母校の文化祭
連休中は、私の出身高校の文化祭に、友人に誘われて行ってきた。その友人は昨年(卒業以来)初めて行ってみようと思ったらしいが娘さんの具合が悪くなって断念したので、今回が初。お互い、卒業から16,7年ぶり(はっきり分からないところに自分の年齢を感じるわな・・・)の文化祭だった。高校のある地域には昨今全く用がなく、10年近く前に来て以来なので新しく建った店、また、逆にずっと変わらないままの老舗、古き良き商店街――某デパート内にあったマクドナルドが消えていたのにはちょっとショックを覚えた――それらを一軒一軒眺めながら、駅から徒歩15分程度の道のりを歩いた。ちなみに長男も一緒。他のチビたちまで連れてくるのは大変なので、実家に置いてきぼり。友人(+旦那さんと2歳の娘さん)とは正門前で待ち合わせ。・・・のはずが、連絡の行き違いで1時間以上すれ違いを繰り返し、校舎の奥の方でやっと出会うことが出来た。正門から始まる、自分のクラスの店への勧誘を笑ってかわし、受付に奮闘する生徒たちにご苦労様と声をかける。こうしたイベントは自分の小学校でしか経験のない長男は、あちこちに興味が沸くようで、主に景品をもらえるゲームの店によく入っていった。 テンションが異常に高い男子生徒が大声を挙げて目立とうとしていたり、ナンパ気取りの部外の子達がいるところなどは昔も今も変わらない。私たちのころと違うのは、クラス一つ一つがオリジナルプリントのTシャツを作って着ているということ。当時もいくつかのクラスはそんなことをしていたが、最近は景気がいいのだろうか。(ちなみに私立だ)あと、何よりも違うのは、廊下や教室に飾られた芸能人の写真など。長澤まさみ、浜崎あゆみ、レイザーラモン住谷・・・などなど。ドラマ『ドラゴン桜』の名セリフを看板に掲げていたりする(「バカとブスは○○屋に入れ!」)。私たちのころは流行の芸能人と言ったら誰がいたっけ・・・流行に左右されないクールなオンナ(爆)気取りだった私には、どうしても思い出せない。今となっては、もうちょっと“女子高生”らしい楽しみも見出していればよかったかな、とも思う。母校の制服を可愛らしく着こなし、嫌味のない程度の化粧をした女の子たちを見ると、そう思わずにはいられなかった。・・・年とったのかねぇ・・・ほんの5,6年前までは、高校生ぐらいの子を“コドモ”として見てはいなかったのに、今や自分の長男が中学間近となり、既に“コドモ”としての目線で見てしまう自分が少し悲しかったり。しかし・・・お世話になった先生方数人と再会し、私の子たちと変わらない年齢のお子さんがいると聞き、自分が年齢を重ねたという事実に対し、改めて何とも言えない感慨を覚えたのだった。英語のT先生、数学のO先生、社会科のI先生。当時は陰で呼び捨てはもちろんのこと、反抗もしたけれど先生方のお陰で得たものは沢山あります。またお会い出来て本当によかった。来年も遊びに行きますね。入学相談のコーナーに暇そうに座っていたT先生には、しっかり学校のパンフレットをいただいた。こうして見ると、このS学園も悪くないな、受験させてみようか?とも思ってしまう。T先生、もくろみ通りになりそうですよ?(゚∀゚)