ぼくらの幸福
何が幸せかって、かつては外国に教えてもらっていたものだ。そのころといえば、「日本人はウサギ小屋に住み云々」と言われたが、バブル経済が終わり、その反省が始まると、「あのころの日本をもう一度・・」と来たもんだ。で、平成の道家はここで幸福について一言。もし、野原に寝そべって空を見上げ、何かしらほっとして、その時の自分の周りにあるものに価値を見出し、それらをすばらしいと思え、かつ、そのように感じていられる自分自身にありがたいと思えたのなら、その時の自分の社会的相対、つまりは、金がどれだけあるかとか、他人からどう思われているかとかは、関係なく、その人は幸福である。別な表現をすると、二人の人が自分の周りにあるもののすばらしさに気づく時、その幸福には差は無い。