さくらんぼビール「ブーンクリーク」
先日東京にいったときのこと。帰りに時間が少し空いていたので、新丸ビルをウロウロ。成城石井があり、ベルギービールの試飲販売をしていました。ベルギービールってあまり飲んだことがなかったのですが、ちょっと飲んでみると、コクあり酸味や甘みの味ありで面白い。お酒は買ってかないようにと思っていたのですが、お店の方から、「変わったのはお好きですか?」なんて薦められたのが「boon kriek(ブーンクリーク)」というビール。鮮やかなピンク色というか鮮やかな紫色にきめ細かい泡が立っています。飲んでみると酸味が程よく甘みがあり、なかなかの美味しさ。なんでもさくらんぼを漬け込んだとか。ふだんはビールは飲まないのですが、山形⇒さくらんぼだから、即購入してしまいました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~さて、自宅に帰ってお土産を渡すと、妻はげんなり。またお酒???とのこと。でも飲んでみたら「コレ美味しい!」を連呼していました。まずは泡のきめが細かいこと。そして、味わいが複雑で、酸味と甘みが調和していて、苦味が少ないこと。375mlで750円ほどとかなりお高めですが、2本買ってきてすぐになくなりました・・・~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~さてこのビール、調べてみるとランビックビールというベルギーのこの地方にある野生酵母を使い、樽熟成したビールと若いランビックビールをブレンドして2次醗酵させる特殊製法のビールです。しかも、オーク樽を使用するそうです。熟成ランビック+若いランビック+樽熟したビールでさくらんぼを漬け込むという手の込んだ方法でこのような味ができるようです。小西酒造という兵庫県の白雪醸造元が輸入代理店となっています。詳しくはこちら。http://www.belgianbeer.co.jp/lineup/detail_142.htm醸造の過程でさくらんぼを多く使用する(5リットルのランビックに対して1キロのさくらんぼ)ため、日本の酒税の区分では発泡酒になるそうです。果実酒とビール両方の性格を持っているものなんでしょうね。ブーン醸造所の社長さんは、1970年代にランビックを造るために醸造所を買い取りビール造りをされているとのことでした。山形でさくらんぼビールを醸造しているところはありますが、ここまで味が濃くはっきりしているものではなく、色が淡いピンクで鮮やか、爽やかな感じです。あ~こんなビールを造ることができたら幸せだな~と思いつつ、山形の短いさくらんぼの旬をこんな形で届けることができたらと思う今日この頃でした。