やすくんのエッセー

[コミュニケーション・プレゼンテーション] カテゴリの記事

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• 子供とのコミュニケーション

  子供に好かれるのに大事なことは表情やスキンシップなど言葉以外のコミュニケーションがとれること。言葉でうれしいといっても子供には伝わらない。気持ちの伝達には言葉はたいした力がない。うれしそうな表情をすれば子供に伝わる。けれども、うれしいときにうれしいという表情をするのは簡単なようでなかなかできない。ぎゅっと抱きしめることによっても子供に伝わる。けれども、うれしいときにためらいなく抱きしめるのもなかなかできない。言葉以外のコミュニケーションは大人になっても必要なのにおろそかになってしまいがちだ。子供とのコミュニケーションによって言葉以外のコミュニケーションを鍛える必要がある。

  2006.02.11

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• 外国へ行かなくても国際交流はできる

  外国へ行ったことがなかった頃、国際交流の話題になるととっても引け目を感じることがあった。日本にいても外国人との交流は可能だ。たとえば、私は日本にきた外国人の学生と六本木の街に繰り出したことがある。日本人は私ひとり。外国人と六本木の街に出かけたのははじめてだった。このときに行った六本木の店には日本人を見かけることなく日本人の行く店とは雰囲気が違った。六本木には日本人の街と外国人の街が共存していながら混じり合っていないことに驚いた。私は日本での外国人との交流について話をしたのだが、外国へ行った知り合いが、外国での体験を話すと私の話より外国へ行った人の話のほうに熱心に耳を傾ける。そんな体験を繰り返すうちに、自分が外国に行っていないことに負い目を感じていた。外国へ行ったことがないというコンプレックスは自分が外国へ行くことによってなくなった。長期といっても２ヶ月くらいだが観光ではなくお金をもらって生活していた。現地で国際交流もした。そこで感じたことは別に外国へ行かなくても国際交流はできるということである。私は外国へ行く前と同じ主張をしているのに外国へ行ったことによって気のせいかもしれないが前よりも耳を傾けてくれるようになった。ますます簡単に外国に行くことができる。語学力を身につけたいと思う人は多い。確かに語学力がない場合のハンディは大きく語学力はあったほうがいい。しかし語学力を磨いても伝える中身がなければ何もならない。伝える中身というのは外国へ行くから身につくわけではない。外国に行かなくても、日常生活の中で自分を見つめることによって中身は磨ける。

  2005.12.31

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• コミュニケーションの訓練

  コミュニケーションの訓練としてロンドン郊外の名門女子校寄宿舎の昼食と夕食の光景アメリカの幼稚園や小学校　show and tellについて下記の本に取り上げられている。英語小論文の書き方加藤恭子／ヴァネッサ・ハーディ著講談社新書　1992年発行ロンドン郊外の名門女子校寄宿舎の昼食と夕食の光景少女が当番で「おもてなし役」になる自分だけがしゃべっていればよいというのではなく先生のも興味をもってもらい質問をして、会話にひきこまなければならない。黙りたいときに黙ってしまうのは興味深い会話をみつけて座をもり立てる役を相手だけに押しつけることになる。日常生活の中で会話を引き出しリードしていく責任を子供に担わせようという考えている。アメリカの幼稚園や小学校　show and tell日本の雛人形を見せたとすれば雛祭りの由来についても少ししゃべらなければならない。皆の前でうまく説明ししゃべる能力を養おうとしている。手をあげて質問したり、意見をのべたりそのような形でクラスに参加することが求められている。日本ではコミュニケーションの教育が伝統的に遅れている。お笑いの伝統がある関西では比較的優れている。関西の人は相手をおもしろがらせるというサービス精神が豊かである。相手に対するサービス精神をもつというコミュニケーション文化を育てる必要がある。

  2005.10.21

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• 文章力を軽視するなかれ

  リーダーにとって「たかが文章」とあなどることは許されない。文章を書くと言うことは、その人物の日常の過ごし方、仕事の進め方、心のありようを映す鏡であるからだ。心のゆがみは、文章のどこかに現れるもの、つまり文章を書くということは、その人の生き方と密接に連動しているということなのだ。ビジョンを示し部下の士気を喚起しなければならないリーダーにとって、文章一つにしても、こうした気構えがなければ人を説得することはできない。「文は人なり」「文は心である」と認識すべきである。飯塚昭男氏がＷＥＤＧＥ２０００年１０月号に書いている。文章を書くということは　単に書くことではない。文章を書く技術をマスターすれば企画力がアップされ、スピーチの腕も上がるのである。主題のつかみ方がはやくなり、話の要点も理解されるしキーワードも容易に駆使できるのだ。たとえば、アブラハム・リンカーン大統領が１８６３年１１月に行った有名なゲティスバーグの演説は次のように語りだしている。８７年前、われわれの父たちは、自由という理念によって打ち立てられた国家、そして、すべての人は生まれながらに平等であるという理念に捧げられた新国家をこの大陸に建設したリンカーンはさらに、この短いスピーチの最後に歴史に残る名文句を用意した。神の下にこの国家は、自由の新たなる誕生をもたらさなければならない。人民の、人民による、人民のための政治が、この地上から決して消滅することはない言うまでもなく、素晴らしいイントロと素晴らしい結びである。主題がはっきりと示され、しかも人の心を打つキーワードが使われている。だが、このスピーチは一朝一夕になったものではないことが肝心なのだ。リンカーンは日頃からスピーチの下書きは秘書官任せにせず、自らペンをとって推敲していたのである。特に書き出しと締めくくりには注意を払い要所要所のキーワードにも力を注いだそうだ。こうした積み重ねがあればこそ、ゲティスバーグのスピーチが誕生したのである。文章を書くということを会得しなければ、とても名スピーチは生まれてこないのである。 タイトルが決まり、サブタイトルも用意され、各章ごとの小タイトルが決まれば、半分仕事が終わったようなものだ。したがって書くことばかり全力を挙げるのではなく実はこうしたコンテ作りに時間の半分をかけるべきだ。大宅壮一の言葉である。文章を読んだときに私が魅力を感じるのは文章の言い回しがうまいというものより中身がおもしろいものである。中身　構成というのは書き手の日常を反映するものだと思う。おもしろい文章を書いている人と実際に話してみると魅力的だと感じる。

  2005.10.20

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• 発表は知識の伝達じゃない　共感の創造だ

  先生の中には学校の授業を知識の伝達と思っている人がいる。その影響で発表は知識を伝達するものと思っている人が多い。知識を獲得するのであれば本などを通して自分で調べたらいい。先生などいらない。授業では興味をもたせることが大事である。授業を聞いてもっと調べてみたい勉強してみたいと思うことができたら幸せだ。発表も同じである。何か知識を得たいと思って発表を聞きにいくことはある。しかし、たいていは本を読んだほうがよい。発表者の考え方や経験が伝わってくる発表や自分に刺激を与えてくれる発表を期待している。現在こうなっていますと発表するよりはどのようにして現在そうなったかを自分の体験にそって聴衆に疑似体験してもらう話し方がよい。そのとき事件がおきたのです。私は事件の解釈として３つの可能性を考えました。みなさんだったらどの可能性を選びますか？そうですよね。もし最初の可能性だったら。。。次の可能性だったら。。。最後の可能性だったら。。。結局私は。。。という理由から最初の可能性を選んだんです。人間は結論を聞きたいのではなく結論を出す過程を共有し共感したい気持ちがある。相手に自分と同じ体験を共有してもらえれば相手はあなたに共感をもってくれるだろう。

  2005.10.06

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• ほんとうに発表が苦手なの？

  発表が苦手と思っている人は多い。でもほんとうに苦手なのだろうか？今まで発表をする機会がなかっただけでは？最初から発表がうまい人はいない。学校で上手な発表方法という授業があるわけでもない。学校の先生がものすごく発表上手ならその先生を見てまねるだけでも上手な発表を身につけることができる。確かに学校の先生は生徒の前で話をするけれどもそんなに発表上手な先生が多いとも思えない。たとえ発表がうまくなくても苦手意識を持つ必要はない。自分は発表の機会が少なかっただけだと。だから発表の経験を積むためにもっと発表してみようと思うのがいい。

  2005.10.05

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• 発表で緊張する？

  人前で発表するというときに緊張しない人はほとんどいない。緊張を生かしてよい発表をするか緊張に負けて悪い発表になるかの違いだ。人に見られることによって普段より力を出せることは多い。長い時間力を出し続けるためには緊張感の持続が必要だ。人に見られることによって自らの気持ちが高まり力を出しきることができる。サッカーもサポーターの応援があるのと応援がないのでは違うと言われている。人に見られることによって普段より力を出せない人もいる。緊張して筋肉などが硬直し身体がスムーズに動かなくなる。こうなると実力を発揮することはできない。心に緊張感があり身体は緊張しないのがいい。ではどのようにすれば身体の緊張は解けるのだろうか。筋肉を動かせばいいのである。筋肉を動かさないからますます筋肉が動かなくなる。実際に発表ではまず身振り手振りを大きくする。こうすれば手足の筋肉を使うことになる。声もおなかから大きく出す。こうすればおなかの筋肉を使うことになる。身体が緊張した状態では身体の動きが小さくなり声も出ていないことが多い。だから最初に身体を緊張させてしまうとあとで復活するのがむずかしい。最初が大切。そのためには挨拶が大事である。大きな声で「こんにちは」といい大きな動きで頭をさげる。そうすれば身体は緊張しにくくなる。

  2005.10.04

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• コミュニケーション力をつける教育　チーム学習

  現在の日本の教育においては個人で学習することがほとんどでチームで学習することはあまりない。個人で競わせるよりもチームで競わせてチームの中で助けあわせるほうが教育的に効果があると言われている。仲良しでチームをつくらせることはあってもふだん一緒に遊んでいないメンバーを組み合わせてチームをつくらせることはほとんどない。社会では必ずしも仲良しチームで仕事をするわけではない。むしろ、異なる背景をもったメンバーが一緒のチームになり、目的に向かって達成していくことが多い。仲良しチームでは同じ意見でまとまろうとする傾向があり発展性がない。しかし、異種メンバーから構成されるチームではお互いの意見を尊重しながら自分の考えを反映しようとする。異なる経験からは異なるアイデアが生まれるので問題に対して様々な解決策を提案できる。

  2005.09.07

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• 相手のために何をできるか

  John F. KennedyInaugural AddressFriday, January 20, 1961And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you-ask what you can do for your country.ケネディ大統領の就任演説の中で最も有名な一文。「国があなたに何をしてくれるかではなく　あなたが国のために何をできるかを考えよう。」ケネディは43歳と最も若くして当選した大統領である。ケネディ大統領の時代はアメリカ合衆国の最もよい時代と言われている。ベトナム戦争の早期撤退計画をたてていたケネディ大統領は暗殺されベトナム戦争は泥沼化していく。その結果、戦費がかさんで経済は悪化し敗戦後精神的も追い詰められることになる。コミュニケーションにおいても「相手があなたに何をしてくれるかではなく　あなたが相手のために何をできるかを考えよう。」と言えるだろう。コミュニケーションによって相手があなたに何かをしてくれるという恩恵を受ける。相手からの恩恵を受けることは明日への活力になるので自分にとって大切なことだ。しかし、恩恵を受けることは目的ではない。企業活動の目的は利益を得ることだと思っている人が多い。しかし実際には「顧客をつくりだすこと」が目的であり利益はそれを達成するために必要不可欠なことに過ぎない。「友人をつくりだすこと」が目的であり恩恵はそれを達成するために必要不可欠なことと考えれば「相手のために何をできるか」を大切にできる。

  2005.08.20

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• 逃げ道の確保

  高校生の彼女は学校でいじめられていた。家では両親に学校へ行けと言われていた。正面に対峙しているのは、彼女をいじめる同級生。彼女の逃げ道を奪っているのは彼女の味方であるはずの両親。こんな彼女に私は両親と戦うようにアドバイスした。「両親と戦って学校を休める自由を確保しよう」たいへんだったけど彼女は学校を休める自由を勝ち取った。だめなときは休めるんだと思えば行き場を失うことはない。我慢しようとする自分と戦おう。我慢をしなさいという身近な人たちと戦おう。正面衝突の戦いをするよりは逃げ道を確保するためのほうが戦いやすい。

  2005.08.13

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• ほめる

  ほめるというのはむずかしい。心からほめていない場合には魂胆があってほめているのではと受け取られてしまう。心からほめているかどうかは表情や身振り手振り、声の調子などの様子から判断されるものなので言葉だけで取り繕ってもうまくいかない。日本人はふだんからほめることが少ないのでなかなかタイミングよくほめることができない。「よかった」と思ったときにほめることができるように訓練することが必要だ。よいと思ったときにすぐほめれば感激がそのまま相手に伝わるだろう。ほめる習慣をつけるにはできるだけよい面を見つけるようにすることだ。たとえば「行動が遅い」というと欠点のように聞こえてしまうけど「よく考えて行動している」というと優れた面になる。よい面がたくさん見つかればたくさんほめることができるから習慣がつく。ほめる習慣がつけば自分に対してもよい面をみつけられる。自分の悪い面をみつけて改善していく向上心は緻密さという意味では大切である。けれども精神的に追い詰められやすい。自分のよい面をみつけて伸ばす向上心なら精神的にも余裕をもって自分をよい方向に進められる。

  2005.08.09

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• 感情と論理

  殺人事件が怒ると感情に問題があるような議論がある。これは的はずれだと思う。感情というものは本来激しいものであって「憎ければ殺したい」となってもおかしくない。感情が豊かであれば憎しみを感じる可能性も高くなるのだからより殺したいという機会は増える。殺してはいけないと抑制が働くのは感情が豊かだからではない。「殺すのはいけない」という論理である。「もし自分が殺されたらどう？」とか「殺したことによってどういうことがおきるか？」は、論理で考えるものであって感情で導かれるものではない。感情を豊かにすれば、豊かになった感情を抑制できるだけの論理を訓練しないといけない。

  2005.08.08

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