胡桃
気温16-20℃。涼しいというより肌寒い。久しぶりに長袖Tシャツで一日過ごした。雨は昨夜から少しずつ降り続き累計9mm。刻々と近づいてくる台風が少し心配。収穫間近の稲もそうだし、ダイズなんかも今倒れると腐ってしまう。あとサトウキビ。サトウキビは倒れてもいいんだけど倒れる向きによってはお隣の畑に迷惑がかかるので支柱でもしておこうかと思っている。胡桃今年もクルミをいただいたので掃除。通称鬼胡桃。日本に昔から自生している和クルミ。これが鬼胡桃。リスがコリコリと実をかじっている童話のイメージ…はまったくない。現実にはリスはこうういうのをかじっているんだろう。これでも実のほうは山であらかじめとってもらっている状態。つまりこういうこと。左は果実の状態。で実の部分が熟して腐食すると中の種子がむき出しになって洗うと一番左のようになる。こんな感じでバケツに一番上の写真の状態の汚れたクルミを入れて水で洗う。適当な角材を二つ真ん中あたりで結んでワサワサかき回した。バケツの半分ぐらいの板でも大丈夫。水は一瞬で濃いコーヒー色になってしまう。銀杏なんかと違ってあまり臭くないので助かる。2,3回繰り返すとこんな具合に。でこれを乾燥させて保存しておく。鬼胡桃は西洋胡桃よりも小さくて(ペットボトルの蓋ぐらいの大きさ)皮が硬いので棒で思い切りかき回しても殻が割れる心配はない。食べるときにも一苦労でかなづちで叩いてもなかなか割れないほど。ヒビを入れて硬いスプーンかなんかでこじ開けるか、覚悟を決めて粉々にしてから食べる。また小さいってことは中の食べる部分、仁も小さい。苦労したわりには量は少ないけど味は西洋胡桃よりも濃厚な感じ。うちでは殻のままオーブンで200℃で15分ぐらい煎る。中からクルミ油がじわーっとでてくるぐらい。そしてリスのようにかわいくかじれないのでバイオレントに割る。で、食べる。果樹にネットをかけるといっても鳥や獣を心配しているのではなく、人間。早い話が毎年ミカン泥棒がやってきて皮だけを散乱させていくのでしかたなく…。言ってくれれば分けるのに…。実を盗られるのも嫌なのだけど、それ以上に実のもぎり方が嫌。無理やり引きちぎっていくので枝ごと折れたりする。鳥は枝まで傷つけないのでまだ許せる。せめてハサミを持参して木をいたわってほしいもんだ。ということで雨の中やらなくてもいい作業をしないといけないわけだ。あぁ面倒。ついでに自分でも味見してみたけどこの時期でも結構甘い。冬が楽しみ。