常識も前提の中で~錆びない鉄、電気を通さない水
『鉄は錆びる、電気製品を水に浸けるとショートする』と多くの人は思っています。 でもそれは、「普通に作られた(鉄)や普通にある(水)」という前提条件の中で正しいのです。 そのように、私達の観念は『本来すべてある前提条件の中で成立している正しい考え』なのです。それを絶対的な正しさのように思い込んでしまっているために、さまざまなトラブルが引き起こされているんですね。 すべては相対的であって、観念も正しさも同じなのです。■ 普通の鉄は、純度が高いものでも99.6%で不純物が混じっています。ところが、この鉄の純度を9を4つ以上、99.995とかまで純度を高めてやると高純度鉄となり、これまで知られていた鉄とは違った性質を示すようになります。まずほとんど錆びないし、酸にも強いのです。■ 水も不純物を極限まで除去し、純度を高くすると、電気を通さなくなります。このような水は超純水と呼ばれてシリコンウェハの洗浄などに使われています。 この超純水の中で、防水しなくても乾電池につないだ豆電球が点灯します。しかしそのまま続けていると、乾電池や豆電球の不純物が水に溶け込んで純水ではなくなって、ショートしてしまいます。もともと、水は物質をよく溶かす性質を持ってます。実は水ほどいろいろな物質を溶かしてしまう液体は他にないのです。これは水の特性で、溶解性と呼ばれて、このような性質のために、常態の水にはすでに固体や気体、液体などたくさんの物質が溶け込んでいます。 超純水は、本来、常態では自然に溶け込んでいるはずの不純物を取り除いてありますから、さらに物質を溶かす能力が高くハングリーウォーターと呼ばれます。 このお腹を空かせた水で半導体を洗浄すると半導体に付いている塵やほこりをきれいに食べてくれるのですね。 またこのような性質のために溶媒としても使われています。アルミのやかんに入れたらアルミが溶け出すそうです。間違っても素手では扱いません。皮膚の脂質などものも水に溶け込んでいってしまうので、すぐに手荒れ状態になってしまうからです。 飲むと死ぬことがあるというのは、ウソのようですね。少量なら飲んでも害はないそうです。ただ、そのまま飲んでもおいしくはないようです。ミネラル分がまったく入っていないからですね。水の純度は、電気をどの程度通すかで測ります。理論純水 0.054 79μS・cm 超純水 0.06μS・cm 以下 純 水 1μS・cm 以下 蒸留水 10~1μS・cm 水道水 200~100μS・cm おいしい水 700~400μS・cm でも、純水でコーヒーを淹れるとおいしいそうです。硬水で淹れたコーヒーではなく、軟水で淹れたコーヒーと同じことなのでしょう。余談ですが、淡水魚も海水魚も同時に生存できる水というものもあります。■ 鉄や水に限らず、なんでも、目的にあった使い方をするのが正しいということですね。 飲む水は、適度にミネラルを含んだものがおいしくて健康にもよいようですね(^^)おいしい水ハウス六甲のおいしい水2リットルボトル6本入/1箱 ■今回のブログはいかがでした?(^-^) 『まあ、いいんじゃない(^^)』と思われたら、 ランキングボタン↓を押してね(^^)♪