00~11:00まで、TVに釘付けになりました。いつも21時には、眠くなるのに頑張りました。8/1から2日間、すっかり「坂東玉三郎の世界」に魅せられました。*これらの画像は、TVからデジカメで撮ったものです。