”罪を憎んで人を憎まず”とは誰の言葉か?
行き過ぎた行動を反省するとき、私は宗教系の本を読み、自分にブレーキをかける。フト目に留まった言葉。罪を憎んで人を憎まずこれってイエスキリストの言葉だったかなと思いググッて(検索)みたら、原点は孔子の言葉だそうな。要約↓ただし孔子の言葉としてマイナーで、「裁くもの」が持っているべき心構えを説いたものであって、原義は、「罪に対して厳罰で臨むな」ということ。この「罪を憎んで・・」は、別に孔子の専売特許というわけではなく、キリスト教の教えにも同様のものは存在するし、英語の慣用句としても「Condemn the offense, but pity the offender」というのがあり、西洋世界での一般的な考え方。この言葉が日本でメジャーなのは「大岡裁き」で有名な大岡政談の影響が大きい。「情状酌量」のニュアンスがこの言葉にはある。以上それと、日本の刑法に流れる基本的な考え方は「人を憎んで罪を憎まず」という発想なのだそうだ。←ってへんだよね?(これはうそかも知れないが・・・)以前の日記にも書いたように、今後導入される裁判員制度に疑問人を裁くには基本的な教養が必要だと思うので、一般人の参加というのには賛成しかねる。裁判をする方に勉強してもらいたい。自分をみつめたいときに探す言葉。それは、過去の偉人たちの言葉。地域、時代は違っていても普遍的なものがそこにある。