花園中央公園のモズ
花園中央公園でモズを見かけました。(モズ)(同上)モズ・Wikipedia このモズが居たのは、若草読書会のお花見場所にもなっている花園中央公園の桜広場の一角。(花園中央公園の桜広場) 上の写真の右奥の方に背の低い生垣のような植え込みがいくつかありますが、その一つがこのモズのお気に入りの場所であったようです。 カメラを構えると、それに気付いたのかシャッターを切る前に飛び去ってしまいました。 撮影を諦めて、石のベンチで休憩していると、いつの間にか元の場所に戻っているのでした。(同上・モズ) そこは、地面から60~70cm程度の低い場所。 縄張り意識の強い鳥かと思うので、縄張りを主張するなら、背の高い木の見晴らしのいい枝にとまって見張らなければならない筈だから、このような低い場所で辺りを見回しているのは異例ではないかと思うが、メスであればそういうこともあるのかなど、モズのことをよくは知らぬヤカモチには、よく分かりませぬ。 モズを詠んだ歌も万葉集にありますので、紹介して置きます。春されば もずの草(かや)ぐき 見えずとも 我は見遣(みや)らむ 君があたりをば (万葉集巻10-1897)(春になるとモズが草の中に潜って見えなくなるように、見えなくなっても、私ははるかに眺めていよう、君の家のあたりを。)秋の野の 尾花が末(うれ)に 鳴くもずの 声聞きけむか 片聞(かたき)け我妹(わぎも) (万葉集巻10-2167)(秋の野のすすきの穂先に鳴くモズの声を聞いただろうか。よく聞きなさい、わが妻よ。)<参考>鳥関連の過去記事はコチラ。