折り紙ブログアーカイブ/24
『折り鶴平和プロジェクト』/平和の鶴(かく) 今年もまた、折り鶴の季節がやってきた。【8月15日の終戦記念日に向けて、成田市は1日、広島、長崎へ千羽鶴を贈る「折り鶴平和プロジェクト」をスタートさせた。市民に平和の大切さを再認識してもらおうと、今年初めて取り組む。この日市内7カ所に折り紙で折った鶴を入れる箱を設置した。7月24日まで受け付ける。 成田市は3月、核兵器の廃絶を目指す世界134カ国2926都市の「平和市長会議」に加盟した。それをきっかけに同プロジェクトを計画。1万羽の折り鶴を広島、長崎両市へ贈る目標を立てている。折った鶴は8月3~7日、成田市役所で開かれる原爆写真展に展示し、その後、両市に届ける。】(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/毎日新聞:2009年6月1日) 冒頭の「今年もまた」は、次の歌詞を見ていただければ、その思いがわかっていただけるだろう。【幾たび鶴を 折ったろう幾たび友と 別れたろう 幾たび涙 ぬぐったろうこの世に原爆 絶えるなら焼かれたこの身で 伝えよう のろいの定め 伝えよう】(「祈り」、作詞:藤本 洋、作曲: 林 学 ) この歌を作曲された林学さんは、つい先日お亡くなりになった。ここに謹んで、心からの哀悼の誠を捧げさせていただく。それにしても、これまで平和への願いを込めた鶴が、どれだけ折られただろうか。ひょっとすれば、地球の総人口をしのいでいるかも知れない。しかし、今なお核兵器は地球から姿を消し去ってはいない。 それどころか、新たに核保有国に名を連ねようとする国まで出現し、さらにその事をとらえて、被爆国である国の議員さえ、核武装を言い出す始末だ。だからと言って、「幾たび」も「幾たび」も鶴を折り続ける事をあきらめてしまえば、それこそ核信奉者の思う壺となる。 大阪市のように「平和都市宣言」をしておりながら、何ら広範な市民参加の平和への具体的取組を呼びかけない市が数ある中で、成田市のように市が率先して「核兵器の廃絶を目指す」活動に踏み出す自治体は、貴重な存在となる。しかし、被爆国の自治体なら、全ての自治体が成田市のようにあるべきだろう。 折り鶴は、だれもが気軽に簡単にできる平和活動だ。一人で沢山折ることも大切だが、沢山の人が一羽ずつ折ることは、もっと核兵器の廃絶につながるだろう。そして、八月は広島・長崎に届け、そのほかの月は核保有国に届けたい!皆の願いを折り込んだ「平和の鶴(かく)」を!! 本記事は、このブログの過去記事の再掲載です。(2009-06-08)「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。あそびセレクト遊邑舎あそび館FC2ブログランキングにも登録しています。↓よろしければ、ご支援のクリックを↓多忙のため、コメントへ返信できない場合がありますので、ご了承の程よろしくお願いいたします。