まるで森の中にいるような温泉
ねぶた話は閑話休題、お休みにはお休みしようということで、山間のひみつの温泉に日帰り入浴に行った。秘湯中の秘湯だと、河原の泥をすくって湯船を作って入るものもあったりして、それはおそらく当然「ただ」だろうが、そこまで行かなくても「有名な秘湯でなく人がぞろぞろいない」ところがいいと思う。 そんなわけで、山の中のそのまた奥の、元林業振興事業で作った温泉に行った。料金は200円。浴室は狭からず広からずでちょうどよい。温泉の色は透明だが、飲料可なので飲んでみるといろいろ混ざっている。壁はすべてガラス張りで、まるで森の中で風呂につかっているような錯覚を覚える。特筆すべきところは何もない、地元の人がちらほらくるだけの、時間が止まったかのような、宿泊施設もないところだが、何故か元気になった。すごく元気になった。理由はわからない。 そんな効果が、温泉なのだろう。