甘いもの
甘いものはほとんど食べなかった。せいぜい1年に1回、いちごのショートケーキを食べるのが関の山。コーヒーはいまだにブラックで、おはぎは見ただけで胸焼けする。 職場にいると、出張土産だとかお客さんが持参したものだとかと、甘ものが配られる。食べるわけがないので、夕方には机の引き出しに入れて、賞味期限切れまで保管していた。 しかし最近、自然に甘いものを食べている。甘いものを食べても胸焼けしないし、思考が澱んだりもしない。むしろ、和菓子系(あんこ)を食べた後などは、何だかすっきりしたような錯覚を覚える。 体が求めて、与えてみて、体が不快を訴えなければ、体の言うままに、甘物を食べてもいいのかも知れないなと、少し融和してきた感じ。だけどおはぎだけは未だに見ただけで満腹になる。せいぜい、このどらやきぐらい、と言ったところか。