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Blue Sky Complex

[サッカー] カテゴリの記事

全57件 (57件中 1-50件目)

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シャビが最優秀選手に!!

良かった！！本当に良かった！！

2008.06.30

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メッシ！恐ろしい子！

セビリア戦、CL戦の連敗と来たところでのクラシコ。ホームかつ久々にガウショ、エトー、メッシのそろい踏みという点では面白くなりそうだったけれど、3-4-3がディフェンス面ではまらずにバタバタしたシーンが多かった。開始早々のニステルロイのゴールでまず軽いジャブを食らった気分になるものの、すぐにきれいな崩しからメッシの同点弾。しかしその後にまさかのPKを与えてしまい、すぐに2-1にされる。バルサに厳しい判定が多く、カードも多くもらったが、これはディフェンスがうまくいっていなかったことにも起因しているように思えた。その後エトーとガウショが針の穴のような狭いスペースを二人で崩し、ガウショがシュート。カシージャスがはじいたボールをフリーのメッシが左足を振りぬき。またもや同点に。マドリのディフェンスが全員左サイドのガウショ＆エトーに寄せられてゴール前が無人になっていたのが面白かった。ようやく落ち着いてバルサらしさがでかかったところで、前半終了間際にオレゲールが二枚目のカードをもらってしまいまさかの退場。椅子から落ちそうになる。インテリ・マジェンコ主審はカタルーニャ純血主義者が嫌いなのか？そんなことをかんぐってしまいそうな嫌な気分になる。後半には数的不利から決定機を三連続で作られたりしたが、われらの守護神バルテス様が神がかったスーパーセーブを見せて、なんとかふんばる。が、セットプレイからセルヒオ・ラモスにヘッドですらされて3-2にされる。こうなってくると人数が少ない方が厳しくなる。イニ、シャビ、デコがすばらしい個人技を見せて局面での打開から攻撃の起点を作るが、ゴールまでなかなか届かない。ベレッチを入れてサイドから行こうとするが、これも不発。残り10分のところでグジョンセン投入。なりふり構わぬパワープレイに行くのかと思いきや、割と小さく攻撃していたような･･･。それにしてもイニエスタ･･･あんなにがんばっているのに何かツキが無い様に見えるのは僕だけだろうか？さて、両サイドも上げて、セカンドボールをすぐさま拾い、ひとり少ないとは思えないバルサの攻撃が続くが、ときどきヒヤヒヤする展開を作られ、裏への抜け出しが無かったりすることもあってジリジリさせられる。そして時計はまわり、後半ロスタイム。サッカー見ててよかったと思える瞬間がやってきた。PA前の中央でボールを受けたガウショがアングルに走りこんできたメッシにパス。回転数の上がった19歳のアンファン・テリブルは、風のように駆け抜けてPA内に侵入し、左足を一閃。ボールはディフェンスとキーパーがぎりぎり届かないラインを疾り、カンプノウを爆発させた。早朝の極東の島国でも、一人の男が拳を握り締めて叫んでいた。まあ、一億人以上がライヴで見てるらしいから、似たようなことをやっている人がいると信じたいところだ。内容的には不満は多いクラシコだったけど、そんなことどうでもよくなってしまった。メッシのハットトリック。後半ロスタイムでの同点劇。もうね、サイコーですよ。カシージャス･･･。

2007.03.11

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Look back in anger.

「俺達は、眠りながら目覚め、目覚めながら眠っている。過去は事実か？記憶は真実か？夢はどこから夢なのか？寝ながら見る夢、起きていて見る夢、どちらも同じだ。夢を見ないという奴は憶えていないだけ。夢がないという奴も気付いていないだけ。臆病なのさ。見たいくせに見ないようにしてるだけなんだ」（「ディドリーム・ビリーヴァー」：COWBOY BEBOP session XX『よせあつめブルース』part20）ようやく明日で仕事納めです。僕も一年の終わりを仕事の終わりで感じるようになってしまいました。これを「成長」と捉えていいのか、「敗北」と捉えていいのか、正直なところ、まだ分かりません。思い返してみると、なかなかいろいろなことがあった一年でした。せっかく日記にカテゴリがあるのだから、それに沿って振り返ってみます。まずは「自転車」関連。残雪のふじあざみラインでの徹底的敗北、自転車通勤の終わり、富士ヒルクラの寒さ、富士チャレ終了後の寂寥感…自転車の見せてくれる世界が、僕の中に塵芥以外の何物かをもたらしてくれている。そう信じたいところです。「山」関連。山歩きは日記に書かなかったのも含めて12回くらいだったと思います。やはり、今年の一番の思い出は、常念岳山頂から見た世界と、その世界を見るまでの寒さでした。今でもときどき、まぶたの裏によみがえってきます。そして、あの光景がよみがえると同時に、耳の奥に風の音が聴こえてきます。何かの病気になってしまったようです。「そしてこれはただの幻影だ。見えざる手に操られ、真実は分厚いベールに覆われたままだ。でもそれはひっそりと、まるでタイタンの月のように人知れず存在し、砂嵐が過ぎ去った頃いつか姿を現すだろう。（「君の意志のままに」：COWBOY BEBOP session XX『よせあつめブルース』part21）「バイク」関連。事故に遭うことも無く、深刻なトラブルも無く、一年を乗り終えられそうです。今年一番の旅は、お盆に「イーハトーブ」こと岩手県の花巻、遠野に三泊四日のキャンプツーリングに出かけたことでした。総走行距離約1500km。宮沢賢治、柳田國男ゆかりの地を思う存分走り回り、写真を撮りまくって楽しんできました。たくさんの人と出会い、語りあうことができました。　賢治の墓参りもできましたし、何より幸運だったのは早朝の羅須地人協会跡地にて、お祖父さんが賢治と同級生だったという男性から、賢治についていろいろと聞けたことでした。「下ノ畑ニオリマス」と賢治が板書した、まさにその畑を見下ろしながらお話を伺えたことは、まさに僥倖でした。さらに幸運なことに宮沢賢治記念館には生誕110周年記念ということで、「風の又三郎」の自筆原稿の特別展示があり、また宮沢賢治イーハトーブ館では、本来会員しか入れない図書室に入れてもらい、古今東西の賢治の研究書や賢治の作品に触れることができました。利用者は僕ひとりだけ…至福のときでした。　福島に住んでいたときは幼すぎて分かりませんでしたが、東北の人々の持つあたたかさにふれられたこともとてもいい体験でした。東北自動車道の120kmの渋滞も、突然の豪雨も、今となっては良い思い出です。「本」関連。100冊も読めなかったと思いますが、今年一番面白かった本は、古川日出男の『ベルカ、吠えないのか？』でした。人から獣へ、というアプローチは多くの作家がしていることですが、獣側から20世紀の歴史を振り返るという視点は、多くの示唆に富んでいると思います。さらに、ちくま学芸文庫の『宮沢賢治全集』を揃えて、あらかた読むことができました。ブックオフでプルーストの『失われた時を求めて』と『坂口安吾全集』を新古品で運よく手にいれらたので、来年はこれらにとりかかりたいです。そして、「サッカー」。サンチャゴ・ベルナベウでのジダンの引退、バルサの二冠もありましたが、やはりW杯の熱狂と睡眠不足の日々が思い出深いです。ブラジル戦でのジダンの輝き、そして衝撃の幕引き。思い出すとモヤモヤしたものも同時によみがえってきて、いまだにあの事件を消化しきれていないことを感じます。サッカーというものは、そういったものも含めて、サッカーなのでしょう。われらがヤナギの「QBK」が流行語大賞に選ばれなかったのは残念でしたけど。だからもう、たかが娯楽に目くじら立てたりするのはよそうじゃないか。これは冗談なんかじゃない、フィクションでもない、それとも俺は悪い夢でも見てたのか？（「怒りをこめて振り返れ」：COWBOY BEBOP session XX『よせあつめブルース』part22）「日日是好日」。ガンデジを購入して、いろいろな瞬間を切り取ることができるようになりました。レンズが見せてくれる世界は、確実に僕のものの見方を変えてくれました。それは同時に、あまりに多くのものを見過ごしてきたことに気づくことでもありました。もっと思ったとおりの写真を撮れるようにがんばりたいものです。そして、いくつかの死。先日JBが亡くなってしまいました。あまりに偉大すぎて「死」ぐらいでは彼の音楽は微動だにしないのでしょうけれど。夏にはソプラノ歌手のエリザベート・シュワルツコップが亡くなりました。20世紀を代表する歌姫で、僕の一番好きなレコードのフルトヴェングラーｘバイロイト祝祭管弦楽団の『第九』でも、彼女がソプラノパートを歌っています。　衝撃だったのは山崎典子さんの死でした。昔やっていたアルバイトでお会いしたことがあっただけなのですが、柵を越えて自由を探しに行ってしまいました。「すばらしき　この時代　まだまだ　マロは帰らない」帰る？何処へ？どうやって？今でも考えてしまいます。「どっかのブルースマンが、ブルースの定義をきかれてこう言ったそうだ。『ブルースってのは、どうにもならない困り事を言うのさ』」（「ブルーにこんがらがって」 COWBOY BEBOP session XX『よせあつめブルース』part23）あと、三日で今年も終わりです。今日も空は青くて、透明な風が吹いていました。

2006.12.28

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シャビ！今期初ゴール！！

リーガで最近見てないと思ったら、2004年のアルバセーテ戦以来とのこと。相手の集中が落ちてきたところで、右サイドからベレッチがノーマークでクロス。グジョンセンがDFを二人ひきつけてスペースを作ったところにノーマークのシャビがヘッド。ドンピシャ。二点目のガウショのゴールに酷似した展開だった。あとはミドルシュートのゴラッソが見たいものだ。

2006.10.31

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雪辱ベルナベウ

いきなりラウルにやられた。見事なヘッド。バルサファンとしては悔しいけれど、リーガファンとしてはラウルのゴールが見られてよかった。ニステルロイのゴールもらしくてよかった。しかし、いつの間にマドリがこんなにいいチームになってたんだろ？ガウショもなかなかいい働きをさせてもらえなかったし、イニもゲームにうまく絡めていなかった。イニはやっぱりサブからのほうがいいのだろうか。エトーの前からのプレスがないのもきつかったか。それでもメッシがボールを持てばワクワクするし、今日みたいなドリブルが見られるだけでもなんだか得した気分になれる。グジョンセンが外したシュートにつながる右サイドからのPA内へのカットインはかなり興奮した。昨年の生ぬるいゲームが頭にあるだけに、今日は一段と熱く感じた。やっぱりマドリが強いほうがリーガが盛り上がる。カンプノウでは今日の立場を入れ替えたゲームが見られるといいなあ。

2006.10.23

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静かな日々の階段を

”いろんな意味でジダンのいいところも悪いところも見られた大会だった。ジダンがフランチェスコリを尊敬しているのは有名だけど、それについてこんな話をしていた。「僕にとってフランチェスコリは模範なんだ。彼がマルセイユにいた頃、そのプレーを見てはマネしていたな。優雅で、強くて、巧くて。だけど、僕が彼から受けた影響は選手としてだけではないんだ。ピッチの外では余計なことは言わない。やるべきことはピッチの中で黙々とやる。そういう姿勢に共感を抱いたんだ。かっこいいな、って」これを貫き通したとも考えられる。俺はジダンのインタビューが載っているバックナンバーを今でも保管しているくらいのジダンファンだけど、今回の頭突きは最低な行為だと思うし、ファンとして本当に残念だった。正直なところ、今でもなんか上の空だ。極東の島国に住んでいる一ファンの僕でもこんなに落胆してるんだから、フランス国民の落胆たるや相当なものだと思う。それ以上にいっしょに最後のピッチに臨んだチームメイトやスタッフがどれだけ悔しい思いをしたか･･･。ブラジル戦で彼が神がかったプレイが出来たのも、まわりに助けられてのことだ。ジダン引退、それは一プレイヤーの引退を意味するだけではなかったと思う。それにどれだけの努力と情熱とエネルギーが費やされてきたか･･･。ジダンが代表に復帰することでポジションを失ったプレイヤーももちろんいたはずだ。奇しくも決勝Tはスペイン、ブラジル、ポルトガル、イタリアとジダンの盟友との再会というカタチになっていた。ポルトガル戦終了後のフィーゴとのユニフォーム交換ほど美しいシーンは無かったと思う。ラウル、カシージャス、サルガド、ロナウド、ロベカル、セルヒオ・ラモス･･･試合後にジダンに抱きついたロビーニョ･･･そういった彼のキャリアとともにあった選手たちの思いも裏切ってしまったように感じる。本当に悔しい。誰が悪いとか悪くないとかは置いといて、悔しい。俺が悔しがるなんてお門違いもはなはだしいけれど、とにかく悔しい。こんな青臭さがまだ自分にもあったのか、と思うほど悔しい。”久しぶりに2chの海サカ板を覗いたら、やはり祭りになっていた。上のようなことを書いたらいくつかレスがついてた。なんだかんだでサッカーにおける歴史的瞬間を見たことに興奮しているようだ。もちろん僕だってそうだ。あの頭突きが無かったらどんなことを書いていただろうか。思わずにはいられない。サッカーヲタクはCLだろうとEUROだろうと、終わったあとにある種の虚脱感に見舞われると思う。頼まれもしないのに睡眠時間を削り、HDDの残り容量にヒヤヒヤした夜･･･。今も虚脱感に包まれているけれど、それとは別になにか胸のうちにモヤモヤを感じる。摂取したブラウン管越しの「現実」に消化不良を起こしているのだろう。そしてその後に伝わってくる情報にも。「あの時食べたアレさ。実は○○なんだよね･･･」という感じだ。でも吐き出したくは無いのもまた事実だ。余計なモヤモヤをさらに抱え込むことになるのに、新しい情報を摂取せずにはいられない。結局は彼は他の多くの人と同じように、僕にとってもアイドルそのものだったのだろう。そして気づけばハーフタイムなんかない日常に戻ってきている。僕がそう望まなくてもタイムカードがそうしてくれる。こうして静かな日々の階段を昇っていくうちに「ああ、そんなこともあったなー」と「一件落着した事として」思い出すことになるのだろう。きっとそういう日が来るのだろうけれど、今はそれがすごく哀しいことに思える。

2006.07.12

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神の頭

激昂（人種差別発言に起因するといわれる）しての頭突きはジダンファンには有名ですが、最後までジダンはジダンでした。マテラッツィが何を言ったかはよく分かりませんが、挑発に乗ってしまうとは･･･。言葉がありません。

2006.07.10

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ジンクスでも何でもいいから･･･　フランス勝利祈願

いよいよ今夜には2006のファイナルです。今朝はフィーゴ、カーン、ノイビル、ノボトニーと渋い起用があって、一サッカーファンとして感慨にふけってしまいました。WOWOWで見てた頃のシュツットガルトが大好きな僕としては、ヒルデブラント使って欲しかったなあ･･･っていうのも正直ありますけど。ルイコスタ･･･なんで、いないんだよ･･･いや、やめておきましょう。さて、ファイナルの話です。フランスは決勝Tに入ってからスペイン、ブラジル、ポルトガルとあたりファイナルはイタリアと戦うことになりました。これは前にも書いたとおり、ジダンのマドリ、ユーべ時代の仲間たちとの戦いでもありました。EURO2000でフランスが優勝したときにはスペイン、ポルトガル、イタリアと破ってきているのも書きましたが、もうひとつジンクスというか、勝利に繋がりそうな小ネタがありました。もう何でもかんでもすがりたい気分です。はい。今大会のGL第三戦。ジダンは欠場していました。さかのぼって98年を見てみると、ジダンはGL第三戦で出場していません。たしか第二戦のサウジ戦でレッドカードをもらっていた気がします。そしてそのあとでフランスはご存知の通りホスト国優勝という栄誉を手に入れます。こんなネタでも何かの足しになって欲しいものです。さらにかなりマニアックなネタですが、今日7/9は、2001年にジダンがレアルマドリーに移籍した日でもあります。マドリとの契約延長してキャリアをマドリで終える、とインタビュウに答えたのが、たしか2年前。そのときに2006のファイナルの日が決まっていたかどうかは分かりませんが、まるまる5年レアルマドリーに在籍したことになります。なんか凄すぎる偶然のような気がします。キャリアの最後がW杯のファイナルってところですでに凄すぎますけど。ファイナル･･･見るのが怖い気持ちが大きいです。ベルナベウでの最終戦でも泣いてしまった僕ですから、おそらく結果はどうあれ、泣くことになりそうです。感謝の涙と寂しさの涙のなかに、嬉しい涙が含まれていることを祈りたいです。ああ、ついでにMVPもカンナバロから掻っ攫ってください（笑）ブラジル戦での笑顔やこういう笑顔が見たいものです。

2006.07.09

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そして伝説へ？

フランスがポルトガルを破り、ジダン伝説への最終章への扉が開かれました。しかもミスターPKストッパーのリカルドから、PKをジダン自身が決めました。さらにサハ以外はイエローなし！！すばらしい！昨日、EURO2004のイングランド戦のようなカタチでもいいからかって欲しいと書きましたが、まさにそｐんな感じだった気がします。試合内容的には決して出来のいいものではなかったと思いますが、もうここまで来たら贅沢言ってられません･･･ひとつひとつのプレイにハラハラしました。ドリブル突破への対応の不安、いまいちフィットしない攻撃･･･と立ち上がりはかなり不安でしたが、ディフェンスがなんとか踏ん張ってくれました。後半、ミゲルを欠いたポルトガルは、いまいち攻撃陣が同じ絵を描けなかった気がします。こうなってくると俄然、テュラム、サニョル、ヴィエラ、マケレレらが頼もしく見えてきました。今大会のフランスのディフェンスは本当にすばらしい。後半のバルテズのファンブル･･･無回転ですこし落ちたように見えましたが、なんとか事なきを得ました。今日の一番の悲鳴ポイントでした。最後のフィーゴとジダンのユニフォーム交換は美しかったですね。ともに時代を作ってきた二人。マドリでリーガを制した二人。どんな言葉を交わしたのでしょうか？今日は珍しくジダンが天を仰ぐシーンが見られました。母星からの帰還要請なのかもしれません。今のイタリアに勝つのは相当しんどいことだと思いますが、もうこうなったらフランスの、そしてジダンの、そしてどこかにいるかもしれないサッカーの神様を信じたいです。それにしても、GLで一位抜けしているとファイナルでイタリアとは当たらなかったんですね。ナニモノかのシナリオどおり進んでいるようで、すこし怖いです。それを「運命」と呼んでもいいのではないか、そんなふうに考えてしまいます。

2006.07.06

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ZZ伝説製作委員会より　

イタリアがドイツを降してこれでジダンの伝説への最後のピースが埋まりました。決勝Tでフランスは、スペイン、ブラジルを下してきています。この代表にはそれぞれラウル、カシージャス、サルガド、セルヒオ・ラモス、そしてロベカル、ロナウド、ロビーニョがいました。マドリでともに戦った仲間たちです。イタリア代表には、ジダンと仲が良いことで知られているデルピーをはじめ、ザンブロッタ、ピッポとユーべ時代の仲間たち。そして率いるはリッピです。そして明日未明にはポルトガル。もちろんフィーゴがいます。右にフィーゴ、やや中央より左にジダン、ボランチにマケレレ･･･2トップはラウルとロナウド。両SBはロベカル、サルガド、真ん中にエルゲラとイエロ、GKは若いカシージャス･･･そんな布陣が今でも思い出されます。EURO2000でフランスはスペイン、ポルトガル、イタリアを破り栄冠を手にしました。いろいろ伝説へのピースが埋まり始めてきている気がします。フランスがポルトガルに勝利を収め、ジダンがイエローカードをもらわなければ、ジダンの挨拶回りがうまくいきそうです。陳腐ですが、スターというものはやはり運命に導かれている、そんなふうに思えてしまいます。ブラジル戦では神がかったワルツを見せてくれたジダンですが、もちろんアビダル、マルーダ、ヴィエラ、テュラム、マケレレ、サニョルたちのプレイに支えられてのものです。リベリとアンリの前からのプレスも勝利には不可欠でしょう。彼本人がブラジル戦後のインタビューで言っているように「チーム一丸になれた」ゲームでした。さらにヴィエラ、テュラム、リベリ、サニョルもまたイエロー持ちです。ポルトガルに勝ったとしても、この一枚でも欠ければイタリアに勝つ可能性はだいぶ少なくなりそうです。休養明けのデコに橋を焼いたフィーゴ･･･熱戦を期待しますが、カード乱舞だけは避けて欲しいものです。「孵る前の雛を数えるな」と格言にありますが、もう数えてしまったので後戻りできません。なんでもいい、EURO2004のときのイングランド戦みたいな勝ち方でもいいから、フランスの勝利を祈ります。ブラジル戦後のジダンのインタビューを信じて･･･。ZZ「ブラジルは確かに強敵だった。だからこそすごい試合になった。チームは一丸となっていたし、勝利に値する内容だったと思う」（勢いが止まりませんね）ZZ「そうだね、止まれないよね、こんなに楽しいんだから。本当にずっと続けていたくなるよ。最後までベストを尽くすよ」（引退と言っているけど、あなたはまだ我々をこんなに楽しませてくれるじゃないですか）ZZ「あと２試合ね」笑顔あと2試合の「もうひとつの可能性」については、考えないようにしましょう。

2006.07.05

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独伊二国非軍事決戦

ドイツｘイタリア、熱いゲームの果ての2-0。またしても朝から叫んでしまいました。ジダンの伝説のためにイタリアを応援していた僕ですが、正直なところデルピーが入ってきたときには、イタリアはもうダメかと思ってました。いきなりボールを奪われ、紙切れのように弾き飛ばされ、フリーのシュートも枠に飛ばず、さらに不可解な判定にも悩まされていました。身体の切れもイマイチに見え、「ここはピッポじゃないの！」と心の中で叫んでました。終わってみれば、自分の見る目のなさに恥じ入るばかりです。自分を信じてくれたリッピにきちんと応える･･･涙モノです。ジラルディーノのアシストもすばらしかったけれど、あそこでとどめを刺せるってのはやっぱりすごいです。しかもその前のカンナバロの矢のようなボール奪取･･･PA内での繊細なディフェンスからは想像できないくらいのすごさでした。何もかも完璧にこなしてくれるものです。防衛庁長官に任命したい気分です。さて、1点目のピルロからのグロッソのスーペルなゴール。あそこ以外に蹴っても入らないって所を通して来ましたね。レーマン（笑）の稲妻のような横っ飛びを巻いて、ボールが吸い込まれていきました。再放送でもう一度見てもすごいシュートでした。そして、その前のピルロのパス。なんとディフェンダーが4人チェックにいってるところでノールックで出してました。しかもその前に放たれた伏線としてのミドル･･･ドイツDFは「ヤツは撃ってくる」と思ったのでしょうか、一瞬対応が遅れています。さすがバッジョの後継者･･･美しすぎます。それにしても、だいぶ笑うようになったんですねえ。ブッフォンが見せたポドルスキのシュートストップ、ガッちゃんの早期警戒網（ブチ切れ寸前？）、ザンブロッタのサイド疾走･･･もう書きたいことは山ほどありますが、きりが無いのでやめておくとしましょう。一方でドイツ･･･両サイド利いてましたね。ラーム、今日も信じられないくらい走ってました。ギプスで固定した左腕を振って激しくアップダウンを繰り返す彼の姿に感動しました。クロスを上げ、サイドを埋め、カウンターを食ったときにはきっちり中央をカバーする･･･いや書いてみれば基本的なことなんでしょうけれど、実直にそれを繰り返す彼の姿はやはり光ってました。オドンコルも攻守に大健闘。最後に彼が泣いているシーンは感動的でしたね。慰めているポドルスキも「なんかヤヴァいものやってるんじゃないの？」とちょっと疑いたくなるような無尽蔵の運動量でした。ブッフォンとの一対一、惜しくも弾かれましたが、再放送で見て分かっていても叫んでしまうシーンでした。いよいよファイナリストの片方が決まりました。本当にイタリアが勝ってくれて良かった。ジダンの伝説への最後のピースが、（順番は逆ではありますが）これで埋まりました。あとはフランスがポルトガルを破れば！！

2006.07.05

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話、聞いてますか？

中田ヒデが現役引退表明したみたいですね。たしか昔、30までにはサッカー辞めたいって言ってたような気がするので、有言実行といったところでしょうか？まあ「お遊びのサッカーはまだまだやるよー」ってことみたいですけど。さすがにスナック菓子では体力の限界だったのかもしれません。パルマ以降は股関節の故障もあってか、パフォーマンスも落ちる一方でしたし、売り物といえばプライド＆ソウル＆持久力だけになりつつあったので、賢明な判断かもしれません。代表の誰もそれを買い取ってはくれませんでしたけれど。本当にサッカーを続けたいならJでもどこでもいいと思うのですが、やはり堕ちていく自分を晒したくないのがプロってモノなんでしょうね。カルピンもたしか引退の折にそんなことを言ってました。肥大したプライドを抱えつつ「少年の瑞々しさ」を求めるってのはなかなか大変でしょうけれど、彼なら心にうまく折り合いをつけてやっていけそうな気もします。とまれ、たしか昨年サッカー旅？（笑）の拠点にするビルもNYに買ったことですし、本人の中では準備は整っていたのでしょうね。無様に負けてから「もう、やーめた」って言っちゃうあたりが、ジダンとの覚悟の違いでしょうか？いや、ジダンと比べるなんてジダンに失礼ですね。僕としたことが、どうかしていました。W杯でもう少し結果を出してオファーがくれば、現役続行。ダメなら引退、ときちんと選択肢を用意してあるあたりもクレバーな彼らしいです。カズのような生涯現役を貫くやりかたもいいと思いますが、ヒデのやりかたもプロらしくてカッコいいものです。やはり、すこしでも「惜しまれつつ去る」ってことが大切ですからね。でも、こうなってみると、多くの人が「W杯前に引退表明しておけばなあ･･･」と思うのではないでしょうか？僕もちょっとそう思いました。そうすれば、もう少し元気な、すくなくともヒデの半分くらいは走る代表が見られたのでは･･･思わずにはいられません。さて、これからの活動はどうなるんでしょうかね？まずは今までのサッカー人生を綴った三巻セットくらいの本を出すのでしょうか？「村上龍氏絶賛」とかいう帯がついて書店に平積みされている光景が目に浮かびます。そんなのが出版されれば、きっとベストセラーになりそうです。そうそう、村上龍にもヒデの引退についてコメントして欲しいですね。「すべてのサッカー選手は消耗品である」とバッサリ切っちゃったりしたら面白そうです。「成コレ」はどうなるのか？などネタはつきませんが、今日はまず、偉大な選手の引退に敬意を表して乾杯です。一番輝いていたときの映像をツマミにして。ヒデ、ありがとう。同世代の人間にあなたが与えた影響は、きっと計り知れないものだと思います。

2006.07.03

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オウエンのために祈りを　イングランドｘポルトガル

オウエンといってもマイコーのほうじゃないです。このゲームで獅子奮迅の活躍をしていたオウエン・ハーグリーブスのことです。彼だけが、神が乗り移っていたリカルドからPKを決めました。よく攻め、よく守り、プレイを見ているだけで鳥肌が立つカッコ良さでした。なんというか、イタリア戦でネドベドが見せたパフォーマンスに似た悲愴感ただよう凄さでした。一方でポルトガルにも同じ活躍をした選手がいました。いうまでもなくミゲルです。この二人が僕のなかではMOMでした。さて、サッカー好きな人なら、この組み合わせが決まった時点で、PK戦までもつれ込むことをなんとなく予想していたのではないでしょうか？僕はもちろん期待してました。当然、皆さんと同じようにリカルドの神セーブも込みでです（笑）そして、イングランドがエクアドルに対してやったいささか面白みのかけるサッカーにゲンナリしていたので、ポルトガルの勝利を望んでいました。ここまでEURO2004の時と似た展開になるとは正直、吃驚しましたけれど。リカルドの素手セーブにちょっと期待したのは、僕だけではないはずです。しかしすごかったですねえ。全問正解とは！コースが甘いキックもありましたが、本当に「すごい！」の一言につきます。そんななかで、リカルドの手を弾いてネットを揺らしたハーグリーブスのシュートには、本当に魂を感じました。なんとなく「彼のシュートはきっと入る」と予感がしたのが不思議です。というよりも「決めてくれ」と祈っていたといったほうが正しいのかもしれませんが･･･。サッカーの神様も一欠けらの慈悲は持ってるみたいです。それはさておき、このゲーム、後のサッカーの解説等で言及されることが多くなる試合になった気がします。EURO2004とのシンクロはもちろんあるのですが、もうひとつ大きな事件がありました。そう、ルーニーの退場です。多くの人が、シメオネの挑発にノッてレッドをもらったベッカムを思い出したのではないでしょうか？たしか「10人の戦士とたった1人の愚か者」とか酷評された記憶があります。これからのルーニーのキャリアの中で必ず語られる事件になりそうです。これを乗り越えて偉大な選手になって欲しいものです。そしてベッカムの負傷交代。泣いていましたね。年齢的にも最後のW杯でしょうから、本当に無念だったでしょう。メディアによる激しいバッシングを乗り越え、長い間イングランド代表を背負ってきたキャプテンが、涙をにじませながらアイシングしている姿は、そのまま映画になるんじゃないの?と思わせるくらいハリウッド的に美しいシーンでした。おそらくあと数年で現役引退する彼のプレイが、一日でも長く続くことを祈りたいものです。そして、ここにいなかったオウエンのためにも祈りをささげておくとしましょう。

2006.07.02

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青い魔法は終わらない

フランスがブラジルを破りました。ときおり妙に集中力を欠いてしまうセレソンが、まさにセットプレイ一発の怖さに泣きました。後半開始1分も満たないところでのセットプレイでもヴィエラとアンリを放してしまうシーンがありましたが、これが伏線だったんですねえ。ジダンのフリーキックは美しい弧を描き、宙に舞ったアンリがボレーで流し込む。このときもPA内はフランスの数的優位。いったいセレソンはどうしてしまったのでしょうか？ガウショも相変わらず身体の切れが無かったですね。トップに置かれたのも良く分かりませんでした。まあ、完全に消えていたカカに比べればマシだったんでしょうけれど、気がついたときには、すでに手遅れだったようです。今日もフランスの堅守が目立ちました。リベリの前線からのプレス、ヴィエラの的確なポジショニング･･･闘志を持ちながらも落ち着いた守備は、ときおり優雅に見えるから不思議です。セレソンの攻撃の芽を摘んでいくのにどれだけの集中が必要なのか･･･想像すら出来ません。そして何よりも嬉しいジダンの活躍。最盛期のプレイにはもちろん及ぶはずもありませんが、リーガの終盤やGLでの不安な立ち上がりを忘れさせてくれるボールタッチやゲームメイクが見られるようになりました。今日はルーレットも見せてくれましたね。朝から叫んでしまいました。マドリでの白い魔法使いとしての役目は終わりましたが、青い魔法使いとして最後の輝きをみせてくれるようです。太ももに巻いてあるサポーターが、すこし心配ではありますが･･･。あと二つ、最後まで僕らを魅了し続けて欲しいものです。

2006.07.02

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footballess

開幕から一日1-3試合を見続けて、ついにサッカーの無い日。なんだかいつもより穏やかに感じる。テレビに向かって「あううう」とか「うぃいい」とか言ってないからだろう。それでも録画した試合をなんとなく見てしまうものだ。メキシコ、ガーナ、チェコ、スイス･･･敗れてしまったけれど、すばらしいサッカーを見せてくれた。メキシコがアルゼンチンに対して見せたサッカー。ガーナがセレソンを脅かしたサッカー。スイスとウクライナのPK。ネドベドの獅子奮迅の活躍･･･。コレだけ美味しいものを食べておきながら、もっと、もっと見せてくれ！と思ってしまう。アルコールで武装した精神は歯止めを知らず、「あのパスが通っていれば！」「あのシュートが枠に飛んでいれば！」などと「タラレバ」を際限なく生み出し、一度抑圧された欲望は節操無く膨らんでいく。永遠に我々はプロテスタンティズムの倫理によって生きているわけだ。もっと速く、もっと激しく、もっと鮮やかに。モルボのウロボロスが己を食べつくすまで･･･。いったい、こんな玉蹴りを誰が創めたんでしょうか？

2006.06.28

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ジダンのとどめ

後半ロスタイムのジダンの駄目押しゴール。スペイン代表が負けました。ジダンファンかつスペイン代表ファンの僕としては、どちらが勝っても複雑な気分になる試合でした。アラゴネスの采配に言いたいことは山ほどありますが、ここで敗退です。年齢的に言ってもラウルのWCはもう無いのでしょうね。残念です。それにしてもフランスの守備の堅いこと堅いこと･･･。だんだんチーム全体の調子が上向いてきているようです。ジダンもだんだんキレ始めてきたようで、キャリアの最終章を彩る準備は整ってきたようです。次の相手が相手ですから、フランスの勝利は大変難しいものと予想されます。でも青い魔法を信じて応援するとしましょう。いや、セレソンも好きなんですけれど。

2006.06.27

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ワールドカップは戦争　ポルトガルｘオランダ

ってのを本気でやってしまったようなゲームでした。C・ロナウドへの16文キックから始まったラフプレイの連続。目には目を、歯には歯を、スパイクにはスパイクをと言った感じでした。沸騰寸前だったところへ来て、レフェリーボールからのボール未返却。そして、デコ爆発。ここまでやってくれると、もはや気持ちよく感じるから不思議です。朝からある意味、大興奮でした。こんなに黄色いのや赤いのがたくさん出たのは、はじめて見ました。もう一種類くらいカードの色が必要なのでは？と真剣に思いました。オレンジカードとかどうでしょう？C・ロナウドの負傷交代はロッベンとのドリブラー対決にちょっと期待していたので残念でした。この涙だけは、このゲームで唯一、同情すべきシーンでしたね。ところで、このゲームの主役は、やはりイワノフ主審ということになるのでしょうか？それぞれのカードはそんなに的外れなジャッジには思えませんでしたが、ゲームのコントロールと言う意味ではまったく出来ていませんでしたね。選手をラフプレイから守るためには致し方なかったのかもしれませんが･･･。試合中、異常に汗をかいていたのがすこし心配です。インカムにお偉方から、よからぬことが吹き込まれていたのでしょうか？それにしてもオランダ･･･タレントをそろえながら、内紛やなんやかやでピッチ外のことから崩壊するとよく言われますが、今日もそのアレンジの一つだったのでしょうか。いずれにせよ、ニステルロイのワールドカップは、とんでもないカタチで終わってしまったようです（笑）試合中、バルサの選手たちを映したいい映像がありましたね。ピッチを出て、目の前に繰り広げられる惨劇が彼らの目にどう映ったのか？どんなことを話していたのか？試合内容そっちのけで、そんなことばかり考えていました。あ、マニシェのゴールはすごかったです。はい。

2006.06.26

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セレソン三連勝！！

史上最強と謳われる割にはいまいちシケっていた感のあるブラジルですが、ようやく火がついてきたみたいです。やはりロナウドのゴールがあると気分も乗ってくるのでしょうか。最高の時間帯で同点にしたのも大きかったです。アタマじゃなくて脚でのゴールが見たいなと思っていたら、きちんと決めてくれました。さすが役者は分かっています。4得点は予想通りだったのですが、1失点は意外でした。ロベカルのいない左サイドを破られて、2点くらい取られるかなあと思っていたので。ヒデのミスが多かったのも幸いしました。ホントつまらないパスミスが多かったです。今日は執拗に中央突破にこだわってましたねえ。そういった練習も兼ねてだったのかもしれませんが。相手DFの支柱が欠場していたので、崩しやすいと踏んだのでしょうか？ゴール正面はいっつもゴチャゴチャしてて、怪我人が出ないかとハラハラしました。それとシシーニョももう少しガンガン上がりたかったのではないでしょうか？個人的にはベレッチを押しのけての右サイド獲得なので、相当がんばって欲しいです。ゆくゆくはカフーの後継者になっていくわけですから。それにしてもガウショのパフォーマンスがイマイチな気がするのは僕だけでしょうか？さほどハードにマークをされているわけではなかった気がしますが、ミスが多かったような･･･。リーガのシーズン後半から、あんまり調子が良くないような気がします。それでも今日のスペースへのパスは見事でしたけれど。でも、やはりゴラッソが一度は見たいです。一方で代表。好セーブはいつまでも続かないってのはオーストラリア戦でよく分かっていたことだと思いますが、まったく同じやられ方でしたね。前日にシュート練習（笑）してるくらいですから、多くは望んでいませんでしたが、ヨシカツさんには、ただただお疲れ様でしたと言いたいです。いよいよ決勝Tへコマを進める国が出揃ってきました。チェコの敗退は残念でしたが、昨晩のゲームは今大会で一番面白かった。フランスも何とか踏ん張って欲しいものです。しかし、高原･･･笑っちゃいけないのは分かっているのですが、笑ってしまいました。

2006.06.23

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アルゼンチン不発

前の試合で打ちつくしてしまったのでしょうか？まあ6発撃ったらリボルバーも弾切れです。決勝Tへの間にリロードしてくれるでしょう。中盤、利いてましたねえ。マスケラーノは見事でした。それと集中しきった高い位置からのディフェンス。もちろん両軍ともガチガチに攻めるって感じではなかったのもありますが、オランダがほとんどカタチを作れませんでした。メッシ、テベス、リケルメ･･･相変わらずボールを持つだけでワクワクさせてくれます。マクシ･ロドリゲスも魅せてくれました。そしてあんまり見せ場は無かったですがようやくアイマールもピッチに立ちました。バルサファンとしてはジオとボメルが出てなかったのが残念ですが、コクーが渋く利いているのが嬉しかったです。98年のオーフェルマルスも･･･古いハナシはやめましょう。まあ、いずれにせよグループ1位通過です。ポルトガルよりはメキシコのほうが組し易いでしょうね。出来るだけ長く見たいものです。左端にいるのはデルボスケでしょうか？

2006.06.22

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制空権

スウェーデンｘイングランド、半分寝ながら見てました。開幕から10日も経つとそろそろ見るほうにも疲れが出てきます。EURO2004のときは一ヶ月で31試合すべてを見た僕ですが、60試合以上はさすがに無理なようです。それはさておき、ラーション先生やってくれました。変わらずの仕事人ぶりに、ただただ脱帽です。時間的にもパッチリ目が覚めました。それぞれ空に強いフォワードを擁する両チーム。いささか攻撃が単調になるきらいはありますが、なんというかプロレス的楽しみがありました。ロープに振った相手を待ってのラリアートって感じの空中での肉弾戦が熱かったです。今日はポルトガルｘメキシコ、明日早朝にはアルゼンチンｘオランダと好カードが続きます。デコ、マルケス、メッシ、ボメル、ジオとバルサの選手がたくさん出る予定。視聴者側もがんばり時です。

2006.06.21

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遅れてきた至宝

半分寝てるうちにいきなり決められ、目が覚めました。横っ面を張り飛ばされたって感じです。早めの交代が功を奏しましたね。このままアラゴネス采配が当たり続けてくれると良いのですが･･･。やっと「遅れてきた至宝」のゴールがありました。味方のシュートのこぼれ玉を押し込むラウルの抜け目無さが久しぶりに見られました。ケガからの復帰後もなかなか結果が出せませんでしたが、大舞台で復活を見せ付けた、と言ったところでしょうか？そしてトーレスの二点目･･･。セスクのスペースへのボールも見事でしたけれど、あのタイミングでアウトでチョコっと当てて流し込むってのがすごい！解説の山本さんも思わず「うーまい！！」と絶叫してましたね。何より一対一で強さを見せていたブムニェルから決められたのがすばらしかった。PKはストップされるのでは･･･と正直思ってました。今日のGKの反応を見る限りでは、相当厳しいところに蹴らないと･･･と思っていたら、以外に甘いコースで入ってしまいました（笑）サッカーってのは分からないものです。サイドに基点も作れるし、ミドルもバンバン枠に飛んでいましたけれど、チュニジアの集中した守りに「厳しいかな？」と思っていたこともあったので、嬉しさもひとしおです。ところで、シャビのゴール、そろそろ見られないでしょうかね？まあ、前のほうが点を取っていてくれるのでいいんですけれど･･･それにしても、セスク･･･恐ろしい子！！

2006.06.20

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仏の顔も･･･

三度目には微笑んでくれるのでしょうか？フランス代表、日本以上に決定力不足に悩まされているようです。アンリなら「急にボールが来たんで」と某国代表FWのようなコメントはしない、と信じたいところです。それ以上に世代交代に見事に失敗しているのでしょうけれど。韓国、とてもいいサッカーをしてましたね。攻撃にかかるときの集中力がすばらしいです。いわゆる「同じ絵を描く」ってのが浸透しているチームだと思います。ジダン、最後にもう一花咲かせて欲しいものです。あ、あと面白い拾い物がありました。見事ですね。「思いつく中で一番難しいプレイを常に選択している」と言ったのはバッジョでしたっけ？我らがヤナギも志を同じくする者のようです。さすが世界で最もサイクロンに近い男です。格が違います。

2006.06.19

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神セーブふたたび

ひどい試合でした。ヒデがボールをもって前を向いても誰も動き出しません。シュンスケはオーストラリア戦と相変わらず下がってきてボールと戯れています。何がしたいんでしょうか？パスの出所、クロスに対するプレスも弱く、決定機を何度も作られました。今日ドローですんだのは、ほとんど相手のミスによるものです。最悪だったのは宮本でしょう。ゲーム開始前から疲労の色が濃く、本当に大丈夫なのかと心配していました。もちろんバックアップを用意しておかなかったジーコこそが最も攻められるべきですけれど。PKを与えてからは、彼の頭の中は真っ白だったんでしょうね。一対一でも弱く、指示もほとんど出せていないのか、セットプレイではフリーの選手を作るシーンが何度もありました。柳沢がはずしたときは、多くの人がサイクロンを思い出したのではないでしょうか？またヘタレヤナギに戻ってしまいましたね。こんなところで出さなくても･･･。そんな中で川口のPKストップはすごかったです。実質このプレイが代表を救いました。アジアカップを思い出したのは僕だけではないでしょう。ヒデもそれを理解していたのか、スーパーセーブ後に、珍しく二人が抱擁するシーンが見られました。しかし意味不明の稲本＆玉田投入。相変わらず遅すぎる大黒投入。まあジーコの采配に期待する人などいまさらいないのでしょうけれど、本当にゲームを見ているのか疑問です。粘り強くミスり続けてくれたクロアチアの選手たちに感謝したいです。

2006.06.18

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凸（デコ）

見事なミドルシュートでした。松崎シゲルも吃驚です。バルサファンとしては嬉しい限りです。C･ロナウドもちょっとこねくりすぎた感はありましたが、足技を見せてくれました。PKも落ち着いて決めてくれました。マドリではフィーゴが蹴っていましたが、そのフィーゴにキッカーを譲らせるのだからたいしたものです。大活躍しているにもかかわらず、蹴らせるフィーゴも偉大です。あらかじめ決めていたのでしょうけれど、それでもすごいことです。W杯になると、決まってアンファン・テリブルというか、ワンダー・ボーイというか若手の活躍がメディアをにぎわせます。メッシ然り、ルーニー然り。ここに伝統ある強豪国が、そう呼ばれる理由の一端を見る気がします。手堅くコマを進めていくには、やはり実績のある中堅の選手で固めていくのがオーソドックスなやり方だと思うのですが、強豪国は若手を積極的に起用します。もちろん早熟な選手に恵まれているということもあるのでしょうが、それ以上に、そういった選手たちをこの舞台を借りて作り出そうとしているように見えます。才能を讃えて、メディアで喧伝し、実力以上の修飾語で飾り立てます。入れ物は作っておいたから、あとは若い連中の努力しだいといった感じです。若手は作られた自己像に自分をすこしでもシンクロさせようと奮起します。もちろんうまくいかないこともあるでしょうが、それは後に苦い経験として、必ず生きてくると思います。多くの強豪国の監督は、自分たちが連綿と続くサッカーの歴史の、ほんの一瞬の担い手に過ぎないことを理解している気がします。つまり、次の世代へのバトンパスを常に視野に入れているように思えます。一方でわれらが代表を見ると、ほとんど同世代の選手で固めています。「アテネ経由ドイツ行き」の標語は何処へ行ってしまったのでしょうか？もちろん日本のサッカーの歴史はまだまだ短いですし、目を見張るような新人は出てきていないのかもしれません。しかしWC本大会には三回連続で出場し、FIFAランキングもほどほどのところで落ち着いてきました。そろそろ冒険してもいい頃のような気がします。もっと凸凹でいいんじゃないの？ポルトガルｘイラン戦を見ていたら、ふとそう思いました。バンダナ、タンクトップのレイヤーとどこまでもイラン。でもコンサバティブなムスリム女性からは眉をひそめられそうです。

2006.06.18

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メッシ！！

まさか出てくるとは思わなかった。もうサイコーです。アタマがヘンになりそうなくらい嬉しい。しかもゴール！！もうダメだ。リーガファンかつバルサファンの僕を喜び死なせるゲームだった。マクシ・ロドリゲスも2ゴール。しかもコネホもソリンも攻守に大活躍。ロマン神はリーガの調子を維持してるし。極めつけはエステバンのゴール。美しすぎる。今大会の最高のカタチ。6-0っていうとアテネ五輪のときもそんなスコアがあったような。五輪の立役者ももちろん1ゴールの大活躍。マラドーナ以上に興奮してました。来日したときのメッシのゴールを国立で見られて良かった。しかし、ケジュマン･･･

2006.06.16

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ライプツィヒの虐殺

スペイン代表好発進！！シャビはアシストするわ、プジョルはカタルーニャ・ルーレット？からポストプレイでアシストするわでバルサファンとしては嬉しい限り。ビジャ、このままリーガに続いて得点王になって欲しい。トーレスのゴラッソも見られた。ラウルのゴールが無かったのと、カシージャスの判断ミスっぽいのがすこし気になる。とにかく消えているプレイヤーがほとんどいなかったのがすごかった！！一方でウクライナ･･･審判に苦しめられたともいえる。ボロニンがあんなにすごいとは･･･。バレンシアの太鼓おじさん、王女のビール補給と選手の水分補給の対比などスイッチャーもなかなかいい仕事してた。このまま順調にGL突破して欲しい。イニエスタも出してくれないかなあ。

2006.06.14

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神セーブ頼み

オーストラリア戦、両チームとも良いところが無いまま、時間のほとんどが消化されたような気がします。撃たれまくってもヨシカツさんの神セーブ頼みでなんとかしのいでましたが、神通力が切れた途端に集中力もなくなってしまったようでした。ヒデが上がって、俊輔が下がるシーンが目に付いてちょっと心配してましたけれど、こんなにタコ殴りにされるとは思いませんでした。大黒投入のあまりの遅さに失笑した人が多かったのではないでしょうか。リスタートのケアも何にもできてなかったみたいですね。それにしてもさすがヒディング。交代起用の選手で3得点とは、出来すぎな感じです。好きなアロイージのゴールが見られて良かったです。1分に2敗でグループリーグ敗退と予想していたのですが、3失点するとは思いませんでした。がんばれ日本（棒読み）

2006.06.12

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バルサCL制覇に沸く人々

すごいです。暴動みたいです。参加してみたいけど、ちょっと怖いかも。動画1動画2"SPORT"より

2006.05.18

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バルサ二冠！！

副審のスキャンダルもあって始まる前からアヤがついていましたけど、ジリジリする試合でした。ファウルの基準も良く分からなかったし･･･。ジュリのゴールをとって、レーマンのレッドを無くしていたら･･･思わずにいられません。空気読んでくれよ･･･ホントに。何かこの試合がグズグズだったのは、はっきり言って主審のせいでしょう。インカムに何か良からぬことが囁かれていたのでは？と邪推してしまいます。きっと、ヤキモキした一番の理由はガウショが不調だったからでしょう。ガナーズのディフェンスが集中していたこともありましたが、パスもドリブルもまったく冴えていなかったように見えました。しかし、ラーションはやっぱり仕事してくれます。交代で入って2アシスト･･･渋すぎます。イニも底からのバランスよい配球でゲームを事実上操ってくれました。さらにベレッチ･･･セレソンには選ばれなかったようですけど、爆発してくれました。交代3枚とも活躍するとはライカーの強運、もとい戦術眼もすごいものです。アンリ、やはり恐ろしいプレイヤーです。バルテスの神セーブが無かったら、ビッグイヤーを掲げていたのは彼だったかもしれません。リュンベリがボール持つたびに心拍が上がりました。とにかく二冠です。嬉しいんですけど、何かこう消化不良というか、燃え尽きなかったというか･･･。モルボが足りないのかもしれません。いや、ベレッチのゴール後の歓喜を思い出して、素直に喜ぶとしましょう。この瞬間、僕は間違いなく、歓喜の中にいました。とにかくCL制覇！おめでとう!!そして、二冠達成おめでとう!!

2006.05.18

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そのものたち　青き衣をまといて･･･

FW　高原　柳沢　巻　玉田　大黒MF　中田　中村　小笠原　福西　遠藤　小野　稲本DF　宮本　中澤　田中　加地　アレックス　中田浩　駒野　坪井GK　川口　楢崎　土肥玉田out、松井inでお願いします･･･はぁ。モニも密やかに外されてますね･･･ふぅ。柳沢は待てても久保は待てませんか･･･、まあ、だいぶ腰の調子が良くないみたいなのでしょうがないですけど。この布陣でトルシエ以上の成績を出してくれるみたいです。選手それぞれのパフォーマンスに期待したいですね。･･･人肌ぐらいの温かさでは応援しましょうか。スペイン、フランス、ウクライナ、そしてアルゼンチンを今回は応援しようと思います。

2006.05.15

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いなくなってしまった人達のこと、時々でいいから…思い出してください

■ザナルカンドの人々GK：ビクトール・バルデス(バルセロナ)、リカルド(オサスナ)DF：カプデビラ(デポルティボ・ラ・コルーニャ)、ハビ・ベンタ(ビジャレアル)、メッリ(ベティス)、オレゲール(バルセロナ)、エルゲラ(レアル・マドリー)、アルビオル(バレンシア)、ダビド・ナバーロ(バレンシア)、ペルニア(ヘタフェ)、ロメオ(デポルティボ・ラ・コルーニャ)MF：ビセンテ(バレンシア)、バラハ(バレンシア)、デ・ラ・ペーニャ(エスパニョール)、オウビニャ(セルタ)、ガビラン(ヘタフェ)、カニ(サラゴサ)、バレロン(デポルティボ・ラ・コルーニャ)、グティ(レアル・マドリー)、ムニティス(デポルティボ・ラ・コルーニャ)、リベラ(ベティス)、オルバイス(ビルバオ)、ジェステ(ビルバオ)、グアイレ(ビジャレアル)、セルヒオ(デポルティボ・ラ・コルーニャ)、ヘスス・ナバス(セビージャ)FW：モリエンテス(リバプール)、ルケ(ニューカッスル)、ホセ・マリ(ビジャレアル)、タムード(エスパニョール)、ミスタ(バレンシア)、リキ(ヘタフェ)、ジョレンテ(ビルバオ)■スピラの23人Casillas, Reina, CanizaresSalgado, Sergio Ramos, Puyol, Pablo, Juanito, Marchena, Antonio Lopez, Del HornoAlbelda, Senna, Xabi Alonso, Cesc, Iniesta, Xavi, Joaquin, Luis Garcia, ReyesTorres, Raul, Villa.イニエスタが代表入り確定したことはうれしいですが、ビセンテ、モリエンテス、そしてグティがいません･･･吃驚です。最近元気の無いラウルには死ぬ気でがんばって欲しいものです。もちろんシャビにも･･･。

2006.05.15

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さようなら、白き魔法使い

月曜の朝から泣いてしまいました。サッカー見ながら泣くなんてなかなかないことですが、世界中で同じような涙が流されたのではないでしょうか？ジネディヌ・ジダンがサンチャゴ・ベルナベウでの最後の試合に臨みました。入場シーンでは彼のユニフォームでスタジアムが埋め尽くされ、あちらこちらにジダンを讃える横断幕がかかっています。彼のボールタッチ、彼のパス、彼のドリブル、彼のシュートを目に焼き付けておこうと、食い入るように画面を見ていました。ジダンもヘディングで1ゴールをあげました。スタジアムは総立ち。僕も朝っぱらから「よっしゃあああ！！」と叫んでしまいました。（あそこでラウルがボールに触らなくてよかった）セルヒオ・ラモスの退場などもあり、苦戦を強いられたマドリーですが、後半終了間際に追いつきます。結局ゲームは3-3のエンパテで終わりました。マドリーのゲームらしいと言えばらしいですが、できれば勝って欲しかった。すべての選手がジダンに寄って来て話しかけ、抱擁します。ゲーム中でマッチアップのシーンもあったリケルメとジダンはユニフォームを交換しました。おそらく一番妥当な相手だったでしょう。スタジアムではジダンを讃える歓声が止みません。ジダンもそれに答えて手を上げ、そして涙します。ユニフォームを脱いで手を振るジダンが、なんだかすこし小さくなったように見えます･･･もうダメでした。放送開始時に"time to say good-bye"がかかっていたときから、すでにヤバかったのですが、目に熱いものがこみ上げてきました。僕がサッカーを見るようになったのは彼のプレイを見たからです。サッカーをやったこともなく、選手もほとんど知らなかった僕の目にも彼のプレイは別格のものに映りました。ゆっくりと見えるモーションなのに弾丸のようなシュートが飛んでいき、逆サイドに矢のようなグラウンダーのパスが通ります。ドリブルする姿は無人の荒野を行くようで、立ちはだかるものがあれば軽くいなし、時に回り、踊るようにボールを運んでいきます。そしてボールタッチ･･･この凄さをうまくいえません。常に相手にとって遠くに遠くにボールが置いてあります。左足と右足にそれぞれ別の人が入っているようです。さらに司令塔としての凄さなど、書き始めれば一冊の本でも足りないくらいの量になりそうですし、それは他の人におまかせしましょう。彼が愛されるのは、その朴訥なキャラクターによるところも多いと思います。あるインタビューで「私がファンに愛されているのは、サッカー選手としての資質のみ。それだけです」といっている彼ですが、サッカー選手として以上に、一人のキャラクターとして彼を愛すファンは多いのではないでしょうか？僕の場合、比率は50％＆50％です。「Gracias Zidane, Gracias Maestro y Hasta Siempre Mago Blanco―ありがとう、ジダン。ありがとう、マエストロ。そして、白き魔法使いよ、永遠なれ……」今日のベルナベウにかかげてあった横断幕に、こうあったそうです。「白き」というのはもちろん、エル・ブランコことレアル・マドリーの意味がまずあるのでしょうけれど、彼の場合「白さ」というのはその謙虚さや飾らないスタイルをも表している気がします。できれば7月9日に青き魔法使いとしての姿が見られると良いのですが･･･。さて、たくさんの名言を生んでいる彼ですが、最後に僕の最も好きな言葉をあげておきます。すこし長いですけれど、彼の謙虚さが凝縮されている言葉だと思います。（「ジダンのサッカー界での成功は他の選手に比べて遅いほうで、ゆえに努力型の選手と言うイメージがあるが？」という記者の質問に対して）「私は誰かに命じられて練習していたわけではありません。だからこそ長続きしたのでしょう。若いころはサッカーが人生のすべてでしたから、集中もしたし、苦痛にもならなかった。時間が許す限り、ボールを触り続けていたいと思っていた。一人での練習が好きで、壁を相手に何時間もボールを蹴っていましたよ。そんな日々に明け暮れていました。それを努力、と呼ぶにはあまりにもおこがましい気もします」この背中に人間として一歩でも近づくことができたら･･･そんなことを真剣に思ってしまった黄金週間明けの月曜でした。

2006.05.08

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凱旋カンプノウ！！

今日はダービーの雰囲気は微塵も感じられませんでした。降格ラインにいるエスパニョールがもっとガツガツと来ると思っていましたが、最初のバルサのイレブン入場を出迎えたあたりで、やる気がなくなってしまったのかもしれません。アレはちょっと屈辱的な役目だと思います。シャビもついにスタメンで出場し、ボールタッチも多くなりました。少ないタッチで散らして攻撃の下準備をするプレイがやっと出てきましたね。一度浮き玉の綺麗なスルーパスもあり、前半ロスタイムにはちょっとヤケクソ気味でしたがミドルも放ちました。順調に復調してきている兆候が見られて良かった良かった。エトーは今日もゴール無し。DFのミスでクロスがネットを揺らしましたが、あれは明らかに相手のオウンゴールでしょう。ラーションなどがエトーに回してゴールゲットさせよう涙ぐましい努力をしていますが、なかなかうまくいかないものです。そしてラーション･･･。ベンチに下がるときのスタンディング・オベーションは、見ていて胸が熱くなるシーンでした。が、柄沢アナが昨年のレバンテ戦の勝ち点のハナシに夢中で、まったく盛り上げてくれませんでした。こういう演出は得意なアナだと思っていたので、残念でしたね。今日はプジョルのディフェンスのうまさにいちいち感心させられましたけど、一番熱かったのは、やはりジョルケラでしょう。一対一だろうが、なんだろうがビシバシと弾き返します。まさに守護神といった感じでした。まあフィードやクリアが見ていてハラハラするのが、バルテスの後塵を拝している理由なんでしょうけど。ガウショのゴールもあって2-0で勝利。まさに完璧な凱旋でした。優勝のセレモニーは何回見てもいいですね。メッシの姿も見られてました。CLファイナルを控えているためか、どこかみんな引き締まった顔のように見えたのは僕だけでしょうか？面白かったのはカップといっしょに記念撮影をする前に、ジュリがボトルの水で一生懸命髪型をセットしようとしていたこと。やっぱりあとあと残る写真ですから、カッコよく写っておきたかったのでしょうか？ビッグイヤーを掲げるときも要チェックです。

2006.05.07

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バルサ、バルサ、バールサ！！

昨年に続いてアウェイでしたが、二連覇です！！そして、嬉しいことに勝利で飾ることが出来ました。まだまだ降格の当落線上にいるマジョルカが、見事に援護射撃をしてくれたといったところでしょうか。シャビも後半15分ころから交代で入り、前節よりはボールタッチも多く、スライディングするシーンなどもありました。ワールドカップも控えているので慎重に行って欲しいものです。前半にベンチでラジオを聞いていた姿には苦笑しましたけど。バルテスのサモラもありますが、それよりも昨年フォルランにしてやられたピチチを、なんとしてもエトーにとって欲しいです。ビジャはすぐ後ろまで迫ってきています。こんなにすごいストライカーになるとは、シーズンが始まったころには思いもしませんでした。アイマールの復調でさらに得点の機会が増しそうですから、最終節まで気が抜けません。ガウショ、デコ、イニ、シャビ、ベレッチ、ジオなんかに万全のサポート体制で臨んで欲しいところですが、こぼれたところにエトーがつめると言うカタチでとってもいいと思います。ようはチームとしてのゴール数を重ねられれば、自然とエトーのゴールゲットも増えると思っています。がんばって欲しいですね。そして今月にはCLファイナルという最高の舞台が待っています。そこでプジョルがビッグイヤーを掲げる姿が、僕にはもう見えています。おどけるガウショの姿や、喜び方もどこかオッサンくさいシャビの姿ももちろんとなりにあります。でも、まずは今日の喜びに浸るとしましょう。バルサ万歳！！カタルーニャ万歳！！

2006.05.04

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シャビがピッチに！！

カディス戦、ホームゲームだったが思わぬ苦戦。エトーのPK、8割くらいの人がセーブされるだろうなあと思ったのではないだろうか？それでもゴールに至らないまでも、きれいな崩しが多く見られて結構興奮できた。ガウショのゴラッソなボレー、ビクトル・バルテスのスーパーセーブでボルテージも上がったが、やはりシャビがアップを始めたときとピッチに立ったときのカンプノウの雰囲気が一番良かった。サンチャゴ・ベルナベウでのラウルの復帰に勝るとも劣らない暖かい空気があった。入ってもナカナカボールに触れないシャビにちょっと苦笑しましたけど･･･。とにかく王手です。バレンシアの自滅よりはセルタに勝っての気持ちのよいリーガ制覇を期待してます。もちろんCLとのダブルタイトルは言うまでもありません。

2006.04.30

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プジョルに休日を

ラシン戦おもしろかったですね。田んぼのようなピッチコンディションで、ちょっとしたコメディのようでした。プジョルの二枚目のイエローカードのシーン。なんだか、「俺にも有給休暇をくれ！！」と言っているように見えました。まあ、あそこで止めないと失点していた可能性は大きかったかもしれませんが。リーガ、CLが終われば、ワールドカップ。プジョルにとってまだまだ辛い日程が続きますが、ここにきて勝ち点11ポイント差という貯金が大きな意味を持ってきそうです。一試合リーガを欠場しても問題ないのではないかと思います。次節はビジャレアル戦ですが、互いにこれはCLファイナルで決着をつけるって感じになってくれるといいのですが･･･。エトーに対しては、また人種差別的発言があったようでした。「ナメック星人め!!、自分の星に帰れ!!」とか言われたんでしょうか？エトーがアスンソンやラーションなんかと一緒にナメック星に帰って、軍勢を引き連れて地球を侵略しに戻ってきたら、今日、彼に対してひどい言葉を浴びせた連中にまず復讐して欲しいものです。そのときはきっと銀河系軍団も味方になってくれるでしょう。という冗談は置いておいて、ラシンといえばユダヤ人プレイヤーが活躍していることで有名なクラブです。そこでこんなことが起きたのが残念でなりません。

2006.04.10

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ぬるいクラシコ

朝起きると7:30･･･やっちまった。ライブで見ようと思ってたのに。憂鬱な気持ちでレコーダを操作して、三時間ほど前のぬるくなったクラシコを見ることにした。「テーブルの上にクラシコを作っておいたので、レンジでチンして食べてね」ってメモはもちろんなかった。むーん、ガウショの不調、ボメルのよく分からん動き、そのせいでイニエスタのカバーにまわってばっかりのデコ、アタマから光のなくなってしまったラーション･･･。そして、モッタ、ああ、モッタ･･･。CLベンフィカ戦で湿ってしまって、火薬に火がつかなくなってしまったんだろうか。一方でロベカル退場後の吹っ切れたマドリは熱かった。最後の最後は絶対に通さないっという鋼の意志を感じた。ロナウドがあれほどまじめにディフェンスをしている姿は、ベンガルトラの入浴映像と同じくらいレアで、なかなか見られるもんじゃない。ループシュートもすごかったし・・・。セルヒオ・ラモスやカシージャスのがんばりにも矜持を感じた。なんとか結果出してくるところが凄いですわ、エル・ブランコ。優勝は週を追うごとに確実になってきているけれど、なんか不完全燃焼なクラシコだった。やっぱライブで応援しなかったのが、いけなかったのだろう。ただ、シャビがだいぶ復調してきているとの情報があったのが嬉しい。はやくピッチに立つ姿を見たいもんだ。今日のように守りに入った相手を遠くから崩していくには、やっぱりシャビの力が必要な気がする。プジョル、モッタ無事だといいなあ。

2006.04.02

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エクアドル戦

なんかユルイ試合だったような気がします。50時間の移動を経てキトの城から出てきた人々が相手では、仕方がないんでしょうかねえ。檄を飛ばす成コレの主の不在がそうさせているのだったとしたら、ちょっと不安です。当落線上にいる選手をふるいにかける意味では、FWだけでなく、DFをいじってもよかったと思うのですが。後ろは固定していくってのでも、控え選手の選別のためにも交代があっても良かったような･･･。交代枠を生かしきれないのはまあ、いつものことですが。アレはやっぱりサイドバックで使う選手ではないですね。今日みたいな位置にいてこそ生きてくる。「流れを止める」「DFに向かってドリブルで仕掛ける」この２つをしないだけで、見違えるようなプレイになると思います。決めきれない久保もそうですが、ほとんど目立たなかった小笠原、チグハグなプレイの目だった小野、この二人が今日のゲームのユルさを演出していたような気がします。今日の収穫は、わかりやすく「オプションとしての佐藤」といったところでしょうか。後半10分くらいに投入すると、なんかやってくれそうという期待を抱かせてくれます。小野や玉田がときおり浮かべる笑顔と巻や佐藤の必死の形相。どうしてもそれが印象に残ってしまうゲームではありましたけれど･･･。

2006.03.30

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東アジア選手権　ｖｓ中国戦　ジーコというハンデ

ただでさえ暑いのに、見ているともっと暑くなる試合でした。選手の皆さんはお疲れ様でした。インスタントチームの割には攻撃のコンビネーションがなかなかすばらしく、見ていて爽快感がありましたね。結果は引き分け。2点差を埋めたのですから、まずは及第といってもいいと思います。まあ展開が良くてもゴールが入らないのは、代表チームが必ずぶつかる壁のなので、あんまり気にしても仕方ないでしょう。いまの正規のA代表もずいぶん長い間、それで苦しみました。それを考えると後半に2点入れられたのは、ある意味進歩さえ感じさせます。阿部のキック、やっぱりすばらしいですね。一度目でフィーリングを確かめて、二度目できちんと枠に飛ばしてくる。優等生といった感じでしょうか。つめていたモニもナイスでした。山本世代が結実してきているということの現れでしょう。そして田中達也・・・今日は獅子奮迅の活躍でしたね。彼の前線でのがんばりに呼応できるパサーがいないのが残念でした。終了間際のゴールには魂を感じました。巻ともう少し絡めるとさらに有効になりそうです。今野、好きなので贔屓目に見てしまいますが、やはり危機察知能力の高さは大きな武器だと思いました。阿部と相談してもう少しオフェンスに絡めるとさらによかったと思います。いいところも多かった試合ですが、もちろん問題点も多くありました。高さに弱いところはもちろんですが、やはり中盤でゲームメークをできる選手がいないってのが見ていて一番歯がゆかったですね。「とりあえず、コイツにあずけてから展開」って感じがないので、どうもメリハリがなかったです。そのぶんタテへの展開を焦ってしまって自滅するというパターンが多かった気がします。ジーコ采配はこのゲームで最も悪かったものでしょう。正直、彼以外の人間が監督だったなら逆転勝ちもあったと思われます。終盤での玉田投入、そして極めつけはサントス・・・。北戦で玉田とサントスに可能性を感じた人がいたのでしょうか？「ダメな子ほど可愛い」という父性を否定する気はありませんが、ピッチの中では歪んで見えるものです。以前も最後通牒を突きつけたと思われた鈴木を投入してたりして、僕らを笑わせてくれたこともありましたね。これからは「サントス（笑）」とでも表記させたいのでしょうか？次は玉田あたりを重用するのでしょうかねえ。それにしても、代表はジーコというハンデを負っているのですから、勝てる試合だってそう簡単には勝てません。ゲーム最終局面での消極的なボール回しは、デキ試合の可能性すら感じました。まあ巻が下がってターゲットがなくなったというのもありますが、ここで消極的になるような選手は、僕が知る限りは代表でも五輪代表でもみていないので、首を傾げてしまいました。なんかこのモチベーションの低さって異常じゃないですか？「『北-韓-中-日』の順位で終わりましょう。南北友好、中日親善」って取り決めがあるような。まあそれはそれでまったく構いませんが。もともと大会のポジションも良く分からないですけど・・・。オフサイドのルールもダブスタだったよう泣きもしますし・・・。韓国戦もいろんな意味で楽しみです。

2005.08.03

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東アジア選手権　vs北朝鮮

この大会にかけるモチベーションは低いみたい。まあこういう大会があってもいいと思う。若手に場数を踏ませるとか、今日みたいにスルーからのオフェンス練習を徹底的に試すとか、そういった機会として利用すればいいわけだし。でもできれば、どんなゲームでもディフェンスのミスだけは避けて欲しいもんだ。北の中盤のしまり具合、よせの速さ、すばらしかった。特にコンフェデで活躍した加地には常に二人ついて、サイドを崩させない戦術が徹底されていたのも良かった。サントスも完全に防がれていたし。まあこっちはそんなに注意しなくても自爆するから問題ないといえば問題ないけど。玉田、大黒、両選手ともボディコンタクトの弱さが出たなあ。まあもともとそういったところで勝負するタイプじゃないんだろうけど、もう少し当たり負けしないようになってくれるといいかも。あと玉田、味方がミドルシュートしたら、ボール見てないでゴール前に詰めて欲しい。大黒とこういったところで差が出ちゃうなあと思った。福西、今日は消極的だった。一時中盤がガラ空きになっていたのは笑えた。もうちょっと「やる気あるんですよ」ってとこを見せとかないと・・・。しかしやっぱり4バック機能しませんなあ。なんか無駄にスペース作ったり、ポジションかぶったりで散々でしたなあ。北に攻め込まれたとき、宮本、中澤がライン上げてオフサイド取りに行ったところで、左サイドの某選手がひとりだけ自陣ゴール方面にマークについていってしまい、オフサイド取れなかったところはかなり笑えた。ネタに尽きない人だ・・・。宮本のダンナ、そのあと激怒してたけど、苦労が耐えないわな。モトヤン・・・何しに来たんだろう？田中達っちゃん。A代表デビューおめでとう。山本さんの下でがんばった甲斐があったね。左サイドドリブル突破からのシュートは今日の一番の興奮シーンだった。玉田と役回りがかぶってるので、なかなか出番ないだろうけどさ。同僚のサントス君に二人がかりのマークの抜き方を教えてやってください。あるいは「お前には無理だからやめろ」と正直言ってやってください。北、雪辱できてよかったね。そんなに喜ぶなよ・・・。いや、いいゲームしてたけどさ。ガス欠しなきゃ、ほんとにいいチームだと思う。韓国戦、中国戦ではセンターバックに阿部、ボランチに今野なんかをバシバシ使って欲しいなあ。いまのところ宮本のダンナが怪我したら、このチーム終わりなんだし、後ろで指示出せる選手が欲しい。この大会、負けてもいいんで、ドイツに繋がるいいゲームをして欲しいもんだ。

2005.07.31

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敗退

目が覚めると前半30分。まもなくガウショのシュートが決まりブラジルがリード。そんな朝の始まりでした。セカンドギアに入れっぱなしのままって感じのセレソン相手にガチで立ち向かったジーコ・ジャパンですが、結果は2-2の引き分けでした。勝たなきゃ決勝トーナメントにいけないのだから、情けない話です。各国が下の世代に経験を積ませている中で、平均年齢高めで挑んだりしていたのも笑えたのですが、なりふりかまわずやってもグループで敗退。終盤の鈴木投入には爆笑しました。さすがジーコ、やってくれます。鈴木はピッチ内レポーターでも目指しているんでしょうか。ジーコって松木安太郎と同じで、素で笑いを取ることができるのかもしれませんね。もちろん多くは失笑なのですけど・・・。日本に同点にされたとき、セレソンの顔色が変わったのも面白かったですね。大黒の惜しいシュートもあったりしてなかなか盛り上がりました。ガウショ、ボール抱えすぎ（笑）それはさておき、今回のコンフェデはギリシャ戦からサッカーが変わったのが感じられたのが収穫でしたね。正直、中盤より前であんなリズムがあるサッカーができるチームと思っていませんでした。あと、なんといっても大黒が代表で才能を開花させたところでしょう。（鈴木が消えたメリットも大きそうですが）後は加地と福西の成長あたりでしょうかねえ。メキシコ、ギリシャ、ブラジルに三連敗してジーコが目を覚ましてくれるか更迭されると良かったのですが、中途半端な結果に終わった気がします。特にギリシャは情けなかったなあ・・・。「ギリシャに勝った」「ブラジルと引き分けた」ではなく、「決勝トーナメント逃す」「予選敗退」とマスコミが表現してくれると良いのですが・・・。これでヘタにポジティブな評価を得ると、W杯への暗雲はますます濃くなるような気がします。

2005.06.23

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シャビ！！ラーションラーション！

いやいや、やってくれました。TVの前で叫んでしまうような見事な崩しからのゴールばかりでしたねえ。シャビがいきなり決めてくれたのはもちろんうれしいのですが、三点目のラーションのゴールへの流れが今日の一番のお気に入りです。センターサークルあたりでプレスを受けながらボールをコントロールしつつ、右のスペースに走りこむハビトを見つけると、振り向きざまにロングパス。しかもこれがドンピシャ・・・。ハビトのその後のコントロールからのクロスも見事でしたけれど、ここでのシャビのプレイは、本当に「ゲームを作っている」という感じでシビレました。きちんと決めてくれるラーションも流石です。練習のようなヘディングシュートでしたけれど（笑）。Fマリノス戦でジュリにもっていかれたぶん、今日はやってくれたという感じでしょうか。マノロも昨年のメッシのようには行きませんでしたけれど、魅せてくれました。あとはやっぱりデコのミドルシュート。しかもDFに当たってはいるヤツを見たかったと思うのは、僕だけでしょうか。そういえばエトー、ガウショいないんだよなあ・・・。そんなことすっかり忘れさせてくれるようなゲームでした。今日はワールドユース、コンフェデとまだ二試合も控えているのに、もうすでにおなか一杯です。

2005.06.15

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あの六月の悲劇を忘れない

いよいよコンフェデですね。さて、前回のコンフェデレーションズ・カップで忘れられないことといえば、マルク・ヴィヴィアン・フォエが試合中に倒れ、亡くなったことでしょう。2003年夏、ヨーロッパを熱波が襲い、開催国フランスでは5000人以上がなくなったと聞きました。試合時間は日本時間では深夜ですから、多くの人が僕と同じように一人でTV観戦していたのではないでしょうか。あの悲劇について誰かとシンパシーを感じたくて、僕もネットにつながって掲示板でいろいろ議論したり、意味もなく哀悼の意を表した書き込みをした記憶があります。とにかくブラウン管に映し出された映像に混乱していたのでしょう。他のネット上の多くの人もそうでした。日本代表を見ても、昨年の五輪代表のアジア予選、アジアカップ、最近ではW杯予選と、選手たちは過酷な状況でパフォーマンスを出し切ることを求められます。一方で僕らはソファにふんぞり返ってビール片手に「後半から足とまってるなあ、しっかりしろ」などと、冷たい言葉を平気ではなったりします。過酷な気象条件と過密日程。実際ブラッターの責任も大きいと思うのですが、選手たちを時に嘔吐させ、時に痙攣させながらも走らせるのは、自らの矜持と、そして、なによりも代表を応援するサポーター、ファンの期待だと思います。フォエはまさにそういった「代表」だったのでしょう。そして多くの条件が重なったところでヒューズが音を立てて飛んでしまいました。センターサークルに糸の切れた操り人形のように倒れたあの映像は、決して忘れることはないと思います。たしかに過酷な状況で、すばらしいプレイをする選手がいます。CL決勝でのキャラガーの働きなんかは見ていて本当に涙がにじみました。バーレーン戦で中田ヒデが見せた獅子奮迅の働きもすばらしかった。しかし、それが本当にギリギリの状況で行われていること、一歩間違えば、取り返しのつかないことにつながってしまうこと。それを忘れないようにしたいものです。いささかナイーヴになってしまいました。でもフォエのことを思い出すと、このナイーヴさも間違ってない・・・そう言える気がするのです。

2005.06.14

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ジュリモッタモッタ

いやいや、ジメジメした中、両チームがんばってましたねえ。ジュリの最初のボレーも度肝抜かれましたが、モッタのゴラッソはすごかった。積極的なポジション取りもファンサービスといった感じでよかったです。最後のほうはなんとかラーションにゴールさせようって感じがちょっと見られたのも面白かったですね。いろいろな足技でも楽しませてもらいました。あ、そうそう、エジミウソンには神社にでも寄って厄払いをしてから帰ってもらいたいです。やっぱりこういった親善試合で感じるのはクロスの精度の違いですね。ジオ、シャビ、そしてデコ・・・改めて彼らのパスの質の高さに驚きました。普段リーガで見てると当たり前と思っていることが、実は高度な技術に基づいているってのが、こういったゲームでは非常に分かりやすく出るような気がします。あとボディバランス、カラダの入れ方、ボールの置き所などの技術の差がどうしても目に付きました。ホントに取られないし、倒れないもんです。もうこの辺は新しい世代からでないと差は詰まらないのでしょうけれど。結果は3-3のドローでした。欲を言えば、デコのミドルか、ラーションのダイヴィングヘッドであと一点か、久保のヘッドであと一点か入って勝敗がついて欲しかったなあ。ライカーと岡ちゃんの握手がとても印象的でした。

2005.06.12

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ドイツへ

ドイツW杯決まりましたね。しかも一番乗り・・・すばらしい事です。予想通り、盛り上がらないスタジアムでしたけれど。成田への凱旋は大騒ぎになりそうですね。プレスの中にはただ見に来てるだけって感じの人もかなりいたのではないでしょうか。うらやましい話です。中澤が先発で出られたのが、やはり大きかったと思います。中盤のタメがあんまり作れずにどうなるかなあ、とも思いましたけれど、柳沢がやってくれました。カラダが切れていて、何かやってくれそうな雰囲気はありましたけれど、相手のクリアミスをすかさずついて、ああいった泥臭いというか、流し込む形でのゴールもできるようになっていたのは代表にとって大きな力になりそうです。北のキャプテンのクリアミス＆終盤での故障、相手の采配ミスにもだいぶ救われたと思います。大黒、先発で使うべきか、サブで用いるべきか、代表候補に大久保も考えた場合、どうなるのでしょうか。鈴木は今日で消えてしまうのかな・・・それはそれでかまいませんが。使い続けるとなると、ジーコの鹿島贔屓バッシングは続くのでしょうね。追加召集も無いとか・・・。ともかく勝ちました。ドイツです。皆さん応援お疲れ様でした。明日からドイツ語の学習本なんかが書店に並ぶようになるのでしょうか。それはそうとGK川口がもう喜びも控えめに、もう次のことを考えてそうな表情だったのが印象的でした。

2005.06.08

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来週決まったら・・・

いや、暑い中おつかれさんでした。代表の皆さん。監督は無能でも現場監督にいいのがいるとがんばれるものですね。審判はどのくらいのオイルマネーを懐に入れたのか、その額が気になります。戦前「バーレーンの蒸し暑さに日本は厳しいだろう」バーレーン代表監督戦後「この暑さにわれわれは苦しめられた」バーレーン代表監督これも笑えました。来週は出られない選手が多くて心配ですね。個人的には左サイドの人が消えてくれたのは嬉しいですけど。あ、そういえば向こうの監督も出られないらしいですね。ベンチ入りできないとのことですが、スタジアムから観戦はできるのでしょうか？もしそうなら、観客がいないとなると、指示を出したりできるような気もします。トラックがあったら大変でしょうけど。それはそうと、来週決めたら寒いでしょうね。誰もいないスタジアムの中、喜ぶ選手とスタッフ・・・。ピッチに崩れ落ちる北の選手たち・・・。想像するだけで笑えますね。まあ、孵る前の雛を数えるな、といいますから、油断は禁物ですけれど。ひょっとするとイランｘバーレーン線の結果が先にわかって、グズグズになるかもしれませんね。まあどんな道でも、ドイツに続いているならいいですけど。がんばってほしいものです。

2005.06.03

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今月の走行距離（2005.5）

5月3日にブログをつけ始めてからの今月の走行距離を合計してみた。通勤ライド：360.9km休日ライド：531.7km三本ローラ：236.1km計　　　　：1128.7km内容はさておき、一ヶ月で1000kmは超えたから、まあ及第といえるだろうか。来月からは入梅して三本に乗る機会が増えることになるだろう。ともかく今年中に10000kmは乗りたいものだ。今日は完全休養日ということで・・・。

2005.05.31

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ピチチかっさらわれる

Diego Forlan (Villarreal)　25 Samuel Eto`o (Barcelona)　24 最後の最後にやられましたね。エトー、決めるときに決めておかないと・・・。あのPKが返す返すも悔やまれます。LFPでの集計ではエトーは25ゴールになってますが、ピチチはMarcaが選定するもの。フォルランに贈られることになるでしょう。それにしても前節のハットトリックに続いて、最終節でも2ゴール。こういった固め取りができるフォルランは凄いです。それも25ゴールの大台。今期のビジャレアルの躍進の象徴ともいえるでしょう。もちろん、リケルメやホセ・マリも凄かったけれど。ただただ拍手を送るばかりです。

2005.05.30

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ピチチの狭き門と皮肉屋のロシア人の引退

バルサの最終節はフエラ。アノエタでのソシエダ戦。シャビ、デコ、ガウショはお休みで、中盤にはモッタとイニエスタ、左サイドにシウビーニョという布陣。後ろはプジョルとオレゲールにナバロ、エジミウソンが入る。エトーのピチチがかかっているので、マルケス、イニエスタ、ジュリなんかはそれぞれのシュートチャンスでもエトーにボールを献身的に回す。しかし、面白いように決めきれないエトー。思い切ってマルケスなんかが自分で撃って、こぼれ玉にエトーがつめるという形があってもよかったと思う。・・・結果論ですが。ゲームは全般にわたってどちらかと言えばソシエダペース。ジョルケラやプジョルがよく動いてピンチを脱す。ジオやベレッチのようなサイドの押し上げは無いけれど、まあ及第かなあ。ガブリやラーションといった怪我からの復帰組も途中加入。まだまだ体は重そうな感じ。どことなく静かな雰囲気でゲーム終了。フォルラン、オリヴェイラ、ロナウドらのゲームはこの後に行われるらしい。いやあ、ダイジョブかな？さて、今日の一番のイベントはカルピンの引退だった。試合前に同じく引退するアルキサとのセレモニーが行われた。まだまだ一線でプレイできると私は思うけれど、パフォーマンスの衰えを見せたくないとカルピンはコメントしてるらしい。そう言われると、どことなく老けて見えるのが少し哀しい。後半終了間際に交代したけれど、アノエタはスタンディングオベーション。そのちょっと前に危険なプレイでイエローもらうあたりも、彼らしいと言えばらしいか。（レッドが出てもおかしくないプレイだった気もするけど）一番残念なのは、カルピンの毒舌を耳にする機会がなくなることだ。シニカルで偽悪的で皮肉屋で・・・こういった彼のキャラクタをそのプレイ以上に愛する人は多いのではないだろうか。本当に残念だ。会長選の行方によってはフロントに残ることもあるとのことなので、まだまだ面白いコメントが聞けるかもしれないけれど。でもやっぱりプレイヤーだからこそ、いろいろ言えたってのもあるだろうなあ。まあ、しばらくは良き家族人として暮らして欲しいものだ。娘を連れてきてたけど、彼女たちの第一言語はスペイン語だったりするんだろうか。

2005.05.29

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「バルサ」と言われた

今日はリバポーのユニフォームを着て闊歩しようと思ったけれど、どこを探しても見当たらないので、バルサのユニでお出かけです。新宿駅南口を歩いていたら、前からヒスパニック系の背の高いカップルが歩いてきました。男性のほうは身長190cmあろうかという長髪のマルケス似のカッコマン。女性のほうもロングスカートの似合う、すらりとした黒髪の美しい人でした。女性のほうが、僕の着ているバルセロナのユニフォームを指差して、男性に小声で「バルサ」と言いました。訳すると「見て見て、バルサのユニフォームよ」といった感じでしょうか。駅が崩壊したりしなかったので、滅びの言葉ではないと思います。飛行石も見当たりませんでしたし・・・。ひょっとしてカタルーニャの方かもしれないので、にっこり微笑んでサムアップしておきました。女性もにっこりと微笑み返してくれました。交わす言葉もなく、すれ違っただけだけど、なんだかいいものです。バルサのファンだといいのだけれど・・・。明日はエトーのピチチのかかった最終節。もうひとついい気持ちにさせて欲しいものです。

2005.05.28

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