◆冬のソナタにハマる母娘&海外版DVD
実家から久し振りに母が遊びに来ました。12月13日に、お留守番に来てくれて以来です。あの時との一番の違いは、どっぷりと「冬ソナ」にハマっていることです。母は今年に入って以来、何軒もビデオやさんを周り、なかなか戻って来ない冬ソナのビデオを借り集め、一人で何時間も浸っては、睡眠不足に陥っているらしい…。更に最近はダビングするのにもう一度借り直したとか。もう少なくとも4回は見ている様子。母は自営で仕事をしているし、決して暇ではないはずですが。秋には冬ソナツアーに行く予定で、一緒に行く友人を募っていて、もう4人集まったのだそう。その情熱たるや並ではない。こんな母を見るのは初めてです。私は頼まれて関連本や特集雑誌を、ヤフオクや本屋で探し、母に送ったりして。それらもくまなく読んでいるとのこと。そして先日書いたとおり、ようやく、私もビデオを借りて見ることが出来て、そのあとにヤフオク経由で購入した海外版DVDを、手にすることになるわけですが…。私が買ったのはマレーシア版のものでした。これを買ったのは価格が7900円とお安かったのと、(日本版は全部で3万円以上する)リージョンallで、日本のDVD再生機で見られるのと、(韓国版はリージョン2が駄目で再生機を選ぶ)英語字幕があったからですが、この海外版DVDが面白いんです。面白い理由の一つが言葉。音声は韓国語、中国語、字幕は英語、マレーシア語、中国語から選べます。音声はもとの声が聞きたかったので、主に韓国語で見ています。(中国語はちょっとかん高い感じの吹き替えでした)日本版の吹き替えと違い、皆低い感じの声。でも慣れるとこれがなかなかいいんです。注意して聞いていると、準備とか、カバンとか、日本語と殆んど変わらない単語が、ちょくちょく発見できて面白い!字幕は英語。そんなに難しくはないのですが、一文が一瞬に現れて、すぐ消えるので、長いのはなかなかぱっと読めない。これをずっと見ていると、英語の早読みの訓練になりそうです。でも何か、日本語で味わいのあった台詞が、英語になると、とても乾いてしまってつまんない気がする。それはきっと私の英語が"お勉強"経由で、英語による文学体験が殆んどないからだと思うのだけれど。それに、敬語や敬称の使い方が、けっこう重要なポイントになっていたりするので、韓国語で理解できたら面白いんだろうなぁ。と思う。もちろん韓国語は全く分らないので、「冬のソナタで始める韓国語」という本を買いました。これはけっこう詳しいシナリオの対訳集で、主要な場面のせりふは大体載っている。韓国語はカタカナ読みが付いているので、カナを目で追いながら聞くのも面白い。韓国語を勉強してみたくなって来ました。今回母と一緒に見る時に、字幕を中国語にしてみました。これもまた面白い発見の連続。全部漢字なので、ぱっと見て、意味が分る分る。あ、そんな風に言うのね!日本語よりかなり大仰な表現の印象で、けっこう笑えます。そして面白い理由の二つ目は、日本版でカットされていた部分の発見。一話に付き10分あるので、20話全部ではなんと、200分もあるというわけ。そこここで、あ、この場面なかった!・・・というのに出会えます。これを見て母は大喜び。(冬ソナのお陰で私は相当親孝行が出来ました。)で、DVDはパソコンでも見られる!私はついパソで何時間も見てしまったりしました。パソの全画面だと画像が荒れるので、(TVで再生するととっても綺麗ですが)。パソの端っこの小さい画面で見るのが可愛くて好きです。パソを開くとつい見てしまって、日記もレスのお返事もすっかりサボってしまいました。(スイマセン・・・)今回母がDVDを持って行ったので、毎日見ていた私は何となく寂しい気分でしたが、替りに置いて行ってくれた、「冬のソナタをもっと楽しむ本」がとても面白くて、さきほど一気に読んでしまいました。背景にある韓国の文化や習慣が解説されていて、「??」だったところが「なるほどっ!」って感じになります。これは全編見てから読むのがオススメ。似顔絵も笑えます。それで、昨日も書きましたが、冬ソナを見ると、私夫が恋しくなるんです。"ヨン様"ももちろん素敵なんですけれど。自分にとって運命の人は夫だし、結婚後しばらく北海道で過ごした日々の思い出や、彼が言ってくれた優しい言葉を思い出したり、生命の危機、のような体験もあったり、重なる部分が多いからなのかもしれない…。こんな風に濃密な心に寄り添う付き合いを、今はそばにいながら出来ないんですけれどね。それがまた片思い風で切なくてよろしい。(変?)ところで、昨日、夫の大学院の友人で韓国からの留学生の方から、春に韓国に帰るので、その時家族で遊びに来ないか?と、誘われたそうです。いいタイミングですね!都合が付いたら是非、韓国文化を肌で味わって来たいと思います。その前に…、切れてるパスポートを更新しなくては!