ジェフ・ベックの訃報に触れて
ジェフ・ベックの他界は、キースやグレッグの他界ほど、自分自身に影響がないと思っていましたが、意外にそうでもありませんでした。 1999年に、久々のアルバムである、「フー・エルス」がリリースされた時は、日本経済新聞なんかにも、「絶賛発売中」と広告が出ていたりしたので、ビジネスマンになったかつての少年達に、沈黙をやぶったジェフ・ベックの新しい音を告知したいという狙いもあったのでしょう。 その「フー・エルス」を引っさげて来日した時に、テレビ朝日の夜の報道番組では、箸を持って食事をしているジェフ・ベックにインタビューをしたシーンがあり、シャイなジェフ・ベックがそれに応えるという感じのモノでした。曲名は忘れたけど、「フー・エルス」に収録された緩やかなインストの曲を、まるごと1曲、バンドのメンバーと共に演奏している様子も放映されました。これはテレビ朝日のスタジオで撮っているようにも見えましたけど。 そんな事もあって、昨日のテレビ朝日の「報道ステーション」で、ジェフ・ベックの訃報を取り上げるのではないかと、家の中でやるべき事を後回しにして、画面に集中しておりましたが、番組の最後の最後で生前のジェフ・ベックを様々なシーンを取り上げてくれました。 日本テレビの「ニュースゼロ」でも取り上げてくれるのかと、思いまして、23時30分まで、画面に集中していましたが、最後まで見たとしても、取り上げるかどうかは疑わしいと思われましたので、テレビを消しました。 あと、EL&Pファンからの情報によると、昨日のNHKの午前10時のニュースでは、ジェフ・ベックの訃報が流れたようですね。 今朝の読売新聞と日本経済新聞しか見ていないけど、写真入りのニュースが、ある程度のスペースを取って、掲載されていました。 日経の顔写真は晩年のジェフ・ベックのとても良い顔の正面からの写真が載っていましたし、読売では晩年のやや斜めからの顔写真を載せていました。 読売では、キースやグレッグの他界時に著名人の訃報欄に、顔写真入りで少しだけ載せていましたが、グレッグは若い時の顔写真だったのですが、キースは比較的晩年の「へなちょこ」な顔写真になっていて、NHK大河「平清盛」の音楽に使用された事を除けば、たいそう短い訃報の内容でした。 それでも載っただけ良いのかも知れませんけど。 まぁ、テレビに訃報が出たから、どうだとか、新聞にかなりのスペースを取っている訃報だとか、どうでも良い話かも知れませんが、昭和生まれの人間なので、新聞とかテレビに出る事を無意識のうちに、ありがたがる傾向があるようです。 政治や国際問題絡みのニュースとかは、局の如何を問わず、その真相や背景に関しては、全く鵜呑みにできないと思っているので、なんでもかんでもありがたがっているわけではありませんけどね。 エモーション・アンド・コモーション リミテッド・エディション リミテッド・エディションが出るとは全く思っていなくて、通常盤を先に買って聴いていたので、これは未開封のままですね。通常盤も初回なのでDVDが入っていたと思いますが、見たような、見なかったような。 こちらも、2015年に「オマケ付き新品CDを買う」のカテゴリーをもうけて、この別室で取り上げていますが、結局、未開封のままになっていますね。フォトカードが12枚も入っていると、CDのみよりは重みがあります。 カナダのラッシュとかは20歳を過ぎてから追っていたけど、ジェフ・ベックは中学の時から追っているミュージシャンですから、訃報に接してからの何とも言えない悲しい感じは、ご縁があった年月の長さにも関係しているのかも知れません。 心からご冥福をお祈り申しあげます。 合掌。