[カテゴリ未分類]の記事一覧 | こころに映るよしなしごと

2010年の夏の野外ライブはプリキュア☆と一緒に

天候が心配されたが、夕方になるにしたがって青空が広がり、時間も押してきたので、夕映えから夕闇にかけての野外ライブになった。初めてのエレキギターとローンの残る80Wのローランドのアンプだったが、フットペダルのジャックと間違えて音が出ないトラブルがあったが、何とか乗り切った。今年はギブソンＪ－45からフェンダーストラトタイプのグレコ（25年前購入）に持ち替えて、「21世紀ロック少年」で行こうと思ったが、プリキュアの「ハートキャッチ☆プリキュア」のバックもやることになった。20代前半の可憐なプリキュアと一緒にプレイするなんて、なかなかないことだ。なんとか、「SATURDAY NIGHT」（BAYCITY ROLLERS）のようなイントロを弾き終えて、最後に「歩いて帰ろう」を弾いて歌った。今年も何とか去年と違う夏を迎えることができた。夏が始まった。

2010.07.16

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歯が痛くて休む

頭がぼうっとして、やる気が出ず、左の顎が熱を帯びていて、歯茎が痛くてものが食べられず、体重が２，３キロ落ちたのは良いが、すっきりとした気分とは程遠く、何だかよくわからないでいた。どうやら、中古のポンコツ自動車も10年過ぎるといろいろとガタがくるように、暑さと仕事とバンド練習などが重なって、歯がいかれたらしい。何年ぶりかに歯医者に行って、30分に及ぶ治療を受け、痛みは取れたけどくたくたになってしまい、休んで寝たり、夏目漱石の「硝子戸の中」や「私の個人主義」などを読みながら療養していた。空気のようにあることを忘れるような何の苦痛も不具合もない健康というやつが、不健康にならないと実感できないというのは、想像力が欠けているのか、はたまた、不健康になると、その他諸々の厄介事よりも体の苦痛や不具合が優先されてしまうだけで、健康な時はその時で、いろいろ煩悶する物事があるからなのかも知れない。明日は１年に１度の野外ライブの日だ。天候が気になるが、生まれて初めて人前でエレキギターを弾いて歌うので、いつもと違った緊張感が半分不健康の上を覆っている。　25年も前に渋谷の楽器屋で買ったギターは、果たしてちゃんと鳴ってくれるだろうか。ちょっとだけフレーズを弾いてみて、寝ることにする。

2010.07.15

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風の強い日

気圧が低くなって、等圧線が狭まり、風が強く吹いてきた。細かい霧のような雨が舞っているが傘を差す人はいない。どんよりと低く垂れ込めたにび色の雲と低気圧で、なんだか落ち着かない気分になる。これが思春期だったら、台風クラブしちゃうのだろう。勿論、思春期じゃないから、少し眉をひそめるだけ。心の奥のわくわく感に。

2010.07.12

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本との邂逅

数年前、駅ビルにある書店で、時間つぶしをしていた時、タイトルにひかれて手に取り、最初の数ページを読んだ本があった。続きを読みたかったが、電車の時間と、単行本という価格も大きさも気が引けるものだったこともあり、そのままにしていた。図書館に行って、小説の棚をゆっくりみていたら、数年前のタイトルの記憶が蘇り、手にとっていた。こうして、何百日かの時間を経て、ようやく物語は再び動き始め、ようやく読了した。そういったことも、たまにはあるのだろう。まあ、たまたま、タイトルが芭蕉の辞世の下の句「夢は枯野を駆け巡る」だったからかも知れないが。今度は、「面白きことも無き世を面白く」というタイトルの本でも書店で出会うことを期待しよう。

2010.07.09

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暑い夏のジェファーソンの朝マック

夜７時半に寝たら、夜中の２時に眼が覚めた。仕方なく、ご飯に食べるラー油をかけて、もぞもぞ、がつがつ食いながら、たまった録画の番組を観る。坂本龍一のドラムとベースの番組scholaは面白かった。細野晴臣の言う、面白いからやったというところが、奇をてらってテクノポップをやった訳ではないことが理解できた。暑くなってきたので近くのマックまで行って、朝マックを食べる。ソウセージMuffinは美味しいが、できれば、アメリカ国にあるような、ダイナーがあればいいな。福生とか広島とか沖縄とか三沢とかにあるだろうか？ほんの一瞬、アメリカの青い空を想った。

2010.07.04

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夏の始まりの何かの生命体のような、小さな揺らめきの集まったツリー

気がつくと、７月になった。空気は湿気を含んで少し重い。夕方になると、何処からか、戦に行く前の戦士を虚しく鼓舞するような太鼓のリズムと、気がふれたような不規則な笛の音が聞こえてきた。北国の短い夏の始まりを知らせる秋田の竿灯祭りの練習が始まったようだ。まだ、ゆらゆらと心細い竿に無数の提灯の蝋燭の明かりが揺れる。それはまるで、空中の架空の樹木に大量に産みつけられた、何かの有精卵のように見える。闇が深くなると、更にその魂の揺らめきは妖しくなる。

2010.07.01

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梅雨と晴れのあいだに

梅雨どきの思い出は心踊るような愉しいものではないが、縁側の木枠の戸に当たる雨だれの跳ね返しやら、雨音に煙る向こうに霞んでいる、微笑みながら近づいてくる赤い傘とか、これから何かが始まろうとしていることを、予感させるような感覚がある。梅雨の晴れ間の夕焼けに、思った。

2010.06.30

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桜桃季

山形県出身の職場の人が実家から送られてきたさくらんぼを分けてくれた。可愛い実が幾つも入っていた。甘く酸っぱかった。ベアになっているものが幾つかあった。雨は音もなく降っている。

2010.06.28

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砂の上～♪、刻むステップ

浜木綿が咲いているところを見ると、どうやら海に辿りついたようだ。ワンピースを重ね着する人も、波打ち際でハンドバッグが壊れて中の化粧品の瓶を「どぼん、どぼん」と海に落としている人もいない。海水浴シーズンの到来まで、まだ少し間があるからか、砂地に記された風紋はそのままで、波の上に刻まれたステップは、不思議な意匠をしている。世紀末の映画のように、紫外線の強烈な放射を恐れて、磯いそと海から遠ざかる。今は真夏なのか、梅雨時なのか、初夏なのか、よくわからない。ここのところの季節は、まるで人生のように、よくわからない。まっすぐ歩いているつもりでも、足跡を振り返ると、千鳥足だったりする。

2010.06.25

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本荘のボートハウスと昔のトレーナー

今度は出張で由利本荘市に行く。由利本荘市は日本海に面していて、市内を大きな川がゆったりと流れて海に流れ出ている。すぐ近くに本荘マリーナがある。全然違うけれど、なんだか、葉山とか油壺とか加山雄三通りとかみたい。全然違うけど。ボートハウスは何年か前の国民体育退会の際に建てられたおしゃれな（つまり使い勝手はどうかと）建物で、床が板というのが、ボートハウスっぽい。ボートハウスの前には大きな川（雄物川？）がゆったりと流れていて、女子高のボート部の面々がメンテナンスをしていた。近くで見る競技用のボート（レガッタ？）はすごい細身で、同じぐらい痩せていないと沈んでしまいそう。張り紙には、誰でも自由にボートを借りて、自己責任で川で乗ることができるそうだ。う～む、心が動く。大昔に、「BOAT HOUSE」というロゴが入ったトレーナーが流行ったことがあった。なんだか、ケンブリッジ大学か長崎の中国風の船のレースみたいで、日本的でないところが良い。ボートハウスから、海までふらふら歩く。

2010.06.25

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お得か、二兎を追うものか、秋田県湯沢のだるまラーメン

出張で湯沢市に行く。秋田市からはかなり遠い。途中の出羽丘陵は、初夏の雨に緑色に輝いている。お昼にお勧めのラーメン屋に行く。味噌と醤油が別々に入ったラーメンの二卵生双生児のような丼のだるまラーメンを食べる。双方おいしいのだが混乱してしまいよくわからなくなる。次はお好みの味噌ラーメンを食べにくると、目の黒い縁取りさえなければ秋田美人のお姉さんに心の中でつぶやく。

2010.06.23

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６月22日

朝起きて、決めた。顔を洗って歯を磨いて、ご飯を１合炊いて、裏の豆腐屋に行ってもめんを一丁買って、チューブの生姜と味の素と醤油をかけて、冷奴でご飯を食べた。腹ごなしのため、芥川龍之介の未定稿集を読んでいたら、眠くなって寝た。ＮＨＫラジオ第一放送の朗読の時間に眼が覚め、ネスカフェゴールドブレンドを飲んだ。大瀧詠一の「Ａ　ＬＯＮＧ　Ｖ・Ａ・Ｃ・Ａ・Ｔ・Ｉ・Ｏ・Ｎ」をダビングしたカセットテープを聴きながら、南の国の海と空と風を想う。夕方になって、商店街を人の流れに逆行して駅まで歩く。新宿駅で乗り換えて京王線で調布の手前の駅で降りる。初夏の夕陽が傾くにつれ、駅の改札から出てくる人が増えてくる。思いつきで行動した後悔を、真正面から夕陽が照らし出す。気づくと、空気までもが煌く光の中にその人は帰ってきた。服を着替えたその人と、新宿駅東口の、今はなき、ウエンディズでテイクアウトしたハンバーガーをかかえて、武蔵野館の前から３列目で、「転校生」を観る。いつかこんな、モノトーンの映画を作ることがあるのだろうか。映画を観た後、ずっと押し黙ったまま、京王線のクリーム色の車両の窓に背中を付けて、遠ざかる街の明かりを見ていた。

2010.06.22

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6月17日

睡眠不足の眼をこすりながら部屋のカーテンを開けると、梅雨の晴れ間の抜けるような快晴の青空が広がっていた。遠くに沸き起こる雲は、白く光っていた。将来というものに対する、起き抜けの頭のようなぼんやりとした不安と、すこし溶け出したアイスクリームのような軽い諦めを抱えて、同じ毎日を過ごそうとしていた。自ら舵を取ることもなくゆるやかな川の流れに船を委ねておけば、然るべきところに然るべきスピードで流れ、曲がり、進んでいった。どうやら、ようやっと、舵を取る時がきたらしい。夜の11時から朝の５時までかかって集めた言の葉を、街の文房具屋で１時間かけて選んだ便箋に書き込み、封筒に入れて、校庭の砂がざらついている下駄箱の中に入れた。眠気が覚めたような安堵と、睡魔が襲うような後悔で、暫くその場に立ち竦んだ。ＵＣＬＡの青いスニーカーをはいて、手紙を鞄に仕舞いこんで、どこまでも広がる空の青の向こうに、自転車は消えていった。１年前に買ったモーリスのギターで「リンゴ」をかき鳴らした。

2010.06.17

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今年もまた、魚介さん満載の海んちゅカレー

海に来たついでに、去年も食べた魚介が美味しいシーフードカレーを食べる。でかい魚介類がボツボツ入っていた、沖縄波照間島のどっかのはずれの民宿の食堂のうみんちゅ（漁師）カレーを思い出す。可愛らしいタコをまるごとかぶりついて、辛いカレーを食べる。食べ終わると、どこからともなく、涼しげな風が吹いて、白神山地の方に去っていった。

2010.06.13

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海に行ってみた

ほんのちょっと前までは、春暖と春寒が交互に来ていたと思っていたら、今や、突然の夏の陽気に取り囲まれている。陽気に誘われて、海へ行ってみる。小高い展望台のある岬から海を眺めると、ハワイのどこかの島にいるように錯覚する。だけど、バリバリの日本海で、海の彼方には朝鮮半島があるのだ。そんなことはさておき、整備された磯の海水浴場（勿論、海水浴客はいない）に降りて、泣き濡れずに蟹と戯れる。磯の香りと潮の満ち引きの音、そしてその間の、束の間の静寂と止まったままの浮雲。イカ焼きの煙も女の子の嬌声もサンターンオイルの匂いもビーチボーイズもないけれど、ここは今、夏の海だ。

2010.06.13

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廃線となった花輪線と廃駅の小坂駅

そんなに遠い昔ではなく、大館から小坂までの鉄道（花輪線）が廃線になった。使われなくなって草が伸びている線路にたまらなく惹かれる。何故かはわからない。まだまだ使えそうなのに、時代から役割が終わったと肩を叩かれて、それでも役目を忘れることができずに、以前と変わらずスタンド・スティルしているからだろうか。

2010.06.09

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森を見て木を見ない、建物を見るよりパーツを見よ

小阪鉱山事業所内部を見学する。中央に螺旋階段がある。中庭にはエレベーターもある。当時の先進性と近代性を訴えている。明治６年に外国人の技師によるクリスマスパーティが開かれたが、記録上、日本初のクリスマスパーティは明治８年に銀座でのものらしく、この地において、その時、そのようなイベントを見て驚かなかったのは耶蘇の方々ぐらいだったのかも知れぬ。窓の向こうに庭と山々が見える。その窓のパーツに眼が行く。多くを語るより、この黒鉱カレーのように黒びたパーツがその時を、そして過ぎ去った膨大な時間を静かにみせる。

2010.06.09

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ここがここが鉱山事務所。記念の写真をとりましょおね

小阪鉱山事業所に行く。ここは有料で中を公開している。庭園と建物が左右対称にできていて、まるで、インカの山奥に突如現れた高度な文明の匂いがする遺跡のようだ。この建物を前にして、びっくらこいている夫婦はどこぞの何者だ？

2010.06.09

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青銅館の魔人、黒鉱カレー

仕事で秋田県の北の端（地図で見ると十和田湖を半分囲んでいる）に位置する、小坂町に行く。日本列島に降り注ぐ太陽光は、まるでレーザービームのように北国の寒いところを直撃して、真夏のような暑さをもたらした。小坂町は忠犬ハチ公の出身地の大館市を更に北に行ったところで、辺鄙なところだが、鉱山があったために、モダーンな建物や先端医療の病院、おしゃれな教会、そして娯楽の殿堂の歌舞伎の劇場が作られた。ひとどおりのない芝生と鮮やかな花壇の向こうに洋館が佇む様は、まるでハワイのどこかの街のようだ。折角なので、青銅館という、江戸川乱歩なら魔人を住まわせておきそうなレストランの名物、「黒鉱カレーを頼む。出てきたカレーは、イカスミ入りの真っ黒なもので、上に金箔が振ってある。確かに小阪鉱山では、銀や亜鉛以外に黒鉱が出たようだが、黒いカレーとは。おまけに、エチケットとして、「おはぐろ状態になった時のための歯ブラシ」が付いてくるのがご愛嬌だ。一応、食後に手洗いの鏡で葉をチェックしたが、黒くはなかった。だけど、折角なので、清算した後に、歯を磨いた。暑いけれど、暫くこの街を散策してみよう。

2010.06.09

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筍の旬

無学で世事に疎いので、タケノコの季節は春先だと思い込んでいたら、これからが旬らしい。初夏の早朝の竹林の中で、採れたての竹の子の刺身をわさびの効いた薄口醤油でいただく幻想を抱く。眼が覚めて、目覚の貰いものの筍の味噌汁をいただく。秋田は、今日も暑くなりそうだ。

2010.06.08

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国道沿いなのに目立たず山小屋風の蕎麦屋

出張に行く。どんよりとした曇りの日、大曲方面の田舎の役場に行く。どの町か区別がつかなくなるほど似通った、役場庁舎と農村就業構造改善センターが併設している造りになっていて、隣りのだだっ広い会議室では、減反計画を練っていた。帰りに秋田市河辺のドライブインの近くに小さい看板しかない蕎麦屋に寄ってみる。店は、まるで雀のお宿のように木々に隠されていて、店内は山小屋風というか、薪がそこらじゅうに積んであって、山小屋そのもの。挽きぐるみを頼むと、ぶっとい蕎麦が出てきた。量は少な目だったが夜までお腹は空かなかった。ようやっと週末だ。山にもう行ったような気がした。

2010.06.04

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ロック少年なりそこねのエフェクターたち

ブラックボディのフェンダーストラト（モデル）とアンプの間にシールドで繋がれた変音器たち。それがエフェクターだっ！青い何の変哲もないコーラスは、20数年前に渋谷の石橋楽器で買ったもの。果たして老骨に鞭打って、みんなロックしてくれるだろうか？

2010.05.31

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登場人物が少ない小説のような沼地周辺の散策２時間と上天気

日常という名の、予定調和的にいかず神経症的な（そう、まるでそれはマジカル・ヒステリー・ツアー）日々が過ぎて、週末が来る。これまた予定調和的には進んでいない現代の貸本屋（公立図書館）から借りた本の未読が返却期限が来たのに３冊もあるというのに、あまりに上天気のため、沼の周りを歩く。あまりに上天気過ぎる上、その道程には非ドストエフスキー的に登場人物が少なく、まるで「こころ」のような数人の路傍者とすれ違う。沼の散策路は途中までで終わっていて、その先は、鬱蒼とした葦の茂みでいけないこともないがいけない。遠くに、ひっそりと佇む、帰りそびれた白鳥が一羽見える。小一時間も歩くと心地良くなり、都合２時間ほど歩く。それでも疲れ果てるほどではないことに、物足りなさを感じつつも、先週とは少し違う今週となるような予感がして、気が紛れる。

2010.05.30

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瀧連太郎４　さらば白神の滝たち

しばらく、立っていると、周囲にはうす暗がりの部分と日が差す明るい部分があることに気づく。うす暗い中から、何かが、こちらを引きつけようとしているように感じる。瀑布の周りは鮮明な苔が生え、透明な水が溜まっている。まるで、音も無く、シシガミがやってきて傷を癒しそうだ。「サリサリニャーマ」とは、巨大穴に住む魔物が脳みそを「サリサリ」と音を立てて食べることからついたそうだが、「ニャーマ」はなんだろう。「にゃー魔」だろうか。パワースポットでもあり霊気漂うところでもある、両刃の場から立ち去ることとし、踵を返す。その磁界から離れて振り返ると、遠くにまっすぐに落ちる瀧が見えた。明日から日常と言う名の冒険に戻るのだ。にゃーま。

2010.05.23

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瀧連太郎３　まるで南米ギアナ高地のサリサリニャーマのような滝のある処

パワースポットの滝から元気をもらったような気がして、しばらく行くと、また、滝の看板がある。民宿の前を通り過ぎると、すぐのところに細い道があり、そこを抜けると、まるで、コナン・ドイルが「失われた世界」のモデルとした、村上春樹が一角獣の住む処としたような、南米ギアナ高地の「サリサリニャーマ」の巨大穴底に立っているような滝の洞穴があった。まっすぐに落ちてくる滝の飛沫が細かい霧になって、まるで霊気のように周囲に漂っている。その昔、落ち武者が追手から身を隠していたような、外界から遮断された世界だ。外の世界とつながっているのは、天井の青空だけだ。しばし、言葉を失くして、その場に立ち竦む。

2010.05.23

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滝連太郎２　滝の頂上について

瀑布の音と木木から舞い飛ぶ何かに包まれて、目を閉じると、何かに包まれているような錯覚におちいる。滝の上部には何があるのだろう。それまで緩やかに、予定調和的に流れていた川が、突如、ある地点からニュートン的加速を付けて激しくなる。その地点を間近で見てみたくなった。

2010.05.22

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滝連太郎浄化と再生

好天と緑に誘われて白神山地の近くの滝を見に行く。浄化され再生される。

2010.05.22

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たまには昭和レトロ

久しぶりに夜の街に。洒落たダイニング、汚くて美味いおでん屋、魚の旨い店などなどいろいろあるがチープでレトロなチェーン店の半べヱへ。安いつまみと、ぐるぐる渦を巻いてどこに行くのか判らない会話と、ホッピー、電気ブラン、コーシー焼酎、暗闇焼酎など闇鍋みたいな飲み物。仲良く並ぶのは、左から「秘密のアッコちゃん（指輪付）」、「鉄腕アトム」、「魔法使いサリー」。魔法のマコちゃんは、無い。

2010.05.20

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たとえば、赤

暫く寒かったかと思ったら、寒くも暑くもなくなっていた。縮こまっていた首を伸ばして、周りをよおく見ると、花が咲き始めていた。道路わきのドウダンつつじが、冗談じゃなく、紅色に一斉に咲いている。そのように、花はひといろを一緒にわらいあう。大昔に、TBSのテレビドラマで、大原麗子と原田芳雄が主演した「たとえば愛」というドラマがあった。都会的で、だけどしっとりとした湿感があって、よいドラマだった。このタイトルのもととなるのが、小説家志望の原田芳雄が応募した小説のタイトル「たとえば、青」だった。ほんと、古いことを良く覚えているもんだ。あのころはまだ、赤坂のTBS通りにTBSがあったのだった。カレーの「TOPS」や、シチュー専門店はまだあるのだろうか。本当に当時のTBSのスタジオは、昔教会の建物だったのだろうか。思春期の女の子みたいに、春は、気がつかないうちに、急にいろめく。

2010.05.19

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森の記憶～蝸牛の森～

雨上がりの日曜日の朝、かたつむりを捕りに、神社の鬱蒼とした森に入った。何時もなら、遅く目覚め、ぼんやりとした頭で、日曜カルピス劇場の「山ねずみロッキーチャック」あたりを平和な気持ちで見ている時間帯だった。初夏の日曜早朝の森は、少しひんやりとして、よそよそしいくらい静かで、明るい光が緑と緑の空間に粒子となって散っていた。ズボンが濡れるのを厭いながら、しゃがみこんで葉裏を覗き込むと、蝸牛が黙ってとまっていた。初夏の雨あがりの森というと、何故かその風景が浮かんでくる。森の中ほどに小川が流れていて、岩場のあたりに沢蟹がモールス信号のような破線の動きをしていた。どうやって引き返したのか、覚えていない。もしかしたら、まだ、そこから引き返してさえもいないのかも知れない。

2010.05.16

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薔薇の匂い

イベントがあって、手伝いに行く。担当セクションではないので気楽だが、イベント終了後の充足感はその分少ない。やった分だけ、充足感というご褒美がやってくる。立ちっ放しで、足が棒に近くなったが、ロビーのソファーでご馳走になったコーヒーの美味しかったこと。イベント会場から、アレンジメントされた花を持ち帰る。資生堂のテレビコマーシャルのような百花繚乱に顔を近づけると、百合の強い匂いしかしない。品種改良されたのか、柔らかくなった棘を持つ若々しい薔薇の匂いは、終ぞ、嗅ぐことができなかった。

2010.05.14

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inside outside 桐野夏生

「OUT」の発表から数年の時を経て、「IN」が出たとの新聞記事を見て、新作の内容を知らないまま、２冊を連続して読んだ。「OUT」は、以前にテレビドラマでやっていた記憶（予告編しか見ていない）があったが、「IN」は続編でも何でもなかったが、普通の入り込みで読み終えた。「OUT」は、あらすじを知っていたし、導入部分の描写が変にリアルで、ちょっと放置していたが、風邪を引いて床に入っている時間ができて、寝入る前にと再開したら、どんどん引き込まれてしまい、「ハッピーエンドではないのにスカッとした結末」を味わうことができた。内容は結構ドロドロなのに、作者の作品に対する変なベタつきのない文体は、どこかで見たような気がして、書斎の書棚を見ていたら「グロテスク」が目立たないところにあった。また別の作品で、あの感じを味わいたいものだが、どうだろう。

2010.05.12

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究極のエコロジー、松川地熱発電所

山肌にはまだ残雪がある山間の温泉地の奥に、まるで南米の秘密工場のように、松川地熱発電所はあった。原子力発電所（教科書で見たような記憶がある）のような形をした建屋に向かって太い銀色のパイプが伸びており、建屋の上から、白い蒸気がもうもうと上がっている。山菜と、山鳥の肉と鶏の卵とわずかな穀物で糊口をしのいで、冷蔵庫と灯とラジオの電源は、地熱を利用してタービンを回る発電機によって、ここで、四季を受け入れながら生きていけるのではないか、と思った。あまりにも不要なものが多すぎ、不要なもののために新たな不要なものを誂えなければならない連鎖のようだ。光子力エネルギーと超合金Ｚがあればいいように、地熱発電所だけの、簡素で新たなエネルギー社会生活があり得るのかも知れない。そうはいうものの、不要なものが多すぎで、自分の一体何が最低限必要なものなのかもわからず、仕方なく、周囲を囲む壁の近くの森の中にある発電所に残された古びた楽器をひとつ取り出して、「ダニーボーイ」を奏でてみるのだった。

2010.05.05

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八幡平の焼き走りは、何かの証しのような黒い河

天気が良いので、八幡平界隈をふらつく。連休なので人出があるのだろうが、広大な地上と天空のはざまでは、さほど気にならない。道路沿いに「焼き走り」の文字を見つける。背中に背負った薪に火が付いて必死で疾走していく脚力に自信がある狸を想像する。階段を登って見たものは、想像しなかった風景だった。２５０年前に岩手山の中腹から噴出した溶岩が一週間流れ出て、冷えて固まったのが焼き走りとのこと。軽井沢の鬼押し出しを思い出したが（いまから２５年くらい前に見たきりだが）、それとは似ているが何か「質」が違うようだ。今は、何事もなかったような顔で、巨大な岩手山が雲の帽子をちょっと外して、青空の下黙っているが、何かの証しのような黒々とした溶岩（多孔石の軽石）の黒い河の只中で、暫し佇む。

2010.05.04

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不如帰のサラウンド輪唱の後の青空の静寂

春告鳥の鳴き声で目を覚ます。まだ夜は明けたばかり。コテージのウッドデッキに出て床に座り耳を澄ます。おちこちから不如帰のまだあまり上手ではない唄が聞こえてくる。その声に応えるように、目の前の木の上に止まっている一羽が鳴き出す。こんなに間近に、不如帰の鳴き声を聞くのは初めてだ。こうして360°サラウンドの鳴き声を聞いていると、それぞれ鳴き方が違っていて一羽として同じものはない。まあ、当たり前のことかも知れないけれど。

2010.05.03

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残雪の八幡平の硫黄の匂いがいおーな森の温泉

コテージ村の中心にある森の温泉に入る。白濁した温泉で足の先がじんじんしびれる。夕日を見ながら歩いて帰って冷たいビールを飲む。鳥が鳴いている。春告鳥のようだ。木のコテージは、サウナの木の匂いがする。

2010.05.02

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残雪の八幡平でコテージ暮らし

黄金週間の喧騒を逃れて、山肌にまだ雪の残る岩手県八幡平のコテージに滞在する。木のベランダでぼんやりすると、岩手山から降りてきた風が、どっどどうと言って吹き降りていく。後は、静寂だけが困った顔で残される。

2010.05.02

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プリンターの実質上の死とヒトの延長線上の死

思い起こせば、もう小学校に入学する年（7年）ぐらいになる、プリンター（MP770）が壊れた。原因はプリンタヘッドのようだ。パーツ販売もしておらず、メーカーに送ってヘッドを交換してもらうしかない。彼を郵送して且修理代を払う経済的余裕も、国の医療保障制度もないので、他の臓器は問題ないのに、このまま実質的な死を迎える。20代の頃は、死というものが感覚的に理解できず、まったく怖くなかった。むしろ、危険に隣接している諸々の体験の方に関心があった。だけど、ここ数年、時折ふっと、虚無の中に自分が消えこむ「死」の恐怖に襲われることがしばしばある。装置が壊れて動かなくなれば、恐怖も何も感じないはずなのに、観念的に、生の延長線上に死をとらえているからだろうか。それはさておき、プリンタの無くなった場所がぽっかりあいて、物が無くなることの清清しさを感じ、余計なものを溜め込むから、観念的なものに足を掴まれてしまうのかと思った。長い休みに余計なものを取り去って、数少ない自分の器官をできるだけ有効に使うしか、この「ぼんやりとした不安」のような「無頓着な窮地」を脱する方策は無い。

2010.04.30

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その先の向こうへ

同じことの繰り返しに倦んできたり、何か面倒なことをすることが億劫だったり、途中で予定をキャンセルしたりすることは、年のせいではない。たとえるなら、自分のシステムの中に、幾多のルートや経験則が溜まってきて、初期動作が遅くなってきたからだろう。その証拠に、心は、その先の向こうへ、何があるのか皆目見当もつかない不安と畏れと期待で満ちたトンネルの先をひたすら指している。心が年老いたように決めつけて、楽なほうへとシフトしている思考停止した自分のシステムこそが老朽化していること暴いて、決して老いることのない心を開放しなくてはならない。きっと、カントさんも少しはそう言いたかったのだろう。

2010.04.29

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メシがうまい！食べるラー油

朝は味のりご飯、昼はハムチーズサンド、夜はおかずとビールだったが、ゆっくり、ご飯と食べるラー油だけでご飯を食べる。何だか、うまい。何だか、何も要らない。何だか眠くなってきたので寝る。

2010.04.24

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一週間、フルーツ１個と手作りハムチーズサンドで昼を過ごす

寒暖の差が激しかった一週間、とらやの弁当を暫し離れて、フルーツ１個と手作りハムチーズサンド２枚だけの昼飯にしてみた。フルーツ１個を最初に食べると少しお腹が膨れる。パン２枚で十分だ。これで午後眠気に襲われることもなくなった。来週もまたやろうかな。なお、ハムチーズサンドを入れていたのはお菓子の空箱再利用したもの。

2010.04.23

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白梅春の綿帽子となりぬ

春のコートでも何とか街を歩けそうな、月曜日の朝。雪のような白梅の木を見つける。いいことがありそうな気配はまるでないそれはいつもと変わらぬ憂鬱な月曜日の朝。

2010.04.12

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春の曇りの鼻ぐもり

木曜金曜と春の陽気だったのに、週末は天気が悪いようだ。青森県弘前市にあるお菓子屋さんのcustardケーキいのち春限定品桜版をいただく。桜なんかどこにあるのの秋田にいても桜の香りを楽しむ。しかし、花粉症のような、頭の重さと鼻のぐずつき、そして目のしょぼしょぼ感は、まさしく花粉症のようなきがするのだが。

2010.04.10

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まるで匂い立つような紺碧の空のブルー

きがつけば、そう、何時も気づくのが遅いのだが、すっかり春の陽気になっていた。こんな季節は、いつもと違った春（井上陽水）とか、暦の上では（風）とか、春なんだなあ（小椋佳）とかが浮かんでくる。裏地を外したコートは、春の風に少し翻る。だけど、夕間暮れには放射冷却でひんやりする。もうすぐ、だけど、もうすこし。そんな昼と夜の境目の空のブルー。

2010.04.08

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春は名のみの雨の冷たさよ

雨が降っているのだから、暖かいのかも知れないが、歩いていると知らぬ間に体の中が凍えてくる。雨がやんで、暖かな日差しの下でふと見やると、蕗の薹が咲いている。天ぷらを塩で食べたくなったぜ。

2010.04.02

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うららかな春の日

やることはいろいろあるのだろうか、何だか、身の入らない春のどやかな一日。諦めてさっさと帰って、ジムでとことん、しかし無理のない範囲で走る。帰り道の夜風が気持ちよい。

2010.03.31

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久しぶりの何の変哲もないとらやの弁当

朝ドラも新しくなったようで、久しぶりにとらやの弁当を食べる。雪が舞ったり、吹雪になったり、春の日差しになったり、慌ただしい昼の天気の中、のんびり新聞を読みながら、とらやの弁当を食べて、このひとりぼっちの山奥のダム管理事務所の昼休みは重たいほどの静寂の中、過ぎていく。バスもタクシーもどうでもいい店もない心地良い静寂の中で。

2010.03.29

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何の変哲もないたまごかけご飯の朝

お土産の比内地鶏たまごを冷蔵庫から出し、常温に戻して、炊きたてご飯に穴を掘ってかけて食べる。命を食べている味がするぜ。

2010.03.28

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比内地鶏の至高の親子丼大館比内や

比内地鶏の里、比内町、今は合併して忠犬ハチ公の里、大館に出張で行く。大館市内にある比内地鶏の店で比内地鶏の肉と卵を使った親子丼を頼む。究極と至高の二種類あるが高い方を頼む。肉もさることながら、卵とだしの濃い味が味覚を刺激する。４月末まで有効の究極の方の半額券を二枚貰ったが、果たして再び来ることがあるのだろうか！まだ、日陰には残雪がある比内を後にする。

2010.03.26

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さよなら三角また来て四角

三月は別れの季節。今年もライクア転がる石のように、異動する人が出た。それで送別会。鍋の前に陣取って、店の女の子に鴨鍋をよそってもらう。豆腐と長ねぎとえのきと鴨肉を一緒に食べるとたまらない。飲み過ぎないように気をつけて、二次会は小雪のようなおねえさんがカウンターにいる鈴木屋酒店で赤白ワインとチーズとゴルゴンゾーラと馬鹿話で盛り上がる。涙も頭痛も二日酔いも無く、夜は闇に消える。

2010.03.24

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