生方幸夫と河野太郎
自民党が野に下り泥沼から再生しなければいけない時期に、政権陥落の原因であった守旧派が画策して河野太郎は潰されて干された。民主党が政権政党としての再生力 を見せなければいけない時期に、国民の70%が辞任すべしとしている小沢幹事長を批判した生方幸夫副幹事長が解任された。 この一連の図式はまったくの茶番だ!! 待った無しの政治的問題を抱えたままで次々と露呈する民主党の自民的愚かさが国民の間に再び無力感を蔓延させつつある。しかし、ここで国家の主権者たる国民・有権者が飽いてネガティブになり、投げ槍になってはいけない。それでは再び自民党政権時代の愚かさの連鎖を繰り返す事になる。現政権の受け皿が見当たらないなら、現政権に一撃を食らわせながら軌道修正させていくという能動的な政治参加が望まれる。民主主義国家においては国家と国民は要求し合う関係と補完し合う関係を両立しなければいけない。 目くそと鼻くそ程度の違いかもしれないが、自民党時代よりは現政権の方が「打てば響く」であろうと私は認識している。有権者は中・長期的な国家感を携えて、確かな認識の下に本年の参院選とそれまでの地方選挙において民主党の軌道修正を促す一撃を与えなければいけないだろう。 日本国の大きなパラダイムシフトを演出するのは国家主権者たる国民自身である事をここで再認識しなければいけないと思う。