和風グラニーバッグ(帯リメイク)
10日、夫の叔父の一周忌。不慮の事故で、突然夫を亡くし、脊髄損傷の息子と暮す小母。「妻には、友人とのショッピング、お茶会、旅行など・・・楽しいはずの時間は、一切無い。」「これも運命と思うしかない。義姉(姑さん)が羨ましいよ。」と生前、普段は愚痴などこぼさない叔父が、酔って言ったことがある。 《和風のグラニーバッグ》 私がお嫁に来た頃、介護に追われていて、結婚式も叔父が一人で出席。帯を丁寧に解いた後、裏に渡った絹糸を定着させるために、接着芯を貼って。 父方の叔母から頂いた『西陣袋帯』にハサミを入れる。帯と帯芯の間に、年月を経て摩擦で出来た『絹糸の綿』これすら、捨てられず・・・。何かに使いたいよ。だって、絹だよ、シルク。(何故,英語?) 『西陣袋帯リメイク・グラニーバッグ』マチのない仕様。裾部分に深いダーツをつまんでいるので容量はたっぷり。9日午後20時完成。 丸くて可愛い形が出来ました。 両脇の切り替え部分には、礼服(喪服)用の墨黒色洋服生地使用。よく見ると、鳥が織り込まれている。自分用の礼服を仕立てようと思い、ストックしている生地。(いつになることやら~。) スエードテープ付きボタン(40年以上も前の物らしいですが・・・) 悩んだのは、持ち手の素材。いつものアクリルテープだと味気ないような気がして・・・。ワンピースを仕立てようとストックのUSAコットン。 8cm幅のバイヤステープに切って、ふっくらと仕上がるようにキルト綿を入れて、手縫いでチクチクと奥まつりで仕立てた。ミシンステッチじゃ・・・ダメ、駄目だよなぁ。(まつっている途中でくじけそうになったけれど。) 時間が無かったので、内布には市販のキルティングを使用。 最初の計画では、別の和布にミシンでキルト加工をしたかったの。しかし、時間が足りない・・・。 『キルティング』の箱の中を見たら、シンプルな3cm角綿麻のキルティング生地があった。和洋どちらでも使えるから便利だと思う。近所の手芸屋さんで買ったもの。 近いのはこれかなあ?でも5cm角なのよね。自分で買いに行けない時は、これを買っておいて、5cmの真ん中にミシンでキルトステッチを足して使ってます。 さあてっと・・・。これからラッピング。一筆添えて・・・・。