東京新名所‘新東京美術館’でフェルメール展
今年の初め、平成19年1月21日、六本木に国立新東京美術館(The National Art Center,Tokyo)が開館しました。 日本で5番目(東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館[上野]、国立国際美術館[大阪]につづく)の国立美術館です。新東京美術館のエントランス宣伝では波打つ美術館、芸術を照らす光のカーブ 、六本木にデンと「大波」と、云われているようです。‘フェルメール展’を17日まで開催しているので、駆け込みで行ってきました。平日にもかかわらず、すごい人気でした。‘フェルメール展’「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展 吹き抜けになっている2Fからエントランス付近を見下ろす。ガラス張りなので実にキレイ!!吹き抜けになっている2Fからエントランス付近を見下ろす。外側のガラスはブラインド状になっている。高い天井を支えているとても太くて大きな柱が目を引きました。3Fのレストランを見上げる。音声ガイドを借りて、28点の作品を丁寧に鑑賞していましたら、1時半になってしまいました。3Fのレストランは☆☆☆の‘ブラッスリー ポール・ボキューズ’です。すごい人気で、整理券が用意されていて、1時間待ちでした。前菜 鴨のテリーヌカンパーニュ風メインディッシュ 牛肉のロースト じゃがいものブーランジェールと共に デザート ムッシュ ポール ボギューズのクレーム・ブリュレそれと、フランスパンはおかわり有りと、コーヒー。待たされてお腹も空いていましたが、さすが☆☆☆、とても美味しかったわ~~。釣瓶落しで、日暮も早く紅葉に映えた新美術館は、不思議な雰囲気でした。オランダの画家達と‘フェルメール’の作品はもちろん素晴らしかったけれど、黒川紀章氏の遺作となった「新東京美術館」は凄く目を引く素晴らしい建造物でした。----------------------------------------国立新美術館開館記念アムステルダム国立美術館所蔵フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展オランダ美術の宝庫として知られるアムステルダム国立美術館の膨大なコレクションから、ヨハネス・フェルメール、ヤン・ステーンなどオランダ17世紀を代表する画家たちの作品や、外光と大気の表現に鋭い感性を示した19世紀のハーグ派の画家たちの写実的な作品など、油彩画40点、水彩画9点、版画51点を厳選して、17世紀初めから19世紀末までのオランダ風俗画の多様な展開を紹介します。加えて、豪華な工芸品16点の展示により、オランダ上流市民の豊かな暮らしぶりをうかがいます。また、本展で特筆すべきは、フェルメールの代表作のひとつ《牛乳を注ぐ女》が、日本初公開されることです。台所の片隅で家事労働にいそしむ使用人の女性が、堂々たる存在感と永遠性を持って描き出されたこの作品は、30数点しか現存しないフェルメールの作品のなかでも、とりわけ高く評価されてきました。同じく台所を主題にした他の画家たちの風俗画も数多く出品される本展は、《牛乳を注ぐ女》の特質、それが生み出された背景、その後の風俗画に与えた影響などを明らかにする、またとない機会となるでしょう。また、リュートなどの古楽器(*)を展示するとともに、フェルメールの画業を紹介するコーナーも設けてます。----------------------------------------