あそびはこどもの仕事やで！：遊び学ブログ

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• 地震お見舞い

  このたびの、東日本大震災で被災されたみなさま方に、心からのお見舞いを申し上げます。また、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご家族の皆様方には、謹んで哀悼の意を捧げます。（しばらくは、通常ブログ記事の掲載を自粛させていただきます。）

  2011.03.11

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  パソコン復活顛末記／続

  　我パソコンは、24日に基本的に復活したが、その後残っていた、ハードをインストールしたところ、シャットダウンの不具合が起こった。どうも、既存のディスプレーと競合しているようで、何とかしようと、いろいろ試みたが、結局うまくいかなかった。　仕方なく、追加ハードは当面必要としていないので、ハードを無効にすることにした。機会があれば、もう少し勉強をしてから、再インストールを試みることとする。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2011.01.29

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  パソコン復活顛末記／その６

  　パソコン復活作業は、いよいよ各種ソフトのデータの移行作業となるが、これがまた大変で、再インストールしたソフトは、基本的には初期設定の状態なので、データとの関連付けが必要となる。もっとも、ソフトによっては、復元データをそのまま移行させればいいのだが、そうではないソフトも結構多いのだ。ともかく、悪戦苦闘しながらも、当面必要なデータ移行は、なんとか終了した。　かくて、我クラッシュパソコンは、数日間の初心者による、苦労の多かった復元作業を終え、元通りとはいかないまでも、クラッシュ前の日常を取り戻すことができた。教訓として、多少の投資はしても、内蔵HD以外のハードにバックアップをとっておくこと、リカバリーソフトなどの購入したソフトおよびそのプロダクトキーやユーザー登録内容の保存など、この間の作業で得たものは少なくない。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2011.01.24

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  パソコン復活顛末記／その５

  　パソコン復活作業は、いよいよ愛用ソフトと周辺機器のインストールへと移る。ここで、問題となるのは、この間の基本OSのWindows XPのバージョンアップにともなう変更と、各種ドライバーも変更に、対応させる作業がある。　これは、ソフトや周辺機器のサイトから、必要なものを活用することで対応できた。それでも、ソフトと周辺機器の数だけ、その作業を繰り返さなければならないので、これまた一日仕事となった。（その６に続く）エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2011.01.23

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  パソコン復活顛末記／その４

  　今日は、パソコンのリカバリーに取り組むこととなったが、まずは取り外していたHDをパソコンに取り付ける作業に入る。この作業の留意点は、HD取り外しのために、一旦抜いていた諸配線を元通りにすることだが、事前にデジカメで配線の様子を撮っていた画像を元に作業は、滞りなく終わる。　いよいよ、リカバリー作業に入る。ここで心配だったのは、リカバリーCDがうまく動くかどうかだったが、どうやら無事にリカバリーが終了したようだ。しかし、これからの作業も時間がかかるのだ。リカバリーといっても、パソコンにはまだ出荷時のソフトしかインストールされていなっておらず、さらに、Windows XPのバージョンアップが必要なのだ。　しかも、我PCは2002年発売のもの（よくここまで持ちこたえてくれたものだ。）で、Service Pack 2、Service Pack 3へと順次、バージョンアップしなければならないので、この作業も長時間におよぶこととなる。本日の作業は、この基本ソフトのバージョンアップで終了となる。（その５に続く）エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2011.01.22

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  パソコン復活顛末記／その３

  　HDデータの復元作業は、数時間にもなった。ともかく、ほぼ全てのフォルダとファイルは、パソコン内蔵HDから、外付けHDに復元された。さらに、別のHDに、その復元データをバックアップしておくこととした。これで、作業でのミスによる事態に備えられるので、元のパソコンにデータを移す作業を、心配なく追行することができる。（データの復元には、下図のソフトを使用した。）　かくて、パソコン復活作業は、次の段階のリカバリーCDによる、パソコンを購入時の状態に戻す作業に移った。（その４に続く）エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2011.01.21

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  パソコン復活顛末記／その２

  　今日、近くの家電量販店に、適当なDATA復元ソフトが無かったので、一刻も早くパソコンを蘇らせたかったので、ソフトをダウンロードして買い求めることとした。そのソフトは、「ファイナルデータ9.0プラス特別復元版」で、下図の商品リンクは、そのパッケージ版だ。　早速、試してみると、一覧の画面に、本当に懐かしい？フォルダ名が並んでいるのを見て、ホッとした。ただ、最近のパソコンの内蔵HDの容量は大きいので、今日中には復元が不可能なので、本格的作業は、また一日伸びることとなった。（その３に続く）エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2011.01.20

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  パソコン復活顛末記／その１

  　クラッシュしていた我パソコンが、１月24日に、なんとか基本的な機能を取り戻したが、今日に至るまでの初心者の悪戦苦闘を連載していく。なお、当記事は19日に遡って書き始めていきます。　今日、パソコンからハードディスクをはずして、外付け扱いにするツールで、ノートパソコンにつないで見ると、Cドライブがクラッシュしていることが分かった。このままでは、蓄積していたデータが全滅になってしまうので、復元可能か修復ソフトの試用版を試してみたところ、かなりのファイルが救出できそうなので、明日以降、該当ソフトを使って修復を試みることとする。　大事なデータは有る程度はバックアップをとっているので、最悪の事態はさけられたのだが、被害を軽減するためには、少しばかりの投資は致し方がないだろう。なお、今回内蔵HDを外付けHDにするために使用したのは、以下のシリアルATA･IDE→USB2.0変換アダプターUSB･SATA40Bだ、パソコンの買い替え時にも内蔵HDを活用できるので、妥当な投資かも知れない。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2011.01.19

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  なんで、パソコンまでダウンするの！

  　本日、以前から調子のおかしかったメインパソコンがついに、ダウンしてしまった。ご主人様が、嘔吐下痢症から回復の兆しを見せ始めた矢先のこの状況、何とも致し方がない。よって、本ブログも、しばらくあそび関連のエッセイを中断して、このパソコンを襲った災難の顛末をつづっていく。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2011.01.18

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  何故くり返される天窓事故：ニュースに見るあそび

  　【８日午前１１時ごろ、鹿児島県霧島市の陵南小学校で、３階建ての校舎の屋上にある１メートル四方のプラスチック製の天窓が壊れ、３年生の８歳の男子児童がおよそ５メートル下の３階の廊下に転落しました。男子児童は頭の骨が折れる大けがをして、病院で手当てを受けています。（中略）文部科学省は去年、子どもの転落事故を防ぐため、天窓の周辺にさくを設けたりするよう全国の学校に指導していましたが、この小学校は対策を取っていませんでした。警察が担任の教師などから話を聞いて、事故の状況を調べています。陵南小学校の和田敏郎校長は「このような事故が起きるとは予想していなかったので、対策は取っていなかった。今後はしっかり対策を取っていきたい」と話していました。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／NHK：2010年4月8日）　また、悲しい事故が繰り返された。事故に遭われた男の子の、一刻も早い快復を願って私見を綴る。まさに、典型的な人災とも言える事故だ。全く同じ事故が、まだ多くの方々の記憶に残っているにも拘らず、校長の「このような事故が起きるとは予想していなかった」の言、このような学校管理者がいること自体、大きな驚きだ。　実は、他のテレビ報道によると、鹿児島県からの指導はあったが、屋上は授業では使用しないことにしているので、天窓の周囲に防護柵は設けなかった、と言う話で、だから「事故が起きるとは予想していなかった」のか。この話が事実だとしても、少なくとも引率の担任教師に、その旨を徹底していなかった点で、安全管理上の重大な落ち度であることにはかわりはない。　また、このように校長がいい加減な管理者であったとしても、引率教師が天窓の危険性を認識していれば事故は起きなかっただろう。この点で、落ち度に落ち度が重なった、極めて許しがたい事故となっている。それでも、県は、天窓の危険性について、学校長などの管理者だけでなく、全ての教師に対しても、周知徹底していれば、事故は未然に防げたのだ。　このように、今回の転落事故は、教育関係者のそろいもそろったいい加減さが、引き起こした全くの人災だと言える。再び、このような不幸な事故を起こさないためにも、関係者の法的処分だけに留まらず、事故対策が、全ての学校現場で機能を発揮するような、自治体での抜本的なシステム作りが望まれる。「こどものあそび（遊び方）」は、次のページでいろいろ紹介しています。あそびセレクト↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2010.04.09

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  『大津波警報』に望まれるもの

  　【２７日に発生した南米チリ中部沿岸の巨大地震に伴い、日本の気象庁は２８日午前、太平洋沿岸に大津波警報と津波警報を出した。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／CNN Japan：2010年2月28日）　ここ数年、規模の大きな地震が続いて起こっているが、今日も記事にあるように、チリの大地震による「大津波警報」が出たが、今のところ日本では大きな被害はまだ報告されていない。ところで、この大津波警報を報じるテレビ画面上の地図テロップで気になった点がある。　それは、大津波・津波の各警報と津波注意報の違いが、画面上では見辛いのはともかく、各テレビ局によって、その表示色がまちまちである事だ。もちろん、字幕テロップを仔細に見ればわかるのだが、視覚的に直ぐにわかり、混乱しないためには、表示色を統一すべきではないだろうか。　同じ色の組み合わせで、大津波と津波の警報の、それぞれの表示色が真逆のテレビ局もある。せっかく、番組の画面を一部犠牲にしてのテロップなのだから、その効果を上げるためにも、テレビ局各社の統一が望まれる。　なお、最近ではテレビよりもインターネットに頼る傾向が強くなってきているが、幾つかのプロバイダや検索サイトのトップページで、津波警報が直ぐに目に付く所に、掲載されているのは、私が気付いたのは「Yahoo! JAPAN」位だった。全部を閲覧したわけではないので、他のサイトにも有ったかも知れないが、意外と少ない。　ただ、「Yahoo! JAPAN」にも、テレビ画面のような、警報の程度と場所がわかる、地図テロップと同等の表示が欲しいものだ。もちろん、リンクをクリックして見れば良いのだが、速報性と注意喚起の意味では、やはりテレビと同等の表示が望ましい。大手サイトの善処を期待する。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2010.03.01

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  貼り紙だらけの住吉区複合庁舎：シリーズ自治体の愚策／29

  　　迷う人が後を絶たない住吉区の新庁舎群については、先日もブログでその理由とともに紹介した。もう一つの理由は、施設名が見つけやすいところに表示されていないのだ。この図は、区民小ホールの入り口だが、貼り紙は目立つが肝心の「小ホール」の表示が見当たらない。事務所と間違う人があるのか、目立つ貼り紙の一つが次の図だ。　おそらくホールや集会室を借りにこられた方が、この入り口から入ろうとしたのだろうが、この入り口は小ホールが使用されている時しか出入りが出来ない。こんな所でも迷う人が、おられるのだろう。　それにしても、せっかくの美しい施設が台無しだ。このような目障りな貼り紙がやたらと多いのが、この住吉区の複合庁舎の特徴でもある。以下に、その典型例の画像を幾つか掲載していく。最初は、区民ホール棟の横の壁面だが、「これでもか！」と言わんばかりに多数の貼り紙が貼られている。３ヶ所にまとまって（図は２ヵ所）何枚かの貼り紙が等間隔で貼られているのが、せめてもの美的センスなのだろうか。　次は図書館棟の横にある貼り紙だが、１ヵ所に貼られている枚数が多すぎて、かえって注意喚起が目立たない。内容を見れば、区民のマナーの悪さが浮き彫りになる。同じ区民として恥ずかしい限りだが、マナーの悪い方々にとっては、おそらく貼り紙の効果は、あまり上がらないだろう。　これらの貼り紙の右端のものを次図に示すが、集会室などの場所案内なのだが、この貼り紙が貼られてかなり期間が経過しているが、今でも集会室の場所がわかり辛いのなら、そろそろ正規の案内板を設置すべきだろう。　最後に、住吉区の大ホールの入り口のそばにある柱に貼られている貼り紙を見ていただこう。一部愛犬家？のマナーの悪さと、区役所のセンスの悪さが、さらしものになっている。どちらも、住吉区民の皆さんには、ありがたくない話だ。せっかく市の予算を使って建てられた、素晴らしい新庁舎の価値が下がってしまう。早く何とかしていただきたいものだ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.08.22

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  何故、区役所で迷うのか？：シリーズ自治体の愚策／28

  　迷う人が続出する住吉区の複合庁舎群には、昨日に指摘したように、迷う理由として、入り口の設計段階からの変更が考えられるが、その事を少しだけ詳しく見ていく。　複合庁舎群には、「ガレリア」と称される雨避けの大きな屋根が設置されているのだ。そして、この「ガレリア」からは、ほぼ全ての庁舎に行く事が出来るようになっている。来庁者は「ガレリア」まで来れば、そこからは雨に濡れずに目的の庁舎に行けるし、庁舎間の移動も雨の心配が無い。そして、「ガレリア」の下を通れば、区役所だけでなく、その奥にある保健福祉センター・水道局サービスステーションへも行く事が可能なのだ。　要するに、「ガレリア」が複合庁舎群のセンターとして、本来のガレリアの役割を果たせるように設計されていたのだ。それが、通行止めや余計な入り口の設置をしたために、複合庁舎群が全体としてまとまりの無い、バラバラに近い庁舎群となってしまったと想像できる。　上の案内図を見れば、西エントランスと表記されている、区役所のメイン入り口が、デザイン上も変な位置に突出している感じに見て取れる。それに比べて、私が本来の区役所のメイン入り口と推定している入り口が、次の図だが見た目に開放的で、前日の図のような圧迫感も狭苦しさも無く、来庁者にとっては入りやすい入り口となる。（図はかなり以前のもので、現在は右手の扉は開放されている。これで、少しは庁舎間の移動がスムーズとなった。）　住吉区の新庁舎建設において、諸事情で工事途中で設計変更があったと聞き及ぶが、それがどの部分なのかは定かではないが、少なくとも完成後の庁舎群の運用は、当初の設計・デザイン通りでは無いことは、これまでこのブログで指摘してきたように、通行止め・閉鎖などにより、いたる所に「開かずの扉」「行けずの場所」が存在する事でも明らかだ。そして、この事が原因の一つとなって、未だに区役所で迷う方々が後を絶たないのだ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.08.20

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  区民ホールのエントランスにて（続）：シリーズ自治体の愚策／27

  　先日、区民ホールのエントランスでの、こどもたちのトレーディングカードゲームの様子を紹介したが。実は、その同じ日にこんな経験もしたのだ。それは、エントランスの椅子で休んでいると、新たに入ってこられた区民の方に、区役所の4階へ行く方法を尋ねられたのだが、どうも区役所棟と区民センター棟とを間違われていたのだ。　この区民ホールのあるのは区民センター棟で、区役所棟は向かいにあるが、区役所の入り口よりこの区民ホールの入り口の方が目立つのだろう。全く同じ経験は二度目で、同じ新複合庁舎の敷地内で、区役所自体を尋ねられた事は、これまでに二度や三度ではない。それほどまでに、新庁舎群はわかりづらいのだ。　簡単に新庁舎について説明をしておくと、この複合庁舎群には、大きく分けて三つの庁舎棟がある。区役所棟・区民ホール棟・図書館棟の三つだ。そして、さらに複雑なのは、区民センターとされているのは、大小二つの区民ホールと、集会室などを指し、後者の集会室などは図書館棟の二階にあって、同じ区民センターに属する施設が二箇所に別れているのだ。これでもかなり複雑だが、さらに区役所棟の奥には、保健福祉センターと水道局サービスステーションがあるといった有様だ。　この様な、各庁舎が別れている役所は珍しいことではないが、この住吉区の新庁舎のように、出来てから１年半以上も経過しても、未だに迷う人が相次いでいるのは、それなりに理由が考えられる。それは、それぞれの庁舎の入り口が別れているにも拘らず、それぞれが何処の入り口なのかがわかり辛くなっているのだ。　まずは、昨年一月の開庁当初の区役所のメイン？入り口を見ていただく。誰が、この状態を見て、大きな区役所のメインの入り口と理解できるだろうか。次図の状態のように改善されるまでは、この入り口の直ぐ前で、区役所を尋ねられた事もあり、区役所の入り口を探す来庁者が相次いだ。　この新しく設置された庁舎名の表示だが、建設後の対応処置なので、ご覧の通りやや文字が小さく、遠めには解かりづらい。しかも、二つ施設名の併記だから、「住吉区役所にある住吉区保健福祉センター」と勘違いされやすい。だから、「区役所の本庁舎」を探して、今だに迷う人がおられるのだろう。　そもそもこの入り口とされている場所そのものが、区庁舎のメイン入り口とは言い難い、大きな壁面に突如として付け足されたような、奇妙な構造になっているのだ。このブログでも以前に指摘した私の推測だが、本来の設計（デザイン）上は、別の場所がそもそものメイン入り口だったと思われるのだ。（続く）エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.08.19

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  空々しい『政党のＣＭ』

  　なお、この記事は都合上、削除（コメントも含む）する可能性があります。よりまして、コメントはご辞退申し上げます。　今、誰が決めたのか「政権」を争うと言われる二つの政党のＣＭが、連日のように垂れ流されている。その最も空々しいＣＭの一つが、「こどもの夢」「青年の希望」「高齢者の安心」をテーマにした政党ＣＭだ。そうした「夢・希望・安心」が実現される事には、誰しもが賛成するだろう。　もし、これらの「夢・希望・安心」が奪われている（危うい）のが今の世の中だとすれば、では一体、そうした世の中にしてしまった政権を、担っていた政党はどこなのだろうか。もちろん、そうした世の中がたった一期の政権で出来上がったわけではない。　歴代の政権が主権者を蔑ろにしてきた結果、「夢・希望・安心」が脆くも崩れ去ってしまったのだ。そうした歴代の政権に、与党として関った政党や議員は、国民の「夢・希望・安心」をぶち壊した反省の弁から始めるのが、主権者への正しい政党ＣＭのあり方だろう。　最も多く政党助成金を国民から受け取る二大政党が、連日テレビジャック同然に政党ＣＭを垂れ流す。時には、少数意見が正しい事が有り得るのは、戦前・戦中の日本の政治が証明している。そんな時代において、少数意見が多数意見に転化し得なかったのは、マスコミが時の政権にジャックされたことにも大きな原因がある。　今の、金を使った（その金は、後で必ず何らかの手段をもって回収されるのだが）ＣＭの氾濫は、ある意味では少数意見が多数意見に転化し難い条件をつくり出している。多数決は、少数意見も十分に国民が知り得る条件があってはじめて、その民主主義的特質を発揮する。　莫大な額の政党助成金よりも、政見放送にもっと予算をつける事こそ、選挙の民主主義や、政党政治を、豊かなものにする本道となるだろう。もちろん、巨大政党・金持ち政党がＣＭ枠を牛耳ることの無いように、政党ＣＭも禁止にすべきだろう。放送は公営・民間を問わず本来、政治的に中立でなければならないのだから。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.08.17

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  時を見るから風を見るへ！：シリーズ自治体の愚策／27

  　諸事情により完成当初から色々姿を変える？住吉区の新複合庁舎だが、その意味が全くわからない模様替えがある。まずは、その衣替えの前の姿を見せておく。少しわかり辛いが、ポール先端の丸い大きな時計に被い（カバー）がかけられているのだ。このような姿で長期間放置されていた。故障したが修理できなかった（しなかった）のだろうか。　実は、この時計も新庁舎が開庁された直後には無かったもので、その後数ヶ月ほど経ってから設置されたのだ。ともかく、必要性があったから設置されたのだろうが、故障して何ヶ月も放置するようでは、その当初の必要性も疑わしくなる。その疑いが決定的になったのが次の図だ。　何と、ポールの先端が変わっていたのだ。それも、今は珍しい風見鶏に変身していたのだ。時計はまだしも、この場所に風見鶏を設置する意味があるのだろうか。しかも、このポールは普通のポールではないのだ。以前あった時計のための電気配線がされているのだ。　どう見ても風見鶏は電気動力で動く仕組みにはなってはいないようだし、電気動力で動く風見鶏では意味をなさない。ただの、ポールだけではみっともないので、とりあえず風見鶏をわざわざ設置しているのだろうか。このように、行き当たりばったりの模様替えは、貴重な住吉区（大阪市）財政の無駄遣いとなる。「こどものあそび（遊び方）」は、次のページでいろいろ紹介しています。あそびセレクト↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.08.07

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  不親切な案内表示：シリーズ自治体の愚策／26

  　住吉区の新複合庁舎のデザインが、極めてお粗末なものである事は、これまでにも幾たびか紹介してきた。今日も、その一つを紹介しよう。複合庁舎には、貼り紙がやたらと目に付くが、大ホールと小ホールの間にあるトイレにこんな貼り紙を見つけた。真新しい施設だけに、手作りの貼り紙は違和感がある。　近寄ってみると、下図のような具合だ。実は、この貼り紙は親切な貼り紙なのだ。おそらく、この貼り紙が無かった時には、男女間違って入りかける来庁者が多かったのだろう。それにしても、何故そのような状況が起きたのだろうか。それは、考えるまでも無く、要するに男女別を案内する掲示・表示に問題があったからだ。　もう一度、最初の図を見ていただければわかるが、トイレへ行く通路には正面から見て、男女別の表示が見当たらないのだ。そして、その見当たらない案内表示は、こんな所にあったのだ。どなたが、デザインされたのかわからないが、人が移動する経路（動線）や視線の方向を考慮すれば、こんな見えにくいところに男女別表示をするわけがない。　ともかく、急ごしらえの貼り紙は、不親切な案内表示を補う意味では親切な貼り紙だが、それは新庁舎のお粗末なデザインを周知せしめる貼り紙となっている。この貼り紙はいずれ見やすい案内表示に付け替えられるだろうが、そのツケは結局区民が支払う事となる。ああ、勿体無い！「こどものあそび（遊び方）」は、次のページでいろいろ紹介しています。あそびセレクト↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.08.06

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  驕る知事たち、その凋落の兆しが？：マイコミからの発信

  　世間をビックリさせるほどの大きなおねだりをした知事、大きな笛を吹けどもほとんど首長から相手にされなかった知事、どちらも当初の思惑が大きく外れた事では全く同じだ。　この様な驕りたかぶる知事たちの凋落の兆しとも見えるこの間の動きは、当然の成り行きかもしれない。かの知事らにあたかも政治手腕があったかのように、地元住民と知事本人たちが勘違いをしていたのだ。かの知事たちが持っていたのは、政治手腕ではなく、良く言ってもタレント手腕にすぎなかったのだ。　そして、そのタレント手腕さえ、かつて銀幕や歌謡界のスーパースターたちと違って、時のマスメディアが作り上げた、虚構のタレント性であったのだ。マスメディアが注目している間はいいが、一旦その注目度に陰りが見え始めれば、瞬く間にメディアから消え去る運命なのだ。そう言う哀れな末路を迎えたタレントは山ほどいる。　そして、このようなマスメディアの情報操作に、踊らされていたのは有名タレントたちではなく、本当は名もない国民だったのだ。情報は、脳に長期にわたって大々的に供給され続けると、思想に転化する場合がある。これは、ある種の洗脳とも言える状態なのだ。それを逃れるには、情報をただ受身的に取り入れるのではなく、出来れば冷静な批判の目を持って能動的に情報を取り入れる事しかない。　要するに、情報を受け取る際、必ずじっくり考えてみる事だ。この、考えながらの情報摂取は、最初は考える時間が長くなるかも知れないが、繰り返す間にその時間は瞬時と言えるまで短縮できる。国民の大多数が、こうした情報の取り入れ方に熟達すれば、かつて「何々劇場」と言われ、今「何々シアター」だと嘯かれるような、珍事態は起こらないだろう。注）マイコミ：マスメディアのコミュニケーションに対して、ささやかな情報伝達としてのマイクロ・コミュニケーション、あるいは私的情報発信を意味するマイ・コミュニケーションの略語とする。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.07.06

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  『折り鶴平和プロジェクト』／平和の鶴（かく）

  　今年もまた、折り鶴の季節がやってきた。【８月１５日の終戦記念日に向けて、成田市は１日、広島、長崎へ千羽鶴を贈る「折り鶴平和プロジェクト」をスタートさせた。市民に平和の大切さを再認識してもらおうと、今年初めて取り組む。この日市内７カ所に折り紙で折った鶴を入れる箱を設置した。７月２４日まで受け付ける。　成田市は３月、核兵器の廃絶を目指す世界１３４カ国２９２６都市の「平和市長会議」に加盟した。それをきっかけに同プロジェクトを計画。１万羽の折り鶴を広島、長崎両市へ贈る目標を立てている。折った鶴は８月３～７日、成田市役所で開かれる原爆写真展に展示し、その後、両市に届ける。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／毎日新聞：2009年6月1日）　冒頭の「今年もまた」は、次の歌詞を見ていただければ、その思いがわかっていただけるだろう。【幾たび鶴を　折ったろう幾たび友と　別れたろう　　幾たび涙　ぬぐったろうこの世に原爆　絶えるなら焼かれたこの身で　伝えよう　　のろいの定め　伝えよう】（「祈り」、作詞：藤本　洋、作曲： 林　学 ）　この歌を作曲された林学さんは、つい先日お亡くなりになった。ここに謹んで、心からの哀悼の誠を捧げさせていただく。それにしても、これまで平和への願いを込めた鶴が、どれだけ折られただろうか。ひょっとすれば、地球の総人口をしのいでいるかも知れない。しかし、今なお核兵器は地球から姿を消し去ってはいない。　それどころか、新たに核保有国に名を連ねようとする国まで出現し、さらにその事をとらえて、被爆国である国の議員さえ、核武装を言い出す始末だ。だからと言って、「幾たび」も「幾たび」も鶴を折り続ける事をあきらめてしまえば、それこそ核信奉者の思う壺となる。　大阪市のように「平和都市宣言」をしておりながら、何ら広範な市民参加の平和への具体的取組を呼びかけない市が数ある中で、成田市のように市が率先して「核兵器の廃絶を目指す」活動に踏み出す自治体は、貴重な存在となる。しかし、被爆国の自治体なら、全ての自治体が成田市のようにあるべきだろう。　折り鶴は、だれもが気軽に簡単にできる平和活動だ。一人で沢山折ることも大切だが、沢山の人が一羽ずつ折ることは、もっと核兵器の廃絶につながるだろう。そして、八月は広島・長崎に届け、そのほかの月は核保有国に届けたい！皆の願いを折り込んだ「平和の鶴（かく）」を！！「こどものあそび（遊び方）」は、次のページでいろいろ紹介しています。あそびセレクト↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.06.08

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• ぶれる　ぶれない　ぶれてます

  「迷総理　ぶれる気質が　ぶれてない」：風のほうせん　終始一貫してぶれまくる、情けない総理の下、迷走を続ける政局。これほど、主権者がないがしろにされた時代はなかった。ともかく、どんなに遅くとも、あと３ヶ月で、主権者の力を示す事ができる。なお、政権選択は二択ではないことも、忘れてはならないだろう。

  2009.06.03

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  『舛添厚労相、新型インフル対策不十分と認める』

  　【舛添厚労相、新型インフル対策不十分と認める】（【】内は記事から見出し部分を引用、Google ニュース／日本経済新聞：2009年5月28日）こんな見出しの記事がネットニュースに報道されていた。その記事本文を一部引用しておく。【新型インフルエンザの感染が高校生の間で拡大したことについて、厚労相は「学級閉鎖の定点観測を強化しなければいけない。大きな落とし穴は（義務教育ではない）高等学校に目が向いていなかったことだ」と述べ、政府の対策が不十分だったと認めた。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／日本経済新聞：2009年5月28日）　この舛添要一厚生労働大臣の答弁のような状況では、日本の危機管理体制は「不十分」どころか、根本的に問題があると思われる。そもそも、今回の一連の「新型インフルエンザ対策」は、鳥インフルエンザが変異した強毒型の「新型インフルエンザ」を想定されたものだった。だから、空港での機内検疫や濃厚接触者の停留措置などの、厳しい体制がとられたのだ。　そんな中で、国内感染者の発見が遅れた原因として、かの著名な厚生労働大臣は「（義務教育ではない）高等学校に目が向いていなかったこと」を答弁で明らかにしている。学校は比較的に集団感染が起こりやすいと言われているが、義務教育ではない学校を外していたこと自体が、自らの危機管理意識の低さを露呈する事となっている。　「新型インフルエンザ対策」の内容に、義務教育の小中学校での「学級閉鎖の定点観測」は当然の事ではあるが、同様に高等学校・大学はもちろんの事、専門学校・塾などの私立の各種学校および教室等にも、「定点観測」網を張り巡らせるのは常識の範疇にある事だ。　深夜・未明の突然の記者会見などの、見せ掛けのパフォーマンスにより、今回の「新型インフルエンザ」の実像を見誤らせた、厚生労働大臣の責任もさることながら、肝心の危機管理体制の実態がこの様なものでは、現内閣には国民の生命と健康を託す事は出来ないだろう。　もちろん、同様の理由で府内・県内の高等学校での、新型インフルエンザの兆候を把握し得なかった府県の機関にも、危機管理能力の低さが問われる事は言うまでも無い。もし、府県段階で高等学校での感染の兆候を把握し、それをただちに国の機関に伝えていれば、事態は違った方向で推移しただろう。　また、今回の「新型インフルエンザ」問題の当初に起きた、厚生労働省と横浜市との醜い責任の押し付け合いも、国・自治体双方の危機管理体制のお粗末さを物語っている。危機がまさに起こっている最中の、相互の連絡の不十分さは、断じてあってはならない事だ。当然、事前の綿密な危機管理上の、国と自治体相互の連絡体制構築が課題となる。　これらの事態は、歴史上最も頼りない首相のひとりである麻生総理の下では、起こるべくして起こった事態でもある。こんな頼りない内閣は、一刻も早く総辞職していただくのが、今の日本の危機管理をましなものに変える一歩となる。そのためには、有権者である国民の選挙投票という、取って置きの危機管理手段を行使する方法もある。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.05.29

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  再び『楽具（らくぐ）』について：ニュースに見るあそび

  　【東京都台東区にある区立デイサービスセンター「あさくさ高齢者在宅サービスセンター」には、ぬいぐるみ、パズル、塗り絵など十数種類のおもちゃが置かれている。昨年２月に、おもちゃを使ってリハビリ効果をあげる玩具療法を導入。併設の特別養護老人ホームの入居者を含め、認知症高齢者約１３０人のうち、約９０人に効果が認められた。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／毎日新聞：2009年4月28日）　このブログでも度々紹介してきたが、高齢者の認知症の予防やリハビリに「遊び」が効果的である事が、あらためて検証されたわけだ。記事は、おもちゃを使った「玩具療法」の例ではあるが、楽しみの少ない単純なリハビリやトレーニングよりも、おもちゃの使用の有無はともかく、遊ぶ事の方がより効果的と思われる事は、すでに本ブログでも強調している。　また、本ブログでは、高齢者向けの玩具（がんぐ）やおもちゃの呼称として、「楽具（らくぐ）」とする提案もしている。それは、玩具やおもちゃには、どうしても「こどもの」と言うニュアンスが付きまとう。それは、少なくない高齢者のプライドを傷つける恐れもある。高齢者が楽しくプライドを持って「おもちゃ」で遊べるように、「楽具」の呼称を提案している。　「楽具」で楽しく遊びながら、心身ともに楽（らく）になる。そんな意味も込めたものだが、「楽具」と書いて「らぐ」と読ませる造語がすでに存在するが、「楽になる」を強調する意味で読みを「らくぐ」とした。なお、以前の記事には「がくぐ」でも良しとしたが、「らくぐ」の「ラ行」の柔らかい響きが似合っているので、読みは「らくぐ」としたい。「こどものあそび（遊び方）」は、次のページでいろいろ紹介しています。あそびセレクト↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.05.01

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  『完全無所属』の自己矛盾

  　なお、この記事は都合上、削除（コメントも含む）する可能性があります。よりまして、コメントはご辞退申し上げます。　「完全無所属」が虚偽記載に当るとして市民告発された知事、記者会見の発言が自己矛盾に満ちた発言である事に気付いておられるのだろうか。自由民主党の支部長である事を指摘され、それに答えて「無所属で出馬すると決心した時に支部を解散するよう事務所に指示したが、解散手続きは煩雑なため選挙が終わってからということになった」と発言された。　この発言には、幾つかの疑問点がある様に思われる。この発言は、「完全無所属」である、自民党に全く関係の無い一個人が、自民党の支部を解散できる事を意味し、それは極めておかしな状況となる。「完全無所属」なら自民党の支部を解散できる権限は無いはず、と言う自己矛盾があらわれる。　さらに、一歩譲って、自民党の支部解散が今後行われるとして、暫定「完全無所属」である一支部長の指示で支部を解散できると言う事は、その自民党の支部が、支部長独裁と言う非民主主義的体質を持っているのだろうか。それとも、支部自体が所属党員のいない実体の無い、ダミー的な組織となるのだろうか。どちらも、県民の生活を任せるには問題点があるように思われる。　では、かの知事がご主張されるように「完全無所属」になるには、どうすればいいのか。それはごく簡単な話で、自民党の支部長を辞任するだけでよかったのだ。どんな組織にも辞任する自由はある。辞任できないような組織なら、それは極めて問題が大きくなる。それにも拘らず、支部長を辞任しなかったのは何故なのだろうか。告発した市民などが指摘するように、自民党支部の政治資金を頼りにしていたのだろうか。かの知事は、その事も否定されているが、それでは支部長を辞任しなかった理由がさっぱりわからない。　次に、「完全無所属」を標榜した事について、かの知事は「推薦を受けた候補は政策を政党とすり合わせていたが、私は一人で考えた。」から、「完全無所属」と言われる。これでは、候補者一人で考えた人なら、たとえ政党の総裁（代表）であったとしても「完全無所属」になってしまわないか。ここに、また自己矛盾が顔を出す。　この様に、完全には無所属ではなかった、かの知事が「完全無所属」を強調すればするほど、その発言には自己矛盾が必然的に顔を出すのだ。以上は、単なる一私人の、素直な疑問と感想だが、これらの疑問点に理路整然と答えられないようでは、知事としての能力に大きな疑問が持ち上がる。もし、答えられないならキッパリと知事を辞任されるのが、一世一代の「日本男児」としての身の振り方となるだろう。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.04.17

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  50年目の『長岡天神』／たった一人の遠足

  　　私の小学校の思い出で、今なお鮮明に思い起こせるのが、およそ50年前の遠足の思い出だ。小中高大と続く学校生活の中で、唯一行き損ねた遠足の苦い思い出だ。行き先は阪急沿線の「長岡天神」だった。遠足の少し前に罹った「おたふくかぜ」のためだが、小学生にとっては最も楽しい学校行事のひとつである遠足に行けない、これほど悔しい事はそうは無い。　ともかく、その行きそびれた遠足の目的地に、いずれは行ってみようと思っていたが、あっという間に50年もたってしまった。行く気になれば全く不可能な事でもなかった。比較的近くにあったので、何時でも行けるというのが、かえって行く機会を逸してしまったのだ。その50年来の思いを、やっと昨日果たすことが出来た。　阪急京都線の長岡天神駅を降り、少し大阪よりに戻って参道に出ると、正面に大きな鳥居が目に入る。「ああ、ここがあの長岡天神か！」と50年来の思いが込み上げる。この鳥居は、見たままの「大鳥居」と言うそうだが、見ての通り年代は古くは無いと思われる。確実に50年前には無かった鳥居だが、青空をバックにして、その姿は清清しい。　大鳥居をくぐると、社殿に通じる道の両側に、昔の時代に灌漑用として作られた八条ケ池が広がる。手前右側の土手には桜がまだ満開の勢いが残っている。土手の何ヶ所かに設けられた張り出し部では、花見の客が早くも宴の最中だった。　その向かい側には「水上橋」と名付けられた木製の水上回廊が、同じく水上の四阿（東屋：あずまや）まで続いていており、「水上橋」の上では多くの人が池の鯉に目をやっていて、その光景を見ているだけでも、のどかな気分にしてくれる。なお、「長岡天満宮」のＨＰによると、この八条ケ池は夜になるとライトアップされているようだ。　こちら（右図）は、社殿前の鳥居だが、傍らの桜が見事だった。実は、この長岡天神は「キリシマツツジ」で有名な神社で、50年前に行きそびれた遠足も、このツツジの時期だったのだ。本当は今回も、ツツジの時期に訪れれば良かったのだが、思い立ったのが前日の事で、機会を逃さないように、その気のあるうちにと実行したのだ。　いよいよ社殿となるが、この社殿は昭和初期の建物らしく、古社としての雰囲気はないが、少なくとも50年前の遠足時と同じ社殿であるので、しばらく佇み、昔の同窓生たちが手を合わせている様子を想像しつつ、小学校時代の頃に思いをめぐらせる。　この日に見た長岡天神の様子は、おそらく50年前のそれとは大きく違っているだろう。駅から天神までの風情も、きっと今よりも断然のどかであったとは思うが、私にはそののどかな様子も、十分に思い浮かべる事が出来る。50年たってやっと実現した。かくて、たった一人の遠足は、ジーンとする思い出と言う、お土産を携えた帰路をむかえたのだ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.04.12

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  『秘匿情報：有無、脳活動のパターンで判定』

  　「ついに、こんな時代になったか」と思わせる記事がネットでヒットした。【本人しか知り得ない事実があるかどうかを、ＭＲＩ（磁気共鳴画像化装置）を使い脳活動のパターンを検知することで、高い確率で判定できることを、日本大学の泰羅雅登教授（神経生理学）らが突き止めた。（中略）３８人の被験者を２群に分け、一方に５枚のトランプから１枚を選ばせて、秘密情報として覚えさせた。もう一方には選ばせなかった。２群に札を次々にみせる実験をした。選んだ群は自分が選んだ札が出てくると、１６人で前頭前野の一部の活動量が増加した。選ばせなかった群では、１６人で変化が出ず秘匿情報はないと判断できたという。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／毎日新聞：2009年2月28日）　考えれば、「秘密情報」が有ると、脳内に何らかの変化があるのは自明の事で、やっとその変化を捉える事を可能にする技術が出来たわけだ。記事（引用部以外）にもあるように、脳内の変化を脳波などで捉える「ポリグラフ検査（うそ発見器）」も、その初歩的な装置と思われるが、今回の新技術は、その進化形と考えていいだろう。　ところで、この「秘密」は、こどもたちのあそびの中にも登場し、こどもたちはその「秘密」をとりわけ楽しむ場合も多い。最も簡単なところでは、トランプの「ばば抜き」では、「ばば」のカード（ジョーカー）を持っている事や、「ばば」のある場所を、相手に見つからないようにと、その「秘密」を楽しむ。　世間ずれしていない幼いこどもたちは、「ばば」を持ってるという「秘密」による、脳内の変化がすぐに表情や仕草に出てしまうので、「MRI」などは必要が無い。しかし、小学生ぐらいになると、「ポーカーフェイス」ならぬ「ばばぬきフェイス」が出来るようにもなる。　記事の、「MRI」を使った秘密判定は、おそらく「ポーカーフェイス」でも見破れるだろう。それでも、「ポーカーフェイス」を見破る事には使用はされないだろうが、犯罪捜査ならまだしも、犯罪に使われる恐れもある。「秘密」は個人の権利でもある。何人も本人の承諾無しには「秘密情報」判定装置にかけられない権利も、必要になるだろう。　ともかく、「秘密」は、こどもたちをはじめとして人を楽しませたり、人間関係を円滑にもする。「秘密」は、人類をはじめとして、脳を持つ多くの動物が獲得した「権利」でもある。「黙秘権」同様に、「秘密権」も少なくとも個人に限っては必要となるだろう。「こどものあそび（遊び方）」は、次のページでいろいろ紹介しています。あそびセレクト↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.03.03

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  そして切り株も消え去った！：シリーズ自治体の愚策／25

  　　住吉区の新庁舎建設のあおりをくって、無残な切り株姿になった木々を、このブログで紹介してきたが、先日ついにその切り株も完全に取り払われてしまった。周りとは色の違った土とその哀れな木の細かい破砕片が、かろうじてかつて切り株があった場所を示してくれている。ほぼ５ヶ月にわたって、その痛ましい姿をさらし続けた事となる。実は、この切り株がブルドーザーによって引き抜かれる現場に、偶然にも通りかかったのだが、その姿を見ているうちにこみあげてくる、怒りと悲しみをこらえつつ、しばらく自転車を止めて、哀れな木の末路を見送った。　以下に、その木の在りし日の姿と、切り株にされた姿を再掲しておく。　　今、この公園（沢ノ町公園）は、目下大改装工事が進んでいる。そのついでに切り株が撤去されたのだが、工事現場を除いてみると、同じく引き抜かれた他の切り株と一緒に、ひとつの山となって積み上げられていた。　これらの木々は、かつて緑の潤いと涼しげな木陰を区民にプレゼントしてくれていた。区からのその返礼が、このようなものでは、その区の住民として本当に申し訳ない思いだ。大変遅くなったが、ここにあらためて感謝の意を表明しておく。「本当にありがとう！！」　この木々たちを、一連の新庁舎建設と公園改装工事に伴う犠牲木の、最後にしたいところだが、次の図のように新たな犠牲木が出ている。図の、先輩の犠牲木の向こうの、ブルドーザーの横に、その悲しい姿が映っている。さらに、残されていた木々のうち何本かは、公園改装に伴って移植されている。前回の移植の結果が、冒頭の哀れな木々たちだ。　今回の移植には、前回に続いて２回目の移植となる木もある。せっかく、ずさんな移植に耐えぬいた木なのに。その行く末が、非常に案じられるところだ。この様な、場当たり的な工事計画は、財政難の大阪市にあっては、さらに市財政の無駄使いとなる。さらに、樹齢数十年の木々を失う事は、お金で換算できないほどの損失となるだろう。かくて、真新しい新庁舎の影で、哀れな木々たちは無言のうちに姿を消し去った。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.01.23

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  『JRおおさか東線』と『パズルの世界展』（前）

  　以前にこのブログで紹介した、大阪商業大学アミューズメント産業研究所で開かれている「パズルの世界展」へ行ってきた。会場がある東大阪市小阪へは、最近開通したJR「おおさか東線」を使って行くこととした。　　私は、住吉区に住んでいるので、今までは最寄り駅からJR阪和線で天王寺へ、環状線に乗り換え鶴橋、近鉄線に乗り換え河内小坂と言う行程だった。今回は天王寺からは関西線で久宝寺、「おおさか東線」に乗り換え新永和、近鉄線に乗り換え河内小阪と言う行程とした。　この新しく開通した「おおさか東線」（ひらがなが正式名だそうだ。）では、天王寺駅方面から行くと、久宝寺駅からは一旦引き返すような形になる。一方、JR尼崎発の直通快速だと奈良方面へはそのままの方向となる。ただ、天王寺方面からは久宝寺の手前（平野を過ぎた辺り）で、「おおさか東線」へ乗り入れると思われる？、新たな高架線路が建設中だった。　この「おおさか東線」は部分開通だそうで、放出～新大阪が開通し、前記の天王寺方向の線路がつながれば、既存の新大阪～天王寺を合わせれば、この路線の旧称だった「外環状線」が線路としては完成する事となる。「外環状線」が路線名になるかどうかはわからないが、JR路線の廃線が続く中では珍しい事となる。　ともかく、この新路線の開通により、「大都市近郊区間内各駅相互発着の普通乗車券及び回数乗車券における特例」を活用した、いわゆる「大回り乗車」の経路に、新たな経路が増えたこととなる。この「大回り乗車」についての詳細はＨＰ上で探していただくこととして、「おおさか東線」を利用した一例を次に挙げておく。　天王寺－（環状線外回り）－大阪－（東海道本線）－京都－（奈良線）－木津－（学研都市線）－放出－（おおさか東線）－久宝寺－（関西線）－東部市場前　「大回り乗車」をすると、この天王寺－東部市場前を一区間の料金で乗車できるのだが、この他、滋賀県や和歌山県を経由する様々なルートが考えられる。私が勤めていた学童保育所でも、毎年一回こどもたちと、違ったルートで電車の旅をして楽しんだ。この「大回り乗車」のルートを考える事は、一つの楽しいパズルともなる。　時刻表などを眺めながら、自分だけのとっておきのコースを、パズルを解くようにあみ出す。翌日は、お手製のお弁当を用意して、そのコースをたどってみよう。駅から外へは出れないが、車窓を過ぎる景色に、思いもよらない発見があるかも知れない。特に、時間が許すなら各駅停車を利用すると、その可能性も大きくなる。是非、お試しを！「こどものあそび（遊び方）」は、次のページでいろいろ紹介しています。あそびセレクト↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2009.01.20

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  お大師さんで賑わう四天王寺

  　　以前このブログで紹介した四天王寺で、毎月開催される「お大師さん」の骨董市、その本年最後の催しに行ってきた（12月21日）。本年最後と日曜日が重なったので、かなり混むことを予想して早い時間帯に行く事にした。デジカメ持参で行ったので、その様子を簡単にスナップとともに紹介していく。　ＪＲ天王寺駅から四天王寺までの参道には、私がこどもの頃、祖母や祖父に連れられて行った時とは、その風景は大きく変わったが、昔と変わらぬ光景もあちこちに見かけた。図はそのひとつ、四天王寺名物のひとつ「釣鐘饅頭」を売っているお店だ。見ての通り、昔の面影をこの辺りでは一番残していた店だ。　四天王寺には幾つかの門があるが、最も参詣者の多いのが、「西門」と書いて「さいもん」と呼ぶ山門だ。今は、托鉢僧が何人かいるくらいだが、昔はこの西門前には、傷痍軍人さんが募金箱を持って立っていた。こども心に戦争の悲惨さを実感できた光景でもあった。　　最近この托鉢僧の偽者が出没しているとのテレビ報道があったが、素人目には見分けがつかない。少し前に摘発されたそうだから、図の僧は本物だとは思うが、いやな世になったものだ。ところで、この四天王寺、地元大阪では単に「天王寺」と略し、さらに親しみを込めて「天王寺さん（てんのうじさん、さらに訛って、てんのじさん）」と呼んでいる。　その「天王寺さん」で、最もこどもたちに人気があった（「覗きからくり」や「猿回し」、その他の露店を除いてだが。）のが、通称「亀の池」だ。こどもの頃には、もっと亀がウジョウジョいたと記憶しているが、水面下に潜っているのか、少なくなったように思われる。　そして、昔と違う光景と言えば、こどもたち向けの露店や見世物が少なくなったせいか、こどもたちの姿が少なかったことだ。春秋のお彼岸は、祭日があるので、こどもたちが多いのかもしれないが、この日（21日）も日曜日なのだから、もっとこどもたちを見かけてもよさそうなのだが。　昔は、おじいさんやおばあさんに連れられたこどもたちが沢山いたが、私も、そんな一人だった。はたして、今のこどもたち「天王寺さんに連れて行ったろか」と言っても、付いて来るだろうか。祖父母がこどもたちの傍に住んでいない、核家族が増えて、それもさらに難しくなってしまったのだろう。　ともかく、この骨董市、ある意味では昔の生活を知る露天博物館でもある。年に一度くらいは、お孫さんを連れて四天王寺の「お大師さん」に、訪れるのはお勧めだ。もちろん、お若い方も最近では増えてきている。自分のお気に入りの、アンティークを探すのも面白い。誰もが一度は訪れてほしいのが骨董市だ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2008.12.25

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  『おバカ』キャラを狙う首相、常識知らずが常識欠落批判！！

  　【麻生太郎首相は19日、首相官邸で開いた全国知事会議で、地方の医師不足問題に関連し「地方病院での医者の確保は、自分で病院を経営しているから言うわけじゃないが大変だ。社会的常識がかなり欠落している人（医者）が多い。とにかくものすごく価値観が違う」と指摘した。（中略）首相は知事会議の直後に出席した全日本私立幼稚園ＰＴＡ連合会全国大会でも珍発言を連発。あいさつで「普段からお子さんを預かっていると思うが、子どもより親で苦労していると思っているんだけど」「しつけるべきは子どもじゃなく母親なんじゃないか」と批判した。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／日本経済新聞：2008年11月20日）　解散より優先された景気対策も何処へやら、当初の予定？通りだったらすでに新しい内閣が成立していそうな時期になっても、景気の展望は見えてこない。そうした中で、ニュースでは麻生首相の失言が、毎日のように報道されている。考えれば、首相の職責から見ると、失言に違いが無いが、全くの本音で発言しているにすぎない。　おそらく秘書官などの他人がつくった原稿を、下読みもせず誤読するばかりか、その誤読した言葉の意味さえ理解していないような首相、これだけ間抜けな発言や行動を繰り返すのは、ひょっとして今はやりの「おバカ」キャラでうけようと思っておられるのだろうか。　国政選挙が人気投票なら、万が一には大量得票もあり得るかも知れないが、有権者は首相好みの「おバカ」ではない。その証拠に、この間の内閣支持率の下がりっぷりは、ピカイチだ。憲政史上最短の内閣は、かろうじて免れたが、憲政史上最低の内閣には十分資格がある。　場所も相手の事も全くわきまえず、本音で失言を繰り返す麻生首相ほど、社会常識を知らない者はないだろう。その常識知らずの首相を担ぎ出した政党も、これ以上この首相を擁護するなら、首相と同様に常識知らずの政党に転落してしまうだろう。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2008.11.21

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  震度計異常で、最大震度を修正！

  　世界有数の地震国であり、最も地震対策が進んだ国といわれている日本にあるまじき実態が明らかになった。【気象庁は２９日、７月２４日の岩手県沿岸北部地震の最大震度を６強から６弱に修正した。６強を観測した洋野（ひろの）町大野の震度計について、設置の仕方が不完全で、地震の揺れで不具合が生じた可能性がでてきたのが理由。（中略）震度計は、設置者によって気象庁と地元自治体、防災科学技術研究所の３系統に分かれる。自治体分には管理が不十分なものもあるため、気象庁は精度をＡ～Ｅの５ランクに分けている。洋野町の震度計は全国に約１２００あるＢランクの一つで、比較的正確と考えられてきた。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／朝日新聞：2008年10月29日）　昨日夕方のTBS系の報道番組によると、自治体が設置している震度計の内、Ａランクはおよそ３割で、記事にあるＢランクの状況を加味すると、７割の震度計は信頼できない事になり、惨憺たる状況にあるようだ。このような実態が地震対策の遅れた国の事ならまだしも、これまで度々の大震災の被害にあった国の現状としてはお粗末過ぎる。　こうした現状の直接責任が自治体にあったとは言え、ランク分けできるくらいに現状をつかんでいた、気象庁の責任は免れないだろう。担当部局としての気象庁などの行政機関の責任もさることながら、こうした情けない状態を放置していた内閣にも大きな問題があるだろう。　ところで、こうした自治体設置の震度計は、おそらく「緊急地震速報」のための情報収集ネットワークに組み入れられていると思われるが、もしそうなら「緊急地震速報」は不確かなものになるだろう。気象庁の「緊急地震速報」に関するページには、【気象庁では、独立行政法人防災科学技術研究所との共同研究などを行い、情報の精度向上・迅速化を図るとともに、緊急地震速報の周知・広報活動を行うなど、情報の早期提供に向けた取り組みを行っています。】（【】内は気象庁サイトから一部引用、：2008年11月1日現在）とある。　そもそもの地震の生のデータを提供する地震計が記事のような状況では、到底「情報の精度向上」が図れるわけがないだろう。これまでにも、「緊急地震速報」の問題点が指摘されてはいたが、これではこうした不確かな「緊急地震速報」を現状のまま続ける事への、疑問がさらに大きくならざるを得ない。地震には「速報」より「備え」が肝心だと心得ておくのが、見せ掛けの地震対策先進国の国民の一つの賢い選択となる。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！

  2008.11.02

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• 運賃無料の路線バス：堺市／南海バス

  　先日、所用で乗った民間の路線バスである南海バス、偶然にも運賃無料の区間で利用する事になった。それは、堺東駅発の20系統「堺市内北回り」で、目的地はシャープ液晶パネル工場建設予定地に隣接する堺浜シーサイドステージだった。　目的地が近づいたので、財布から小銭を取り出そうとしていた時、「運賃は無料」と言ったアナウンスが耳に入った。一瞬聞き間違いかと思ったが、車内前方にある運賃表示にも「０」の数字が点灯していた。事前に承知していなかった分、とてもラッキーな気分になれた。　帰宅してから、ネットで調べてみると前記の堺浜シーサイドステージと路線内の各バス停間に限り運賃が無料となっているようだ。堺浜シーサイドステージは、堺市内の鉄道主要駅から距離的に大きく離れており、車が無いと極めて不便なところにある。車を所有していない人にとっては、路線バスが唯一の公共交通機関となっている。　また、堺浜シーサイドステージの周辺は、将来は前記シャープの新工場の操業で大きく変わるとは言え、現在のところ幾つかの工場と広大な空き地が広がり、一般市民が訪れる施設としては温泉施設・大規模ホームセンター・大規模家電店くらいだ。前記の商業施設への集客には、運賃無料が一定の貢献をしているように思われる。　車を所有しない多くの人々、特に他市の人々を呼び寄せるには、運賃無料が大きな効果を果たす事は期待できる。鉄道路線やバス路線を持つ南海グループか前記の大型施設等のどちらか、もしくはその両者が分担して、運賃を負担する事の方がメリットが大きいと思われるので、そのあたりで無料化の負担をしているのかも知れない。　将来、堺浜シーサイドステージ付近へは、新しい公共交通機関が整備される予定だが、少なくともその完成までは、このような一部区間の運賃無料化という方策は有効かもしれない。ひょっとすれば、広大な空き地への企業や民間商業施設誘致の呼び水として、堺市が負担しているかもしれないが、ともかく利用者にとっては大いに助かっているので、運賃無料は継続していただきたい。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.10.20

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• 『ネット検索には中高年の脳機能を向上させる効果』

  　インターネットを楽しむ中高年の方々には朗報になるかも知れない。【インターネットを普段から使っている中高年にとって、ネット検索を行うことは脳機能を向上させる可能性があるとの研究結果を、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームが14日に発表した。（中略）単純な読書に比べて、インターネットでは次の情報を得るためにどこをクリックしなければならないかという多くの選択をしなければならない。このような活動は、脳の中でも重要な認識回路を働かせると考えられる。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／INTERNET Watch：2008年10月15日）　ネット検索が「脳機能を向上させる」と言う事は、高齢者の脳機能の老化防止にも効果があると考えて差支えがだろう。そうなれば、高齢者福祉施設や高齢者クラブなどにおいて、インターネットを活用することも、大いに意義のあることかも知れない。　記事には、クリックの選択について書いてあるが、考えればネット検索には、漢字変換による文字入力が欠かせない。カナ入力やローマ字入力の違いはともかくとして、漢字に変換する時には、候補漢字からの選択という活動も必要となる。膨大な記憶の中から適切な漢字を選び出す作業が、脳の活性化に貢献しないわけがないだろう。　ただ、ネット検索と言う作業は、何らかの目的があって本来の意味を成す。知りたい事が無ければ、検索のための検索では面白みが無く、長続きはしないだろう。だから、インターネットを利用するなら、自分自身の趣味や、毎日の出来事などなどを、ブログに綴って見るのも一つの方法だろう。　ブログ記事を書く上では、ネット検索は時として大いに役に立ってくれる作業となり、ネット検索も目的を持って行える。そうすれば、ネット検索も苦にならずに楽しんで行えるだろう。ひょっとすれば、ブログを書き続ける事の方が「脳機能を向上させる」事になるかも知れない。ともかく、高齢者も日常的にネットを楽しむ事は、いろんな意味で老化を防止してくれる事は間違いがないだろう。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.10.17

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• 公園行政に見る一つの欺瞞！：シリーズ自治体の愚策／24

  　昨日紹介した、雑草だらけだった、杉本町公園ともう一つの公園は、法律に「都市公園」として明記された公園だ。ところが、大阪市は公園整備が進んでいることを、公園の箇所数や総面積をとりあげて、誇っているのだから始末が悪い。以下に、大阪市のＨＰより都市公園についての記述を引用しておく。【うるおいのある都市環境をつくるうえで、オープンスペースとりわけ都市公園の果たす役割は非常に大きい。 都市公園は、うるおいのある豊かな都市環境を形成する緑の拠点であり、ヒートアイランド現象の緩和など都市環境の改善に寄与し、災害時に避難場所となるとともに、市民のレクリエーションとコミュニケーションの場、心身の健康増進の場として、また大阪固有の文化を引き出し、国際集客を支える都市施設として重要な役割を果たすオープンスペースである。　本市においても、都市公園の整備を施策の重点目標として強力に推進してきており、その結果、20年前の昭和63年には786か所、759.9ヘクタール、市民1 人当たりの公園面積2.87平方メートルであった都市公園を、平成20年4月1日現在969か所、930.6ヘクタール、市民1人当たりの公園面積3.52平方メートルにいたるまで造成整備した。】（【】内は大阪市のＨＰ／ゆとりとみどり振興局／平成20年度事務事業概要／第6 公園・緑化／３ 都市公園整備の現況から一部引用：2008年9月25日）　上記引用にあるように、大阪市の位置付けでも都市公園は、市民にとって極めて重要な役割を持った施設であることがわかる。しかし、その都市公園の実態が、例えそれが一部ではあっても、昨日のブログ記事のような状態では、その重要な役割を果たしていないのは明白だ。　大阪市の都市公園の現状は、「本市においても、都市公園の整備を施策の重点目標として強力に推進してきており」と言える様な状況ではなく、大変お粗末な現状だ。都市公園は定期的で適切な管理が行われて、はじめてその日常的な役割を果たす。　箇所数や総面積を誇っても、一部にすぎなかったとしても、雑草で埋もれたままの遊具があるようでは、大阪市の公園行政のお粗末さを隠すことはできない。こどもたちに外あそびをどんなに勧めても、都市部では僅かになったあそび場である公園が、この様な実態ではその効果は上がらないだろう。　この様に、実際の公園の実情が極めてお粗末な状況にあるにも拘らず、ＨＰ上でその公園行政の進展振りを自慢するような、大阪市の欺瞞的な態度は、遊具点検のズサンさにより、少なくないこどもたちが、楽しいはずの遊具で事故にあう事と無関係ではないだろう。　大阪市は、ＨＰにあるように「うるおいのある豊かな都市環境を形成する緑の拠点」として、都市公園がその本来の役割を確実に果たすように、日常的な公園の維持管理を厳格に実施していただきたい。そうすれば、都市公園はこどもたちからお年寄りまで、市民全てが憩える公園となるだろう。そんな日が早く来ることを願っている。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.09.26

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  雑草だらけの『都市公園』！：シリーズ自治体の愚策／23

  　前回は、雑草でうずもれた樹木や切り株を紹介したが、大阪市の公園管理のズサンさは、それだけに留まらなかった。その端的な実例が、所用で訪れたわが母校である大阪市立大学近くの公園にあった。公園のほぼ全面が雑草で覆い尽くされていたのだ。地面が露出するのは、公園入り口から墓地への道筋だけだった。　墓地のようにそれなりの利用者があって、人により適度に踏みしめられておれば、雑草は蔓延（はびこ）らない。と言うことは、この辺りのこどもたちがブランコであそぶことが少なくなったのだろうか。こどもたちがブランコなどであそぶために、この公園に頻繁にやって来ていれば、こんな状態にはならなかったかも知れない。　しかし、右図のような状況では、ブランコへ近づくことも、誰もが躊躇してしまうだろう。昔のこどもたちの様に、こうした草むらに慣れていない、今のこどもたちならもっと尻込みをしてしまうに違いない。　それでも、雑草の生え方を仔細に見てみると、ブランコの直下よりも、危険防止柵の外側の雑草の方が背丈が高い。そのことから推測すると、まだそんなに雑草で覆われていない頃には、こどもたちがブランコであそんでいたのかも知れない。　その後も、雑草の刈り込みが無かったことにより、こどもたちがだんだん近づき難くなって行ったのではないだろうか。この様な、雑草の刈り込みに見られる公園管理の不十分さは、大阪市における公園遊具での事故が少なくない事と無関係ではないだろう。　そして、こうした公園の管理の不十分さ、と言うより公園管理の怠慢さは、最近に始まったことではない。かなり以前に、このブログでも紹介した次の画像でも明白だ。これは、2002年に撮影したものだが、砂の部分にも雑草が生え、砂場であることさえ判別できない有様だった。公園が公園としての使命を果たすためにも、大阪市による公園管理の改善を強く要望する。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.09.25

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  ここにもあった『無残な木』！：シリーズ自治体の愚策／22

  　住吉区の複合庁舎建設のあおりをくって、無理に移植された木が、枯れ果て切り倒され無残な姿をさらしていた事は、以前にこのブログでも度々紹介した。これまでに合計９本もの木が切り倒されたが、また別の場所に新たな犠牲木があった。場所は、左図にある元サッカーグランド跡に、複合庁舎建設に伴って移転設置された児童公園と一体となる予定の場所にあった。　今後、複合庁舎と一体となった都市公園の一部として（手元にある資料には「森の遊び場」とある。）、整備される予定と聞き及ぶが、まだこの部分の整備は、ほとんど進行していない。移植を待つ木々が、今や伸び放題の雑草に囲まれたまま放置されている。そこに、新たに犠牲になった木が、雑草にうずもれて悲しい姿をさらしていた。　右図には、将来の再移植に備えるためか、添え木がしてある木が写っているが、今のところ健在なようだ。ともかく、ここに多くの木が移植されて二年ぐらいたったように思うが、その間に雑草が一面に生えて、それを押し分けて中に入るには、かなり躊躇するくらいになっている。　その雑草の中に切り株はあった。そのうち１本は、図のような形に切られており、こうした形は前にも紹介した犠牲木の何本かに見られた。椅子代わりに利用してもらおうと言う考えなのだろうか。それにしては、仕上げ加工も無く、やはり伐採時に何らかの事情があったのだろう。　元はサッカーグランドなので、移植に当り土や肥料などで土壌改良を施してはあると思うが、十分な手入れが行き届いていなかったことが、この様な事態を招いたのだろう。公園の整備にあと何年かかるか、一区民には知る由も無いが、急がないと、さらに多くの樹木たちが犠牲になるだろう。環境保護を市民に説く「お上」は、まず範を示すべきだ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.09.22

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• 『失言』は続くよどこまでも！

  　農林水産大臣が進退の瀬戸際に立たされているが、そのとっかかりの「失言」をめぐり、さらに「失言」を重ねる同僚議員がいる。【自民党の麻生太郎幹事長がおととい（8月19日）の会見で、「関西以西出身の人いる？　『あの人はワインにやかましい』、別に普通の表現だろ。うるせぇ、騒々しいという意味じゃない」と、同じ九州出身の太田大臣の発言を擁護した。これに、野田聖子・消費者行政担当相がきのう、文句をつけた。福岡県生まれ。「日本の大臣なら、北から南までみなさんが分かる日本語を使って頂かなければならない。そういうサポートは非常に残念」だと。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／J-CASTニュース：2008年8月20日）　かの「失言」大臣の所属する党の幹部の擁護の発言と、同じくその幹部発言を批判した大臣の発言だ。どちらも発端の「失言」そのものの本質から目を逸らせることに他ならない。そして、どちらの発言も「言葉」の問題にすり替えている点で、全く同じと言える発言だ。　この両者の発言は、「失言」大臣の政治姿勢（本音）を「言葉」の問題とする認識不足を露呈してしまったことでは、両者にとっては「失言」となるだろう。要するに、本質を隠せば隠すほど、結果として「失言」にならざるを得ないのだ。これが、政権党の幹部であり、その党が選んだ大臣なのだから、あきれかえってしまう。ああ！かくて「政治家？」の「失言は続くよどこまでも！」だ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.08.27

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  『無残な木』続々と！：シリーズ自治体の愚策／21

  　住吉区の新庁舎建設のあおりをくって、移植された木が枯れ果てた末に切り倒され無残な姿をさらしていた事は、以前にこのブログでも紹介した。　残念ながらこの間にも、その無残な姿の一群に新たな木々が加わった。　以前に切り倒されていた木を含めて９本もの木が無残な姿をさらす事となった。これで、移植された11本の木で、かろうじて今なお健在なのは２本のみとなった。　下の画像は、左図にある同じ木の在りし日の姿を撮ったもの（右下）と、ほぼ同位置から撮影した現在のスナップ（左下）だ。見てわかるように、在りし日の姿を撮った時点（５月）で、すでに全体に枯れが広がっている。遅かれ早かれ、切り倒される運命にあったのは確かだったのだろう。この木を管理する大阪市は、こうした状況に対して対策をとっていたのだろうか。　　この公園には、ほぼ毎日のように訪れてはいるが、何らかの対策がとられたような様子もなかった。行政はただ木が枯れ果てるのを待って切り倒したとしか思えない。移植そのものが、当初から無理とわかっていたのなら、移植・伐採という二度手間をかけずに、最初から伐採すべきだったのだ。そうすれば、木々たちは長い間苦しい思いをせずに、そして変わり果てた無残な姿を人前にさらすこともなかったのだ。　ただ、残された２本のうち元気な１本は、緑の葉をたくさんつけているので、移植自体は無理なことではなかったとも思われる。そうなれば、枯れ果て切り倒された木々は、場所選定や移植方法がズサンだったのだろう。もちろん、移植した後の日常的なケアも不十分だったとも考えられる。移植した木は元のままの状態よりは、当然ケアをより必要とする。　ともかく、住吉区の新庁舎建設に伴って、樹齢数十年もの大きな木々を９本も失ったことは、紛れもない事実で、これは区民にとって大きな損失となるだろう。これ以上あらたな犠牲木を出さないように、大阪市には最善の手立てをとっていただきたい。今、無残な切り株になっている木々のかつての生き生きした姿と同じになるには、少なくとも30年以上もかかるのだ。それだけ自然を取り戻すには時間が必要なのだ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.08.17

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• 『失言』は『本音』！

  　【太田農水相の問題発言は10日朝のNHK『日曜討論』で。中国冷凍ギョーザ中毒事件に関連し、食の安全について『日本は安全なのだけど、消費者や国民がやかましいから、さらに徹底していく」と述べたこと。（中略）福田首相も「『消費者がやかましい』なんていうのなら、適切な言葉ではないと思いますよ」と不快感を。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／J-CASTニュース：2008年8月12日）　こうした不適切発言を「失言」と評することが多い。その失言を辞書で調べると、【不都合なこと、まちがったことなどをうっかり言ってしまうこと。また、その言葉。】（【】内はインフォシーク辞書／三省堂から引用）　ここで注意しなければならないのは、「失言」は「うっかり言ってしまう」という事から、その言葉を比較的軽くみてしまう恐れがあることだ。確かに、他の事に熱中しているときに、不意に質問されてうっかりと不適切発言をしてしまう事もあり、それは「失言」と言っていいだろう。　しかし、今回の「失言」と呼ばれている発言は、政治家としての討論会での発言で、「うっかり」と言う状況ではない。当然、後に「真意ではない」とか「全体の趣旨から判断してもらえば」と言うような弁解が通じるような状況でもない。　今回のこの発言は、太田農林水産大臣が消費者・国民の発言・意見を「やかましい」ものとして受け止めている、自身の信条・信念から出た本音に過ぎないのだ。だから、「失言」と言うより、主権者である国民を愚弄した「暴言」と評する方が適切だろう。　そして、この事に関して答えた福田首相の発言も似たり寄ったりの「妄言」に過ぎない。太田農水相の言葉は「適切ではない」のではなくて、太田農水相の本音を完璧なくらいに適切にあらわした正直な言葉なのだ。今回の「やかましい」事件の顛末は、暴言については前歴のある者を大臣に任命した首相の、無能振りを国民に明らかにしただけの恥ずかしい顛末だったと言える。なお、最終的にこうした内閣を打倒する結末は国民の良識に任されている。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.08.12

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• おじいちゃんになった日

  　本日未明、我が娘が第一子を出産した。娘が母になり、私はおじいちゃんになり、連れ合いはおばあちゃんになり、下の娘はおばさんになった。さらに、我が父はひいおじいちゃんに、我が母はひいおばあちゃんになる。　ごく当たり前の事だが、命有るものとして最も幸せな日のひとつである。まずは、最初の孫と娘夫婦に感謝して、凡人のごくありふれた一文とする。

  2008.08.06

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• 『安心実現内閣』

  　内閣の改造が行われた。【「安心実現内閣」。首相は改造内閣をこう呼んでみせた。　当面の政策課題には原油高対策と、年金や医療、雇用などをめぐる生活不安への対応を挙げた。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／北海道新聞：2008年8月2日）　内閣のキャッチフレーズを首相自らが命名するのは珍しい。しかし、そのキャッチフレーズとは裏腹に、「原油高、年金や医療、雇用などをめぐる生活不安」は現首相が就任する以前から国民が抱いていたことだ。しかし、就任後10カ月を経ても全く不安が解消されないばかりか、ますます不安は増大する一方で、物価高のさらなる拡大などその不安の範囲も拡大の一方だ。　その不安に対する無策ぶりを省みず、ぬけぬけと「安心実現内閣」と自称する厚顔無恥さにはあきれかえる。しかも、低迷する内閣支持率を回復したいという本音が見え見えの改造人事となっているようだ。国民は内閣に対してだけ不支持を表明しているのではない。首相自身に対して不支持を示しているのだ。こんなにも「ＫＹ（空気が読めない）」首相も珍しい。　そこで、この改造内閣に対して、新しいキャッチコピーを謹んで贈呈しよう。一つは、「不安増大内閣」で、もう一つは「ＫＫＹ（国民の空気が読めない）内閣」だ。首相が即刻退陣して、国民の空気を読むために、国会を解散する事が、多くの国民の切なる願いである。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.08.03

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• 繰り返される『後追い対策』：都賀川増水事故に思う

  　まずは、先日起きた神戸の「都賀川増水事故」で亡くなられた皆様方にたいし、心からのご冥福をお祈り申し上げる。【５人が死亡した水害を受け、兵庫県は３０日、大雨警報などの気象情報と連動した警報システムを都賀川などに年度内に設置すると発表した。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／時事通信：2008年7月30日）【市は学童保育の運用基準で安全管理や危機管理を規定しているが、主に施設や遊具の点検が中心で、防災対策の規定はない。このため、県が気象情報などを配信する「ひょうご防災ネット」への加入を義務づけるなど、運用基準を改正する方針。（中略）今回の事故では、民間の「六甲学童保育所」（同市灘区）に通う子供たち約２０人が事故に巻き込まれ、２人が死亡した。引率していた指導員は当時、大雨洪水警報が発令されていたことを知らなかったという。】（【】内は記事から一部引用、Google ニュース／MSN産経ニュース：2008年8月1日）　この度の、都賀川での増水水死事故を受けて、兵庫県や神戸市が打ち出した防止策だが、これらは事故が起こる以前に当然の事として策定・実施されていなければならなかった事だ。都賀川は以前から急な増水が起きる川として地元では周知の事だった。しかも、親水公園として整備しておきながら、警報システムを整備していなかったのだ。　神戸市の今回の学童保育所向けの対策として打ち出された「防災ネット」への加入が、どれほど防止効果をあげるか疑問な点もあるが、何故事故が起きてからの対策となったのか、何故防災対策の規定を義務付けしなかったのかを、市は説明する必要があるだろう。　学童保育所だけでなく、保育所・幼稚園・学校・子ども会などで、これまでにこどもたちが行事中に増水などで水死した事故も少なくない。それらの施設・団体なども、現時点でその「防災ネット」に加入したり防災対策の規定を整備しているのだろうか。　事故にあった学童保育所が、「防災ネット」に加入していたとしても、「引率していた指導員は当時、大雨洪水警報が発令されていたことを知らなかった」様な状況では、今回の事故が防げたかどうかはわからないだろう。要するに、気象警報などの情報を積極的に活用されるような施設運営や指導員の職務水準になっていなければ「防災ネット」や気象警報も役に立たないのだ。　もちろん、全国的に見ても、学童保育に携わる指導員の皆さんに、その様な指導水準を求めるのは酷だと思われる現状もある。学童保育指導員の身分や勤務条件は決して高くはない。むしろ、劣悪・過酷といえる水準だ。しかし、指導員が関わるのは、生身のこどもたちなのだ。事前に気象の予報や警報を熟知し、川遊びを中止できるような指導力量は最低必要な条件となるだろう。　ただ、そうした事で今回の引率に携わった指導員だけに責任を押し付けるのは間違いで、そうした指導員の指導水準に甘んじていた施設運営者、そうした低い水準の指導員を雇用せざるを得ない状況を放置していた神戸市、さらには「学童保育」が生まれて一貫して、指導員の身分・勤務条件・資格（指導水準）を極めて低いまま、法的整備を未だに怠る政府にも、それぞれ大きな責任があるだろう。　なお、現在施行されている「児童福祉法」に明記されている放課後児童健全育成事業（一般に学童保育と見なされているが、私は同じ制度としては位置づけていない。）には、そこで従事する職員（一般には、指導員）については、同法第四十九条に「必要な事項は、命令で定める。 」とあるだけだ。現状としては、これまでの経過もあり、全国一律の基準にはなっていないし、民営の施設についてはさらに規定があいまいになっている。　なお、たとえ引率者が事前に気象警報を知らなかったり、気象警報が現地へ出発した後だった場合でも、急な増水を知らせる警報システムがあり、かつ現地に直ぐに非難できる階段などが個所数も多く設置されておれば、尊い犠牲を出す事も無かったであろう事を追記しておく。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.08.02

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  地車の方向転換：『姫島の地車』徒然／その４

  　地車は、その車輪の構造上極めて方向転換が難しくなっている。そのために独特な方法で方向転換が行われる。左図は、その一つで一般的には「やり回し」として知られている。ただ、姫島地区の地車には岸和田の地車に付いている方向転換用の「後梃子」などの装置が無い。だから、図のような形で方向転換をしている。　昔に比べて、性能が格段に進歩した車輪ではあっても、およそ２トンもある地車を地面の上で滑らせて方向転換をするのは大変だ。だから、真っ直ぐに運行している時は少人数でも、この「やり回し」の時は総出で力を合わせる。そのための独特な囃子と掛け声が重要となる。　次に、この姫島地区のような形式の地車に特有な方向転換の方式を紹介する。それは、地車の後部を持ち上げて、ちょうど鯱立ちをするように地車を傾けての方向転換だ。この方法は、一般に「差し上げ」と呼ばれている。前記の「やり回し」より接地面が少ないし、前輪がある程度回転できるので、地車の回転自体はスムーズだ。ただ、その間ずっと差し上げている必要がある。　この「差し上げ」は、宮入前のクライマックス時の見せ場として、この傾いた姿勢のまま何回転もして、観客を楽しませてくれる。もちろん、地車を曳いている者も乗りに乗ってくる瞬間でもある。昔は他の町内の地車と、どれだけ差し上げたまま長時間回転し続けることなども競い合ったものだ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.07.24

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  地車の大きさ：『姫島の地車』徒然／その３

  　現在、姫島地区で保存会によって曳行されている地車は三台有り、サイズで二つに分けられる。まず、小さい方から紹介していく。左図は、保存会では「小地車（しょうだんじり）」と呼ばれているもので、保存会所有の地車の最小のものだ。これは、町内通常曳行時には、こどもたちにより太綱で曳かれている。しかし、「こども地車」と称されるにはもったいないほど、素晴らしい地車となっている。次に、紹介する「中地車」と同じく、私がこどもの頃（1950年代）に曳かれていた地車を保存会が修復・復活されたものだ。私のこどもの頃（1950年代）の姫島地区には多くの地車が曳行されていたが、すべてがこのタイプの大きさの地車だった。　たまたま、戦災を免れたものだったのか、一つの小学校区内でこれだけの地車を維持するためか、細い路地が多くある地域性もあったのか定かではないが、このサイズの地車が選択されたのだろう。なお、私がこどもの頃に曳いていた地車が「中地車」と聞いているが、その点では非常に感慨深いものがある。　姫島地車保存会が所有されている地車で最大のものが左図の「大地車」だ。この地車は、保存会と姫島地区住民の皆さんのご努力により、大阪府下の他地区のご好意もあって有償で譲り受け補修・改修された地車だそうだ。この地車は姫島地区で曳行された戦後最大の地車ともなっている。なお、この地車は最初は現在私が住む住吉区の地車だったそうだが、これも何かの因縁なのだろう。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.07.22

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  『曳行方法』：『姫島の地車』徒然／その２

  　現在行われている、姫島地区での地車曳行で昔と違った風景がこの図だ。全国的に有名となっている岸和田での地車祭りを見慣れている方には、違った印象を受けるはずだ。それは、地車を引っ張る太綱が無いのとそれを曳く人たちがいない事だ。　ご覧のように、地車を直接押す人と短い引き綱で引っ張る人たちで、地車は動かされているのだ。昔も、こうした曳行の仕方もあったが、祭りのクライマックスの「宮入り」の直前などに行われていた曳行方法だ。おとなだけで、勇壮で激しい地車の動かし方だった。　なお、姫島地区の地車は大小合わせて三台あって、その中の一台が現在も昔のようにこどもたちにより太綱で曳行されている。もちろん、その地車も「宮入り」時には綱を取り払って勇壮な曳行が行われている。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.07.20

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  『宮出し』：『姫島の地車』徒然／その１

  　この間、私が生まれ育った西淀川区姫島の夏祭りに、地車（だんじり）曳行（えいこう）のお手伝いに行ってきたが、その間に経験した事やかつての地車曳行の思い出などを綴っていく事とする。今回の地車曳行の初日は地車を倉庫から出し、神社からのお払いを受けて後に、町内を曳行するのだが、その神社からの出発の祭事を「宮出し」と言う。　「宮出し」は、私が地車曳行に参加していたこどもの頃には無かった事だ。今でも地車を曳行している地域では「宮出し」は無いか、もしくは「宮入り」の後に「宮出し」があるようだ。考えれば、地車は各町内にある倉庫に保管されており、まず神社でお払いを受けるために「宮入り」し、その後「宮出し」となるのかも知れない。　姫島で現在行われている地車曳行は、各地区の地車が途絶えてしまって後に、保存会により再開されたので、地車の倉庫は、神社のご協力の下、社内に設けられているから、「宮出し」から始まるようになったのだろう。ともかく、神社でお払いを受けてからの町内曳行となるので、このやり方も一つの方法だろう。　なお、「宮出し」は朝の時間帯に行われているので、出店も見物の人出もほとんど無く、保存会の方たちだけの祭事となっている。今回、初めて拝見させていただいたが、祭りの最初の行事として、見るべき価値の大きな行事だと思う。是非、機会があればご覧になっていただきたいのが「宮出し」だ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.07.19

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• お知らせ

  実家の「地車（だんじり）祭り」のお手伝いに行きます。よりまして、しばらくの間ブログの更新を中断します。なお、その間の記事は後日の書き込みとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

  2008.07.18

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  イケズな『開かず』と『行けず』（その２）：シリーズ自治体の愚策／20

  　（その１よりの続き）－－住吉区新庁舎見聞記の11　住吉区に出来た新複合庁舎には、設計上は出入り自由な空間が、実際には扉が施錠され、「行けずの空間」となっているところが多い。そうなれば、区当局は税金でせっかく区民のために作った場所を使用禁止にしている事となる。この点でも、また事前の設計意図と実際の使用方法が食い違っていることとなる。　設計と使用の食い違いの事実を念を押すために、次の画像を紹介する。昨日紹介した屋上庭園と全く同じ空間で、住吉区役所の３階にある空間がこの図だ。そして、この場所は、区民が自由に立ち入ることが出来るスペースとなっている。やはり、屋上庭園は区民が入るための空間だったのだ。　ただ、この場所へは区役所の西エントランス（北側にあるのだが）から入って、奥にあるわかり難い通路を通り越して、３階へ上がって、さらにわかり辛い掲示のある扉から入らなければならないのだ。画像は、わざわざ人がいない時を見つけて撮ったものではない。当日も区役所内には来庁者がたくさんおられた。　最後に、「開かず」「行けず」に続いて「渡れず」の高架通路の画像を掲載しておく。この高架通路は、区民ホールと前記区民センターの集会室などへの渡り廊下となっているが、私はこの通路を渡っている人を一度も見たことがない。それもそのはずで前回の記事にあるように、その通路への出入り口および階段は全て〆切・立ち入り禁止となっている。この高架通路は、その立派な外観から見て、おそらくかなりの予算が投じられて建造されたに違いがない。極めてもったいない「渡れずの渡り廊下」なのだ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.07.16

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  イケズな『開かず』と『行けず』（その１）：シリーズ自治体の愚策／19

  　住吉区新庁舎見聞記の10番目だが、表題を変えてみた。前回の記事のように、住吉区に新しくできた複合庁舎には、数多くの「立ち入り禁止標識」があるが、当然その結果として、一般の来庁者が開けられない扉や行けない空間がたくさん出来る。「開かずの扉」と「行けずの空間」のオンパレードとなる。これでは、区当局は区民に嫌がらせをしているのかと思いたくなる。大阪ではこの嫌がらせを「イケズ」と表現する。　前回記事のトップに紹介した「立ち入り禁止標識」の付近の画像が左図となる。区役所の東側にある出入り口だが、扉は完全に〆切となっており、内側にはご丁寧に来庁者のための椅子まで置かれて、ガッチリと進入を拒んでいる「開かずの扉」だ。要するに、設計とは全く違った使い方をしているのだ。　前図の位置より奥にも、同様の扉が二つあり、区役所のこの面の出入り口は都合４ヶ所となっている。これだけの入り口が必要なのかどうかはわからないが、実は複合庁舎なので、福祉センターにはこの出入り口から入ると、人が多くわかり辛い区役所の中を通らず行けるので、当初はその予定であったのかも知れない。来庁者には、この方が便利なのは言うまでもない。　住吉区の複合庁舎には「開かずの扉」の結果として、「行けずの場所」が出来る。その一つが下図だ。図書館の正面入り口の横にあるウッドデッキで覆われた空間だ。防火用のバケツが置いてある事で推察すると、図書館の利用者のための喫煙場所かと思って、図書館の中へ入って試してみたが、扉はガッチリと施錠されており、この場所はやはり「行けずの空間」だった。　同様の「行けずの空間」が、図書館の上の階にある、集会室が並ぶ区民センター部にも、何ヶ所か存在する。そのひとつが右図で、図書館の真上にある。そして、下図の様にこのスペースには、樹木や草花が植えられており、その周りにはウッドデッキで埋め尽くされている。　この両図を見て明らかなのは、その周辺に柵が設けられており、人がこの場所に入ることがデザイン上では考慮されている。当然、その出入りする人は、この屋上庭園の手入れや作業をする人たちだけを想定したものではないだろう。　その点を補強的に暗示してくれるのが、次の集会室群の中央に設けられた屋上庭園の図だ。この図を見ると向こう側に、この屋上庭園に出入りする扉がこの面だけでも４ヶ所ほど見える。手入れ・作業にこれほど多くの扉は必要ではない。設計上は、区民の皆さんが会議や集会などの合間の憩いの場となっていたのではないだろうか。（その２に続く）エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.07.15

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  住吉区新庁舎見聞記（その９）：シリーズ自治体の愚策／18

  　住吉区の新しい複合庁舎を訪れて、目ざわりで気になるのが三角コーンやサインキューブなどの標識類の多さだ。その中でも立ち入り禁止の標識の多さには驚く。幅の広い通路いっぱいに設置された、ガレリア（アーケード）の下の部分をおよそ三分の一ほどを立ち入り禁止にしている標識がある。立ち入り禁止標識の向こうは何のための空間なのだろうか。この部分の問題点については以前に紹介したが、理解に苦しむ立ち入り禁止措置となっている。　図書館横には、面白い立ち入り禁止標識がある。犬を立ち入らせないための標識だが、あまり人が立ち入ってみようとは思わないところなので、建設時に柵でも造っておけば、それで良かったのだ。不届きな愛犬？家のための標識とは言え、美観も含めて感心できない。区当局と一部区民双方の愚かさのモニュメントとでも比喩できる立ち入り禁止標識となっている。今からでも遅くないので、見栄えの良い丈夫な柵に変えていただきたい。　ガレリア下部のものと同じくらいに広い場所を立ち入り禁止にしている標識が下図だ。この場所は、複合庁舎の保健福祉センターや区民ホールの裏手にあたる所だ。その部分には区職員の専用駐輪場や職員専用入り口もある。だから、一般市民の立ち入り禁止も理解できなくは無いが、保健福祉センターへはその職員専用入り口から入れば、かなり便利になる区民の方も多い。特に、この方面から来庁する高齢者にとってはその方が助かるだろう。　新複合庁舎には、これまでこのブログで紹介してきたように無駄な個所が多々あるが、その一つの典型が図書館の横手にも有る。おそらく、新庁舎が出来て一度も一般区民が昇り降りしたことの無い階段が左図だ。立ち入り禁止標識・テープ・鎖などその方法は変わっても、新庁舎完成後一貫して立ち入り禁止となっている。誰のための、何のための階段か全く理解できない階段だ。なお、複合庁舎の東側から来庁する方で、区民センター二階の集会室などへはこの階段が大変便利なのだが。　同様の立ち入り禁止（進入禁止）標識が下図だ。場所は、区民センター部の二階の集会室から、前記の階段や隣の区民ホール部へ通じる通路への出入り口だ。前記階段と同様に、この通路も全く使用されていないと思われる。　想像するに、この複合庁舎は、隣接して今急ピッチで建設が進む多目的グランド及び都市公園と一体となった施設となる予定だ。もちろん、現在でも様々な建物・施設が一体となっている複合庁舎なのだから、当然設計上、それぞれの建物・施設の行き来が容易になるような構造になっているはずだ。　しかし、残念ながら実際は各施設が孤立するように、立ち入り禁止標識が鎮座している。これでは、設計意図と実際の使用意図が完全に乖離した大阪市の愚策と言わざるを得ない。そうした批判に応えるには、当面可能な限りに「立ち入り禁止標識」を撤去することから始める必要がある。その後に、利用者である多くの区民の意見を聞いて、必要な改善策をとることが大切だ。　最後に、一見見た限りでは、何のための立ち入り禁止標識かわからなかったものを掲載しておく。場所は区民ホール裏手にあり、区民ホールの非常口と思われる所への立ち入りを禁止している。なお、この出入り口は外からは開閉できない構造なので、禁止標識が無くてもそこからの進入は不可能なのだ。では、なぜ立ち入り禁止なのだろうか。　このように、機能的にも疑問の多い「立ち入り禁止標識」だが、その多さがせっかくの新庁舎の美しい概観を全くの台無しにしているのは、もったいない話だ。早急な区の対応を願うものだ。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.07.09

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  住吉区新庁舎見聞記（その８）：シリーズ自治体の愚策／17

  　近年、ほとんどの公的施設はバリアフリーとなっており、点字ブロックも完備している。もちろん、我が住吉区の複合庁舎にも点字ブロックが敷設されている。しかし、せっかくの点字ブロックも図のような有様では役に立たない。標識（サインキューブ）が点字ブロックの上に置かれていたが、これは区が設置した物だが、設置した職員は点字ブロックの意味をご存知なのだろうか。また、当然この状態を他の職員も見ていたはずだが、気付いていたのだろうか。この様な有様では区のバリアフリーに対する認識の低さを問われても仕方がないだろう。　早速、区役所の受付の職員の方にお願いに行ったのだが、点字ブロックがこのような状況になっているのは、ご存知ではなかった。来庁の皆さん方からの通報もなかったのも残念ではあるが、特に施設管理者である区及び職員の皆さんには、もっとしっかりしていただきたい。　ところで、点字ブロック上に置かれていたサインキューブ（標識）を良く見ると「車両進入禁止」の表記がある。また、標識の周辺には自転車やバイクが多数駐輪されていた。この付近を離れた個所から視点を変えて見たところが左図となる。実は、この場所は駐輪場ではなかったのだ。しかし、現実はこのような有様で、その状況に対して区が設置したのが、サインキューブや三角コーンなどの標識だ。　本来の駐輪場は複合庁舎だけあって、かなり多くの台数が収容できる物が何箇所かにわけて設けられている。それらの駐輪場が満杯ではないが、各庁舎の入り口に近いと言うことからか、結果として図のような状態になっている。駐輪場の場所がわかり難いという声もあるが、駐輪禁止や車両進入禁止の表示を無視して駐輪されているので、一部の区民の皆さん方も反省が必要となるだろう。　その事を改善するためにも、この様な状態を標識や表示だけで解決しようとする、区サイドの対応にも問題がある。人員を配置して徹底して駐輪場への誘導・啓発を行うか、新たにそれぞれの庁舎の入り口近くに駐輪場を設置するなどの抜本的な対策が必要だろう。ともかく、いろいろとデザイン・設計上の問題のある複合庁舎だが、駐輪場の設計においても、来庁者の心理と実際の動きを想定できなかったこととなる。エッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。遊邑エッセイ

  2008.06.12

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