ネットとWindows(2)
さて、問題の新OS、Windows Vistaであるが、私は見送り。私だけではなく、これまでのユーザーが、新OSに乗り換えるには、たいていの場合動作環境をアップしなければならないはずだ。特にノートパソコンのユーザーにとっては、深刻な問題である。ところが、パソコンのメーカーの方では、今までのスペックでVistaを積んでいるものを広告している。これはトラブルの種になる。おそらく、Vistaの次は、低スペックでさくさく動くということを売りにするだろう。既にこのOSは、昨年名前の変更を済ませた。このVistaの次のOS(以下、次期OS)は、バージョンによってVista以上に差をつけざるを得ない。あるいは、別のネーミングにして下位バージョンを出すという手法だろう。その根拠の一つは、100ドルパソコンプロジェクトが本格的に動き始めたことだ。第一、Linuxの存在は無視できない。かつてビル・ゲイツは言った。「Windowsが、(Macより)売れるのは、安くて速いからですよ。」そして今や、この「原点」は完全に葬り去られたかに見える。