777777アクセス通過
今日は参議院選挙の投票日。 改選後議席の3分の2以上を改憲勢力が占めることになるのかどうか、というのが注目点の一つ。3分の2と言えば、0.666666と6並びであるが、今日の記事は参議員の「参」でもなく「6」でもなく、「7」並びのノー天気な話であります。 今日午前11時過ぎに、当ブログのアクセス数が777777の7並びに到達したからであります。 先般の記事(「囲碁例会・茶飲み友達」2016.7.6.)で掲載した花の写真について、それがカスミソウという名で、その花は七夕の花でもあると小万知さんのコメントで教わりましたが、その同じコメントの中で彼女は「これでブログ訪問者数が(7月7日に)777777と並べば出来過ぎですね。」と仰って居られました。 その「出来過ぎ」にはなりませんでしたが、3日遅れの今日10日に7並びのアクセスとなりました。「過ぎたるは及ばざるが如し」ですから、丁度いい位の出来でしょうか。と、書いたものの、7月7日を「過ぎ」ていますから、やはり「及ばざるが如し」になるとも言えると気が付きました(笑)。七夕に 三日遅れの 七(なな)並び 踏みしは誰ぞ 名な(なな)ど知りたし (奈奈麻呂) 今は、ブログ管理ページに訪問者の足跡が残りませんので777777番目を踏まれたお方が何方であるか分りませんが、そのお方によきことがありますように。 勿論、その他全てのご訪問下さった方にも、よきことのありますように、ということを前提として、その上でのことであります(笑)。 ※777777アクセスに気付き撮影後、すぐにブログ管理ページを 開きましたが、もう777778になっていました(笑)。 短歌や俳句では「見立て」の妙が一つのポイント。或る物を見て、それを何に見立てるかによって、歌や俳句の趣が違って来る。月並みな見立てではなく、作者独自の見立てがそこにあると、それに接した読む側は、「発見」や「気付き」の感動を貰えるし、「なるほど」という共感も生まれる。 こんな切り口で文章を始めてしまったので、777777の見立てをどうするか自縄自縛の窮地に自らを追い込んでしうことになりましたが、そこは偐万葉、気楽に構えて、見立ての歌など作ってみることとします。 777777を見て思い浮かんだ言葉は「船競ひ」。船が6艘並んで居るようには見えませぬか?(笑)船競(ふなぎほ)ふ 御津(みつ)のみなとへ 船六艘 けふのブログの 右肩に見ゆ (偐家持) (本歌)船競(ふなぎほ)ふ 堀江の河の 水際(みなぎは)に 来(き)ゐつつ鳴くは 都鳥かも (大伴家持 万葉集巻20-4462) 「船競」という言葉は、万葉集の七夕の歌にも使用されている。競って船を漕ぐことを意味するが、勿論「競艇」ではない。なお、都鳥はユリカモメとか千鳥の類のこととされる。天の川 水さへに照る 舟競(ふなぎほ)ひ 舟こぐ人は 妹とみえきや (万葉集巻10-1996) 上の歌は岩波文庫「新訂万葉集」(上)によるもので、新しい岩波文庫「万葉集」(三)では「舟泊てて舟なる人は」になっているほか、「天の川水底さへに照らす舟泊てし舟人妹と見えきや」などとするものもある。天の川の水面まで照り映える舟、「その舟をこぐ人(舟なる人)」つまり「牽牛」は、「妹」つまり「織女」に逢えたのだろうか、という歌である。 <参考>原文「天漢 水(底)左閇而 照舟 竟舟人 妹等所見寸哉」 ※万葉集古義、日本古典文学大系「万葉集」では「底」はないことに なっている。岩波文庫「新訂万葉集」では「照舟、竟舟人」ではな く「照、舟競、舟人」と理解したのであろう。 「船競ひ」は「競艇」ではないと上で述べましたが、「船競べ」と言えば、「競艇」の原初みたいなものですから、競艇場の写真を添えて置きます。小生、競艇場に出入りしたことはありませぬが、銀輪散歩でその前を通ったことはあります。その際の写真であります。(尼崎競艇場) ※2014年8月6日「囲碁例会・武庫川まで銀輪散歩」の記事 に掲載の写真の再掲載です。 さて、「ブログの歩み」というカテゴリで記事を書き始めたのはいつからのことかはっきりしませんが、このカテゴリの最初の記事が2009年1月31日の記事になる。しかし、これは、「ブログの歩み」というカテゴリを新設した際に過去に遡って「カテゴリ未分類」の記事について、これに当て嵌まる記事を編入したことによるもので、この日から始めたというものではないと思われる。多分2009年の何処かで始めたのでしょうが、「ブログの歩み」がいつ始まったのかが記録がなくて明らかでないというのも偐万葉らしくていい。 過去に遡って、ということで言うと、2014年3月13日にブログページの文字フォントの基本がメイリオに変更されるということがあり、その結果、それ以前の記事の文章(特に短歌などの部分)の改行が不自然なこととなり、読み辛くなっているという現象が生じました。そこで、過去に遡って表示の乱れを調整することを開始しましたが、これがなかなか厄介。気が向いた折に少しずつ進めていますが、本日現在、2009年6月4日記事まで修正完了で、それ以前の410件余の記事は未修正のままになっています。今のペースだと全て完了するのは、来年の今頃でしょうか。 そして、その修正の過程で、カテゴリ未分類に属する記事からカテゴリ「ブログの歩み」に編入する方が適切と判断されるものがあった場合には、上記の2009年1月31日の記事よりも以前の記事がこのカテゴリ最初の記事となる可能性もあります。