エ・アロール?
今年はフランスのミッテラン前大統領が亡くなって10年だそうで、何か記念行事があったようです。あちこちでポスターを見ました。ミッテランさんはずいぶん尊敬されていたのですね。ミッテランさんといえば、新聞記者に愛人と隠し子の存在を質問されて「Et alors?(それがなにか?)」と答えた、という話。この言葉を題名にした渡辺淳一の小説が出て、ドラマ化したこともあったので、日本では結構有名だと思います。フランスでは一軒もコンビニを見ませんでした。コンビニのようなアメリカ風便利なものを拒否しているようです。「コンビニはありません。それがなにか?」と言われそうです。パリの市街は5~6階建ての建物が立ち並んでいて、みんな100年以上たつ建物です。大変高級なマンションとなっていますが、いくら内装をきれいにしても使い勝手はどうなんでしょう? そういう古い建物のステキなケーキ屋さんに入ってお茶しましたけど、お店はきれいでもトイレは古びていて清潔感が足りなかったですね。水回りは相当使いづらいのではないでしょうか。また、電気の設備はどうなんでしょうね。近年パソコンなど新しく電気製品が増えてくるといろいろ不便そう。。それでも「エ・アロール?」なのかな。日本は便利さを追求しより簡単にするのが得意です。でも、今ではなくてはならないもののように思っているものも、フランス人を見ると、果たして本当に必要なのか?と思いますね。