富士見町アパートメント
自転車キンクリートStore「富士見町アパートメント」座・高円寺3月3日 14:00開演3月3日 19:00開演この公演は「富士見町アパートメント」という場所に着想を得た4人の作家が1時間少しの戯曲を持ち寄ったオムニバス公演。演出は全て鈴木裕美さんです。1公演につき2作品上演で、全作観るには2公演観なきゃということで3月3日の昼公演・夜公演ダブルでの観劇となりました。3月3日 14:00開演鄭義信作「リバウンド」マキノノゾミ作「ポン助先生」3月3日 19:00開演蓬莱竜太作「魔女の夜」赤堀雅秋作「海へ」四者四様の脚本どれも楽しかったです。一番スピード感があったのが、マキノノゾミ作「ポン助先生」でした。新人漫画家の影にいたのは落ちぶれたベテラン、ポン助先生だった。このお話、ポン助先生のキャラが立ってて良かった~はちゃめちゃなポン助先生とそれに振り回される新人漫画家がテンポ良く描かれていてストレートに楽しめました。ポン助先生役・山路和弘、新人漫画家役・黄川田将也両氏良かったです~サスペンス仕立てだったのが、蓬莱竜太作「魔女の夜」。畳み掛けるように様々な事実が明かされていく作りは緊張感がものすごかった。演じる2人の女優、山口紗弥加、明星真由美も、わがままなタレントとそのマネージャーという役にはまっててすっごく良かったです。「人生ほんわか切ないねぇ~」と言う感じだったのが、鄭義信作「リバウンド」。元コーラスガールのふくよかな3人の女性の現在のわびしさが笑いを交えながらうまく描かれていました。「わははは~」と明るく笑う影にある寂しさが伝わってくる感じでした。そして謎だったのが、赤堀雅秋作「海へ」自殺した男の部屋に集まった人々の一夜を描くのだけど、亡くなった男の人生とかにはあまり触れられず、荒れ果てた部屋のいろんなパーツから集まった人間の人生模様を垣間見せる・・・という感じですかね?自殺した男の部屋で、携帯を頭に乗せたまま何週回れるかなんていうゲームするかなぁ・・・とかなんかしっくりこない謎な感じの舞台でした。そうそう、舞台観にいくと芸能人を見かけることもあるのだけど、今回は渡辺えりさんが昼公演・夜公演両方ともいました。なんと私夕飯も渡辺えりさんと同じ店・・・付けたわけではないのですが