すがし野の道
今日、銀輪散歩で花園公園に立ち寄り、一回りして公園を出ようとしていたら、ご年配の男性の方が、通りがかった人に道を尋ねている感じ。 「どうされましたか」と声を掛けると、東花園駅はどちらへ行けばいいのか、とのこと。どうやら方向を間違われて駅と反対方向に来てしまい、公園に迷い込まれたよう。こちらはヒマだから、駅近くまでご案内することに。 自転車を超スローにして、その方の歩く速度に合わせつつ、駅まで雑談しながら、ご一緒した。彼はこの近くの会社の面接試験を受けにやって来た帰りだという。厳しい状況でなかなか職がなくて、と彼。こちらはもう早々と会社を辞めて遊んでいる身なので、「おいくつですか?」と尋ねると68才だという。小生と似た年齢位か、少し下位の答えを期待していたのに、大先輩でありました。68才で未だ職を探している方を目の前にすると、遊んでいる自分が何か申し訳ない気分にも、ちょっとなって、しばし絶句でした。 駅の近くまで来て、彼も道が分かったようなので、お別れすることに、今回の面接でうまく採用されますように、と心の中で祈りつつ。 (なお、上の花園ラグビー場の写真は今年2月の写真です。今日は花園公園の写真、撮っていませんので・・) もうひとつ。大学同期で近頃何かと親しくしているF君から、「退任します」メールがあり、お疲れ様メールを返したら、今日そのお礼メールが入っていました。彼は東京在住だが、大阪出張の折に食事を共にしたりして来た仲。今月の株主総会で役員を退任し、晴れて自由の身になるというもの。この点では、小生が3年先輩なので、「卒業おめでとう」メールを打った次第。例によって、彼へのメールに添えた歌は以下の通り。あぢさゐの 八重に咲きてぞ まつ風も 君にや吹き来 すがし野の道 (偐家持)藤の花 継ぎて咲くなれ 歳ごとに 丹の穂満つ田の うましその道 (偐家持)