マスコミでは言えないこと。

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• エクササイズボールを再び。

  エクササイズボールを再び。と、いうのもサスガに夏が目前となり、ちょっときつめにこのボールを使ってお腹まわりを集中的にトレーニングしていました。左足首の捻挫も日常生活に問題ないとはいえ、ハードなことはできない状態だったので、ボールを使用して腹筋を集中強化。・・・効いてます。通常お腹まわりのトレーニングって、食事制限しないと３ヶ月ぐらいからようやくそのその効果が見えてくるんですが、今回は一月とかからずに引き締まってきました。モチロン、トレーニング内容と個人差はありますが、過去に例を見ない効果に今回再度ご紹介です。お腹って内蔵を守るために一番脂肪がつきやすく、その為、一番最後に脂肪が落ちるのですが、筋肉をつけるとその分代謝もよくなり、なにより「見た目」がよくなります。今からなら・・・お盆にはいけるんじゃないでしょうか？もしくは。スポーツの秋！に、見せ筋肉をつけるのにも（笑）。■ALINCO エクササイズボール EX-017 http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B0002ZLC5Aいやぁお腹まわりがしまってくると気持ちまでシャンとしてきますね。

  Jul 12, 2005

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• バックアップはどうされています？

  パソコンデータのバックアップはどうされています？注釈入り！ウィンドウズの場合初期設定のパーテーション（マイコンピュータの設定）が変えられない場合が殆どで、ハードディスクが一杯になり、年中バックアップをとっている方がおります。そんなときは思い切ってハードディスクを買っちゃってください。物の本にはＣＤ?ＲＯＭでのバックアップをオススメしていますが、私は疑問です。あの焼き付け時間が耐えられませんし失敗もあります。それでも重要なデータはＣＤ?ＲＯＭにするときがありますが、私の事務所のパソコンには全部１台から３台のハードディスクをつけてデータ分散をしています。メインのマックにはバックアップ専用に一台つけているぐらいです。だって安いし、安心ですからね。■ハードディスク丸ごとバックアップ小ネタとファイル整理についてhttp://www.as-mode.com/recom/hd_backup.html※注釈ただＣＤとだけ表記するとオーディオＣＤのイメージが強いと考えたので、便宜上、ＣＤ?ＲＯＭとしております。ＣＤ?ＲＯＭには書き込みできません。読み込み専用のＣＤをＣＤ?ＲＯＭと呼びます。バックアップの際はＣＤ?Ｒ、ＣＤ?ＲＷ、ＣＤ?ＲＷ＋といった書き込み可能メディアをお選びください。

  Jun 9, 2005

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• 中小企業には真似できませんね

  さて、沢山の方にご心配いただきました「突き指」ですが、９割方回復してから進展がない状態が続いております。多分・・・単純な突き指ではなかったみたいですね。突き指突き指と軽く考えずに医者にいくべきでした。とはいえ、現在、若干の痛みはありますがちゃんと曲がりますので、自己反省の材料として痛みとお付き合いしております。先週の金曜日（土曜日の早朝）は臨戦態勢でサッカーを応援しておりました。勝利の余韻に浸りつつ床についたのが朝の４時。亡父の墓参りのために朝の７時に起き、その足で姪っ子の運動会の応援観戦＆ビデオ撮影係として小学校へ。ここで悲劇が。この前々日ちょっとしたことで左足首をひねっていました。もともと古傷もあり、季節の変わり目には関節痛がくるのと歩くのに全く支障のない程度だったので、シップを貼って過ごしておりました。ところが運動会会場で他の小学校へ通う、妹の子供が退屈そうにしていたので「よし、オジサンとかけっこだ！」５０ｍ全力疾走を２本。私は笑顔がひきつりつつも「大人の力」を誇示しました。・・・ここまでお読みの熱心な読者お気づきになられたことでしょう。悪化させてしまいました。そして２日間起きあがれない状態で土日を過ごしたのでした。しかもその日、止めてあった我が愛車三菱リコールトップが当て逃げされて左フェンダーがベッコリ。やれやれ。以前にぶつけられたのも左側でしたし、突き指も捻挫も左手に左足。何かあるのでしょうか？それとも偶然？実はこの翌日の日曜日、妹の姪っ子の「運動会」。こちらも見に来るようにお願いされていたのですが、動けないので、ＦＡＸで、姪の似顔絵に「一等賞！」と書き添えて送りました。夕方。痛みに唸っている私の携帯電話に「おじさん、一等だったよ！」と留守番電話が。きっと、私の捨て身の特訓が役に立った・・・と願っています。他者の痛みにはできる限り敏感でありたいと思っているのですが、自分の痛みに鈍感ではイケマセンね。これ又、反省です。「痛み」というのは不思議なもので、人間は「慣れ」ていきます。これは脳の痛みを受け取るレセプターがどうたらこうたらと説明できますが、簡単にいうと「慣れ」るのです。この「慣れ」というのは「情報」によりもたらされます。例えば「痛み」も脳にとっては一つの「情報」で、麻薬による「異常な快楽」というのも「情報」なのです。「情報」に晒されているウチに、人はそれが特別な状況ではなく「日常」と受け取るようになります。これは「高度情報化社会」の弊害でもあり、このメルマガのテーマにも直結する事でもあるのですが、「日常ではない日常」すら日常と受け入れてしまうことがあるのです。そんなわけで今日は私の本業にも絡むネタです。関東圏ではテレビ東京（１２チャンネル）で放送されている「ワールドビジネスサテライト」という番組があります。日経新聞がメインスポンサーのこの番組は、様々なビジネスの最新情報や分析をメインテーマでビジネス系のニュース番組として秀逸なデキとちょっと軽いノリでビジネスマンに受けております。私もテレビ東京キャスター同士のとぼけたやり取りがお気に入りで見るのですが、色々な会合に顔を出すとこの番組のファンの中小企業経営者ってかなり多いのです。ただそういった方と話しをしていて「危険だな」と思うことが少なくありません。それは「大企業の論理（常識）」を、考えも無しに中小企業に持ち込もうとする傾向にあるからです。確かにこの番組では「トレンド卵」といったまだメジャーになっていない「これから」を取り上げるコーナーもあり、中小企業も積極的に紹介されています。しかし、番組をおしなべて見ると中小企業が取り上げられているケースは一部です。取り上げられている殆どの企業が「上場企業」か大企業、官公庁なのです。これを「踏まえた上」で見ていないと、番組から流される「情報」が当たり前のことになってしまいます。そしてこれは意外かも知れませんが、サラリーマンの方は自分の「分」をわきまえている場合が多いので、見ていても自分なりの解釈をしているのですが、中小企業とはいえ「経営者」ともなると「あいつにできるな俺にもできる」と根拠のない自身を抱えている方が少なくないのです。つまりテレビで流れていることなら自分の会社でもできるんではないか信じてしまうのです。モチロン、そういった思いこみも含めたリーダーシップや行動力がなければ「社長」なんて稼業はやってられませんが、これもまた「高度情報化社会」の弊害でもあるのです。情報が限定されている時代は、入ってくる情報は自分とそれほど差はありませんでした。だから真似することも、チャレンジすることもそれほどむずかしくありませんでした。その為、フットワークが軽くチャレンジ精神に溢れた社長は伸びていきました。今でもフットワークやチャレンジ精神は大切です。しかし、茶の間にいて上場企業トップの意見が気軽に聞ける時代だからこそ「情報の取捨選択」が必要となるのです。できることとできないことを、ごっちゃに放送して夢を見させるのも「番組」のあり方です。だから、「この方法は中小企業には真似できませんね。」とはなかなか言えません。そこで、「取り組み方次第で新しい可能性が見つかるんですね。」とどうとでもとれる表現でまとめるのはテクニックです。果たしてそれが自分の会社でできることか、否か。このネタは機能の番組で「お財布ケータイ」の特集を見ていて、「おい、おい」とツッコミを入れたことからまとめました。「お財布ケータイ」の「ポイント制」をどこでも使えるようにしようという動きがあるそうで、それを取りまとめようとしている、元女子アナが奥さんの某ＩＴ企業の社長さんが登場してのたまいます。「いちいちポイントを使うよりお金になる方が便利じゃないですか。」これは加盟店ならどこのお店でもポイント還元できるようにしようという話しですが、これはちゃんちゃらおかしい話しなのです。まさに大企業の論理で銭優先論で、仕組みを作るだけの側の論理です。ポイントを貯める楽しさはお金になるかではありません。これをお読みの大多数の女性はご理解いただけると思います。そして奥さんや恋人がいる方は、是非聞いてみて下さい。「ポイントは貯まる過程が楽しい」のです。本末転倒かも知れませんが、還元されて貰えるものよりも貯まっていく過程にエクスタシーを感じるのです。その「ご褒美」として「還元」があるのです。ご褒美が良ければそれだけ貯めた自分を誉めてあげたいという「自己肯定」と相まってそのお店のファンになります。これがポイントカードやポイント還元の神髄なのです。単純に「還元」するだけなら「値引き」と同じです。しかし、大企業や銭優先論にはこういった小さな感動は論理に組み込まれません。だから必然的に「値引き」「他者より値引き」「更に値引き」「どうしても値引き」をどう効率よくするかに終始するのです。お財布ケータイのにしても、この仕組みが上手くいけば儲かるのはＩＴ企業だけです。実際の小売り店はポイントに名前を置き換えた、値引き合戦に巻き込まれ疲弊していきます。これが有利に働くのは大企業などの資本力を持ったところです。これは毎週月曜日に発行しているメルマガ「全員勝利の方程式」で以前に紹介したケースですが、ここら辺を理解していないと３０万円かけて１割の売上減を実現。といったくたびれ儲けになってしまうのです。これは磁気書き換え式の「ポイントカード」の機械一式を導入し、ご利用後、次回から「還元」するヤマダ電気方式を採用した為、結果的に「次回よりいつでも一割値引き」になってしまった埼玉県の某焼肉店の例です。念のためフォローしておきますが「ワールドビジネス」はオモシロイ番組です。しかし、発言している彼らが「どのポジションにたって発言している」かは情報を取捨選択する上で重要な判断基準になるのです。最近言われなくなった言葉ですが、人は人。我は我。されど仲良し。みんな同じじゃないんですよ。

  Jun 7, 2005

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• もう牛を食べても安心か

  ■もう牛を食べても安心かhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4166604163この本は一連の牛肉再開シリーズで読者の方に紹介されました。・・・もっと早く読んでおけば。アメリカ様のご高説がいかに怪しげかが感情ではなく論理で理解できました。特に「特定危険部位」を取り除けば安心。には激しく不安を覚えました。こんな実験結果が載っていました。私達でも知っている「異常プリオン」をたっぷり含んでいるであろう「危険な餌」をモーモーちゃんに食べさせます。そして経過を追います。感染後６ヶ月後。異常プリオンは「腸」におりました。そして２２、２６ヶ月。異常プリオンは見つかりませんでした。消えた？ところが３２ヶ月。脳と脊髄で発見されました。最後に３６ヶ月。異常プリオンは「腸」に里帰りしていましたとさ。つまり、見つからないだけで、どこかにいる可能性があるということなのです。さて、異常プリオンが「発見できない」とされる「偽陰性」は安全でしょうか？見つからないから安全という論理は・・・放射能も見えませんがね。輸入再開する前に是非、読んでおきたい一冊です。幼子を持つお母さんにも・・・是非。■もう牛を食べても安心かhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4166604163

  Jun 6, 2005

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• 牛肉輸入再開７

  ＞＞前号よりの続きです。お返事がおそくなりました。宮脇です。＜挨拶文につき中略＞> 次号では実名にしていただいてもかまいません。特にありませんでしたので、匿名のままにさせていただいております。> 日本には、なかでも若い牛（17か月未満）しか輸出していないそうです。> それが本当なら、日本国内においては、より危険性は低くなります。これもそもそもの情報公開がされているのかに疑問があるのです。主張は分かりますが、その客観性にということです。ちなみに、吉野家ではない某牛丼チェーンの代表が「２０ヶ月以下の牛だと牛丼にしても美味しくない」と日経新聞の取材に答えておりました。油脂分の関係でしょうが。> > ちなみに「くしゃみ」や「あくび」の話しは、そのニュース映像で、> > 「告発した検査官」の台詞より引用しております。> その件については、まったく知りませんでした。> もしそんなに短時間でチェックしているとしたら、> 正しく判断できているかどうか、甚だ疑問になりますね。> 私はチェックしている様子の写真を見たことがあったのですが、> その写真からは、ひとつひとつ丁寧に見ている印象を受けていました。> でも、写真には時の流れは写りませんからねﾉﾉ。> こんど、サイトに載っていた本を探してみようと思います。私が一番ビックリしたのもこのニュース映像を見たときです。広報用の写真はどんな取り方でもできるのは・・・「広告」に携わっているとどんな写真でも「撮り方」をチェックするクセがついてしまいます。> > ここが解決されずに「安全だ」というのは暴論に過ぎると思うのはナィーブ> > 過ぎるのでしょうか？> 米国の、自らの安全性を証明する意味でも、> 「捨て牛」問題は解決するべきと思います。> しかし、捨て牛は食用にされないので、> 暴論に過ぎるとまでは、私は思いません。論拠と根拠の客観性の問題です。特に不信感を持っている相手に「誠意ある対応」を考えているのであれば、まず自らが行動をもって示すベシ。というのが「日本人的」だと思います。> > これは個人のご意見として「なるほど」と思いますが、安全性の客観性とは> > 論点が違うのではないでしょうか？> どこまでを「安全」と思うかは個人差があるので、> 完全にアウトな場合を除いては、客観的に線引きできないのではないか、> と思っています。> ＃もちろん、そんなこと言って開き直られちゃ困りますが。> 宮脇さんが安全を感じないアメリカの主張に、> 安全を感じる人だっているだろう、と言いたかったのです。完全にアウトというのは論外です。そして線引きは自己責任でしょう。しかし、公明正大な情報公開は自己責任を論じる以前の話しです。だから「いまのままでは」が私の主張ポイントです。> ブームにのったにせよ、希少性があったにせよ、> 輸入が禁止される前の、> なんの検査もしていないアメリカン・ビーフを> 躊躇なく食べられるなら、> 解禁後も抵抗はないのではないか、と思うのですが。> そうではないのでしょうか？私は食べられませんでしたし、大騒ぎするマスメディアに作為を感じたものです。> > で、済む問題と済まない問題があると考えます。> > ・・・多分、ここがＫさんと私の決定的な論理の相違だと考えます。> 日本国内で、BSE検査について、> 国産は全頭、輸入は全頭でなくてもOKという> ダブルスタンダードをよしとしなかったように、> アメリカでも一部業者だけが全頭検査をするという> ダブルスタンダードを避けたかったのではないでしょうか。> 全頭検査は意味がない、というのがアメリカの根底にあるので、> そこを覆したくなかったというのもあるかもしれません。> あくまでも推測ですが。そうですね。ここにアメリカ農務省とその族議員の力が働きました。全頭検査は意味がないが、「売るため」のアピールとして全頭検査をしようとしたアメリカ国内企業を「そもそも論」で潰したのです。これはアメリカの飼育業者保護の為です。ダブルスタンダードと言うより、国益・・・そして票が重視されたのです。ちなみに日本国内では「輸入牛にも全頭検査を」というシングルスタンダードでした。確かに欧米のスタンダードではないにしても「国民の声」を考えるとこれは仕方ないだろうと・・・事態が一変したのはアメリカからの恫喝があってからです。ダブルスタンダードをよしとしないというよりは、ダブルスタンダードが作られる可能性があったのでアメリカに歩み寄ったと考えるべきではないでしょうか？> しかし、このやり方は、いかにもアメリカらしいなぁ、と思います。> 外交のやり方だけを考えると、> 「そんなパワーに屈するな、日本！」とも思うのですが、> こと牛肉に関しては、輸入が解禁されることによって> 私自身の利益が得られる（選択肢が広がる）ので、> やや「アメリカがんばれ」な感じになっています。これがアメリカの外交ですね。戦術といっても良いでしょう。私もアメリカ牛が入ってくるメリットは考えます。しかし、ここは「やせ我慢」のしどころだと・・・例え譲歩するにしても国家としての威厳と尊厳を示す必要があるのです。だから「和牛解禁」と「バーター」ならとも考えます。> > ただ、同時に「不安な要素」に関しても深堀はされていないことも> > 事実ですよ。> 報道は、表面だけをなぞったものが多いですね。> もう少し掘り下げて、わかりやすく伝えてくれるといいのですけど。これは国内の主要メディアの多くが、記者クラブからの情報を垂れ流しているので無理なんでしょうね。またテレビの場合には「映像偏重主義」があるので、「オモシロイ絵」が優先されることも理由の一つです。> > そして、私自身の意見として書きました。> 私は、「議論もそこそこに輸入を再開するのはよくない」> という意味で読みませんでした。> 「アメリカ牛を輸入すれば食の安全は保障されない」> と読みました。> そこでちょっと食い違ってしまったかもしれません。あれだけ「牛丼へのこだわり」と、唯一の主力商品「緊急販売停止」を決めた吉野家さんの最近の主張は「とにかく再開」になっていることへの悲しみの表現でした。何度かかきましたがファンだったからこそ・・・残念なのです。> >> > それこそが「持つものの責任」です。と、考えます。> それはなかなか厳しいご意見です。> ごもっとも、なのですが、> そこまでの高い意識も気力も、残念ながら持っていません。> 発信するからには、「発信しっぱなし」というわけにはいきませんし、> 正直なところ、それを読んだ方からの反応に> ひとつひとつ丁寧に対応しているだけの時間もありません。ノーブレスオブリージとまでは言いませんが、近所の物知りじいさんぐらいの役割は果たしたいと考えています。そして・・・これは性分なんですが、メルマガ読者とのやり取りや、メルマガに掲載する重要と思われる情報を集めるためには、仕事の時間を割いております。いま、４０００人を超える読者が降りますが、折角知り合ったこの「友達」達の為にできるだけのことを、伝えられるだけのことは伝えたいとの思いです。> 私にできるのは、> 私の周囲にいる人たちに、直接伝えることがせいぜいです。基本は同じですよ。大手メディアのようにお金を貰ってやっているものではありませんから、思い切ったことも書けますし、お叱りも受けます。でも、やれることはやりたいのです。> こうして宮脇さんに意見を申しあげておきながら> じつに勝手なことを言っている、というのは自覚しています。> どうかご容赦ください。いえいえ、私自信も不足していた知識を補充できましたし、こうして、Ｋさんともお知り合いになれたのですから、充分に意義が合ったと思います。∇?????????????????????????????全３回（メルマガ初出時は全３回掲載しました）に渡ってお届けした「牛肉再開特別号」いかがだったでしょうか？今回、本当に沢山のお声を頂きました。そこで、次号より読者の声コーナーで順次、沢山頂いたご意見を紹介する予定です。引き続き、ご感想をお待ちしております。■メルマガ版です。http://www.as-mode.com/mailmagazine/

  Jun 3, 2005

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• 牛肉輸入再開６

  今朝の報道で「牛丼復活・・・台湾で」と、着実に牛肉輸入再開へ向けた外堀が埋められつつあります。こんな時こそメディアに注目してください。「反対派」の意見が極端に少なくなり、「安全論」や「待望論」が幅を効かせてきます。特にテレビや新聞に顕著に現れます。・・・そしてこれを「陰謀論」で片づけると簡単なんですが、それよりも私は「取材不足」からくるものではないかと見ております。と、いうのも殆どのテレビや新聞は「プレスリリース」をそのまま使用しているのでは？という切り口と構成ばかりだからです。「プレスリリース」とは、企業や団体が自分たちのニュースや出来事を「こんなんでました。」と案内するものです。新商品や新サービス、行事等々。メディア側もこの「プレスリリース」をもとに「取材」を重ねて、記事にしていくのですが・・・。本当に新聞を何紙か読み比べてください。そして同じ事に触れた記事を比べてみてください。なぜ、別々の新聞社で殆ど同じ「記事」が載っているのか・・・。私は「待望論」よりも、関連団体・利益団体、関連企業による「プレスリリースラッシュ」が「外堀」を埋めていると見ております。政治と外交が弱いことは周知の事実となりつつありますが、メディアも・・・特に大手と呼ばれる所は・・・日本の弱点かも知れません。というわけで、沢山の反響を頂いた「牛肉特別号」のファイナルです。Ｋさんからの３通目を掲載します。基本的には全文ですが、あまりにも長い「引用」は今回削除しております。∇?????????????????????????????Subject: Re:吉牛は一生食べない、の記載について。こんにちは。> 大変、有意義な意見交換ができて嬉しく思います。こちらこそ、丁寧にお付き合いいただき、ありがとうございます。> このやり取りは私のメルマガ「マスコミでは言えないこと」で> 双方、「全文掲載」とさせていただきたいと考えております。>> 部分引用ですと抽出の仕方次第でどのようにも扱えますので、> 意図のあるなしに関わらず演出してしまう危険性があるからです。>> お名前は匿名でＫさんで統一させていただきます。> ２号連続の企画で掲載しますので、実名ご希望でしたら、> 次号にて公開しようと考えております。そのような方法でしたら、ご自由にどうぞ。匿名で扱っていただいてけっこうです。ただ、もし読者の方から「匿名の発言は卑怯だ」というような声がありましたら、次号では実名にしていただいてもかまいません。>> > ●３０ヶ月未満は異常プリオンは見つからないという「常識論」に対して、>> > 　日本国内２１ヶ月と２３ヶ月で見つかったという「事実」は気のせいだったのか？>> アメリカで食肉となる牛の90％以上は18か月未満だそうです。>> 異常プリオンは見つからない可能性が高いと思います。>> 残りの１０％はどうなるのでしょうか？> 低い可能性でも危険はイヤです。日本には、なかでも若い牛（17か月未満）しか輸出していないそうです。それが本当なら、日本国内においては、より危険性は低くなります。>> > ●「月例」判定が「目視」で良いのか？＜引用の引用ですので削除しました。バックナンバーをご参照ください。＞>> ベルトコンベアで流れてくる枝肉をチェックしていると聞いています。> と、いうより、ニュース映像で知ってビックリしました。> また、軟骨の減り具合で年齢を「推測」しているとみました。> そして、>> 「牛の場合だと、一日二交代制で八時間の間に三千頭あまりの牛が 処理されていく。」>> ■霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第158回)8/5/04 より参照> http://www.shiga-med.ac.jp/~hqanimal/zoonosis/zoonosis158.html>> これを単純計算すると１時間に３７５頭、１分間に６．２５頭を休まずに> 確認していくことになります。>> 現在、米国食肉連合会に１処理場当たり何人の検査官で対応しているのかを> 問い合わせしているところですので何とも言えませんが、日本のそれと処理の> 規模も数も圧倒的に違うことだけは確かな話しです。>> ちなみに「くしゃみ」や「あくび」の話しは、そのニュース映像で、> 「告発した検査官」の台詞より引用しております。その件については、まったく知りませんでした。もしそんなに短時間でチェックしているとしたら、正しく判断できているかどうか、甚だ疑問になりますね。私はチェックしている様子の写真を見たことがあったのですが、その写真からは、ひとつひとつ丁寧に見ている印象を受けていました。でも、写真には時の流れは写りませんからねﾉﾉ。こんど、サイトに載っていた本を探してみようと思います。>> > ●そもそもアメリカのＢＳＥ検査（調査）は全体に対してサンプル数が少なすぎる>> > →同時に「捨て牛」の問題の調査はされていない。>> この点に関しては、まったくそのとおりだと思います。>> ここが解決されずに「安全だ」というのは暴論に過ぎると思うのはナィーブ> 過ぎるのでしょうか？米国の、自らの安全性を証明する意味でも、「捨て牛」問題は解決するべきと思います。しかし、捨て牛は食用にされないので、暴論に過ぎるとまでは、私は思いません。>> > ●食の安全は国民意識の問題。少なくとも私（宮脇）はアメリカの主張に安全を感じない。>> 国民意識というより、個人の意識の問題だと思います。>> 私は少し安全に対する意識が低い> ＜中略させていただきました＞>> アメリカのやり方でも、私にとっては許容範囲なのです。>> これは個人のご意見として「なるほど」と思いますが、安全性の客観性とは> 論点が違うのではないでしょうか？どこまでを「安全」と思うかは個人差があるので、完全にアウトな場合を除いては、客観的に線引きできないのではないか、と思っています。＃もちろん、そんなこと言って開き直られちゃ困りますが。宮脇さんが安全を感じないアメリカの主張に、安全を感じる人だっているだろう、と言いたかったのです。> そもそも、吉野家の牛丼フィーバーってどうでしょう？> 発売中止のニュース映像でも「初めて食べた」という人がいたように、> ブームにのっかているだけのような気がしましたが。>> ニュースって珍しいからニュースになるわけですし。> また、希少性の問題もあり、同列に語ることは危険です。ブームにのったにせよ、希少性があったにせよ、輸入が禁止される前の、なんの検査もしていないアメリカン・ビーフを躊躇なく食べられるなら、解禁後も抵抗はないのではないか、と思うのですが。そうではないのでしょうか？> 仰るとおりですね。> ならば、アメリカの捨て牛問題を始め、正確な情報開示がまずありきでしょう。>> また、個人での選別は確かにその通りですが、国家と個人というのは> 並列かも知れませんが同列ではないということも事実です。>> とかく、現代日本では個人こそが正義のような風潮がありますが、> 「食に対する安全」というのは「国力」にも直結するものです。>> 個人が選ぶのは自由主義国家ですから当然です。> しかし、日本人が望む情報開示をするのが順序です。>> 少なくとも何故アメリカは全頭検査に対して頑なに拒むのか？> 同意するアメリカの民間企業があったにも関わらずそれを国家として、> 拒んだのはアメリカ（正確には農務省だったと記憶していますが）です。>> 個人が決めるのだから国家が介入するな。>> で、済む問題と済まない問題があると考えます。> ・・・多分、ここがＫさんと私の決定的な論理の相違だと考えます。日本国内で、BSE検査について、国産は全頭、輸入は全頭でなくてもOKというダブルスタンダードをよしとしなかったように、アメリカでも一部業者だけが全頭検査をするというダブルスタンダードを避けたかったのではないでしょうか。全頭検査は意味がない、というのがアメリカの根底にあるので、そこを覆したくなかったというのもあるかもしれません。あくまでも推測ですが。しかし、このやり方は、いかにもアメリカらしいなぁ、と思います。外交のやり方だけを考えると、「そんなパワーに屈するな、日本！」とも思うのですが、こと牛肉に関しては、輸入が解禁されることによって私自身の利益が得られる（選択肢が広がる）ので、やや「アメリカがんばれ」な感じになっています。> ただ、同時に「不安な要素」に関しても深堀はされていないことも> 事実ですよ。報道は、表面だけをなぞったものが多いですね。もう少し掘り下げて、わかりやすく伝えてくれるといいのですけど。> そして、又、短絡的に「安全でない」とは書いておりません。>> 原文引用＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ＝> ＢＳＥにより在庫が底をついたことが原因です。> とはいえ、「食の安全」を揺るがして良いかというと別問題。>> 今、吉野家さんが主張しているような「アメリカ牛肉解禁」なら、> 私は一生「吉牛」は食べません。> ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝>> 真意としては在庫がないからといって、議論もそこそこに輸入す> るのはどうでしょうか？> そして、私自身の意見として書きました。私は、「議論もそこそこに輸入を再開するのはよくない」という意味で読みませんでした。「アメリカ牛を輸入すれば食の安全は保障されない」と読みました。そこでちょっと食い違ってしまったかもしれません。> 今回のご意見で一番残念なのですが、Ｋさんが「知識不足」と> いう言葉を使われたことです。>> Ｋさんの様に充分な知識と科学的見識をお持ちの上で、アメリカ> 牛肉の早期再開を目指し、更に「知識不足」を嘆くのであれば> Ｋさんこそがオピニオンリーダーになって情報発信して欲しいと> 切に願います。>> それこそが「持つものの責任」です。と、考えます。それはなかなか厳しいご意見です。ごもっとも、なのですが、そこまでの高い意識も気力も、残念ながら持っていません。発信するからには、「発信しっぱなし」というわけにはいきませんし、正直なところ、それを読んだ方からの反応にひとつひとつ丁寧に対応しているだけの時間もありません。私にできるのは、私の周囲にいる人たちに、直接伝えることがせいぜいです。こうして宮脇さんに意見を申しあげておきながらじつに勝手なことを言っている、というのは自覚しています。どうかご容赦ください。メルマガに掲載していただいて、読者の方から反応がありましたら、お教えいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。＞＞続きます。次号でミヤワキからの返信を掲載。

  Jun 2, 2005

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• すりすりリンゴ♪

  ■新オモシロ発見！～ミヤワキが見つけたオモシロものを脈絡もなく紹介します～一ヶ月ぶりのオモシロ発見！今回は現在、筋肉痛のミヤワキオススメの一品。■ALINCO エクササイズボール EX-017 http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B0002ZLC5Aグリコの「すりおろしリンゴ」のＣＭで山田優さんが使っているのを見たことある方も多いのではないでしょうか。「すりすりリンゴ♪」というやつです。家庭でできるエクササイズグッズとして今人気を集めているエクササイズボールですが・・・正直馬鹿にしてました。「あんなボール遊び・・・」しかし、これがもの凄くキます。筋肉痛です。運動自体は本当に軽く、遊んでいる感じなのですが結構筋肉を使っているようです。仕事が立て込んでくるとマックの付属品のような生活をする私にとって適度なエクササイズは必須命題となっているので、色んなものを試しましたが、このボールはなかなかによいです。テレビを見ながらでも、本を読みながらでもできるので「ついで」にエクササイズできてお得なのです。そして一番のオススメは、このボールの上に仰向けで横になると「ノビ」ができてとても癒されます。と、同時にエクササイズも。夏に向けての「ぷち」エクササイズは本当にオススメの一品です。■ALINCO エクササイズボール EX-017 http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B0002ZLC5A

  Jun 2, 2005

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• 議論されない子供の心

  ゴールデンウィーク中に書き上げる予定だった、ホームページを作る上での「誰も教えてくれない」レポートが書き上がらずに、通常業務と平行していたら、お手伝いしている「前田日明さんのトークイベントが決定しました！」と電話が入り『いつです？』「５月２２日の日曜日です！」連絡が入ったのが５月９日。内容の詳細な連絡が入ったのが、翌日。最終決定が翌々日。まぁてんやわんやでした。・・・私のいけないところを商売としての旨味よりも「面白さ」を優先してしまうことなんです。そんなこんなでゴールデンウィーク明けから２週間、通常業務の多くを棚上げにしたため、現在、ヒィー。ヒィー。と、なっております。月末から月初に掛けては請求書の発行と、請求書に同封するニュースレター、サービス券などが通常業務にプラスされるので、仕事量が激増するのです。ちなみにこのニュースレターもサービス券も「オモシロイ」ので、自分でゼロから作っていることもクビを絞めている一因です。本日は、そんな私の現在の境遇とは縁のない「ゆとり」について。二子山親方が亡くなりました。私の父親が「貴の花」ファンだった影響から、私も幼いときに相撲中継を見て、貴の花の取り組みに興奮したものです。その後、名大関の二人の息子は角界に進み最高位である「横綱」に登り詰めました。「横綱」といえば「神様」と同格の比類なきものです。当然、その品格や人格まで問われるものです。・・・まぁ、理想論ですがね。二人の息子の横綱昇進後の「騒動」は日本中の知るところとなり、様々な憶測や推測や真実がメディアを賑わしました。一時は収束に向かっているかと思われましたが、今回の「親父の死」で、また「兄弟の確執」が取りざたされています。「喪主」の問題です。結局、これは長男である花田勝さんが行うとのことですが、これに対して、弟の花田光司（貴乃花親方）さんのコメントが実に残念でした。「部屋の総意としては私だが、『長男の花田勝氏』がどうしてもということで・・・」おいおい、あれだけ会見中に「意識的」に「オヤジ」と師弟関係ではなく親子関係を強調していた、花田光司さんなのに「アニキ」に対しては他人行儀というより他人扱いです。「土俵の鬼」と呼ばれた初代若の花やその父の時代から、相撲がまるで「家業」のような「花田家」の事情は他人の私に分からないかも知れません。しかし、今の日本の習慣から言えば「長男」が「喪主」を務めるのが納まりの良い話しです。まして「貴乃花部屋の葬儀」ではなく「花田家の葬儀」だからです。そして何より残念なのが、大好きな親父の葬儀ならばオヤジのメンツを大切にして上げて欲しかったのです。故人は何も語れません。だからこそ残された家族の振る舞いこそが故人のメンツを守ることになります。ならばここは仮面家族でも仮面兄弟でも結構です。良い意味での「体面」を意識して欲しかったのです。余談になりますが「体面」というと世間に対して、見栄を張ったりするように使われてあまり好まれる言葉ではなくなりましたが、私はこの「体面」というのは、世間様に不快な思いをさせないための気遣いも含まれていると思っております。最近、「本音」や「ぶっちゃけ」が「良き哉」とされますが、この風潮の拡大解釈が「自分絶対中心主義」となって様々な問題を引き起こしているのではないでしょうか？花田家に戻ります。確執は深いのかも知れません。しかし、どちらももう良い大人のハズです。ましてや貴乃花親方は自分の部屋を持ち、弟子を抱える立場の人です。そして同時に子を持つ親でもあります。ならば、亡くなったオヤジからすればどちらも子供で、親父の視点からは「兄弟仲良く」と考えるのではないでしょうか？そういう「オヤジの思い」にまで、思いを馳せる「大人のゆとり」を見せて欲しいものでした。・・・むずかしいですかね。今週の土曜日の６月４日はあの天安門・・・いや、亡くなった私の父親の誕生日にあたる日です。亡くなっているのに誕生日というブラックジョークのような組み合わせに毎年違和感を覚えるのですが、大抵、特別な用事がない限りお墓参りに行っています。今年もモチロン行きますが、この土曜日は私の愛する姪っ子の、小学生最後の運動会なのです。この姪御は姉の長女で今年小学６年生。毎年応援に行っているのですが、今年は姉がＰＴＡの役職をやっている関係上、「関係者席」に座るため「ビデオ撮影」ができないとのことで、自動的に私の所に「業務命令」が届きます。年長者を重んじる儒教精神タップリの家庭に育った私にとっては、姉の命令は絶対です。しかし、「長男」として「宮脇家」の墓を守るのも私の仕事ですので、運動会には・・・・・と言いかけると姉上から「だったら開会式前にお墓参りに行けばいいジャン。」・・・それはそれは思いもつかない発想でした。「ついでに、私の分も拝んどいてね♪」・・・姉上様のご命令・・・ふぅ。まぁ可愛い姪御のためですから無理しますが、この土曜日運動会はゆとり教育にどんな影響を与えているのでしょうか？大企業勤務者や地方・国家を含めた「公務員様」なら、土曜日は文句無しにお休みでしょう。ところが多くの中小企業では「完全週休二日」は実施されていません。それでも可愛い我が子のためには、休日をずらしたりと無理をして土曜日を休む親御さんも少なくないでしょう。土曜日の運動会を１００歩譲って良いとします。しかし、その「代休」の月曜日は本当に必要なのでしょうか？「労働者」からすれば「休日出勤」ですから、「代休」を取るのは当然かもしれません。でも子供達は労働者ではありません。「労働者」である「教師」や「職員」の「代休」だって、夏休みや春休みといった「閑散期」にノンビリと取るのが、民間企業では当たり前のことです。今週の月曜日、昼間街に出ると子供達がやたら多いことに気がつきました。足立区では２学期制が導入された影響からか、先週から今週に掛けての「春の土曜日運動会」が多いため、その「代休」で、平日の月曜日に子供が街をうろついているのです。お昼時だったのであるラーメン店に入りました。そこには小学生が一人でラーメンをすすっている光景があります。最近では小学生一人が外食店でいる光景も見ないこともありませんが、そういう「慣れた」小学生はカウンター席に座るなどといった「習慣」が身に付いています。ところがこの少年は、４人掛けに一人で座っています。これは想像ですが「いつもの行動」を取ったのでしょう。家族と来ているときの当たり前の。土曜日の運動会までは親は無理することができるでしょう。しかし、「代休の月曜日」までとなると、親は「３連休」が必要となるのです。これを実現するには完全週休二日で「有給休暇」を取らなければなりません。もしくは専業主婦（主夫）か。建前上の「労働法」からすれば「有給休暇」は必要なときにいつでも取れることになっています。しかし、現実にはどうでしょうか？特にゴールデンウィークがあけて、仕事の立て直しも終わり、夏の繁忙期に向かうこの時期にです。月曜日にひとりぼっちでラーメンをすする少年。一方、「月曜日も子供の為に使える家庭」もモチロンあります。ゆとり教育はいったい何のための誰のためのものなのか？こうした「議論されない子供の心」のほうが、学力低下より心配なのではないでしょうか？ゆとりがあれば心が豊かになり、他者にも優しくなることでしょう。しかし、月曜日にひとりぼっちでラーメンをすする少年。は、間違いなく「ゆとり教育」により産まれたのです。

  Jun 1, 2005

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• 日本の常識　世界の非常識＜読書号＞

  ■日本の常識　世界の非常識http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4344007700タイトルからすると「また日本を卑下する反日本かよ」と思ってしまいますが中身は全然違います。モチロン、世界的に見た時に日本で信じられている常識のおかしなところを指摘していますが、基本的には「日本人の考えと世界の考えは違うことが多いんだよ。　だから、その違いを把握して世界を見ましょうね。」ということ。良い悪いではなく「違う」ということを知りましょうということです。例えば「イラク人は自衛隊派遣に怒っている」と、する日本の「常識（も、一部の人だと思うのですが）」を「見ない、知ろうとしない、決めつける」が、非常識を生み出すと一刀両断です。著者は「だいたいやねぁ」や「でりぃしゃす」で一世風靡した竹村健一さん。世界の常識入門編としてオススメです。■日本の常識　世界の非常識http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4344007700

  May 27, 2005

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• チロルは美味い！チロル万歳！チロル最高！

  チロルは美味しい。チロル万歳！チロル最高！・・・すいません。前号でのチロルと書いたのは「チクロ」の誤りです。チロルといえばチロルチョコ。私達の世代では１個１０円のチロルチョコは駄菓子屋の定番でした。今ではコンビニでも売っていますよね。チロルチョコの箱買いをしたときには「俺も大人になったぜ」と感慨に耽りましたが、普段はあまり甘い物を食べない私ですので、そのまま押入にしまいとんでもないことになったことがあります。チロルチョコの由来はオーストリア・チロル地方だそうです。http://www.tirol-choco.com/Ｎさんご指摘ありがとうございます。本当に本当にありがとうございます。そして、「チロル」チョコ、並びにオーストリアの皆さん。心よりお詫び申し上げます。チロルではなくチクロでした。そんなチロルチョコの話し。ちょっと前のことです。子供がチロルチョコを１個だけもってレジに向かいます。「１０円になります。」１０円玉をようやく背が届いたレジにおいたので、『俺達の頃は駄菓子やだったのになぁ』と見ていると、子供はまた「チロル売場」に向かい、一個だけ取ってレジに並びます。店員さんも分かっているかのように接客します。・・・・あ、そうか。チロルチョコを２つレジに持っていくと２０円になります。２０円になると、当時「外税」だった「消費税」を負担する必要があるので２１円になってしまうのです。でも、１つずつなら１０円＋１０円で２０円。子供は大人が思う以上に賢いんですよね。でもこれも昨年４月に消費税が「総額表示」になってしまったので、見ない光景です。さて、本来「外税」であったはずの消費税が「内税」の感覚になってしまっていないでしょうか？たった１年ですが、今でも私達は消費税を払っているのです。忘れちゃダメですよ。忘れたらお役人様の思うつぼです。しつこいぐらいに覚えていましょう。「消費税は外税」と。しかし、まぁ忘れっぽいのはそれはそれで良い面もあります。人間の最大の能力は忘れる能力だ。と、昔聞いたことがあります。これは人は忘れることにより、記憶を整理したり、辛い出来事にも耐えられたりするというのです。全てを覚えているというのは結構辛いらしいですね。一方、リズム感バッチリだった関西の「でてけオバサン」のような、国があります。「ヤスクニ、キョウカショ、サッサト、ア・ヤ・マ～レ♪　シバクゾォ！」彼の国の場合には「覚えている」というよりは、「創作」しているので辛くはありません。モチロン、全てがなかったことではありません。が、都合の良い部分と都合の良い部分をつなぎ合わせて、独自の解釈に創作を加味すれば何でもありになってしまいます。そして国際社会では「沈黙は損」となります。明らかに間違っている主張に対しては、明確に「反論」し、主張すべきは主張しなければなりません。それは「黙っているのは主張が正しいと認めたからだ」というのが世界の常識だからです。馬鹿馬鹿しくても子供じみているようでも言い続けなければなりません。その点からもこの騒動の種火に油をまいた、民主党の仙石由人さんの発言は「なにいってんの？」といった感じです。結局、民主党って社・・・と決断を下すのは早計でしょうか？残念です。本当に。我が日本国には忘れる力の効能をよく分かっている人種がおります。一つが「お役人様」で、もう一つが「政治屋さん」です。そんな「お役人様」の一つ、「社会保険庁」を「解体敵見直し」をしなければと言われておりましたが、どうやらこれが「年末」まで先送りされそうになりそうです。数々の不祥事に杜撰な体質に、当初、新組織にしてイチからの出直しと言われていたのですが、これに社会保険庁の親分「厚生労働省」が猛反発しているのが理由です。いろんな理屈をこねくり回して「温存」を狙っているのです。だからといってこれだけ「世論」が騒がしいときに、正面切って、「え～、だって俺達の旨味がなくなるから『温存』してよ！」なんて言えるわけがありません。そして、「お役人様」は非常に利口な生き物ですのでここで様々な手を打ってきます。もっとも有効な手が「有識者を集めて広く議論する」という先送りです。これも「有識者会議」をテレビで生中継でもするなり、「有識者」を国民投票で決めるなどすれば意味もあるでしょうが、自分たちの好きな人だけ集めて密室で議論するのですから「結論ありき」なのです。これは国民が忘れるまでの「時間稼ぎ」です。舐められたものです。でも、舐められる理由もあります。例えば昨年の今頃盛り上がっていた「ネタ」を思い出せるでしょうか？昨年の今頃は小泉純ちゃんの「屈辱の再訪朝」がありました。イラク邦人拉致での「自己責任」もありました。そして「未納大家族」と同時に「１００年経っても安心の年金改革」が盛り上がっておりました。・・・時が流れて。「実施後も適時見直していく」「検討は続ける」と、言われていましたがどうでしょう？少子化も歯止めが掛かる予定が、今年は更に進んで１．２８です。ちなみに昨年の今頃は「特殊出生率」の発表が、社会保険庁によって「意図的」に遅れたのでは？と騒がれもしました。・・・どうでしょう。お役人様は、つまり時が経てば議論も起こらないと高を括っているのです。忘れることにより、建設的に未来を思考することができます。忘れることにより、辛い過去に区切りをつけることもできます。でも「現在進行形」の「懸案」は忘れないようにしなければならないのです。・・・私も忘れません。チロルは美味しいチョコレート。最後にもう一つ、不勉強だったので謝罪して訂正します。サッカリンはその昔「発ガン性」が指摘されていましたが、現在は許可されている人工甘味料です。http://plaza.harmonix.ne.jp/~lifeplus/text2/sakrin.html重ねてお詫びいたします。またまた、Ｎさんありがとうございます。

  May 26, 2005

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• 牛肉輸入再開特別号（５）

  で、済む問題と済まない問題があると考えます。・・・多分、ここがＫさんと私の決定的な論理の相違だと考えます。> マスコミの報道には、> 「安全性は問題ないのか？」> など、危険と思わせる内容のものが多い気がします。> そして、BSEについて、アメリカの安全性への取り組みについて、> 日本の政策について、日米間の協議の内容について、> あまりよく知らないまま> 「なんとなく不安」とか「なんとなく安全じゃない気がする」> と感じている消費者も多いと思うのです。これは事実でしょうね。マスコミは不安を煽る方がオモシロク構成しやすいですからね。ただ、同時に「不安な要素」に関しても深堀はされていないことも事実ですよ。> 今回のメルマガでの記載も、> 根拠を述べずに「安全ではない」と書かれていたことで、> それを読んだ知識の不足している人たちが> 「やっぱり安全じゃないんだ」と思い、> 「輸入は再開しないほうがいい」> という方向に流されてしまうかもしれない、と思いました。> そして、そういった世論が> 輸入再開を妨げる要因のひとつになるのではないか、と思いました。根拠を述べる場面とそうでない場面があります。全ての言論に対して、根拠と前段を説明することは不可能です。そして、又、短絡的に「安全でない」とは書いておりません。原文引用＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ＝ＢＳＥにより在庫が底をついたことが原因です。とはいえ、「食の安全」を揺るがして良いかというと別問題。今、吉野家さんが主張しているような「アメリカ牛肉解禁」なら、私は一生「吉牛」は食べません。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝真意としては在庫がないからといって、議論もそこそこに輸入するのはどうでしょうか？そして、私自身の意見として書きました。今回のご意見で一番残念なのですが、Ｋさんが「知識不足」という言葉を使われたことです。Ｋさんの様に充分な知識と科学的見識をお持ちの上で、アメリカ牛肉の早期再開を目指し、更に「知識不足」を嘆くのであればＫさんこそがオピニオンリーダーになって情報発信して欲しいと切に願います。それこそが「持つものの責任」です。と、考えます。> ＃基本的知識の部分でコンセンサスがとれている人たち、> ＃つまり、宮脇さんが安全性を疑問視する根拠がわかっている人だけが> ＃読んでいるのであれば、> ＃あの書き方でもなんら問題はないと思います。> 私は早期解決を望んでいますので、> ちょっと過敏に反応しすぎたかもしれません。> 申し訳ありませんでした。Ｋさんのご指摘によりこの週末を使って新たな知識を吸収することができ、大変有意義でした。逆にありがとうというお礼の気持ちで一杯です。ただ、１００人の読者から１００のＹｅｓを取ることは・・・できません。早期解決を望む気持ちは私も一杯です。私はガリを山のように乗せ、そこに生卵を掛けて食べる吉牛が大好きです。人には「ショウガ食べ足るんじゃない？」と言われるほどです。また、煮物をする際もアメリカ牛の方が、油脂分が多く煮込んだときの食感は良いです（最近ＯＧも改良されてきてますが）。ただ、前回のメールで触れた「防かび剤」の様に、アメリカのやり方を知っていると今回の「安全」に疑問をもたざろう得ないのです。だいたい牛肉自由化になった際も、当初、これは風評も半分ありましたが、・アメリカ牛は固い・アメリカ牛はクサイ・アメリカ牛は美味しくないと、言われ「売り上げ不振」が続きました。これは事実で「和牛」と比べれば別物だったからです。その時、「外圧」を使ったのはアメリカです。そして「円高（これも・・なのですが）」や、活動のかいもありアメリカ牛は国内に浸透していき、「高い和牛」は嫌われ、壊滅的とも言える状態になりました。「Ｊビーフ」というトンチンカンな広報活動もこの影響によるものです。日本国内では最近になって騒がれ恥じましたが、「食」というのは国家戦略上、最重要なものです。そして当然、安全もです。今まで食べていたから大丈夫。正直、私もこの感覚に近いものを持っています。チロルもサッカリンも食べられているときは安全でした。モチロン、ＢＳＥとチロルを同列に語るのは危険すぎますので、例えとしては適切ではありませんが。しかし、水俣病のように「蓄積された結果」に起こるモノならどうでしょうか？私にはそこまでの覚悟はありません。そして、少なくともこちらの「疑問」に対して答えて欲しいと思うのです。とはいえ、Ｋさんのお考えも最もです。ならばこそ、全文掲載にて読者の判断に委ねてみたいのです。「マスコミでは言えないこと」の読者の方は、手前味噌ですが、非常に聡明な方が集まってくれています。私の意見に「なるほど」という励ましを頂くこともあれば、「おいおい、ミヤワキ、それは違うんじゃない？」「ミヤワキさん、それはこういう見方もできますよ。」と、多面的な声をお寄せいただきます。また、メルマガの一つの可能性として、一度チャレンジしてみたいという思いもあります。こんなことは既存メディアでは絶対にできないことですから。Ｋさんの掲載は明日から２日間を予定しております。もし、不都合などございましたら、お手数ですがご一報ください。それではよろしくお願いします。∇＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝今回の号を編集中にＫさんから再度返信メールが届きました。その中に「実名でも良いですよ。」と頂いたのですが、前号Ｋさんで通したので、読者の皆さんが混乱するかな？とＫさんのままにさせていただきました。また、Ｋさんの結びの部分まで掲載させて頂いたのは、Ｋさんの文章から見るお人柄の部分もご紹介したかったからです。本当に沢山のご意見ありがとうございます。今号の皆様のご意見も是非、お聞かせください。

  May 25, 2005

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• 牛肉輸入再開特別号（4）

  ∇＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝に、対して、ミヤワキからの再度の返信メールです。※全文掲載ですがあまりに長くなるので「引用の引用」の部分と　本旨に関係のない部分は一部削除しております。＜続きます。＞∇＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝大変、有意義な意見交換ができて嬉しく思います。宮脇です。＜Ｋさんへ全文掲載の了承を得る提案ですので省略します。＞それでは今回、頂いたご指摘・ご意見になるほどと思うことと、更に浮かんできた疑問点がありますので書き添えさせていただきます。今回はＫさんに習いまして、私もインラインを利用したいと思います。> 日本の牛肉を輸入しないことと、アメリカの牛肉が安全でないことは> まったく関係ないように思います。これは全くもってその通りです。日本の牛肉をアメリカが輸入禁止していることと、アメリカ牛は別問題でしたね。失礼しました。後述した「貿易摩擦」との絡みから前段として、入れたつもりでしたが、脈絡の無さに反省しております。但し、「偽陰性」だからわからないというのはやはり無茶な論理だと思うのですが。> 危険性がないとは言えません。> ですが、私は消費者として、このぐらいのリスクは許容できます。これは、個人差だと考えます。だから私は「安全ではない」または、「安全といえるのか？」と考えるのです。> アメリカで食肉となる牛の90％以上は18か月未満だそうです。> 異常プリオンは見つからない可能性が高いと思います。残りの１０％はどうなるのでしょうか？低い可能性でも危険はイヤです。> > ●「月例」判定が「目視」で良いのか？> > →検査官がくしゃみかあくびをした瞬間に流れた肉はノーチェック。> これも危険性がないとは言えませんが、> くしゃみした瞬間に流れてしまうほどの> ベルトコンベアー式流れ作業でチェックしているとは思えません。> アメリカでは、枝肉の段階で、肉の色、きめの細かさ、骨の成長具合などを見て、> 総合的に月齢を判断していると、どこかで読んだことがあります。> ひとつひとつの枝肉を、あるていどの時間をかけて> チェックしていると、私は認識していますベルトコンベアで流れてくる枝肉をチェックしていると聞いています。と、いうより、ニュース映像で知ってビックリしました。また、軟骨の減り具合で年齢を「推測」しているとみました。そして、「牛の場合だと、一日二交代制で八時間の間に三千頭あまりの牛が　処理されていく。」■霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第158回)8/5/04 より参照http://www.shiga-med.ac.jp/~hqanimal/zoonosis/zoonosis158.htmlこれを単純計算すると１時間に３７５頭、１分間に６．２５頭を休まずに確認していくことになります。現在、米国食肉連合会に１処理場当たり何人の検査官で対応しているのかを問い合わせしているところですので何とも言えませんが、日本のそれと処理の規模も数も圧倒的に違うことだけは確かな話しです。＜※注釈：２日間経ちましたがいまだに返事はありません。＞ちなみに「くしゃみ」や「あくび」の話しは、そのニュース映像で、「告発した検査官」の台詞より引用しております。> > →同時に「捨て牛」の問題の調査はされていない。> この点に関しては、まったくそのとおりだと思います。ここが解決されずに「安全だ」というのは暴論に過ぎると思うのはナィーブ過ぎるのでしょうか？> > ●アメリカ国内の一部の食肉業者から自主的な「全頭検査」のきに> > 　申し出があったと科学的根拠がないと叩きつぶしたのは何故か？> 真意はわかりませんが、私自身は> 全頭検査は行わなくてよい（国内でも廃止したほうがいい）と考えていますので、> この点についてはあまり重要にとらえていません。「安心を金で買う」行為かも知れません。でも生産者やメーカーは消費者の不安を解消する責務があります。その為の全頭検査ならするのが「誠意」だと考えます。そして正直に言うと私自身も全頭検査が始まった当初から異論を唱えていました。しかし、国内においては「全頭検査」による安心感から牛肉の買い控えに歯止めがかかった面があります。ついでに言うと、アメリカの真意を問わずに主張だけを受け入れるのは相互主義に反しますし、Ｋさんは重要でないとお考えのようですが私は非常に重要と考えております。> > ●食の安全は国民意識の問題。少なくとも私（宮脇）はアメリカの主張に安全を感じない。> 国民意識というより、個人の意識の問題だと思います。> 私は少し安全に対する意識が低い＜中略させていただきました＞> アメリカのやり方でも、私にとっては許容範囲なのです。これは個人のご意見として「なるほど」と思いますが、安全性の客観性とは論点が違うのではないでしょうか？> そう思っている人がマジョリティであるとは> もちろん思っていませんが、> 少なくとも私ひとりだけではないでしょう。> 2月に1日だけ牛丼が再開されたときも> 行列ができるほどの人が足を運びましたし、> 「はやく毎日のように吉牛が食べたい」という人もいました。そもそも、吉野家の牛丼フィーバーってどうでしょう？発売中止のニュース映像でも「初めて食べた」という人がいたように、ブームにのっかているだけのような気がしましたが。ニュースって珍しいからニュースになるわけですし。また、希少性の問題もあり、同列に語ることは危険です。> 一方、「安全性が確認できないものは食べたくない」> という消費者が多く存在するのも事実です。> > どちらも、まちがっていません。> なにを選ぶかは、個人の自由なのですから。> ところが、いま、私たち消費者には、> その選択肢さえありません。> これは、ひじょうに大きな不利益ではないでしょうか。> > どちらをも満足させるためにも、> 輸入は再開するべきだと思っています。> 国で規制するのではなく、> 個人が選べるような状態に、> はやく戻してほしいと思っています。> 「アメリン・ビーフ」と表示したものを> 買うか買わないかは個人の自由です。> 私のように、危険ではない、と思う人は買えばいいし、> 宮脇さんのように、安全ではない、と思う人は買わなければいい。> それだけのことではないですか？> そのためには、知識を広めることが必要ですし、> 牛肉を販売するにあたって正確な情報を開示することが必須ですが。仰るとおりですね。ならば、アメリカの捨て牛問題を始め、正確な情報開示がまずありきでしょう。また、個人での選別は確かにその通りですが、国家と個人というのは並列かも知れませんが同列ではないということも事実です。とかく、現代日本では個人こそが正義のような風潮がありますが、「食に対する安全」というのは「国力」にも直結するものです。個人が選ぶのは自由主義国家ですから当然です。しかし、日本人が望む情報開示をするのが順序です。少なくとも何故アメリカは全頭検査に対して頑なに拒むのか？同意するアメリカの民間企業があったにも関わらずそれを国家として、拒んだのはアメリカ（正確には農務省だったと記憶していますが）です。個人が決めるのだから国家が介入するな。で、済む問題と済まない問題があると考えます。・・・多分、ここがＫさんと私の決定的な論理の相違だと考えます。＜続きます。＞

  May 25, 2005

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• 牛肉輸入再開特別号（３）

  本当に本当に沢山のご意見、励ましのお言葉ありがとうございます。常連のピザさんからは政治屋さんの命の水「票」にまで踏み込んだご意見を頂きました。その通りです。話題が拡散するので今回は触れませんが。そして今回は「お初」の読者から本当に沢山のご意見を頂きました。ご意見の中にはとても参考になる情報も頂いておりますので、掲載のご了承を頂ければまた「特別版」として紹介したいと考えています。・・・今回も特別版第２弾（後編）なんですがその前に時事ネタ。日本のメディア・・・テレビはどこの国のテレビなんでしょうか？皆さんはこんな報道を最近耳にしませんか？「中国が岩だと主張する東京都の沖の鳥島」人間は最初に入った情報を正しいと認識する傾向にあります。認知の演出の上で、一番最後に与える情報にインパクトを与えて刷り込む方法もありますが、基本的には最初が一番重要になるのです。また、テレビやラジオのニュースも「ながら」で受けている人にとっては、最初の数語でそのニュースに興味があるかないかを判断するのです。そういう人にとっては「中国が岩だと主張する・・・」だけが、記憶に刷り込まれていくのです。正しくは「我が国最南端の島、沖の鳥島」そして、「沖の鳥島は最近になって中国が岩だと我が国の領土権を侵害する　発言を繰り返しています。」とするのはどうでしょうか？ちなみに私が子供の頃は「最南端の島、沖の鳥島」で地理の時間に習いました。私は「小さい島」だという認識以外は持っていませんでした。そして今でも「小さい日本の島」だという認識以外ありません。続いて、民主党。何をしたいのでしょうか？彼らは。中国に加担したいのか？小泉純ちゃんを援護射撃したいのか？中国のあの態度に「何となく不愉快」に感じるのは当たり前の感覚です。主義主張はわからなくても「失礼」というのは分かるからです。そうすると「敵の敵は味方」が発動されます。「失礼」な相手に「毅然」と対応する純ちゃんに肩入れする人が自動的に増えるのです。・・・本当に政権取りたいんでしょうか？疑問です。ちなみに今回の中国の取った「非礼」ですが、これは使い方次第では中国にとって有利なカードになるんですよ。「無礼な日本の指導者との約束は反故にすることもやぶさかではありませんが、貴国との約束は必ず守りますよ。」とね。世界的な評価の高い日本国より貴国が大切♪。これも「敵の敵は味方」の応用編なんです。中国の交渉術・交渉力を侮ってはイケマセン。強敵ですよ。だから、今日本が取るべき行動は「中国の敵」と仲良くすることです。探す手間もイラナイぐらいいっぱいありますからラクチンですよ（笑）。それでは本題です。前号の私からのメールの後、Ｋさんから返信が届きました。私の論説の足りない部分を鋭く指摘され「なるほど」と唸るものもありました。これ以降、改行や明らかな誤字以外は訂正せずに掲載します。ミヤワキの返信に対して、Ｋさんよりのメールです。∇＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝Subject: Re:吉牛は一生食べない、の記載について。ご丁寧な返信、どうもありがとうございました。宮脇さんのおっしゃる「安全性に対する疑問」はよくわかりました。私の思うところをお伝えするために宮脇さんのメール引用させていただいたほうがわかりやすいと思いましたので、一部引用させていただいています。揚げ足をとろうというものではありませんので、ご容赦ください。> ●「偽陰性」だからわからないというのは論理のすり替え> →全頭検査後もトレーサビリティ導入後も和牛を「輸入」しない のはどこの国か？日本の牛肉を輸入しないことと、アメリカの牛肉が安全でないことはまったく関係ないように思います。> ●特定部位を除去すれば安全。だが、危険な脳髄がまき散らされる> 　可能性のあるピアッシング処理は安全か？危険性がないとは言えません。ですが、私は消費者として、このぐらいのリスクは許容できます。> ●３０ヶ月未満は異常プリオンは見つからないという「常識論」に対して、> 　日本国内２１ヶ月と２３ヶ月で見つかったという「事実」は気のせいだったのか？アメリカで食肉となる牛の90％以上は18か月未満だそうです。異常プリオンは見つからない可能性が高いと思います。> ●「月例」判定が「目視」で良いのか？> →検査官がくしゃみかあくびをした瞬間に流れた肉はノーチェック。これも危険性がないとは言えませんが、くしゃみした瞬間に流れてしまうほどのベルトコンベアー式流れ作業でチェックしているとは思えません。アメリカでは、枝肉の段階で、肉の色、きめの細かさ、骨の成長具合などを見て、総合的に月齢を判断していると、どこかで読んだことがあります。ひとつひとつの枝肉を、あるていどの時間をかけてチェックしていると、私は認識しています> ●そもそもアメリカのＢＳＥ検査（調査）は全体に対してサンプル数が少なすぎる> →同時に「捨て牛」の問題の調査はされていない。この点に関しては、まったくそのとおりだと思います。> ●アメリカ国内の一部の食肉業者から自主的な「全頭検査」の申し> 　出があったときに科学的根拠がないと叩きつぶしたのは何故か？真意はわかりませんが、私自身は全頭検査は行わなくてよい（国内でも廃止したほうがいい）と考えていますので、この点についてはあまり重要にとらえていません。> ●食の安全は国民意識の問題。少なくとも私（宮脇）はアメリカの　　主張に安全を感じない。国民意識というより、個人の意識の問題だと思います。私は少し安全に対する意識が低いというより、安全だと判断するレベルが低いのかもしれませんが、私は、アメリカの牛肉は、輸入を禁止するほど危険であるとは感じていません。もちろん、BSEだとわかっている牛を食べろと言われれば、抵抗はありますが、BSEかもしれない牛は、発見される前にもずっと食べてきたわけですし、それまでに大きな問題がなかったのだから、今後も同じ条件で製品化されたものを食べ続けたとしても、自身が変異型クロイツフェルトヤコブ病に感染するリスクは限りなくゼロに近い、と考えています。それで、もし感染してしまったとしたら、「運が悪かった、と思ってあきらめよう」と思っています。つまり、BSE検査をしていない牛でも、アメリカのやり方でも、私にとっては許容範囲なのです。そう思っている人がマジョリティであるとはもちろん思っていませんが、少なくとも私ひとりだけではないでしょう。2月に1日だけ牛丼が再開されたときも行列ができるほどの人が足を運びましたし、「はやく毎日のように吉牛が食べたい」という人もいました。一方、「安全性が確認できないものは食べたくない」という消費者が多く存在するのも事実です。どちらも、まちがっていません。なにを選ぶかは、個人の自由なのですから。ところが、いま、私たち消費者には、その選択肢さえありません。これは、ひじょうに大きな不利益ではないでしょうか。どちらをも満足させるためにも、輸入は再開するべきだと思っています。国で規制するのではなく、個人が選べるような状態に、はやく戻してほしいと思っています。「アメリン・ビーフ」と表示したものを買うか買わないかは個人の自由です。私のように、危険ではない、と思う人は買えばいいし、宮脇さんのように、安全ではない、と思う人は買わなければいい。それだけのことではないですか？そのためには、知識を広めることが必要ですし、牛肉を販売するにあたって正確な情報を開示することが必須ですが。マスコミの報道には、「安全性は問題ないのか？」など、危険と思わせる内容のものが多い気がします。そして、BSEについて、アメリカの安全性への取り組みについて、日本の政策について、日米間の協議の内容について、あまりよく知らないまま「なんとなく不安」とか「なんとなく安全じゃない気がする」と感じている消費者も多いと思うのです。今回のメルマガでの記載も、根拠を述べずに「安全ではない」と書かれていたことで、それを読んだ知識の不足している人たちが「やっぱり安全じゃないんだ」と思い、「輸入は再開しないほうがいい」という方向に流されてしまうかもしれない、と思いました。そして、そういった世論が輸入再開を妨げる要因のひとつになるのではないか、と思いました。＃基本的知識の部分でコンセンサスがとれている人たち、＃つまり、宮脇さんが安全性を疑問視する根拠がわかっている人だけが＃読んでいるのであれば、＃あの書き方でもなんら問題はないと思います。私は早期解決を望んでいますので、ちょっと過敏に反応しすぎたかもしれません。申し訳ありませんでした。それから、「マスコミではいえないこと」のご提案、ありがとうございます。しかし、みなさまに発信するとなると、ちょっと気が重いです。BSE問題をきちんと理解していただくためには、かなり根底の部分から説明する必要がありますし、過不足なく、読みやすく、簡潔にまとめられるかどうかﾉﾉ。安全性を検証するのではなく、「輸入を再開して、個人が選択するようにすべき」という話でしたら、ちょっとはラクな気もしますが。このメールを読んでいただいて、記事にするに値するかどうか、ご判断ください。長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。∇＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝に、対して、ミヤワキからの再度の返信メールです。※全文掲載ですがあまりに長くなるので「引用の引用」の部分と　本旨に関係のない部分は一部削除しております。

  May 25, 2005

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• 牛肉輸入再開特別号（２）！

  に、対して、ミヤワキからの返信メールです。∇=============================================貴重なご意見ありがとうございます。「週刊スタミナ苑攻略法」発行人の宮脇睦（みやわきあつし）です。インライン（頂いた文章を元にした返信）にすると揚げ足取りみたいになるのでお寄せいただいたご意見をもとに、私の論拠を紹介させていただきます。ただし、そのことがＫさんのお考えを否定するものではないことを予め明記しておきます。■食の安全について事実上、日本の食の安全は脅かされている言えます。これは柑橘類の「防かび剤」など、アメリカ国内では使われていない薬剤でも船便での輸出時には「必要」という判断から使われていることからも分かります。そして、「アメリカ牛」なりの旨さは分かりますし、吉野家さんが「アメリカ牛でなければ吉野家の味が出ない」と、中国産や豪州産での牛丼を発売しなかったときにその味への姿勢に拍手喝采したものです。ところが安全となるとどうでしょう？「アメリカの食肉輸出連合会」によるセミナーが論拠のようですが、それでは反対される側の意見を聞いたことがあるのでしょうか？ご存じでしょうが、食肉輸出連合会はその名の通りの団体です。自らが不利になるようなことをあえて仰るでしょうか？また、この時期、急速に輸入解禁に向けて動き出したことに「政治」の力が動いたことなどについてはいかがでしょうか？「政治」まで拡げると収集がつかなくなりますが重要なキーワードです。それでは私が「安全？」と疑問符を投げかける理由を列挙します。●「偽陰性」だからわからないというのは論理のすり替え→全頭検査後もトレーサビリティ導入後も和牛を「輸入」しないの　はどこの国か？●特定部位を除去すれば安全。だが、危険な脳髄がまき散らされる　可能性のあるピアッシング処理は安全か？●３０ヶ月未満は異常プリオンは見つからないという「常識論」に　対して、日本国内２１ヶ月と２３ヶ月で見つかったという「事実」　は気のせいだったのか？●「月齢」判定が「目視」で良いのか？→検査官がくしゃみかあくびをした瞬間に流れた肉はノーチェック。●そもそもアメリカのＢＳＥ検査（調査）は全体に対してサンプル　数が少なすぎる→同時に「捨て牛」の問題の調査はされていない。●アメリカ国内の一部の食肉業者から自主的な「全頭検査」の申し　出があったときに科学的根拠がないと叩きつぶしたのは何故か？●食の安全は国民意識の問題。少なくとも私（宮脇）はアメリカの　主張に安全を感じない。以上が、私がメルマガで書いた論拠です。アメリカは日本でＢＳＥが確認されると即座に和牛の輸入停止を発表しました。それは「自国民を守る」行動としては、当然の行動でしょう。ところが自分たちの番になったらどうでしょうか？私の説明不足からかＫさんには私が論拠なく綴ったようにお受け取られたようで、申し訳ありませんが、少なくとも私は以上のように考えておりますので、その上で私の考えを表明いたしました。しかし、Ｋさんご指摘されているように「そもそもＢＳＥとは何か？」という議論について、教育も広報も弱いのは事実と感じます。私自身は「狂牛病」と呼ばれている頃からも、その前の「食中毒騒動」の時も、一切変わらずに牛肉を食べていました。モチロン、自己責任です。吉野家さんの牛丼も大好きでした。ただ、今回のアメリカの要求・主張には明確で客観的な情報開示がされていない・・と、感じるのです。「今のまま」アメリカ牛の輸入が再開されて「アメリカ牛使ってます」と表記して、多くの日本人が買えばそのまま収束に向かうでしょう。しかし、「遺伝子組み替え大豆」に過剰に反応する国民性からして私はそう考えません。その時、消費が伸びなければどうなるでしょうか？「アメリカ牛と表記すること自体がアメリカに不公平な扱いをしている」と彼らは主張すると見ております。私が生涯食べないことも自分勝手な理由かも知れませんが、少なくとも私は「安全だとは思えない」から書いたのです。「言論の自由」を持ち出すほどの杓子定規な議論はしたくはありませんが、私は私の信ずるをもって発信しております。暴論に過ぎるのであれば素直に反省しますし、勉強不足であれば勉強させていただきたいと考えております。今回、私が「論拠」にしたもので、何か間違いやご指摘があればもう一度お寄せいただければと願います。また、付け加えさせていただくと私は吉野家の現社長のファンで今でも吉野家さんのファンであります。しかし、「いまのまま」の再開では、吉野家の今までの主張ややり方と違うように感じるのです。まぁ勝手なファン心理なのですが。できることなら「再開後」、「吉野家ルール」を制定し独自のやり方で、日本人が納得する「吉牛」を復活させて頂ければと願っています。ちなみにアメリカの大筋での「今の」主張は「そもそも安全なのだから情報公開する必要がない」と、ＢＳＥ・肉骨粉に限定して論点をずらしています。日本の消費者が不安になる事への解決策を提示せずに自説の一点突破です。とはいえ、これも「私の主張」です。そこで、提案があるのですが、Ｋさんのお考えを私が発行している別のメルマガ「マスコミでは言えないこと」で紹介させていただけないのでしょうか？「スタミナ苑」では、基本的に楽しんでいただくことと私のスタミナ苑を通じた雑記を中心としているのでこういった議論はなじまないのですが、「マスコミではいえないこと」の方では、時事ネタや社会問題を取り上げておりますので、Ｋさんのお考えを広く知らしめるには適していると考えます。読者数も４０００人おりますのでより良いのではないでしょうか？お手すきの時にでもご返答いただければ幸いです。また、スタミナ苑公式メルマガという立場ではなく「オフィシャルサポーター」が発行しているメルマガということも付け加えさせていただきます。■参考ＵＲＬ狂牛病と米国http://tanakanews.com/e0706BSE.htm農林水産委員編　岡本みつのり『ココ』に注目！！http://www.mitsunori.net/tyuumoku10.htm海外消費者ニュース2月「重要なBSE検査怠る」と米農務省を批判＝米消費者団体http://www.jc-press.com/kaigai/200502/022501.htm米国の地理的BSEリスクの評価に関する作業グループ報告（欧州食品安全庁）農業情報研究所（WAPIC）http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/document/gbrus04.htm食品安全委員会BSE対策見直し、結論を先延ばし、リスク評価は支離滅裂農業情報研究所（WAPIC）http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04071901.htm∇=============================================用語補足：ピアッシング：→必殺仕事人の三田村邦彦演ずる仕事人の様な牛の殺し方捨て牛：→「怪しい牛」を処理場に連れていかずに捨てているのではないか？と、いう疑惑があります。月齢判定：→米国ではいつ生まれたかの正確な記録がないため、処分時に月齢を判定している∇=============================================いかがでしたでしょうか？次号まで続きます。皆様のご意見も是非、お聞かせください。

  May 24, 2005

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• 牛肉輸入再開特別号！いつもと違いますのでご理解ください。

  先週は季節はずれの風邪をひいておりました。高熱は出ないのですが、ボンヤリと体調が悪くて頭の中にもやがかかっている状態でした。高熱がでて唸る状況なら「あきらめて」寝ているのですが、動こうと思えば動けるし・・・という状態でしたので、結局ズルズル一週間引き続けてしまいました。今回、何が困ったかというと「考えがまとまらない」ことです。前号もずっと温めていた銀行ネタだったのですが、今日読み返すと説明不足な部分があり反省しております。何より健康が一番大切だとしみじみ思う週明けなのでした。・・・本日はツッコミどころ満載のネタが溢れかえっております。中国のドタキャン→彼の国とそのご近所には国際常識というのは・・・飛べ！外務省。　いまこそ、あの国とあの国以外の国々を名古屋万博にご招待して、　日本のお家芸である「接待攻勢」だ！！！　という実はチャンスという話しはまた別の機会に。談合→結局、罰則よりも罪を犯す方が儲かるわけですからね。　罰則を重くしようとしたとき反対した「経団連」は、自分たちは「ズル」するよと教えてくれてたわけですからね。プロジェクトＸの「過剰」演出→なにをいまさら。ローソンの１００円ショップ→また、パ●リかよ。　商社はものを産み出さないとはよく言ったものです。　最近の商社は変わったと思っていたんですがね。ＴＢＳの「盗作部長」諭旨免職→懲戒にしないところがミソ。などなどと、本当にネタが溢れかえっていますが今回は特別号です。いつもの「マスコミでは言えないこと」を楽しみにしている方には本当にゴメンナサイなんですが、今回と次回は読み飛ばしてください。今回はメルマガ・ブログだからできる（やりやすい）取り組みにチャレンジ致します。私は、私自身も１５年以上通っている行列ができる焼肉店足立区鹿浜の「スタミナ苑」のメルマガを発行しています。このメルマガでは「行列攻略」や、スタミナ苑での楽しみ方などを週刊で発行しているのですが、このメルマガの「編集後記」での、一文からある読者の方から「ご指摘」を頂きました。読者のお名前を仮にＫさんとさせていただきます。「マスコミでは言えないこと」では沢山のご指摘やご批判、又、励ましのお言葉を頂くのですが、スタミナ苑で頂く内容としてはちょっと意外な内容でしたが、Ｋさんの主張も分からないでもありません。しかし、私も「思うところ」があって配信しているものですから、こちらの論拠を説明させていただきました。Ｋさんの主張と私の考え、Ｋさんはモチロンご自分のお考えに自信をお持ちのようですし、私も配信する立場上いい加減なことは冗談だけにしているつもりです。そこで、「マスコミでは言えないこと」の場を借りて、Ｋさんと私のやり取りを「全文掲載」して読者の皆さんに考える材料にしていただこうというのが今回の企画です。テーマは「米国牛輸入再開について」です。実はこのテーマも温めていたネタの一つなのです。これ以降、改行や明らかな誤字以外は訂正せずに掲載します。先週の週刊スタミナ苑攻略法編集後記より∇?????????????????????????????◇編集後記日本全国、「内臓肉」が不足しています。内蔵と書くと嫌がる方もいますが、「タン塩」も内臓肉の一つです。ところがこの「タン塩」だけでなく、ミノ・ホルモン（ギアラ）・センマイなどなどの「内臓肉」が市場にないのです。ＢＳＥにより在庫が底をついたことが原因です。とはいえ、「食の安全」を揺るがして良いかというと別問題。今、吉野家さんが主張しているような「アメリカ牛肉解禁」なら、私は一生「吉牛」は食べません。でも。スタミナ苑のお肉はすべて国内産です。そして「内臓肉」も品切れになっていません。それは長い取引と信頼があるからです。某チェーンでは価格と利益率だけ追求していたので、このピンチの時に「肉を集める手段」を持っていなかったそうです。卸しも敬遠したそうですから。普段のつき合いはいざというときにでるんですね。∇=============================================に対して、Ｋさんより下記のご指摘が届きました。∇=============================================Subject: 吉牛は一生食べない、の記載について。はじめまして。スタミナ苑のメルマガ、いつも楽しく拝読しています。しかし、ちょっと不愉快に感じた点があったので、メールさせていただくことにいたしました。内臓肉について触れているところに--> ＢＳＥにより在庫が底をついたことが原因です。> とはいえ、「食の安全」を揺るがして良いかというと別問題。> 今、吉野家さんが主張しているような「アメリカ牛肉解禁」なら、> 私は一生「吉牛」は食べません。--と書かれていますね。私は、早期にアメリカ牛の輸入を解禁してほしいと思っています。国産牛はもちろん好きですが、アメリカ牛にはアメリカ牛のおいしさがあるからです。宮脇さんは、なにをもって「アメリカ牛の輸入解禁が食の安全を揺るがす」とされているのでしょうか？その根拠もなく、アメリカ牛は安全ではない、と感じ取れるような表記をするのは納得がいきません。それも、個人のメルマガならともかく、お店のオフィシャルマガジンでの発言となると、お店に対する信頼感まで揺らいでしまいます。先日、アメリカの食肉輸出連合会が開催したセミナーに参加してきました。アメリカのBSE対策と食品の安全確保の取り組みを説明するものでした。その内容は、・BSEの潜伏期間は3～4年になるため、　検査をした時点で陰性であっても偽陰性の可能性があり、　全頭検査＝100％BSEではない、と言い切れるものではないこと。・肉骨粉を食べることでしか、BSEは感染しないこと。・肉骨粉を与えないようエサをコントロールすることで　BSEは確実に防げること。・アメリカでは、1997年にできた法律で　羊や牛などに肉骨粉を与えることを禁止し、　エサをつくるところや肉骨粉をつくるところもチェックしていること。・牛の生産者は、出荷にあたり「牛に肉骨粉を与えていない」という　宣誓書にサインしなければならず、　虚偽の申請をすれば実刑を科せられること。・脳、神経、脊髄、目などの特定危険部位を除去すれば、　人間に変異型クロイツフェルトヤコブ病として感染する危険性はないこと。などというものでした。このセミナーを聞いて、アメリカン・ビーフは安全を確保するための管理がされていると思いましたし、BSEの危険性が大きいとも思えませんでした。もともと輸入解禁には賛成だったのですが、より強く、早期解禁してほしいと思いました。日本でも、BSEは発生しました。もし、BSEかもしれない牛の肉を食べるのはイヤだというなら、全頭検査をしている日本の牛のなかにも「偽陰性」かもしれないものが含まれている可能性があるので、和牛も食べられない、ということになりますよね。それなのに、なぜ、国産の牛肉は安全でアメリカの牛肉は安全ではない、と言い切れるのですか？そのような発言や、マスコミの偏った報道が、十分な知識を持っていない消費者の不安感をあおっているように思えてなりません。私は、きちんと情報を開示して、消費者が判断して選ぶべきだと思っています。アメリカン・ビーフである、ということを明示して販売し、消費者が自分の判断で買うか買わないか決めればいい。もちろん、あなたが生涯にわたって吉野家の牛丼を食べないのも自由です。飛行機に乗るとき、誰もが「落ちる可能性もある」ということを理解して、それでも乗ることを選択するわけです。行政も「落ちる可能性があるから乗るな」とか「落ちる可能性があるから許可しない」とは言いません。BSEの問題も、そうあるべきだと思うのです。もっと、BSEについてきちんと教育をして、売られている肉がどのような状況で育てられ、どんなチェックをされたものかを情報として開示し、あとの判断は消費者にゆだねればいいのです。きちんとした知識を広めること、身につけること、情報を偽らないように徹底することが重要になってきますので、その部分を行政・業者・消費者がそれぞれに努力していくべきと思います。長くなりましたが、私は以上のように考えています。とくに宮脇さんに先の記述について訂正していただきたい、と要求するものではありません。ただ、ほかの考え方もあるのだということ、「安全ではない」と書くことに対して根拠を述べるなど責任を持っていただきたいことを、強く感じたのでお伝えいたしました。最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。今後もメールマガジンを楽しみにしています。それでは。∇=============================================＜次に続きます。＞

  May 24, 2005

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• ♪ゼロ成長の富国論

  ♪猪瀬直樹「ゼロ成長の富国論」http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4163669507二宮金次郎の「その後」をテーマに、現代日本の問題点を浮かび上がらせています。元禄以降の「成長しない時代」に、経済の立て直しを成功させた二宮金次郎・・・は現代にいるんでしょうか。私が注目したのは地域経済の立て直しに成功した二宮金次郎を中央のお役人（この場合は小田原藩ですが）が疎んじて黙殺しようとするところ。・・・いつの世もお役人というのは。♪猪瀬直樹「ゼロ成長の富国論」http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4163669507

  May 23, 2005

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• あなたが痛い理由をあなたが証明してね。

  「マスコミでは言えないこと」を発行していて、時々だしそびれるネタにぶつかることがあります。それは他に大きなネタが飛び込んできたり、情報を集めている間に明るみになったりと色々です。しかし、時には「熟成」を待っていただけなのかと思うぐらい、気づくと、足りないピースが次々と埋まっていくネタがあります。今日のネタはそんなネタですのでイキナリ本題。銀行について。全国銀行協会（全銀協）の新会長に前田晃伸・みずほフィナンシャルグループ社長が就任しました。前田新会長は記者会見で「金融市場の活性化と、金融機関への信頼感の向上を２大目標」と、仰ったそうです。あの統合の時、銀行システムの不安を招いた「みずほ銀行」のトップの御発言ですから重いというべきでしょうか？それとも棚に上げてなのか？護送船団方式から金融ビッグバンを迎えて、統合合併を繰り返したメガバンク路線と・・・名前だけあげれば銀行業界を取り巻く状況は一変したかのように見えます。しかし、本当にそうでしょうか？実は「公的資金を注入」という資本主義社会の禁じ手とも言える手法で生き残っただけで、その体質は何一つとして変わっていないのではないのでしょうか？今、銀行のキャッシュカードの偽造が社会問題になっています。これは「スキミング」という「技術」を使って、カードの中身をコピーして、「生カード」というまっさらなカードに内容を移し替え、そのカードでお金を引き出すという犯罪です。「スキミング」には色んな方法があるのですが、一番スゴイものになると「非接触」でもできるといわれていて、バックの上から特殊な機械で読みとれるものまであるといわれています。そして、ちょっと前までこの「スキミング」による犯罪行為で、お金を引き出されても、「預金者の責任」を銀行は主張していたのです。銀行側の言い分は「『正当な手段』で引き出された預金に対して責任は持てない」とのことです。確かに見かけ上は「正当」なのですが、あるＡＴＭではカードの出し入れ時に、「カード画像」を録画するタイプのものがあります。この場合、「白紙のカード」を挿入していれば一発で「正当」ではないカードとわかるのですが、あくまで手続き上の正当性を主張していました。それにより「補償はしない」と言い続けていたのですが、お上の「そりゃまずいんじゃない？」の一言で方針転換しました。そりゃぁそうです。「偽造カード」が「正当」であるわけがありません。この論理が通るのなら、「偽造テレフォンカード」も「偽造パッキーカード」も「偽造金券（偽札）」も全部ＯＫとなります。それじゃぁ（シブシブ）補償しましょうか。・・・でも、偽造は（イヤだけど）仕方ないとして、盗難カードまで補償したら、「嘘つく奴」が現れるから補償しない！と。銀行の言い分をそのまま受け取ると、預金者（顧客）は盗難カードの補償を始めたら「俺もカードを盗られて、引き出されたから補償しろ！」と、いって来るような犯罪者ばかりだと言っているようなものです。真面目にお仕事をして、公的資金なんて「税金」を納めることはあっても助けて貰うことはない「庶民」を、銀行エリート様達は犯罪者として見ていると言うことです。モチロン、そういう悪質な人もいますが・・・前提条件が悪意というところに、その人の人柄が表れます。人は自分の常識を基準に物事を判断します。つまり、まわりが優しい人ばかりだと思っている人は、ノーテンキに過ぎるぐらい優しい幻想にいきることができますし、ヤクザ屋さんの世界の常識では、その筋の常識があるということです。分かりやすく言うと、最初に提示する条件の前提となっている条件に本音というのは表れるモノなのです。何を想定してそういう発言が出るのかと言うことです。この失敬な発想にも誰もツッコミを入れないのが不思議なのですが、それとも日本人の常識として「悪人」が前提条件となっているのでしょうか？だったら悲しい話しですが、サスガに銀行も監督官庁のお上としても「ちょっち、まずかった？」とばかりに、「盗難カード」も補償する方向になりました。その結果、「過失割合」という話しです。これは盗まれたカードの「暗証番号」が誕生日だったり、暗証番号が特定できるような免許証などと一緒に保管してあった場合は、「盗まれたオマエが悪い」ということから「一定割合」の責任しかもてないというものです。これは一見合理的な意見のように感じます。このお上＆銀行様側の論理は続きます。「それから、あなたに責任がないことを証明してね♪」と。つまり「過失がなかったことを証明したら補償して上げるよ」ということです。・・・これは実は、ムチャクチャなんですよ。銀行からすれば「盗まれた金」ではなく「預かっていた金」が出ていっただけですから痛くも痒くもありませんが、盗まれた「被害者」からすれば「なくなった痛すぎる金」なのです。例えば暗闇で後ろからクルマにはねられた被害者に、「痛くない」方が、「あなたが痛い理由をあなたが証明してね。」と、言っているようなものです。そして喧嘩の図式は「組織　対　個人」となります。これは裁判にでもなったら勝ち目はグッと薄くなります。それに、仮に「個人」が「理由を証明」できたら、今度は銀行が痛くなるわけですから、銀行がその理由を素直に受け入れるかに疑問が残るのです。だって、今までは「俺しらんもんね」と言っていた人たちですよ。しかもこの「過失割合の証明方法」や「申請方法」、そして「誰が判断するか」も明文化されていません。これではざる法（自主ルールで切り抜けようとしていますが）でしかありません。「被害者責任」が問われる「誕生日」にしてもそうです。一律に誕生日といっても「工夫」をしている場合の「誕生日」とそうでない場合があります。例えば「１２月２５日」の場合、そのままなら「１２２５」ですが、これを月と日を入れ替えた「２５１２」とした場合でも、誕生日に変わりはありません。一桁二桁を入れ替えた「２１５２」でも誕生日です。「５２２１」は誕生日の逆さ読みです。これらもひっくるめて「誕生日だから補償しない」という強弁が通るのなら、４桁の数字の組み合わせでは「逃げ道」はいくらでもあるのです。「貴方様の電話番号の下２桁とお誕生日を組み合わせていませんか？」「誕生年と電話番号を引き算した数字ではありませんか？」「郵便番号と電話番号と誕生日を足した下４桁ではありませんか？」・・・まぁここまではないとは思いたいのですが。これに対して自民党が、「証明は銀行がやれ」と動いていますが、これは「些末」としか言いようがありません。だってアメリカでは「５０ドルルール」といって被害額から、５０ドルをさっ引いた額は銀行の保証となります。「ぬけぬけと俺の預金を他人に支払いやがって！」ということで銀行の責任となるのです。しかし、銀行側はどうにかこの問題をやり過ごそうとしています。メディアも「ソッと」しております。先にキャッシュが出ていく形の「クレジット会社」の場合、普段と違うカードの使い方（お金の流れ）をするとスグに「問い合わせ」の電話が入ります。これは偽造と盗難対策のためです。その上で、偽造でも盗難でも犯罪が分かれば、クレジット会社持ちとなります。こんな「お手本」があるのに銀行は見て見ぬフリです。一般的に商売でもしていない限り、一ヶ月のお金の流れは一定です。給料日、各種支払い、引き落とし、等々。偽造でも盗難でもこの「サイクル」を無視した形で割り込んできます。だから銀行が「本気」になれば、誕生日や過失割合といった、小手先ではなく対応できる問題ですし、クレジット会社はそうやっているのです。ここに「護送船団」的な銀行体質が見え隠れしますし、構造的問題を垣間見るのです。今回の補償問題も「お上」からのお言葉がなければ動こうともしませんでした。そして、私達「預金者」から預かっているお金をありがたいなんて思っていない・・・思えない構造があるからなのでしょう。私が「社会」の時間に習った「銀行」は、「みんなからお金を預かって必要な人に貸して利子を受け取り、預けてくれた人に利息として還元する」と、いうものでした。つまり、「預かったお金」が「貸付の原資」というものです。・・・ところが、今銀行は「ゼロ金利」という無茶苦茶な政策のお陰で、「仕入れ値ゼロ」で商売ができるようになっています。貸付先さえ見つかれば金利ゼロでお金を借りてきて、利息を付けて貸し付ければ、ボロ儲けができるという構造になっているのです。つまり、「預かったお金」には「利息」を支払う必要がありますが、ゼロ金利で借りてくれば「原価」がイラナイ商売ができるのです。これほどズルイ商売はちょっと見たことがありません。銀行には銀行の言い分があることは分かっています。が、その言い分の殆どが私のような凡百の庶民には分かりづらいのは、エリート様と凡人との違いなのかと卑屈になってしまいます。ぴぴぴ。３８．５分。あ、風邪の熱のせいでした。

  May 20, 2005

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• ・・・民主党は本当に「政権」を取る気があるのでしょうか？

  ・・・民主党にはがっかりさせられっぱなしです。何故？この時期に「ヤスクニ」を質問するのか？確かに「党」の成り立ちからすれば当然でしょう。しかし、「中国共産党による反日デモ」や「竹島」どころか「対馬」まで「強奪」しようとされている昨今。「ヤスクニ」を質問すれば、純ちゃんが「答え」れば近隣諸国の反発は必死です。まして、あの国とあの国が静かであるわけがありません。「ラッキー♪」とばかりに自説を主張するに決まっています。（当然、していますよね）そうしたとき「普通の日本人」はやっぱり「嫌悪感」を感じます。そうなると「相対的」に、「主張した純ちゃん」の好感度は上がります。・・・民主党は本当に「政権」を取る気があるのでしょうか？このタイミングで「今年もヤスクニ行くのか？」という質問は、遠巻きに援護射撃をしているようなものです。こんな質問は共産党や社民党に任せておけばよいのに・・・。本当に喧嘩の仕方を知らない人が多くて・・・悲しいです。

  May 19, 2005

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• 閉塞感が一番希望をなくします

  突然ですが、既得権というのは蜜の味です。前号の私の母校の諸先輩方が言外に伝えているのもこの密の味です。この既得権という「蜜」は世の中が安定すればするほど熟成され、その醸し出される芳香は万人を魅了すると言われております。その代表例が政治屋さん達の「世襲」です。政治屋さんって選挙の時だけ頭を下げてお願いしますと言うイメージが強いのですが、意外と政治屋さんは年がら年中頭を下げていたりします。特にバックボーンを持たない「初代」の方は働き者です。あちらこちらの会合という会合に顔を出し、２４時間働いているのではと思うほどです。それではそんなに「美味しくないの？」と思うかも知れませんが、これはあくまで「初代」の話しです。例えば２代目になったとします。初代は「引退」して、息子に「禅譲」しております。「議会」の中では建前上は、初代も２世も３世も区別はありません。しかし、２代目が「議会」で働いている時に、初代は地元の会合に出席します。地元の会合の「重鎮」達は「初代」とは旧知の仲です。図らずも２人で行う選挙運動です。しかも人生の先輩方は「義理堅い」ので、病気にでもならない限り確実に「投票」してくれます。先代が亡くなったときの「弔い合戦」はその最たるものです。「弔い」は宗教施設で私費でやって欲しいのですが、政治屋さん達は何故か税金を投じた選挙でやりたがります。「弔ってま～す♪」と喧伝しなければ偲ぶこともできないのかと思うほどです。それではニュース番組を見て「小泉が悪い」なんて、息巻いている「若手」の中で何人が、「毎回選挙」に行っているでしょうか？いけない理由はありますが・・・。仕事があったから→不在者投票があります。病気だった　　　→まぁ仕方がないかも知れません。家族サービス　　→レジャーが理由でも不在者投票できます。面倒だった　　　→論外。また、選挙に行かない人の中にも「誰に投票して良いか分からない」と公言する人も少なくありません。でもね。社会は答えを教えてくれないテストの連続なんです。「義理堅い」方達はこのことを良く知っています。だから、セカンドベストでも自分たちに有利なことをしてくれる、又は、してくれた「初代」の為に「投票」するのです。まして「政治屋」さん達は「ルールを決める側」の人たちですから、自分たちが不利になるルールは極力作らないように、本能的に動きますから、既得権益は熟成されて「芳醇な旨味」が産まれます。結果、「政治屋」という職業はドンドンと「美味しい商売」となって行くのです。やり玉に挙げやすいので「政治屋」さんを例にしましたが、既得権はどの業界にでも発生します。それは自ら切り開いた「既得権」ならば当然の権利ではあるのですが世の中は受け継がれて引き継がれて、歴史になり文化になります。アンチ巨人ファンの私としては巨人軍のバッドニュースには双手をあげて喜ぶのですが、こと犯罪になると事情が違います。「元巨人軍選手がタクシー強盗」というニュースが流れました。モチロン、犯罪を犯した人に同情するつもりはありません。しかし・・・ドラフトや指名、テスト生でも「プロ野球選手」になるのは大変なことですが、毎年７５～９０人ほどがプロ野球選手になるそうです。ということは、毎年それだけの人間が「球界を去っている」ということなのです。これは「現役引退」だけの話しではありません。コーチや監督も含めての話しです。スカウト等の裏方にまわって活躍する方もいますが、この裏方の席も無限にあるわけではありませんから、結局は入った分だけ出ていって入ると言うことです。これはどんな世界でも同じ話しですから、プロ野球だけ取り上げるのはおかしな話しですが・・・引退後の一つの花形職業として、「コメンテーター」という「ジャンル」があります。さて、ここにどれぐらい「既得権益」が眠っているでしょうか？●講演活動をしたとします。無名の元プロ野球選手と某国営放送専属プロ野球解説。どちらにお客さんが集まるでしょうか？●本を出版したとします。無名の元プロ野球選手と○○局専属プロ野球解説。必ず番組の中で紹介されるのはどちらでしょうか？「コメンテーター」も喋る技量と的確なコメントをする頭の回転が求められますので誰でも良いわけでないことは分かります。しかし、各局「スポーツニュース」を見ると、そこには毎年何年も変わらぬ顔があるように感じるのは私だけでしょうか？プロ野球界も制度も仕組みもトレンドも変わっていく中、根性論を平気でもちだしたり、あからさまに某球団に有利なコメントしかしない人が「コメンテーター」をやっています。いつまでも現役！は、素晴らしいことです。ただ「いつまでも現役」が増えすぎたことにより、後進の席がなくなっているのではないかと感じることが少なくないのです。強盗を起こした犯人はプロ野球生活で芽がでなかったようですので、コメンテーターは夢のまた夢なのかも知れませんが、昨今増えている「元プロ野球選手の犯罪」と無関係とは思えません。イツモデモウエガツカエテイル。閉塞感が一番希望をなくしますからね。これは、プロ野球界に限らずなのですが、勇退をして後進に道を譲り名誉を得る仕組みと世論が・・・今、必要なのではないでしょうか？実際、地元の「会合」に行くと「重鎮パワー」が炸裂しています。確かにその経験や実績は素晴らしいのでしょうが、時代はいつも動いているのですから。人生の先輩にとやかくいうと非難を受けるご時世ですが、「生涯現役」の良い面は受け入れ、悪い面は見直す時期に来ていると思うのです。ミスタージャイアンツ長嶋さんが「復帰か？」と色めき立つのを・・・どう思います？

  May 18, 2005

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• ♪24人のビリー・ミリガン〈上〉

  ■24人のビリー・ミリガン〈上〉http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4151101047ちょっと前に、紹介したところこちらも大好評。もっとも多かった反響が「実は、昔、買ったのですが・・・あまりの登場人物の多さに、　途中で挫折していました。もう一回、チャレンジです。」と、いったものです。これは「登場人物」は多いのですが、「登場人数」はそんなに多くありません。だって一人の中での・・・住人ですから。そうですね。「教師」の存在が出る頃になると少しずつ見えてくるんですがね。私はその昔、「メモ」をとりながら読み進めたものです。■24人のビリー・ミリガン〈上〉http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4151101047

  May 17, 2005

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• 民間に類する職がない

  先週の土曜日、母校の高校で「はたらくこと」について講釈を垂れてきました。相手はみんな「平成生まれ」です。ただ、昨年も同様に「講釈」を垂れたのですが、昨年の受け持ちは、高校２年生で今年は１年生でした。やっぱりこの年代の１年は大きな開きがあるものです。つい、数ヶ月前まで中学生だった彼ら彼女たちは、やっぱり素直なんです。すれてないと言っても良いかも知れません。校舎を出るとき何人かの生徒さんに「ありがとうございました！」と声をかけられたのも昨年にはなかったこと。「うんうん。良き子供達じゃ♪」どこかの好々爺（こうこうや）のような心持ちで母校を後にしたのでした。この「企画」は、ＯＢやＰＴＡが現役の１・２年生に自身の経験から「はたらくこと」について話して、生徒達の進路を考えるちょっとした材料にして貰おうというものなんですが、その狙いの一つにフリーターとニート対策があるそうです。・・・ただ、本当のところをいうと・・・学校では語れないことばかりになってしまいます。だって学校社会の中は「点取りゲーム」ですし、「平等原則」が活きておりますがそんな社会は「学校」のなかにしかありません。拡大解釈しても公務員かその関連団体ぐらいのものです。民間企業では「金稼ぎゲーム」はあっても、「平等原則」なんて、どこにも存在しません。それに「白黒」つくことの方が圧倒的に少なく「グレーゾーン」の中から、「どちらかといえば白」「私的には黒っぽいってかんじ？」と、模範解答のない解答をだしていくものだからです。しかも「金稼ぎゲーム」も「正解」なんてない世界ですからね。六本木ヒルズに住みメディアを賑わしたある人の様に「稼げば勝ち！想定の範囲内でルールは守っていますよ。」と、いう流儀に則れば誰にも責められることはありません。それでは何故あれだけ批判をされたか？あのやり方を「正解」としない人たちが沢山いたからです。そういう実社会の流儀に馴染んでいると、どこまで話して良いかが本当にむずかしいのです。実際、このメルマガ２００号記念で作った「超リアル版人生ゲーム攻略法」に、「学校の先生」は立派な職業ですが、「学校外の社会」を知らない非常に希有な人々です。その方達が「進路指導」をすることに最近疑問を抱いております。先生になりたい人の進路相談なら分かるんですけどね。と、書いております。これは事実ですが、学校社会のボスであるセンセーを腐して良いことはありませんので、講釈の後に担任の先生に「寄贈」した分からこの段落は「カット」しました。事実でもその場に相応しくないものがあれば、場に合わせることも大人の作法だからです。なんでもいやぁいいってもんじゃないと考えます。エレガントな大人を目指す私としては。２回目という事もあり、昨年より話すテーマを絞ったので、多少は伝わったかも知れませんが、この「講釈」は二人一組で行うのですが、「ペア」を組んだ「ＰＴＡ」の方が、「現役教師」でした。彼はまず「小道具」を沢山用意して、教室で「実験」を開始。子供達の目は釘付けです。・・・ズルイよ。プロなんて。まぁ「教育」の世界では勝ち負けではないのでしょうが、勝ち負けが意味を持つ「ビジネス」の世界に身を置く私として、「だったら最初から言えよ。」と思ったものです。事前に渡された肩書きは「ＰＴＡ」ダケでしたからね。さて、この「講釈」に参加したＯＢやＰＴＡや教育関係者には「交通費」が、支給されます。これは本当に「薄謝」ですので、目くじらを立てるようなものではないのですが、「某官僚」の先輩はご丁寧にお断りをしておりました。「色々と言われる時代ですから。」立派！と言って良いでしょう。サスガ、我が校ＯＢ。なにもそこまで固いことをというむきもあるでしょうが、そこで線を引けるのですから大したものです。ところでこの講釈に参加したＯＢは私も含めて１１名でした。年齢は私が下から３番目ですから、多くの方が４０才以上です。お仕事をしている方が１０名。・・・このうち、「公務員」が半数です。区役所から水道局などなど勤務先は様々です。ＰＴＡ関係や教育関係でも、多くが「公」に関する方々です。講釈終了後、ＯＢだけで「打ち上げ」をしました。宴が盛り上がってくるにつれて話題の中心は、同じく卒業生の女性の職業となりました。彼女は２４才で私の１０才違います。１０才というと一世代違います。２４才というと立派な女性でしょうが、「可愛い女の子」に見えてしまうのは年齢のせいなのでしょうか。そんな、可愛いい彼女は今不動産会社に勤めているのですが、そんな可愛い「女の子」を、おじさん達が放っておくわけがありません。おじさん達は不動産会社勤務の彼女に、「公務員がいいよ」「公務員になる方法は一つじゃないんだよ。」「公務員って一括りにいっても、色んな公務員の形態があるんだから。」「若ければ若いほど公務員になりやすから・・・」・・・諸先輩方に悪意がないことだけは付け加えておきます。あまりに一方的な議論に少し違う展開をと私が、「外郭団体も美味しいですよね？」と振ると「いやぁこれからは外郭団体は厳しいじゃない。色々あるから。やっぱりちゃんとした公務員じゃないと。」・・・私には一瞬、そこがソビエト連邦の面影の残るロシアの田舎町かと錯覚してしまいました。外郭団体は整理統合されても公務員は安泰だということです。もう一度言います。・・・諸先輩方に悪意はありません。悪意はありませんが、彼らには「公務員の特権意識」が刷り込まれていると言うことです。民間企業の感覚からすれば、私は今の公務員ほど不安な職業はないと見ています。それはあくまで「普通の改革」が行われればという「注釈」がつくのですが、多くの公務員は「行き場」がないからです。例えば、民間企業の仕事は類するライバル企業や同業者がいますから、同じ様な仕事が必ずあるので、再就職も転職も条件次第では可能でしょう。しかし、公務員の仕事の多くは「民間に類する職がない」のです。当たり前といえば当たり前です。我らがヒツジ目のリーダーが仰っているように「民間にできることは民間へ」と、このことは裏返せば、お役人様はお役人様にしかできないお仕事をしていただいているのです。ところが「公務員改革」が仮に「額面通り」に進んだ場合どうなるでしょうか？仕事を細分化して整理統合していけば、「民間にできること」はどんどんと多くなっていきます。そうしたときに今の公務員の数がいるのか？となるのです。例えば区役所で窓口業務を担当すると「窓口手当」という名前の「不快手当」が支給されます。これは、「住民と接する負担への手当」のことで、区役所や市役所では住民と接すること自体が「負担」と考えているのです。それでは「お客様と接することが喜び」と考える「派遣社員」が行った場合はどうなるでしょうか？住民サービスの利用状況の統計を取り、「多い日には多く派遣して、少ない日には少なく派遣」と、「実態にあったサービス」が実現できます。時間帯ごとの調整も可能でしょう。しかも「感謝のこもった笑顔」つきのサービスとなるのです。公務員が安泰なことはしばらく変わらないでしょう。それに「普通に改革が進む」公算も低いと言えます。しかし、大改革が実現するときと言うのは過去のルールに捕らわれることなく進みます。極端な話し、ルールを作る側の特権を担保に、現場の公務員のルールを変えることもない話しではないと考えるのは、私の考えすぎでしょうか？しかし、その時「民間に類する職がない」人たちはどこに転職するのでしょうか？「民間ができないことをやっている」とみるのか「民間じゃぁやらないことをやっている」のかの違いは大きいのです。諸先輩方もよかれで言っていたのですが「現場の生の声」に愕然としてついつい深酒を。ちなみに・・・これは社会人全体の問題でもあるのですが、ＯＢ、ＰＴＡ含めて、講師として参加した方全体の７割以上が、公務員やそれに類する職業の方でした。いくら「世界で唯一成功した社会主義国家」とはいえ、次世代を担う子供達へお話しするチャンスがあれば、「民間の声」を子供達に伝える努力が必要なのではないでしょうか？キレイゴトではなく・・・グレーゾーンのなかで戦っていることを。

  May 16, 2005

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• ダンナがうつで死んじゃった

  ■ダンナがうつで死んじゃった　http://www.anika.jp/http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4901964054社会全体が軽い精神病になっている現代。・・・うつ病って一つのブームのようになっています。先日後輩と飲んでいたとき、その後輩の友人の多くが「うつ」だといっていました。しかし、こえは微妙なんですね。病気としての「うつ」の場合と、単なる落ち込んだ「うつもどき」とがあるからです。しかも一概に言えないのところがむずかしい所なんですが、殆どの場合自分が「うつ」の方は自覚していないんですね。「そんなことない！！自分はうつだと認識している！」と、仰るならば簡単です。本当に「うつ」だと自覚しているのなら、１秒でも早く心療内科にいって下さい。これはお医者さんには怒られるかも知れませんが、「うつ」って伝染するんです。医学的根拠はありませんが、自身の経験として、うつるんです。まして、自分がうつだと「理解」できるのなら尚更です。その昔、心療内科は一律に精神病院と呼ばれ「キチガイ病院」と呼ばれていました。でもね。交通量の多い交差点に毎日、３６５日立っているとどうなるでしょうか？多くの人がどこか体調をおかしくすることでしょう。交通量の多い例は極端にしても、「花粉症」って昔はごく一部の人が「鼻炎」だと思っていたものですよね。それが「認知」されることにより「春の風物詩」になりました。（あまり歓迎できるものではありませんが）「うつ」も同じです。が、花粉症ほどの理解が進んでいない病気ではないかと思うのです。そして、「うつ」はうつります。それは具体的な症状というよりへ、まわりを巻き込んでしまうことが多いからです。この「ダンナがうつで死んじゃった」は、ある日突然「うつ病」になってしまったダンナさんを側で見続けた奥さんの「手記」です。だから、文章としての完成度も「作品」として救いもありません。その分が余計にリアルです。うつ病は誰もがなる病気というのが私の考えですが、同時に、誰でもかかる分、対処もできるのではないかとも考えています。しかし、その為には「自覚」が欠かせません。なぜなら・・・本書を読んでその思いが強くなりました。ちゃんとした専門医なら違う意見かも知れませんが、自覚がなければ医者に行くこともできないからです。本当に「うつ」だと自覚しているのなら１秒でも早く心療内科へ。■ダンナがうつで死んじゃったhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4901964054

  May 15, 2005

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• 超リアル版人生ゲーム攻略法

  新聞によるとニート対策を謳った本が今評判を呼んでいるそうです。このメルマガの２００号記念に作った「超リアル版人生ゲーム攻略法」は、一年前、母校の高校で「働くこと」について話したときのレジュメが元になっています。なんだか今、話題の本もフリーターと正社員の違いに触れているようですが、この切り口は１年前から私が提言していたもの。ならばパクられたか？そうならば・・・まぁ嬉しいともいえますが、こういうのはシンクロニティといって同じ様な考えをする人が同時に現れますので、偶然であっても珍しいものではありません。そんなわけでご紹介します。無料ですから学生のお知り合いがいれば読ませて上げてください。■超リアル版人生ゲーム攻略法（特製レポート）http://www.as-mode.com/freereport/index200.html

  May 14, 2005

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• 青森出身の犯人がこの土地を選んだのは

  １３日の金曜日。クリスチャンでないのでだから何だという感じですが、やっぱりこうして「一文」として見るとそこはかとなく気色悪く感じるのは、あの悪趣味な映画のせいでしょうね。ＣＭ映像だけで「痛さ」を感じてしまい、いわゆる「怪談もの」の恐怖と言うよりは「殺されるかも知れない」という強迫観念に近いもだったように感じます。そして、折り悪く丁度そのころ、東京都足立区の小学生の間では「口裂け女」が、現れるというまことしやかな噂が飛び交い強迫観念に拍車をかけました。ある日、ノーテンキに遊んでいた私の元に一学年上の姉が友人達とやってきて眉間にしわを寄せてヒソヒソ声で囁くのです。「あつし、ヤバイよ！口裂け女がでるって。」頭の中にはチョロＱしか詰まっていなかった私にとっては未知の単語です。『口裂け女？』姉とその友人は見てきたかのように語ります。その特徴は以下の通りです。・マスクをしている・子供が歩いていると「私キレイ？」と声をかける・子供が「キレイ」と答えるとマスクをはずして耳まで裂けた口を露わにして、「これでも？」・子供が恐怖のあまり逃げ出すと隠し持っていた「カマ」で子供の脳天をグサリ。・子供がそれでも「キレイ」と答えると家まで着いてくる・口裂け女は１００ｍを３秒フラットで駆け抜ける・口裂け女はポマードが嫌いなどなど。今考えれば「んなわけない」とコージー富田さんのタモリのモノマネのようにツッコミを入れられますが、なにせ体育の授業の着替えの時に飽きもせずに「今の君は～ピカピカに光って♪宮崎美子！」と、いう志村けんさんのギャグを繰り返す、生き物に理解できるわけがありません。この恐怖は「ルックルックこんにちは」で「追跡！口裂け女の正体！？」を見る迄続きました。結局は噂に尾ひれと背びれに、ジェットエンジンがついたものだったのですが、私の心にはトラウマが残りました。その一つが「口裂け女」という文字を見ただけで、カマを持った女が後ろにいないかと振り返ってしまうことです。感受性が強くて、記憶力の良い方は同じ様な経験があるのではないでしょうか？映像を見せられるのも一つの経験ですし、うわさ話を「体験」することも記憶として「あった出来事」として、「未知」ではなく、「既知」のものとなることがあります。ところで、この「マスコミでは言えないこと」の読者には本当にスルドイ方が多くて、頂くメールから勉強させていただくことも考えさせられることも多いのですが、常連の「田舎の住人」さんからメールを頂きました。田舎の住人さんのメール∇??????????????????????????????視聴率女王の竹内結子ちゃんと、歌舞伎の人気者中村獅童さんにはまだまだ、テレビがネタでお世話にならなくてはなりません。まさに、マスコミで、それはけっして言えないことです。マスコミに踊らされる一般人とマ、スコミを利用するエリートにますます分かれていきそうですね。それよりも、あえて（？）宮脇さんが触れていないのが、イラクの新たな人質問題です。ラジオの投書で以下の意見が紹介されていました。「今回はまさに、傭兵で、ボランティアの人達のとき盛んに自己責任と攻め立てた、マスコミと政治家はどうしたのか」と今後の政治家の発言に注目ですね。＜以下省略させていただきました＞田舎の住人さん、ありがとうございます。本文での謝意でスイマセン。∇??????????????????????????????・・・スルドイ。田舎の住人さん。あえて触れていませんでした。彼は元「職業軍人」で、今は「警備会社」という事で、職業選択の自由上の自己責任ですし、勤務会社と個人の契約の都合の問題です。ただ、国家としては邦人保護の原則がありますので、犯人達が「政府」を相手に何かを要求してきたのなら対応しなければなりません。これは自己責任と同時に国家責任というものがあるからです。田舎の住人さんが紹介してくれたラジオの投書ですが、これにはちょっと疑問符があります。「盛んに自己責任と責め立てた」の「責め立てた」のは最初どちらだったのかということです。自衛隊撤退を政府に要求したのはどなただったのか？被害者の家族の気持ちは分かります。しかし、その抗議の仕方に視聴者が「違和感」を覚えて、更に、あまりのも手際の良いデモを含む抗議活動に、マスコミも「違和感」を覚えたからではないでしょうか？そしてその結果、「家族の謝罪会見？」という珍事が起こり、今度は「反自己責任」を旗印に「自衛隊撤退」を呼びかける偏向報道をするテレビ局と新聞社がありました。つまり、マスコミだけに限定すれば結局は「自分たちの主張」だけをしていると言うことで、当時は両論あったということです。ただし、田舎の住人さんのご指摘通り、「政治家」さんは国家の舵取りをされている非常にエライお方ですので、まさか一年前と意見が変わっているとは思えませんので、是非、国民に向けて一言頂戴したいと思っております。※一部イヤミが混じりましたことに遺憾の意を表明します。とはいえ、今回の事件に限らずですが、望んでもいない家族の記者会見って必要なんでしょうか？もちろん、「会見をしたい家族」ならばご自由にという所ですが、昨年の一件以来、「家族へのバッシング」が一つの社会問題になり、自宅へのイタズラ電話や脅迫行為といった犯罪行為まで行われるようになりました。個人情報保護や人権を声高に叫ぶマスコミならば、イマスグにでもできる取り組みとして「被害者」とその「家族」への人権に配慮しなければなりません。家に寄りつかなかった兄ちゃんが突然、海外で兵隊さんやっていて、しかも生死も分からない状況。１８才の子供とはワケが違いますからね。長々と書きましたが、さて、本題。こんな形で「足立区」が紹介されるのは恥ずかしいのですが、「異常犯罪者」が逮捕されました。本人で「統合失調症」と自己申告するビリーミリガン野郎です。あの未成年に犬の首輪をして「ご主人様」と呼ばせていた変態野郎です。まぁ足立区民ではなく一時的にマンションを借りて犯罪行為に及んでいたようですが、私が懸念しているのは「変態行為の詳細な解説報道」についてです。・・・書くこともおぞましい、犯罪行為と変態行為が事細かに報道されることにより、小林泰剛という変態は変態界のスーパースターになってしまいます。人は自分の好む世界で自分のできないことをする人を尊敬します。それが、許される世界と許せない世界かの違いは大きいのですが。変態野郎は一般のモラルを持っている人が絶対に超えてはいけないラインを超えて犯罪者になりました。妄想するのは自由です。実行したら犯罪です。妄想と実行の間には大きな河が流れています。普通の人はあまりにも幅の広く、流れの速いその河を渡ろうとは思いません。あまりにも日常生活とかけ離れている上に危険が多いと感じるからです。ところがその河を誰かが渡ってみせれば「え？渡れるの？」と後に続くものが現れてしまうのです。しかもその手口（渡り方）を詳細に教えてもらえれば尚更です。「自分ならもっと上手くやれる」社会を震撼させた「サカキバラ」事件を「リスペクト」した殺人鬼がいました。奈良の事件は宮崎事件をリスペクトしている狂人が起こしました。起こった事件を繰り返し詳細に報道することにより、犯罪者予備軍に河の渡り方を教えていると感じるのは考えすぎでしょうか？ちなみに、今回の事件の現場「足立区綾瀬」は、日本全国を震撼させた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」で悪名を轟かせてしまった街です。「地方出身者」には足立区はあまり好かれていません。だって「お洒落なイメージ」がないですからね。青森出身の犯人がこの土地を選んだのは果たして偶然でしょうか？住民基本台帳を悪用した卑劣な犯罪がありました。この解決策はまだまだ進んでいません。今回の事件では「執行猶予」と「保護観察」というツッコミどころが満載ですが、ワイドショーが犯罪者の肥料になっているのではないかと思う今日この頃です。単なる未成年者監禁事件という「犯罪」ならば耳目を集めませんが、「犬の首輪をさせてご主人様と呼ばせる」こういうのを好きな変態さんにとっては、こんなにも刺激的な見出しはありませんし、多感で純粋な子供にとっては、「そういう世界があるのだという経験」をしてしまうのです。それは私が「クチ裂け女」の影にいまだに怯えているように。※ビリーミリガン野郎実在の多重人格者であるビリーミリガンからもじりました。実際には多重人格と統合失調症は別物で、統合失調症は精神分裂病と呼ばれていたものです。ちなみにこの病気は「完治」するもので犯罪と無関係なものです。ところがこういった犯罪者や、犯罪者を守ろうとする弁護士が悪用するため、本当の「心の病」をもった「正常な方」が肩身の狭い思いをしているのです。ちなみに、自分が多重人格かもと思う方は、興味ある方はお読みください。■24人のビリー・ミリガン〈上〉http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4151101047昔、ビリーの実際の映像を見たことがありますが、人格が入れ替わる瞬間、顔つきから目つきまで本当に「別人」になるんですよ。この映像を見たとき「精神」と「心」について真剣に考えるようになりました。

  May 13, 2005

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• ♪アップル?まっくみに発売記念！第１４回。

  その昔、ウィルスといえばマックだった時代があります。しかし、今、まっくの世界ではウィルスは殆ど無縁といって良いでしょう。なにせベースがＵＮＩＸですから堅牢なんです。まぁ強固な石垣の中にあるディズニーランドといったところでしょうか？モチロン１００％の安全はありませんが、ウィルスを作る人たちはデキルだけ少ない労力で沢山の人に迷惑を掛けたいわけですから、マックはあまり相手にされないことも理由といえます。隠れ家的パソコンとも言えます。そしてこの隠れ家には高級リゾートホテル並に殆どの機能が揃っているので溜まりません。メールやインターネットは当たり前の当たり前。しかもウィルス知らず。基本的なセキュリティに関してもＯＳ自身が持っていますしね。もうウィルスを気にしたくないと２代目を考えている方には超オススメです。■マックミニ４０ＧＢhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B0007DGQKI■マックミニ８０ＧＢhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B0007DGQKS

  May 12, 2005

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• 今、一番子供達に声に出して聞かせたい日本語

  前回のプロ野球交流戦で書き漏らしていたことを一言。楽天の一場投手は栄養費を貰っていた巨人にどんな気持ちで投げたのでしょうか？一場投手が負けちゃったのは・・・実力でしょうがね。ＪＲ西日本のズサンで無惨な社内体制に冷酷な被害者達への対応はツッコミどろこ満載なのですが、社内放送で死亡数に触れなかったことや縦割りによる横の繋がりの無さをテレビが大騒ぎしています。モラルや倫理的な問題からはらわたが煮えくり返る思いなのですが、一つだけ「あえて」言うと社内放送で事故の詳細を流していなかったことを批判するのはどうでしょうか？あの放送は一斉に流れると聞きました。仮に、です。「凄惨な事故の詳報」が逐一報じられます。それは他の路線を走る、運転士にも伝わります。この運転士が「事故車両」を運転士と「無二の親友」だったとき、この運転士は平常心を保てるでしょうか？それぞれの「管区」がそれぞれ独立していることにより、保たれている安定というのがある部分も見逃してはなりません。全ての情報をフラットに共有することこそ正義という風潮がありますが、巨大な同時並行での稼働が求められる組織では、検証もされていない「最新情報」が流布されることは大変危険なのです。・・・と、これは組織論で情報管理の問題。そしてＪＲ西日本は論外。擁護するつもりは全くありませんが、全員が一つに流れるのは正常な組織ではないということです。さて、本題。ゲイノーネタです。藤井隆さんと乙葉さんの「婚約会見」が、中村獅童さんと竹内結子さんの結婚報道で吹き飛んだような気がするのは私だけでしょうか？暗いニュースが多い中で、「おめでた」ニュースはホッとするのでしょうが、私は芸能人の「できちゃった婚」のニュースを聞く度にちょっと複雑な思いがします。昨今の教育現場での「過激な性教育」が議論を呼んでおります。そして、始めて性行為に及ぶ年齢の低下と、女子高校生の性行為の高い体験率に世論は驚く気配も見せなくなりました。あまつさえ、性病の蔓延に、無防備な性交渉によるエイズの発症がスキャンダラスに報じられているご時世です。だからあえて言いたい。「大人なら避妊しろ」少子高齢化の流れの中で子供を作った訳ですから、御国のためには立派な行為ですし、一人の人間として祝福する気持ちは十二分に持っているつもりです。しかし、メディアも含めて「できちゃった婚」をスタンダードにしているような気がするのです。子供が先か結婚が先かという議論がナンセンスなのことは分かっています。どちらが先でも本当は良いのです。それでは「避妊」ってなんでしょう？子供を望まない性快楽を追求するだけの性交渉でしょうか？それなら、避妊をしない性交渉は純粋な愛の営みなのでしょうか？氾濫する性情報の中で生きる現代の少年少女とはいえ、心のなかは多感な思春期にいる、彼ら彼女たちはどう考えるのでしょうか？古き良き昭和の話。「責任をとる」または「責任がとれるのか？」が一つの、抑止力になっていました。賛否両論ありますが、「離婚は恥」という常識がありました。これまた賛否がありますが「結婚は家の問題」と言われておりました。そして２１世紀の平成の今。バツイチは取り立ててどうということでなくなり、結婚は本人同士の意志が一番大切となりました。今、「責任」のバーゲンセールが起こっています。しかし、結婚も離婚も自己責任だと思いますが、そこに家族や世論（社会的常識）といったものは、「抑止力」としては必要だったのではないかなぁと感じてしまいます。また、「責任」の一つに「自活」というものがありました。これは自分たちの力で生活していくというものです。ところが自分たちだけで頑張っている人たちも沢山いますが、親になっても親の世話になっているパパとママのいかに多いことでしょうか？自分の権利を臆面もなく主張する世の中になった今、子供達がしたいということを容認する空気が流れています。「責任」や「世論」といった「抑止力」のないなか、芸能人という一つのあこがれの存在ができちゃった婚をして、メディアもそれをめでたいこととして流します。子供達がこれを「正しいこと」と思っても仕方ありません。芸能人が自ら性体験（又は近いこと）を、子供達も見るゴールデンタイムで垂れ流す番組があり、できちゃった婚がグッドニュースとして報じられる様は、アクセルだけのブレーキのないクルマのようです。子供達の刹那的な行動も、情報や世間からブレーキを教えられていないと考えれば納得できなくはないのでしょうね。よそはよそ、うちはうち。これが今、一番子供達に声に出して聞かせたい日本語のような気がします。

  May 11, 2005

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• 何もない年に「統合」されるというシナリオ

  原稿書きが終わりません。ゴールデンウィークということでさりげなくお休みさせていただいておりました「マスコミでは言えないこと」なんですが、その間に「実戦的ホームページ製作法（仮）」を書き下ろしておりました。それというのもＦＡＸマガジンを一般公開したところ、「そうだったんですね。」「もう少し早く知っていれば・・・」という反響が凄かったので、それでは実際に今、ミヤワキがお客さん向けに提供しているノウハウを公開しようと思って始めました。ところが・・・いまだに書き上がっておりません。全５章で組んでいるのですが、現在３章までなんとか書き終わったのですが、この時点で文字数ベースで原稿用紙１００枚はラクラク突破しております。これはＦＡＸマガジンでも触れていることなんですが、専門用語というのは業者等の「知っている人」に取っては、時間が節約できるとっても便利なものなのですが、知らない人にとっては眠りを誘う呪文になってしまいます。ですから、ホームページの技術的なこともできるだけ平易な言葉と多少の語弊は怖れずにの例え話をちりばめている内に字数が増えていってしまうのです。現在、左手の小指がペンだこができる直前のような痛みが走っております。ちなみに、今回のレポートは有料です。お金を頂くだけの価値のある情報をちりばめております。・・・完成は・・・もうちょっと先になりますが。ところでこのゴールデンウィークの後半に入り、「史上初の交流戦」と、耳にタコができるほどしつこい宣伝が繰り広げられた、日本プロ野球の交流戦ですが、報道では概ね成功ではといわれております。注目の最下位決戦は１勝２敗で惨敗は避けられた仙台と、２勝１敗で体裁を整えた巨人ですが・・・これで結果的に１リーグ制に傾いていくんじゃないですかね。「色んな組み合わせが見られる」「活性化」というお題目に、今年の「交流戦バブル」にファンが踊らされればプロ野球ファンの「世論」は１リーグ制を支持することでしょう。特に「バブル」は「にわか」を大量生産します。そしてプロ野球は「国民的スポーツ」と呼ばれた時代がありますから、基本的な基礎知識を持っている割合は他のスポーツの追随を許しません。プロ野球が注目されれば飲み屋でも街角でもスーパーの野菜売場でも「にわか評論家」が大量デビュー、又は再デビューされます。「にわか評論家」のバイブルはワイドショーやスポーツ新聞です。「マスコミでは言えないこと」では繰り返しになりますが、テレビや新聞が常に公平で公正なスタンスにいることはありません。特にテレビは「野球」というコンテンツの「旨味」をまだまだ味わいと考えています。とはいえ、テレビ側に取っては「野球」というスポーツもコンテンツの一つに過ぎませんから、永続的発展よりも面白さ・・・はっきりいうと視聴率が稼げれば良いのです。そうすると、リーグ統合でまたゴタゴタが起きれば、今年から来年にかけてのプロ野球コンテンツは注目を集めます。まぁ来年は冬季オリンピックとワールドカップがあるので、実際の統合は再来年の２００７年ぐらいがテレビ局的には理想的でしょうから、引っ張って引っ張って、ワールドカップと北京オリンピックの間の何もない年に「統合」されるというシナリオはとっても美味なのです。北京の前年ですから「オリンピック予選」の年でもあります。リーグ統合していれば何かと都合が良いという「理屈」も成り立ちます。実際には今シーズンの「交流戦後」の視聴率を注目する必要がありますが、仮に低迷するようなことがあれば・・・どうでしょう？「交流戦の常態化・・・つまり統合こそファンが望むもの！」と金看板の出来上がりです。そうして「交流戦肯定派」が「トレンド」になれば、街中に沢山の「にわか評論家」による「発展的交流戦移行型リーグ統合論」が語られていくことでしょう。「発展的交流戦移行型リーグ統合論」とは、読売の後白河上皇こと「ナベツネ」さんが唱えるような、巨人軍を中心とした１リーグ制ではなく、「ファンが望む試合を提供するのがプロフェッショナル」という、あくまで「発展的」なもので、１リーグ制ではなく「統合」によりプロ野球界の永続的発展を目指そう！というものです。統合か１リーグかは言葉遊びなんですがね。どうでしょうか？このシナリオ。ゴールデンウィーク明けで休みボケの妄想と受け取っていただいて結構です（笑）。ただ、折角昨年「近鉄消滅」「パリーグ消滅」という危機を、ファンと選手会とで守れたプロ野球ファンの皆さんですから、この交流戦の盛り上がりを喜ぶと共に、頭の片隅においていて欲しいと願います。個人的にはもう少しプロ野球人気が下がって、その分がＪリーグに廻ってくれれば・・・といやらしくも願ってしまうのですが、なにより、院政を引いている読売の好き勝手は見たくないので・・・今こそ、ガンバレ！プロ野球ファン！

  May 9, 2005

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• ♪人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ

  ♪人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4309461484良書というのは時を超えるものです。この本は結構売れましたので、お読みになった方も多いかと思いますが、最初に出会ったのは私が２０才をちょっと超えたぐらいの頃だったような・・・気がします。当時は子供時代も終わったと自覚しつつあるころで、バブル経済が崩壊したと、いわれてもまだまだピン来ない時代でした。そんなとき幼稚園児でも分かる「当たり前のこと」が書いてある、この本に出会ったとき、スコーンと何かが落ちるような錯覚を覚えたのです。落ちた場所は「腑」だと思いますが。モラルという言葉が死後になりつつある２１世紀だからこそ、読み返す価値のある本としてお奨めです。文庫本版がでてますのでお買い得ですよ。ちなみに今現在、私の子供時代は当たり前ですが終わっていますが、２０の頃に「オレってもう大人だな」とフッと笑ってしまった自分がいましたが、その彼が大人になるまでにはもう少し時間が必要でした（笑）。♪人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4309461484♪最近本文で紹介した書籍です。　メールからクリック一つでジャンプできます！■「反日」の構造http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4569639968■日本マスコミ「臆病」の構造http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4796643753■ヤクザ・リセッションhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4334933238■バタフライパワーﾑカオスは創造性の源だhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4478830118■仁義なき英国タブロイド伝説http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4106100975■ほんとうは日本に憧れる中国人http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4569641180■なぜこの店で買ってしまうのかﾑショッピングの科学http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4152083352■親日派のための弁明http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=479421152X■世界の宗教と戦争http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4198919062■心理戦の勝者http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4062106116

  May 5, 2005

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• ♪何があっても大丈夫

  ♪何があっても大丈夫　　　櫻井よしこhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4270000651私が大好きな男前な女性、櫻井よしこさんの「自伝」です。ちょっと読み出したら、読み終えるまで仕事をさぼって納期をずらして読み切りました。なぜ？彼女があそこまで男前な発言ができるのか？最初はそんな下世話な思いから読み出したのですが素晴らしい。母親の「何があっても大丈夫」という絶対的な子供への信頼と愛情に支えられて、「少女のよしこ」が「人間　櫻井よしこ」に変わっていく過程に、思わず「ガンバレ！」と声を上げそうになるのです。あれだけエレガントで男前な櫻井よしこさんですから、さぞや良いお育ちをと見ていた自分をしきりに反省してしまいました。確かに良いお育ちでした。しかし、その「良い」はご母堂の愛です。決して金銭的なモノや社会的評価の「良い」ではありません。古き良きと過去のものにしてはイケナイ「昭和」の香りと、今、失い掛けている「何か」を思い出させる一冊でした。子育てをしている方にはモチロン、進路を決めあぐねている方には是非、読んでいただきたいと願っております。♪何があっても大丈夫　　　櫻井よしこhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4270000651

  May 4, 2005

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• ♪殴り殺される覚悟で書いた「親日宣言」

  ♪殴り殺される覚悟で書いた「親日宣言」http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4270000651タイトルの割にどうってことのない内容です。と、いうのも極端な日本びいきではなく、明らかに韓国人の立場で韓国人として書いており、時々、当たり前の韓国人的主張として、日本を揶揄したりしています。それなのに・・・そんな内容でも韓国では表だっては「親日」と言えないのです。親日、反日、等の「レッテル」がお好きな方には、この本はオススメしません。しかし、ウィットに富んだ粋な韓国人による日本観として、読み物としてとてもオススメです。オモシロイ。２時間もあれば読み切れると思いますので。♪殴り殺される覚悟で書いた「親日宣言」http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4270000651

  May 3, 2005

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• 頭を丸めたので何とかして

  私のゴールデンウィークは４月２９日で終わりを告げました（笑）。対外的にはカレンダー通りに休むと言っているんですが、以前より、沢山の方にリクエストいただいていた「ＳＥＯ」や「ホームページ」を活用する「技術」をまとめたレポートを書き下ろすためです。連休に突入する前、新着情報で長々と触れた「ビッグマウス石川」サイトを始め、その他の大きめの案件が一気に終了したため、その骨安めとして「みどりの日」は完全爆睡を決め込みました。翌、土曜日はＦＡＸマガジンに請求書、昨日は技術レポートのプロット書き、そして今日から書き始めようかと思ったら、友人との打ち合わせを忘れていたので、早くも計画変更です。それでも新しいことを始めるときは遠足に行く前のようにワクワクするので、毎朝３時に目が覚めて「まだちょっと早いかな？」と、２度寝で一時間後の４時起き。で、２度寝の目覚めが辛くて４時１５分起きと「朝」を楽しんでおります。ＪＲ西日本の事故について・・・妹さんを亡くされた初老のお兄さんが言った言葉が胸に突き刺さりました。聞き覚えですので若干言葉が違うかも知れませんが、「世の中ゆるんでいるんだ。あなた達マスコミもそうだ。・・・それは、私も含めてかもしれない・・・。」と。グサッときました。悲しみは他人のモノサシで計ることはできません。怒りも同様です。まして当事者でもなければ被害者でもなければ尚更です。でも、妹さんを突然亡くされた状況下で「自省」に思いが及んだこの人生の先輩に対して、深く敬意を覚えたと同時にその言葉の抑揚から伝わる深い悲しみに思わず涙がこぼれてしまいました。社会を構成している一員である以上、全ての事象と無縁ではないという意味と私は受け取りました。もちろん最も「自省」しなければならないところはありますが。そしてこの尊敬すべき人生の先輩の言葉を裏付けるように、日本全国で事故が相次いでいます。余所見をしていて横転したバスなんてのは論外ですが、バスでも飛行機でももちろん自家用車でも、移動する乗り物に乗るときにはできる限りシートベルトを絞めましょうね。水と安全がタダだった国から「ゆるんでいる国」となったとしたら、自分の身を守る最低ノルマということです。さて、本題。「新規参入」した球団が記録的な負けを喫しております。そしてその「新規参入」した球団オーナーが丸坊主になりました。・・・馬鹿じゃない？と思ったのは私だけではないでしょう。楽天社長、ブラックテディベア＝三木谷さんのことです。オーナーは球団所有者で、それは社会的に言えば「公共物」であるプロ野球球団を保有する「栄誉」と「責任」の負担者ということです。チームが弱ければ球団オーナーがするべき事は「金を出す」ことです。それ以外にありません。優秀な人材を引っ張って来るにしてもお金が先に立ちますから。頭を丸めたから金を出さないという理屈は通じません。それにチーム運営に対してＧＭを雇い、監督を招聘し委ねたわけですから余計な口出しをするのはシーズンが終わってからの仕事ではないでしょうか？これでは社長が集めた戦力不足の社員で「事業部」を作って、事業部長、現場監督を連れてきて始めたのに、営業成績が当初予測通りに「低迷」したら、社長が「おいおい営業成績が悪いな！」と、現場に介入してくるようなものです。それも「全面介入」なら何が起ころうが「社長責任」で済みますが、「思いついた」ところだけ、「社長命令」では現場はガタガタになってしまいます。それに、シーズンが始まってスグに惨敗が続くのは「事業計画」が悪かったと言うことです。つまり、そんな事業部を作った「社長」の責任と言うことです。そんな「社長責任」を上場企業の社長で、「社会の公共物」であるプロフェッショナルスポーツチームのオーナーの取り方が「頭を丸める」って、馬鹿ですか？・・・私はメルマガやブログでは極力直接的な侮蔑用語は使わないようにしてきましたし、これからもその方針にかわりはありません。が、今回ばかりは他に言葉が思い浮かばないのです。三木谷さんは「若手の積極起用」を提案しているそうです。そりゃぁ「若手」という「フレッシュ」なものは見栄えはよいでしょうし、技術進歩の早いＩＴの世界なら有用かも知れません。しかし、仮にこんな早い時期に「若手起用」に重点を置いた場合はどうなるでしょうか？上手くいった場合、短期的には「イキオイ」が出ますが長丁場のペナントレースを闘うことを念頭に置いた場合非常に危険といえます。なぜなら、若手には経験がないからです。そして、一時的にせよ若手で上手くいったということは、ベテランの居場所（プライド）を危うくし、それにより、チームの熟成が遠のく危険性が高いのです。また、若手を使って「ダメ」だった場合はどうなるでしょう？悲劇的です。打つ手無しとなりますからね。そうなるとどうなるでしょう？折角の仙台のファンまでも失ってしまう可能性がでてくるのです。人は未来に希望があれば、今が辛くても踏ん張ることができます。しかし、未来に希望がなければ、今がどれだけ満たされていても、いつも不安の中を歩かなければなりません。例え、今が悪くてもチームが熟成され、若手が育ってくれば・・・という期待感はお金には換えられない隠れたコンテンツなのです。それにこんな事は開幕する前に・・・選手を集める前に決めておくべき事です。結局、解りきっていたこととはいえ、三木谷さんにとって「東北楽天ゴールデンイーグルス」は、社会に対する巨大な名刺でしかなかったということです。だから名刺のデザインに対して、色が悪いだとか、書体が気にいらないだとか、全体のバランスを無視したことが言えるのです。だいたい社名をつけるのは「売名行為」として仕方がないとはいえ、仙台でも宮城でもなく、「東北とつける強欲さ」には呆れましたからね。デザインのやり直しもお金を貰えばいくらでもやることができます。しかし、一番困るのが金は出さないのにやり直しをさせるクライアントです。そんなクライアントが金も出さずに「頭を丸めたので何とかして」と言っているようなものです。冗談じゃありません。大体、三木谷さんは「新規参入」の時にはオジサマ立ちに媚びを売るために、トレードマークの髭を剃った男です。そんな男の「丸刈り」ぐらい大した意味はありません。レア度という「重み」からすればライブドア＝堀江さんがネクタイをする方が意味があるでしょう。余談になりますが、「希望という名のコンテンツ」不足で有名なのが、こちらもオーナーの・・・前（実質現在も）オーナーのご機嫌が何よりも大切な某球団。こちらも鳴り物入りで入った「大物ルーキー」以外が、活躍する場所が見つからないことも、不人気に拍車をかけていることにこのまま気づかないまま静かに消えて欲しいと願っています。結構昔の話しですが、江川卓は華やかで鳴り物入りでしたが、テスト生上がりの西本聖を好きなファンも多かったと言うことです。どちらが言い悪いではありませんが、多様な「期待」がファンの層を厚くすると言うことです。話しを戻しますが、頭を丸めて「謝意」を表すのはいい大人のすることではありませんし、決して「責任の取り方」ではありません。サークルの反省会じゃないんですから。中身が全然違うとはいえ、今ＪＲ西日本の役員が、全員頭を丸めたら・・・多分、被害に遭われた方やご家族は激怒するでしょうね。ちなみに三木谷さん持っている神戸のサッカーチームも調子悪いですね。

  May 2, 2005

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• プロレスってどう思います？

  「ミヤワキさん、プロレスってどう思います？」キッカケは取引先社長のＡさんの一言でした。私はマーケティングの視点から、今プロレスを取り巻く状況の厳しさを率直に語りました。単純に言うと「業界」に「ビジョン」が見えない「興業を主体」としたプロスポーツは厳しいと言うことです。これは常々比較されるサッカーと野球をみれば分かるのではないでしょうか？ただ、プロ野球は「テレビ放映権料」という「収入源」があるのでなんとか「生きながらえている」だけのことで、これも巨人戦だけの特権であり、これも又、細っております。一方のプロレスは・・・本当に大雑把なことしか知りませんでしたが、Ｋ?１やプライドといった格闘番組がゴールデンタイムで放送され、まぁまぁ高視聴率なのに対して、プロレスは深夜（早朝）枠かスカパーなどの衛星放送です。街頭テレビや力道山は知りませんが、毎週金曜日の夜８時に古館伊知郎さんが絶叫していたプロレス番組を知っている世代としては「凋落」は明らかです。とはいえプロレスの魅力がなくなったかといえばそんなことはないと思います。ただ、格闘コンテンツの選択肢が拡がったことと・・・プロレス業界全体としてのビジョンがないとやはり規模の縮小は避けられないのではということです。実は、Ａさんのプロレス好きは知っており、何せ会社の一部門で某老舗プロレス団体のグッズを扱ってるぐらいですから。私にとってのプロレスはアントニオ猪木がハルク・ホーガンのアックスボンバーで失神した日から記憶になく、また、お客さんだからと言って無理に話を合わせてもろくな事がないことを知っておりますので、正直にそのことを話すと・・・「う～ん。だから、プロレスって真剣勝負って事なんだけどね。」なるほど。そんな見方もあったんだ。と、私の目から鱗が落ちてからＡさんと互いの「好きなもの対決！」のゴングが鳴らされました。Ａさんはプロレスについて、ミヤワキはサッカーについて。好きという気持ちはジャンルや競技に関係なく通じます。自分の「好き」だけは主張して、相手の「好き」を否定するような行為をする人を「原理主義者」と呼びます。※参考文献：バカの壁http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4106100037それに自分の価値観以外を否定するというのは無茶な話しですよね。Ａさんとミヤワキは互いの「好き」の交換をしました。その話しは３時間にも及び、もはや仕事の打ち合わせは遙か銀河の彼方に飛んでいきました。そんな中、「ホームページを使ってプロレスを盛り上げることできないかな？」と、相談を受けました。そんな話しが、別件の打ち合わせごとに繰り返されていくなか、「石川さん」という名前が頻繁にでてきました。Ａさん曰く。私はプロレスファン、石川さんはプロレス馬鹿。当初は単なる「プロレス復興を願うファンサイト」で考えていたので、じゃぁその代表選手ということで石川さんを軸に進めよう！となりました。それにプロレス馬鹿石川さんの「人脈」が凄いんです。詳しく話せないのが残念なんですが。そうこうしているウチに「格闘王　前田日明」さんが表舞台に戻ってきました。なんとプロレス馬鹿石川さんの「上司」、ビッグマウス代表取締役上井文彦さんと組むというのです。これはプロレスファン、格闘技ファンには衝撃をもって向かえられたビッグニュースとなりました。石川さん自身の動きが変わったので、サイトの方向性も若干変わりましたが、前田日明さんや村井和成選手、柴田勝頼選手の協力を得られなんとかホームページの一般公開にこぎ着けました。基本コンセプトは「好き」で作っております。もし宜しければ一度お立ち寄りください。■ビッグマウス「公認」石川ＨＰ公開開始！http://www.bigmouthishikawa.comプロレス馬鹿石川さんは現在、前田日明さんの秘書兼運転手として前田さんと行動を共にしています。その関係から３月２６日の「ヒーローズ」で、前田さんがリング上でスピーチした「手書き原稿」も入手して掲載しております。

  May 1, 2005

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• 『犯人探しの正義のショー（笑）』

  １９年前の今日。何をしていましたか？１９８６年、昭和は７０年まで行くんじゃないかといわれていた頃の話しです。１９年前の昨日。チェルノブイリの原発がメルトダウンを起こしました。そして、１９年前の今日。「世界はどうなる？」と、大騒ぎしておりました。覚えています。まだ「ノストラダムス」が信じられていた時代ですから、空から恐怖の大王がちょっと早めに来たのか？という無茶な説まであったものです。しかし、悲劇はまだ静かに続いており、そして危険は更に深まっております。■チェルノブイリ子ども基金　ホームページhttp://www.smn.co.jp/cherno/いたずらに不安を煽るつもりはありませんが、チェルノブイリという惨劇を知っている方は、一年に一回で良いですから思い出して、語り継ぐ必要があるのではないでしょうか？まして、私達は戦争被爆国に住んでいるんですもの。１９年前はともかく。昨年の今頃を覚えているでしょうか？イラク邦人自己責任論が吹き荒れていたことを。そして「未納三兄弟」から「未納大家族」へと発展していったことを。当時は「年金国会」と呼ばれ、「社会保障制度を問う」というお題目の議論が進められておりました。ちょうど今の「自民党内」の「郵政民営化」の議論のようです。そんな「大議論」の最中、イラクで自称フリージャーナリストと、ボランティアと、朝日新聞社の入館証を持っていたフリーカメラマンが拉致されたときに、「自己責任」とこれ見よがしに発言していた政治屋さんが沢山おりました。さて。中国での反日デモで傷ついた我が国民も「自己責任」なのでしょうか？それなら中国への渡航を「禁止」すべきです。国家が大丈夫ですよといっている国に行って「非道」にも傷つけられた国民がいるのですから・・・ホラ！出番ですよ！！自国民に「自己責任」を問うという「当たり前」のことを言ったんだから、今度は「国家責任」という「当たり前」を果たさなければ！・・・これが「イヤミ」にしかならないのも悲しい話しですが、郵政民営化のドタバタ茶番劇を見ていると呟かずにいられませんでした。皆さん、まだ中国は謝っていませんからね。昨年のアジアカップでのサッカー日本代表や公用車への「攻撃」からですよ。前号を発行した時点ではここまでの大惨事だとは思っていなかったのですが、兵庫の鉄道事故は・・・言葉を失ってしまいました。被害に遭われた方の一日も早い回復と・・・不幸にもお亡くなりになられた方のご冥福を祈らずにはいられません。しかし、今回もニュース映像を見ていて「惨事の直後」に事故現場でブンブン飛ばす各局のヘリコプターはどうにかならないでしょうか？細心の注意を払って、そして迅速に続けられている「救出現場」で、ヘリのプロペラ音が邪魔にならないわけがありません。また、救急車やパトカー、一般車両で次々と運び込まれる被害者という「けが人」を我先に移そうというカメラマンとそれを許しているテレビ局は何を考えているのでしょうか？事故は一秒で生死を分けることがあることぐらい、誰でも知っていることです。事故を伝えるのは確かに「報道の使命」でしょうが、血塗れの意識朦朧とした「けが人」を映し出すことが使命ではありません。新潟の地震の時の「奇跡の救出」の時も、「いつ地滑りが起きるか分からない」という緊迫した状況で、「報道」のヘリは爆音を立てて「ライブ映像」を届けていました。確かにショッキングな映像は耳目を集めます。これは自戒を込めてですが、そのショッキングな映像の向こう側では「生と死」がノンフィクションで存在していることを忘れてはなりません。事件が区切られてくると「責任追及」や「検証」という犯人探しの正義のショー（笑）が、テレビを中心に始まります。（今回の事故ではもう既に始まっていますが）しかし、同時に報道自身もその取材姿勢や手法に問題がなかったのかを考えて欲しいと願います。例えば事故現場のヘリコプターは「報道協定」で一台にするとか、遺族や家族への取材は代表取材にするとか・・・やるべきことは、沢山、沢山あるのです。私はすぐ「水に流す」日本人って好きですが、水に流してはイケナイものまで流してしまってはいないでしょうか？１９年前。１年前。そして４年前。我らがヒツジ目のリーダー小泉純一郎首相が誕生しました。彼のいった「構造改革」は、リッパな「首相官邸」となって実を結びました。それ以外にも道路公団の看板を「民営化（笑）」にすることに成功し、今度も郵政公社に「民営化（爆笑）」にしようと「構造改革」路線に邁進しております。そして５年目に突入した我らがリーダーに一言。吐いたツバは飲まないでね♪（吐いた唾：言ったことはやれ・・・という意味のお下品な言葉）人も国も歴史と無縁ではいられません。歴史って教科書に載っても載らなくても事実として存在していますし、その歴史は突然現れるものではありません。日々の積み重ねが昨日になり明日を創り歴史と呼ばれていきます。あの事故現場にたかるヘリが万が一接触事故を起こしたら・・・。そう考えると今、そんな「悲惨な歴史」を産み出す前にできることがあるのではないでしょうか。

  Apr 27, 2005

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• 『死なない人間みたいなモンだよ』

  エロタクさんが勝ちましたね。はてさて山田かなこさんはどうでるのでしょうか？■せんせい―わたくし山崎拓自民党幹事長の愛人でございました。http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4870315564ま、悪趣味な本なのでオススメできませんが、この後彼女がどう動くのかは少しだけ興味があります。エロタクさんが注目されれば「商機」が拡がりますから。仮に彼女が「あることないこと」をいったとしても「下半身」を掴まれているわけですからむやみやたらと反論するわけにいきませんし、彼女の発言に応じた発言をすること自体がエロタクさんの損になりますからね。ただ、なにがどうであれ「選挙結果」は「民意」ということです。福岡と宮城の一部の地域ですが「民意」となるのです。・・・ちょっとウッカリしてました。選挙には敏感に触れてきた「マスコミでは言えないこと」ですが、「反日デモ」に目を奪われて、「エロタク選挙」に触れていませんでした。本当に反省です。注目されなかった為か投票率も低く福岡２区で４５．９９％、宮城２区はなんと３６．７５％しかありません。宮城の当選者は単純計算ですが前投票数の約４割の得票で当選となりました。そして低い投票率にこの当選者の得票率を掛け合わせると、なんと１４．３３％の民意ということです。つまり１００人中１４～１５人の賛成がその地域の「声」ということです。選挙では「浮動票」と呼ばれる「特定団体」に属していなかったり、「ある思想」に染まっていない、その時の「気分」で投票する人たちの動向が注目されます。それは「特定団体」や「思想」は確実に「誰に投票するか」が分かっているのに対しての、ある意味「本当の民意」を表しているからです。しかしこの「浮動票」と呼ばれる方の多くは、マスコミが取り上げないと選挙に行かない傾向があります。よく言えば「トレンドに敏感」なんですが、流行っていないと動かないんですね。そして「浮動票」が動かない場合はどうなるかというと「特定団体」や「思想」の「勝利」となるのです。・・・そこで、久しぶりの「邪推」です。ライブドアとフジテレビの急転直下（でもありませんが）の「和解」に「反日デモ」とニュースから情報系バラエティ番組までが、この話題で持ちきりの中「補選」となりました。特に反日デモに関しては、落ち着いた後もしつこく「検証」をしていました。・・・どうでしょう？このメルマガをお読みの福岡２区と宮城２区の方にお伺いしたいんですが、地元の「報道」は盛り上がっていましたか？まぁ「邪推」ですが。一方「邪推」が「証明」された形なのが「反日デモ」です。これは中国政府（共産党）が「本気」になればいつでも止められたのに、「暴動」を黙認しそれにより「助長」していたという「事実」です。そして、本当に「民意」で行われた「デモ」で「暴力行為」が行われなかったことにも注目です。この「歴史的事実」を私達は忘れてはなりません。そしてその影で「エロタク」さんが衆議院議員になったこともついでに覚えておきましょうね。さて、「トレンド」繋がりちょっと強引ですがトレンドマイクロのトラブルについてです。トレンドマイクロ社のウイルスバスターというセキュリティソフトの最新版で信じられない不具合が起きて大きな騒動になっています。なんでも「新バージョン」を実行すると、極端にパソコンの動きが遅くなったり、最悪は「フリーズ」するというものです。トレンドマイクロ社の発表によると新バージョンを動かすと、そのプログラムが永遠に計算を続けてパソコンの脳味噌を占有してしまうために起こるのだそうです。プログラムをご存じない方にはピンとこないでしょうが、この永遠に計算しつづけるというのは「初歩的で致命的なミス」と呼ばれるもので「タブー」とされています。呼び方を変えると「永久ループ」と呼びます。「永久ループ」は実はとても間単に作れ一見便利なのですが、その反面、「自制」を掛けておかないと「帰って」こなくなるのです。「０で除算しました。」このメッセージをウィンドウズ９５か、それ以前からパソコンをやっている方なら、一度は見たことがあるのではないでしょうか。実はこれも「永久ループ」によって引き起こされていました。除算とは加減乗除の四則演算の・・・平たくいうと「わり算」です。ゼロで除算というのは４÷０ということです。人間ならこれを「０」と答えるか「答えが存在しない」となりますが、コンピュータにはそういった「人間的」な答えはありません。それはコンピュータの中では「足し算」によって「わり算」をしているからです。例えば１００÷１０という「わり算」の場合、コンピュータはこういう考えで答えを出します。１：１０を用意する。２：１００と１０を比べる。３：１００より、１０の方が少ないから１０に１０を足す。４：１００と２０を比べる。５：１００より、２０の方が少ないから２０に１０を足す。と、こんなこ七面倒くさいことを繰り返して、１００と同じになった「１０の個数」が「除算結果」となるのです。それではこの１０を０にしたらどうなるでしょう？０に０を足しても０のままです。人間なら途中で「おかしいぞ？」と気づくのですが、コンピュータはそんなことも考えずに健気にも永遠に０を足し続けるのです。そして「永久ループ」が完成します。そこでウィンドウズではこの永久ループであろうと思われる繰り返しの計算が起こった場合、「０で除算しました。」と強権を発動していたのです。サッカーでいうところの一発退場のレッドカードです。ところが最新のウィンドウズＸＰでは、「落ちないパソコン」が一つの売りとなっています。その為「ゼロで除算」に対して「肝要」になっている面もあるのです。もちろん、今回のトレンドマイクロ社の「初歩的で致命的なミス」が全部の責任ですが、このトラブルは以前のウィンドウズなら、起こらない（といっても落ちまくる訳ですので、パソコンが使えなくなるのですが）ものだったといえます。実はこれがパソコンの怖さでもあるのです。今回メディアで「セキュリティに意識の高い人が被害に遭うという皮肉」と報道していましたが、これは疑問です。確かに最新版販売と同時に導入するので一見「意識が高い」と見ることもできますが、本当に意識が高い人は最新版を盲目的にいれません。だって本当にセキュリティ意識が高い人は「最新版の危険性」を確認してからでないと導入しませんから。もちろん新種のウィルスが発見されたときの「パッチ」など迅速に対応した方が良い場合もあります。しかし、「新機能」がついたソフトというのは往々にして「トラブルのタネ」を抱えているもので、「意識の高い」人はそれを知っているからです。お金を出して安全を買うという意識は悪くありませんが、お金を出したからといって絶対安全になると限らないことを含んでおくことが意識を高めるのです。それに「ウィルス対策ソフト」といってもプログラムでしかありません。そのソフトが監視してウィルスがくると、気を利かしてくれて防いでくれているのではありません。そして「落ちない」パソコン故の「不都合」ということがあることも知っておくことがあるのです。しばらく「ウィンドウズ」から離れて、マック一辺倒になっていたとき「ウィンドウズＸＰ」が発売されました。記事を見た私が詳しい友人に「今度のＸＰ（バツピ－）落ちないんだって？」『ははは、落ちないパソコンなんて死なない人間みたいなモンだよ。』これは「あり得ない」という例え話です。落ちても「落ちてないように見せる」ことが上手くなったということなんですがよ。しかし、秀逸だったのがトレンドマイクロ社の対応です。「解決方法をホームページで案内してますから」・・・って、そのパソコンが動かなければ見れないんですがね。

  Apr 25, 2005

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• 『厳密にいうと放送法違反。』

  新オモシロ発見！で「ガンダム」を紹介しましたが、今朝のフジテレビの「とくダネ！」で、一人乗り２足歩行型ロボットが紹介されていたのに触発されたためです。たまりませんね。私の人生に幾つかある「死ぬまでに絶対実現すること」の、一つが「ガンダムに乗る！」なんです。子供じみていますかね？あと他にも「宇宙に行きたい」や「南極に行きたい」なんてものもありますが、殆どが小学校ぐらいまでに願ったことばかりです。しかし、この子供じみたことを実現したのがホンダの「アシモ」やトヨタの「ｉ・ｆｏｏｔ」「ｉ・ｕｎｉｔ」ですからね。効率至上主義でニーズとマーケットで追いかけていたら、誰があんな非生産的なものを作るでしょうか？モチロン、企業という性質上「２１世紀型社会における・・・」といった説明を「後付」でしておりますが、結局は子供じみた夢が支えているのです。だって「シャレで作りました」じゃぁ今流行りの「株主への説明責任」ができませんからね。ロボット作りの世界ではホンの１０数年前まで「（独立）２足歩行は２１世紀にならないと無理だ」といわれていたものを、ホンダはサクッと作っちゃいました。これは村に来た自動車を見て「いつか自分の手でコイツを作る」と心に誓い本当に作ってしまった創業者の本田宗一郎さんの遺伝子が残るホンダならではないでしょうか？私はこの「子供じみた夢」は悪くないと思っております。但し、「子供じみた夢」を持っていることと「子供じみた考え」は全く別のものですからね。しかし、一方ではニーズやマーケットなどといった「説明しやすい」ものだけで分析しがちなります。特に数字というのは魔物で「何となく」人を信用させる力を持っているのです。でも本当は「数字」を信用する場合には、数字の「根拠」が一番大切なんですがね。ちょっと前の話しですが、４月８日に「めざましテレビ」のエンタメコーナーで「ガンダム」の新作ゲームが紹介されていました。モチロン私はニュースに釘付けです。もっとも今、ゲームは息抜きにウィンドウズにおまけで付いている「スパイダー」ぐらいしかやらないのですが、滑らかに動くガンダムに「欲しい」と思ってしまいました。ところがです。紹介コーナーの終わりに「発売中」とでているのです。通常番組内での新作紹介は「発売前」が常識です。と、いうのもゲームでもＤＶＤでもＣＤでも「スタートダッシュ」が肝心だからです。これは新作という商品鮮度の問題もありますが、何より大きいのは「ランキング入り」するということなんです。「ランキング入り」すると各種情報誌や番組で紹介されます。この単純な「露出」だけでも広告効果があり、それにプラスして「数値化」されることによる「擬似的な客観性」が産まれるからです。これは通常のＣＭよりも効果が高く、ランキングで紹介された瞬間に「○○の新曲」が、「オリコン●位の○○の曲」となるのです。当たり前のことなんですが、オリコンの順位と楽曲の良さは比例しません。オリコンの順位・・・特に新曲の順位は「売り方」の結果であって、「営業成績」の順位表でしかないのですが、「みんなが買うから良いのだろう・・・」という根拠を順位という数値にして客観性を持たせているのです。例えば大物歌手になると新曲発表の前に色んな番組に出演して、プロモーションという宣伝活動をします。ラジオ・テレビ・雑誌。これらの「宣伝活動」も「売り方」の一つなのです。しかし、「みんなが買うから・・・」と「ランキングという数字」を悪用した「売り方」もあります。これは「著者による買い占め」や「プロダクションのまとめ買い」によって「ランキング入り」をする手法です。前者は八重洲ブックセンターのような集計されるであろう書店で著者自身が「買い占め」をして、ランクインさせるもので、古典的手法でいて、大分減ったとはいわれていますが今も使われております。最近ではアマゾンどっとこむ第●位というのが多いですがね。また、後者は・・・誰とはいいませんがいませんか？「●曲連続、初登場第１位」と鳴り物入りでランクインする割にスグに消えていく曲って。数字は客観性の「演出」に役立ちますが、その根拠が乏しい場合が少なくないのです。さて、ガンダムの話しに戻します。そんな理由からゲームの特集も「発売日前」が基本です。ところが「発売中」です。ゲームの面白さや人気の高さから「ニュース」として扱われる場合、番組作りとして「ブームに踊る人」にスポットを当てます。最近の「ムシキング」では、「ムシキングにハマルお父さん」や「親子で楽しむムシキング」といった感じです。めざましテレビ内で軽部アナウンサーは「ガンダム」の面白さ、ゲームのクオリティを熱く語ります。違和感を覚えました。そしてその日の午後、本業のお客さんのゲーム販売業の方と「会議」という名の「雑談情報交換会」で謎が解けました。ズバリいいます。売れてないんです。軒並み「ガンダム特需」を狙って大量に仕入れていた分深刻です。大手ゲーム販売チェーンでは翌日から値下げをしていた状況です。このとってつけたような「ガンダム」紹介は、スポンサーから泣きつかれた緊急ＣＭだったのでしょう。厳密にいうと放送法違反。まぁそこまで目くじらを立てたら、殆どの番組は違反しているんですがね。私の子供じみた夢である「ガンダム」とはいえ、大人の事情に翻弄される「作品」という名の「商品」。もっとも最初のガンダムも「大人の事情」で放送打ち切りになったのは有名な話しですが、今放送されている「機動戦士ガンダムＳＥＥＤディステニー」http://www.gundam-seed-d.net/「大人の事情」を逆手に取った作り方で確実にヒットしております。「作品」と「商品」。この線引きは確かに難しいのですが・・・数字の根拠と大人の事情。知っておくと踊らされないで済むかも知れません。

  Apr 22, 2005

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• 『仕組みを活用させない噂』

  前号をお読みいただいた方より、「『将軍様の国』より先に・・・ねぇ。」というご感想を沢山頂きました。彼の国の歴史的「文脈」からみると何が起こってもおかしくない状況にあります。ただ・・・残念なのが、日本国内で「反日的抗議活動」をしている方達です。中国関連施設への「暴力的行為」をしていることです。こんなコトは絶対にしちゃダメです。反日的行為です。だって中国の「イチャモンのネタ」が増えるだけですから。大使館への抗議文ぐらいなら「連日来、中国政府が右翼分子を容認し、日本人民の感情を傷つけ　た方法について、日本民衆は強烈な不満を表現、愛国主義の熱情　を示した」というこですがね。※人民日報：論説「愛国の表現方法」、理性が必要より『中国』と　『日本』を入れ替えてみました。特に物理的な破壊行為は「利敵行為」となります。これが「オウム真理教」のときのように「自作自演」なら笑っちゃうんですがね。さて、私はあれほど「忸怩」という文字が刻まれた顔を見たことがありませんでした。月曜日に記者会見に出たときのフジテレビ会長日枝さんです。そして村上社長は「無念」堀江社長は「余裕」最後に亀淵社長が「達観」なんだか全ての運命を受け入れているような亀淵さんでした。さてメディアでは誰が勝ったか？誰が得したのか？と、騒がれていますが、近視眼的に見るか俯瞰してみるかで見方は全然変わってきます。しかし、もしかしたら実は私達「庶民」は得をしているのかもというのが今回のネタです。本題にはいる前に「近視眼的」に見ると、ライブドア社は１０００億円使って４００億円程儲かったといえる結果になりました。７０日間の「抗争」期間で割ると１日当たり５億円以上です。ボロイですね。元本１０００億円に対して４０％の「金利」で、これを年間に換算すると年利２００％です。サラ金よりスゴイ金利です。しかも元本の１０００億円のうち８００億円はリーマンブラザーズからの事実上の「出資」ですから差し引き１２００億円がまるまるライブドア社に入ったということです。はてさてこの大きな小遣いでライブドア社は何を買うのでしょうか？ライブドア社の「マイクロ株主」の私としては「株主様」の為に、「自社株買い」をして欲しいと願っています。今のライブドア社の株式発行状況はちょっと「過剰」ですからね。一番損したのはやはりＴＯＢに応じた企業です。これは「金銭」だけでなく、自社の株主への説明責任が残されましたし、「根回し文化」を受け継ぐ「伝統的企業」というレッテルを貼られたことになります。だって経済合理性の全くないＴＯＢに応じる訳ですから、根回しか密約があったことを否定する方が難しいのではないでしょうか？まぁその企業達の殆どが「大スポンサー様」だったりするので、テレビなどでは絶対に取り上げないことですが、「裏」ですべてが決まっていたのなら「株式市場」の意味がありません。それに、上場廃止してから「相対取引」でやり取りすれば良かったのです。上場は続けたいしぃ～でもぉ～余りお金は掛けたくないしぃ～・・・だから・・・売って♪無理ならいいの。・・・でも、これからのお付き合いはぁ～。ウフ♪つまり、「電波」という「免許」を悪用した「不正取引」の可能性もあるということです。ま、状況証拠だけの「邪推」ですがね。そして本題です。毎週月曜日に発行している「週刊　全員勝利の方程式」でも解説しているのですが、世の中は「仕組みを作る側」が得するシステムになっております。■週刊　全員勝利の方程式http://www.mag2.com/m/0000140372.htmそして次に得をするのが「仕組みを活用する人」なのです。このことは、時間外取引を「活用」した「ホリエモン」ことライブドア社の年率２００％の利率を見れば明らかでしょう。彼を賞賛するつもりは全くありませんが、少なくともフジテレビ側より「仕組み」を知っていたと言えます。そしてあの「村上ファンド」で時の人となった村上世彰さんなんかは元通産省のお役人さんで、「Ｍ＆Ａ」の仕組み作りをしていた人です。仕組みを熟知している人は手強くて当たり前ですよね。ところが私達庶民はこの仕組みを知らずに過ごしていました。悪意ある人はこの仕組みを「マネーゲーム」といいます。しかし、「資産運用」などといわれているものの「仕組み」と今回の「ホリエモン騒動」とちょっと乱暴ですが大差はありません。また、ライブドア社に「本業はなんだ！」といいますがこれはナンセンスです。八百屋でお総菜売って、お総菜の方が儲かっていたらお総菜屋さんと呼ぶのか？という議論と同じです。それに「株はコワイ」という「定説」がありますが、そんな「コワイ」もので「資産運用」されているのはどういうことでしょうか？そういうものは専門家に・・・って専門家って誰ですか？証券会社の社員でしょうか？ファイナンシャルプランナーでしょうか？それとも占い師？私には「仕組みを活用させない噂」があまりの多いように感じます。そして一方「仕組みを活用している層」が存在しているのも事実なのです。今回の一連の「騒動」を「騒動」として捉えれば、ワイドショーと井戸端会議の範囲を超えることができません。しかし「お金を働かせる」という「仕組み」があるコトを知ったと受け取れば、私達庶民が一番の勝利者になれるのでは！・・・という書き方をすると某赤い人たちみたいで不愉快ですね。でも銀行に預けているよりお金って働き者なんですよ。そのことを私達庶民が知ったことはとても得したことでもあります。ところで、驚いたのが「全国銀行協会」の会長にみずほの前田さんがなったんですね。あのシステム障害で「引責辞任か？」と呼ばれた前田さんです。あれから３年しか経っていないんですが・・・。これが日本経済の血流を支える「銀行様」のやり方という見本ですね。■システム障害はなぜ起きたか~みずほの教訓http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4822207838「お金の働かせ方」の基礎哲学書としてオススメです。ただし「哲学書」です「技術書」ではありません。■金持ち父さん貧乏父さんhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4480863303

  Apr 20, 2005

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• 『日本が世界に誇るべき歴史的非常識』

  このあいだの土曜日に「シャル・ウィ・ダンス？」の試写会に行って来ました。あの「ハリウッドの小泉純一郎」ことリチャード・ギアさんと、ジェニファー・ロペスさんで、日本でもヒットした周防正之監督のハイウッドリメイク版として話題の映画です。・・・これは必見です。特に心を軽くしたい人にはオススメです。ラストに触れるのはマナー違反ですので言いませんが、ご夫婦や、恋人同士で見ると何倍も楽しくなる作品です。お気に入りのカットはラストシーン直前の、タキシードのギア様。詳しく伝えられないのがもどかしいのですが、「よ、待ってました！」という感じです。そこに「小泉純一郎」の影はありません。男から見ても「かっこいぃ～♪」と。そして、その後のジェニファー・ロペスの「ひまわりのような笑顔」がキュート。前日に「デブラ・ウィンガーを探して」を見ていたので、余計に問答無用に楽しい映画でした。「デブラ・ウィンガーを探して」もオモシロイですよ。ＤＶＤで見たんですが・・・こちらの面白さは私のライフワークである「人間観察」的な面白さ。ハリウッドの世界も色とよくなんだなぁと、かえって親近感を持った作品で、こちらもオススメです。■デブラ・ウィンガーを探して＜ＤＶＤ＞http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B00009XLKV ■シャル・ウィ・ダンス？周防正之監督作品＜ＤＶＤ＞http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B0007LHFYG ■シャル・ウィ・ダンス？公式ホームページhttp://www.shallwedance-movie.jp/さて、そんな脳内ダンスを楽しんでいた頃、中国では予想通りの民衆テロが政府の管理下で行われていました。今、経済界ではこの「チャイナ・リスク」でてんやわんやの大騒ぎです。この原稿を書いている午前９時３０分現在、日経平均株価は３００円近い「下げ」を記録していて、今年最大の下げ幅となるのではという悲鳴も聞こえてきています。確かに今、日本と中国は切っても切れない経済関係にあります。分かりやすいところで言うとユニクロ・イオン等の、低価格・良品質の衣類は中国無しではあり得ない話しです。また、「ガシャポン（ガチャガチャ）」の「中身」も殆どが中国製です。そして中国側としても「良品質」を作る技術や、日本の企業が中国に作る工場のお陰で「雇用」が産まれるのでありがたいのです。これ、あまりメディアでも触れずに、ましてや学校で教えてくれないのですが、「経済において一方的な恩恵はありえない」ということです。ニュースで貿易黒字や貿易赤字が騒がれます。これは輸出はお金が入ってくるので「収入」、そして輸入はお金が出ていくので「支出」と考えて、収入が多ければ黒字、支出が多ければ赤字ということです。アメリカは今、中国に対する貿易赤字が史上最高レベルだと騒がれていますが、これは裏返せばアメリカ国内の「輸入業者」は潤っているということになるのです。もちろん、「アメリカという国家レベル」では「赤字」は困りますので大騒ぎしますが、必ず陰があれば陽があるのが「経済」なのです。ここが混同しがちなのが奴隷や植民地と、先進国と後進国間の不平等取引です。そしてこれには「歴史」が深く関係しているのです。ま、日本が世界に誇ってもいい歴史的非常識といっても良いのですが。「経済」は必ず「相互」という原則があります。例えば先進国が発展途上国の「安い人件費」を使って、「搾取」している場合がよくあります。しかし、これを「搾取」されていると思う気持ちも分かりますが、「雇用を与えてくれている」という面もあるのです。これが先進国がイキナリ乗り込んできて、発展途上国の企業の従業員を強奪して、その上で安い人件費で使っているのなら「搾取」も分かりますがね。また、先進国が持ち込む技術も発展途上国には「恩恵」になる場合が少なくありません。だって、大抵の場合、その技術は発展途上国には存在しなかったものだからです。だから発展途上国の切れ者はいち早く、その技術を吸収して「自分の会社」を作ったりするのです。しかし、実際には先進国の優位性を悪用して「搾取」している取引もあるので問題になるのですが、これは「経済」と呼べる代物ではなく、「植民地」や「奴隷」の思想なのです。「植民地」や「奴隷」は相互ではなく一方通行が原則です。ご主人様や宗主国に尽くすことだけが存在意義なのです。ここで「日本が世界に誇るべき歴史的非常識」の登場です。・・・こういうこと書くとご近所の国の文字のイヤガラセメールが沢山届くのですが、語弊を怖れずにいうなら日本には「奴隷文化」がなかった、もしくは短かったということです。時代劇などで「悪代官」や「あくどい庄屋様」がでて、「搾取」している印象が強い江戸時代ですが、これは「物語」としてオモシロイのでそうなっているだけで、真実の姿とはほど遠いものです。幕府や大名といった「社長」は、家来という「社員」に給与を払ってその働きに報いました。時にはお上のワガママで「お召し上げ」という名の「搾取」が行われたこともありましたが、これには「名誉」という（納得するかどうかは別ですが）一応の対価があったものです。ここでは多少いびつであって「相互主義」が存在していたのです。しかし、奴隷には給与も名誉も与えられません。これが「植民地政策」にも表れます。つまり「植民地」からは吸い上げるだけで良く、何も与える必要がないという思想なのです。先進国の歴史には奴隷や植民地が登場しますよね。歴史には必ず「文脈」があります。これを「連続性」と呼んでもよいかもしれません。殆どの場合は繋がっていて、原因があって結果があり、その結果が新たな原因となるのです。ところが、戦後民主主義はＧＨＱによる「洗脳教育」だったことは有名ですが、この影響で日本人は世界史上希に見る「歴史の断絶」を経験したのです。これにより日本人に馴染みの薄かった「奴隷思想」が持ち込まれました。そしてそれを「非道」とする歴史的背景を持たない、「人権思想」が幅を効かせたことも私達の不幸で、更に今のお隣さんとの間でも悪影響を及ばしているのです。とにかく日本は過去に悪いことをしたんだから償わなければ。これは「逆奴隷思想」とも呼べるものです。歴史も経済も対人関係も「相互」が原則です。モチロン、非があれば謝罪して訂正しなければなりません。しかし、だからといって一方通行の主張がそのまま通ることなんて絶対にあり得ないのです。が、その「一方通行」の主張が正しくないことは世界の常識ですが、「ウソも１００万回繰り返せば真実となる」は、真理です。あえて煽りたくないので固有名詞は極力伏せましたが、彼の国での出来事を「歴史的背景」や「文脈」から眺めてみると、彼の国が今大変な危険水域にいることが見えてきます。はてさて、宗教が名乗りを上げるか、軍が名乗りをあげるか？ちなみに皮肉にもなりますが、日本の敗戦はある意味ラッキーだったかも知れません。それは「植民地政策」が「下手」なまま終わったので、日本の歴史文脈に「奴隷思想」が組み込まれませんでしたからね。・・・とはいえ、「金があれば何でもできる」と公言する思想の人が幅を効かせる風潮が定着すると・・・「経済奴隷」を作り出すかも知れません。

  Apr 18, 2005

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• 『外交上利用価値の高いニュース』

  モーニング娘。の矢口真理さんが「卒業」ならぬ「自主退学」するそうです。これは多分「おにゃん子」以降だと思うのですが、番組を降板したり集団から脱退することを「卒業」と言われております。しかし、今回の矢口さんのケースは、自ら申し出たということなので「自主退学」ということです。そして今までテレビ番組で「モーニング娘。を卒業した○○さん」という紹介がされていましたが、矢口さんの場合は「モーニング娘。を中退した矢口さん」と、なるのでしょうか。さて、先日「ワンクリック詐欺」が捕まり大きなニュースになっていました。昨年、このメルマガでも取り上げましたが、本当にお気をつけください。そんなわけで昨年の１１月に掲載したものを再掲載します。∇再掲載開始＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝クリックしただけで契約は成立しません。一般論として。最近、エロ系から、友人を装ったメールでリンクが貼られており、クリックすると「登録」扱いになり、３日以内に振り込まないと大変なことになるという「警告」メールがくるといった被害が増えております。自分から「契約」の意志を明示しない限り「契約」は成立していないというのが最近の解釈なので、うっかり「クリック」は「契約」とは別のモノですので、「警告」メールが来ても無視して下さい。最近の悪質な例としては「ＩＰアドレス」「パソコン識別番号」「メールアドレス」を表示して、さも「個人情報」を掴まれたと思わせるモノです。一般的に「ＩＰアドレス」から個人の住所が分かることがありませんし、「パソコン識別番号」もどんなメーカーの何という機械かが分かる程度のモノです。そしてメールアドレスが表示されるのは個人情報が漏れたのではありません。あなたの所に送られてきた段階で分かっているメールアドレスを、リンクに「暗号化」して送っているだけなのです。ですのでもしうっかりクリックして「警告」がきた場合は、基本的には無視して下さい。裁判所から書面が届くという「最新」のものもありますが、その場合はちゃんと裁判所の封筒を使ったり、割り印を押したりと、様式に則った形でくるそうです。そして困ったらスグにこちらへ。■全国消費者センターhttp://www.kokusen.go.jp/map/index.html■電子商取引推進協議会http://www.ecom.or.jp/∇再掲載終了＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝また、この「アクセス情報」を確認できるサイトがあるので、是非一度試してみてください。■確認くんhttp://www.ugtop.com/spill.shtml「マスコミでは言えないこと」は無断転載推奨マガジンですので、お知り合いにも教えてあげてください。犯人はこの半年で荒稼ぎしたんですね。でも、この手の犯罪は本当に「カンタン」にできますし、抜け道があるのでこれからもっと増えていくと見ています。「抜け道」とは「相手が勝手に振り込んだ」と言われれば、立証が難しいと言うところです。そして、その「振り込んだ人」は殆どの場合が出会い系やエロ系ですので、人に言ったり相談したりすることが「恥ずかしい」のです。結果、被害者が名乗り出ない限り「被害」が産まれませんので、いつまでもこの犯罪が野放しになっているのです。「電話帳広告詐欺」といった「古典」の手法を、現代風にアレンジして更に「心理学」を加味した悪質なものですが、以前にある人から聞いたプロ詐欺師の話しをご紹介します。このプロ詐欺師は「電話帳広告詐欺」で、電話帳に広告を掲載した企業に「請求書」を送りつけ振り込ませるというモノなんですが、詐欺師曰く「世の中には親切な人が多くてね。請求書をだすと振り込んでくれ　る人がいるんですよ。脅迫？そんなことはしませんよ。私達はヤ　クザじゃぁないんですから（笑）。」・・・気をつけましょうね。今週末の中国は本当に注目です。と、いうのは中国政府は「暴力デモ」への警戒感から規制へと動いていますが、これが止められない場合、中国が国民をコントロールできないことが「国民にバレル」からです。実際、中国では農村部などで「国への抗議」が相次いでいます。しかし、貧しく力もないので中国政府は「力」でねじ伏せているのです。そしてこのことは中国国内では報道されていません。もし仮に都市部でコントロールできない「暴力デモ」が、同時多発的に起こった場合が中国は危機的状況を迎えるからです。ただ週末に中国に行く方は本当に気をつけてくださいね。中国人に殴られた日本人留学生の話では、お店に入った瞬間に「オマエは日本人か？韓国人か？」と訊ねられて、日本人と話した瞬間にビール瓶で殴られたといいます。そして、助けにきたはずの「警察官」は日本人が殴られているのをしばらく止めなかったそうです。また事情聴取の時も「一人に殴られた」と「ウソの証言」をするように促されたと言います。コワイですね。さて、中国政府が規制に乗りだしたのは「外圧」が理由です。日本国内の細切れの報道を見ていると「強気な中国」の印象が強くなりますが、中国は様々な問題を抱えており、国際世論を敵に回したくないのが本音なのです。例えば・人民元・繊維摩擦・コピー商品などで、最後に北京オリンピックを抱えています。だからここは「歴史問題」という「二国間問題」に引きずり込みたいのです。二国間問題なら他国が口を挟む問題ではありませんからね。さて、本日号は本当は「アメリカの援護射撃」をテーマに予定していましたが、不思議なことが起こったので急遽変更しました。偽ブランド品問題で米が中国に抗議というニュースが１３日に流れました。Ｔシャツを引き裂くというパフォーマンス付きのニュース映像でしたので、覚えている方も多いのではないでしょうか？私はこのニュースをアメリカにとっても有利な「援護射撃」だと見ていたのですが、不思議なことにこのニュースが新聞に載っていないのです。今、中国といったら「旬」です。そして、インターネットのニュースサイトを見て回りましたが、全く見つかりません。唯一見つかったＴＢＳのニュースサイトも削除されておりました。・・・外交上利用価値の高いニュースなんですがね。偽ブランドに鈍感→知的財産意識が薄い→文化レベルが低いだから、デモで暴力事件が起きた。そしてそのことを政府が黙認している。と、中国ではなく海外にアピールするにはもってこいなのです。もちろん「コジツケ」ですよ。でも「印象操作」というのはそういうものなのです。が、・・・・本当に２時間ほど朝から探したんですが見つかりませんでした。唯一見つけたのがグーグルのキャッシュだけです。グーグルで「アメリカ商務省次官」で探して見てください。http://www.google.co.jpはて、さて。ジャーナリスト様にとってはそんなに重要でないニュースだったんでしょうか？不思議です。

  Apr 15, 2005

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• 『最初に石を投げたのは誰？』

  中国の・・・。もうおなか一杯ですか？この飽きっぽさも日本人ぽくって好きなんですが・・・世界では・・・特に国と国とのお付き合いでは通用しないんですよね。言うべきコトは言わないと相手から信頼されなくなりますし、「声の大きい人が勝つ」も真実なんです。また、「沈黙は金」という言葉もありますが、交渉術においての沈黙は自分が有利な状況にあるか、次の一手のための布石として使う「技術」であって、「道徳」や「たしなみ」ではないのです。とはいえ、この飽きっぽさは悪い面ばかりではありません。「世界で一番難しい消費者」と言われる日本の消費者に鍛えられた小売りのノウハウは世界に誇るべきものです。それも日本人の飽きっぽさが理由です。いわゆる外資系のスーパーは軒並み撤退か縮小を余儀なくされていますが、その「世界制覇」したスーパーの多くは「エブリデーロープライス（毎日安いよ♪）」を戦略の軸としています。つまり、ウチに来ればいつでも安いよ。ということです。アメリカの勝ち組「ウォルマート」は西友を買収して、この戦略で乗り込んできました。「チィラスィ？ナンセンスでぇーす。　　アッメーリカでわぁ、毎日やすぅいですぅ！」ゴメンナサイね。昭和のアメリカ人で。しかし、このエブリデーロースマイルに自信を持っていて、開始した、ウォルマート西友は・・・と、いうと今ではチラシを配布しております。結局、「日替わり品」や「特売」に慣れた日本人には向かないやり方だったということです。・・・と、括ると普通すぎますね。でもこれは「慣れ」だけの問題ではありません。確かに主婦の夕食の買い物（と、括るのはイヤなのですが一般論で）等は、習慣性の部分もありますが、もっと良い店が近所にオープンしたらどうなるでしょうか？その習慣はアッというまに変わります。ウォルマート西友も先日撤退を表明した、世界第２位の小売屋さんカルフールもその「良い店」でなかったということなのです。そして、その「良い店」の基準は決して「価格」だけではないのです。日本のチラシの「特売」や「日替わり」をイコールで「安売り」と解釈することでこの誤解が生まれます。違うんですね。モチロン「底値漁り」と呼ばれるように「底値」しか買わないお客さんもいますし、その方にとっては「価格」だけが価値になります。しかし、「底値ウォッチャー」なる主婦が番組に出て特集されて久しいですが、いったいどれくらいの底値ウォッチャーが増えたでしょうか？これは私の実感ですが、余り増えていません。その根拠は難しいところでを例にすれば「消費者物価指数」や「小売業の業績発表」などでも分かります。だって本当に「底値」で買うお客さんだけになれば企業は倒産するか極端に業績が落ち込みますから。それに「実感」としたのは、私自身がほぼ毎日近所のスーパーに足を運んでいるからです。そこでは相変わらず「ついで買い」が横行し、だらだらと「お得そうな商品」を探す光景が見られます。「底値」という確固たる根拠ではなく何となくなんです。これは男の視点から見ると分かりづらいでしょう。だからテレビの企画なんかだと「安値」とか「底値」といった、数量化により分かりやすい基準で分析したがるのです。でも女性視点に立つともっとシンプルでカンタンです。それは男は相対評価を重視して、女性は（内なる）絶対評価が大切だからです。人は特別扱いが好きで、女性はとりわけ大好きです。そして女性にとって「日替わり」や「特売」は単なる「値引き」ではなく「もてなし」で、その「もてなしの招待状」が「チラシ」なのです。それでは「もてなし」とは何かというと「特別扱い」のことなんです。つまり、良い店というのは価格だけでなく「特別扱い」してくれるお店だということなのです。その日だけの特別な商品、その日だけは特別な価格であなたに。ということなのです。皮肉な話しで「エブリデーロープライス」戦略が軒並みコケているのを尻目に東京の銀座や原宿では「高級ブランド」が大盛況なのはそこでは「特別な自分」になれるからです。・・・とはいえ、その「もてなしの招待状」を作る側の多くが、「男視点」で作りますので、「他店より安く」「前回より安く」「とにかく安く」と、「分かりやすい基準」を置きたがりますのでクビを絞めたりするのです。この「特別扱いの技術」は日本が誇るべきお家芸です。だからこそこんな時こそ中国と韓国に「特別扱いの技術」をフル動員して「時間稼ぎ」をしつつ、「飛べ！外交官！君たちの高級の理由を今証明するんだ！」と、世界中の国で「同時多発的外交活動」を展開しなければならないのです。それは各地のメディアも巻き込んだ、派手で分かりやすいかたちでなければなりません。そこは日本ではないのですから「謙虚は罪」なのです。例えば敵の敵は味方という言葉があります。明確な日本批判を表明した国の敵は味方になる可能性が高いのです。だから日本人感覚から馴染まなくても、「露骨」で派手な外交を展開すればめざとい国は協力を惜しまなくなります。例えば「領土問題」でいえば、中国は隣接する殆どの国と揉めていますし、逆に言えば「隣国は仲が悪い」というのは国際常識です。そして、国内と海外で２人分・・・場合によっては国ごとの「人格」を使い分ける必要があるので外交官は高給取りなのです。だって２人雇うよりリーズナブルでしょ。・・・今日現在、これはイヤミですがね。さて、本題。というよりは妄想です。タワゴトです。聞き流してください。この中国の反日運動で誰が得するんでしょうか？国内でこれだけの「暴動」が起こることは中国政府にとって大変危険なことです。例えば日本企業の「焼き討ち」なんてなった日には、中国に投資している企業は「カントリーリスク」として撤退を検討するでしょう。そうなれば急膨張した脆弱な基盤の中国経済はピンチとなります。私は「教科書問題」というマッチに「尖閣諸島」と「海底ガス田」というオイルを注いで、最終的に「ＯＤＡ削減延期」を引き出すのが中国政府の本音だったと見ております。だからあくまで「政治取引」に持ち込みたかったのでは？と。だって日中間の「政治取引」って・・・ねぇ。中国政府からすれば楽勝の見通しがあったはずです。ところが「コントロールできない暴動」が起こりつつあります。しかし、こうして「対日」をアピールして更に中国国内が「混乱」して、あまつさえ日中間で「戦争状態」になったときに・・・。将軍様の株価はストップ高となります。「核」を持っている「反日」の国。親分中国が動けば、こちらの親分アメリカも・・・。しかし、子分同士の戦いで済むなら・・・・と色々な「思惑買い」が起こるのでは？ということです。※「思惑買い」：実態ではなく予想や妄想、噂で株が買われること。　　　　　　　　総じて株価が上がる。そうなるとあのデモ行進で「最初に石を投げたのは誰？」と、知りたいものです。ま、あくまで私の妄想ですがね。

  Apr 13, 2005

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• 『日本のチャンスがやってきてる！』

  突き指は一進一退を繰り返し、今は７分ぐらいまで回復してきました。・・・ところが。本日からだがバキバキ言っております。あ、申し遅れましたが、前号の交通事故に励ましのお言葉本当にありがとうございました。本当に身体にはなんの影響もありませんが、ご心配いただくメールにかえって申し訳なくなってしまいました。本当にありがとうございました。逆に今まで以上に「安全運転」をするようになったので、「良し」と考えるようにしております。さて、西友さんから「返事」が来ましたので、それは編集後記で。バキバキの理由は昨日、花見のついでに甥と姪とその友達達と遊んだ為の筋肉痛です。縄跳び、缶蹴りなどなど。私は子供と遊ぶときは絶対に手抜きをしません。本気で走り、飛び、頭を使い、そして翌日はいつも身体がバラバラになっておりますが、このことは子供達には絶対にヒミツです。・・・もちろん、突き指なんてなかったこととして遊んでおりましたよ。しかし、近頃の子供って大人と遊びたがるんですが、これはウチの甥や姪とその友達だけでしょうか？私は子供の時大人となんか遊びたくなかったもんです。だって大人の代表である私の父は、子供との遊びで絶対に手を抜きませんでした。それに本人は手加減をしているつもりでも、手加減になっていない場合が多く、たまぁ～に、私が勝ちそうになると「ムキ」になって「大人の本気」で叩きつぶされたものです。そんなわけで大人と遊ぶのはあまり好きではなかったので、甥や姪を見ていると不思議な気持ちになります。好かれているので嫌な気持ちにはなりませんがね。バキバキ。さて、中国での「反日デモ」ですが、私はこれまで抗議行動での「笑顔溢れるデモ行進」は見たことがありませんでした。これは面白がって「ブーム」にのっかっているダケの参加者が多いのが特徴なんでしょうが・・・。「大人の日本人」としては冷静に対応するべきだという「モットモ論」がメディアの主流を占めておりますが、「外交ナンバー」の公用車を傷つけたり、大使館に「攻め込む」行為はイコール戦争になってもおかしくないということを私達は知っておく必要があります。そして同時に中国人の特徴として、「自分たちが作りだした怒りを理由に相手に怒りをぶつける」というものがあります。マッチポンプならぬマッチアンドオイルといったところでしょうか。これは良い悪いではなく気質や特性の問題です。そして日本人の特徴として「様子を見る」ことが大好きです。だから、相手がボヤにオイルを注いでいるときにでも「とりあえず、様子を見よう」となります。そして燃え広がってから日本人が慌てていると「小日本が止めないから燃え広がった！どうしてくれる！」と。イチャモンをつけます。論理や論点をすり替えても、自説を曲げないよう交渉することも外交の一つの方法です。そういう意味では日本人的な感覚からおかしいなと思うことでも、国際社会では通用してしまうことも多いのです。だから、ニッポンは断固抗議しなければなりません。そしてその上で、「近隣諸国に友情が感じられないのなら・・・持っちゃうかもよ♪」と・・・重要なのは「何を持つか」というカードは伏せたままにしておくことです。でも、持っちゃうかもしれないよ。と、同時にヨーロッパをはじめとした国際社会にこの「蛮行」をアピールすることも重要です。果たしてこんな「蛮行」を許す国でオリンピックが開けるのか？と。昨日の超一流報道番組（笑）「サンデージャポン（ＴＢＳ）」に、在日三世の「人権」方がご出演されており、教科書問題についてと京都のロリコン強姦魔についてオモシロイコメントをされていました。教科書については、なんでも日本の教科書検定に近隣諸国条項があるので、文句を言って当然だというもの。■近隣諸国条項について語る赤い党のページhttp://www.jcp.or.jp/faq_box/001/11-12-12.html・・・これは余所の国の自主規制を盾に、文句を言ってるわけです。国内の赤い党のように、日本人が日本国内で日本のルールを盾にとって文句をいうのは当然の権利です。しかし、外国の方が日本のルールを盾に文句を言うのは筋違いです。国際法上どうこうという小難しい話しはさておきこういうことです。鈴木さんのお宅ではご近所に配慮して自分の家の庭に派手な飾り付けはやめようと家族会議で決めました。しかし、鈴木さんのお子さんが大きくなり、クリスマスの飾り付けをしたいと言いだしました。そこで鈴木さんは、まぁオマエの部屋だけなら・・・と、全部ではなく子供部屋だけ、自分たちで自主的にやるならと認めてあげました。そこに、「ピンポーン！ピンポーン！ピンポーン！」けたたましくインターホンが鳴ります。玄関にでてみるとお隣の金子さんが「おい！飾り付けしないと言っていたじゃないか！」と、怒鳴り込んできたのです。・・・と、ザックリ言うとこんな感じです。もちろん、過去のいきさつなどがありますので一口には言えませんが、近隣諸国条項を盾にした論理はこうなると言うことです。論理や論点をすり替えても、自説を曲げない手法です。あれ？どこかで聞いたことが・・・。そしてもう一つ。ロリコン強姦魔神父について。まだ「容疑者」なんで断定しちゃいけないんでしょうが、まぁよくもこれだけグロテスクな事件を仮にも宗教をやっている人ができたなというのが私の感想です。そしてこの報道でコメントを求められた在日三世の方は、事件を語るのではなく「こういう事件が起こると出自を明らかにするのには意図を感じる」と、報道批判を開始します。この「容疑者」は在日で、名前はパウロ＝永田こと、永田保こと本名、金保なのですが、「私ら『関西の方』では『みんな』、『永田永田』と呼んでいる」のに、掴まると「金」はオカシイと、そこに「意図（多分差別言いたいのでしょうが）」を感じるというのです。本当に「関西の方の皆さん」が知っているほどの『永田』は有名人だったのでしょうか？でも犯罪者の出自を明らかにするのは当たり前のことです。日本人でも犯罪を犯せば、「晒され」ます。報道によっては○○区○○町○と、ほぼ住所を特定するものまであります。それに「通り名」で「犯罪」を犯した場合、「通り名」が通用するのなら犯罪者は事前に「犯罪ネーム」を用意しておけば、良いと言うことになります。「麻原彰晃」か、「松本智津男」と同じことを人権問題にされても困ってしまいます。犯罪のグロテスクさに目を背けさせるために、人権問題に結びつけようというＯＪシンプソンも真っ青な論理展開です。論理や論点をすり替え、自分たちに有利に持っていこうとする手法です。・・・あ、そうか！って、白々しいですが、中国と韓国、そしてモチロン北朝鮮はこういったゲームの戦い方が非常に上手いのです。私達の国のお役人様はお勉強は出きるかも知れませんが、このゲームがとても苦手です。私自身は中国や韓国のデモ行進を見るたびに「あ、日本のチャンスがやってきてる！」と見ています。相手の失点でも得点は得点。感情論は知りませんが、国際常識で考えれば分かることです。こんなに美味しい材料はありません。でも、美味しい素材もコックが素人・・・どころか下手くそだと折角の素材を台無しにしちゃうんですよね。

  Apr 11, 2005

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• 『「あいつが誘導したから」は通用しません。』

  ローカルネタでスイマセン＆本日は春の交通安全特別号。一昨日、竹の塚駅西口前の「エミエール」がオープンしました。ので、前号を発行後、物見遊山で行ってきました。私が企画・管理している「足立生活どっとこむ」への記事掲載の取材も兼ねて・・・と、ミーハー心からですが・・・そこで。事故にあってしまいました。とはいっても怪我もなく、物損だけで済んだので不幸中の幸いなんですが、精神的なショックと時間を奪われるのはたまりませんね。このエミエールの一階にはスーパーの西友が入っており、その西友への搬入業者のトラックにぶつけられたのです。搬入口は線路沿いの公道に面した一方通行にあり、そこに一台のトラックが停車していました。ハザードもウィンカーもだしていなかったので、「オープン直後だから入れさせてもらえないのかな？」と、停車するトラックの右側をゆっくりと抜けようとすると、トラックが突然動き出しました。慌ててブレーキを踏んで、クラクションを鳴らします。下手に動くよりは良いと判断したからです。トラックの目の前にはトラックを誘導している警備員がおります。一瞬、トラックが停車したので「あぁ気がついた」と思った刹那トラックの車体がこちらに迫ってきます。なんとトラックが左折を始めたのです。クルマには内輪差と外輪差という、巻き込む部分とせり出す分があり、トラックのように大きな車体になるとそのせり出す部分は結構な大きさになります。その車体が私の車に迫ってくるのです。クラクションを鳴らし続けます。警備員は左折を誘導し続けます。メキメキ。最初の犠牲者はドアミラーでした。ドアミラーはそれ以上曲がりようがない所まで、曲がったところで、トラックの車体の標的はボディーに移りました。メキ。クラクションを鳴らし続けている車内にも不気味に響き渡ります。ちなみに助手席には取材助手の我が社の専務（奥さん）が乗っています。専務の顔はリングで貞子がテレビからセリ出てくるシーンを見たときのようにひきつっています。「幸い」にもトラックは人を傷つけることなく、私のリコール対象だった愛車「ミニカトッポ」だけを傷つけて離れていきました。もちろん、クラクションは鳴りっぱなしです。でも、誰も近づいてきません。納品口には沢山の西友関係者がいましたが誰一人近づきません。トラックは納品口にクルマを寄せるために切り返しを繰り返します。警備員は右だ左だと指示をしています。仕方がないのでクラクションを鳴らすのを止め、クルマを降りて、詰め寄ります。「おい！クルマぶつけられたんだよ！」と、警備員に伝えると「トラック入れるまで待ってて！」と、厄介払いのようにその場から離れるように追い払われます。・・・なんて職務に忠実な警備員ざんしょ。「ぶつけられたんだよ！」と、アピールしましたが、シカトです。クルマの助手席にはまだひきつったままの専務が乗っています。その後も切り返しを繰り返して「停車」したのは３分後。その間私は警察へ１１０通報して、マヌケにもトラックが停車するのを眺めているだけしかできません。１１０番通報から警官が到着するまで１５分かかりました。徒歩３分の所に交番があるのに１５分です。物損の場合は到着が遅い場合が多いのですがそれにしてもかかりすぎです。ただ、これもタイミングが悪いというか事故現場は先日の悲しい踏切事故が起こったすぐ側なんです。そして、どうやら警官は踏切事故があった線路の反対側にすっ飛んでいったらしいのです。多分１１０番の担当者が「踏切事故があった現場」っていったんでしょうね。踏切を自転車のお巡りさんが必死にペダルをこいでやってきた直後に、踏切を渡らずに、もう一人お巡りさんがやってきました。そしてボソボソと「反対側だったんだ。」と同僚とやり取りしています。２人がかりの事情聴取が終わったのが事故からだいたい１時間後、それからいつも利用している自動車修理工場へ行き、見積もりをしてもらいそれが終わったのが事故から２時間後です。やれやれ２時間もの時間の無駄遣いです。と、思ったらこれで終わりません。翌日。トラックドライバーが加入していた保険会社「損保ジャパン」より「確認」の電話が。どうやらドライバー主張と違うようです。状況を説明します。しかし、損保ジャパンも状況を「確認」するのが仕事です。「トラックが動き出したとき前に進んだり、バックする時間は？」・・・できるかっちゅうの。そりゃあね。「後」になれば何でもできますよ。事故のその瞬間にジャッキーチェンのカーアクションのように、一気にすり抜けるだとか、火を噴きながらバックをするなんてできると思います？これは損保ジャパンの担当者に言った原文です。人の神経を逆なでにする質問が続きますが、損保ジャパンも仕事です。むかつきましたが仕方がありません。ただ、３度も繰り返し電話が電話があったので、「○○さん、ハッキリ言いますね。事故が起こったときにクラクシ　ョンを鳴らし続けて、事故後やってきた西友の関係者も含めて、　全員がクラクションの音を聞いていたんです。　但し、トラックを運転していた■■さんと警備員以外はね。　そこを、■■さんに確認してみてください。」電話の時間は延べにすると約１時間ほど。結局二日間で３時間を無駄にして、この後、また修理工場に持ち込み、引き取りと考えるとまだまだ無駄な時間が費やされていきます。やれやれ。ただ、運転をしている以上、貰い事故だとしても応分の責任が発生します。それは保険云々では図りきれない責任のことです。今回の事で言えば「精神的ショック」は、まぁ請求しようと思えばできないこともないでしょうが、そこに携わる労力は私にはありませんので、この分はまるまる私と専務の負担となります。春の交通安全週間の「初日」の事故でした。これはきっと「気をつけようね♪」という何かのメッセージと前向きに受け取ることにしました。東京ではこの週末花見がブームになりますが、クルマの運転とクルマには気をつけましょうね。という特別号でした。ちなみに、クラクションが聞こえずに私の車が見えなかった西友の警備員（交通誘導員）ですが、彼らに法的な処罰を求めるのは難しいでしょうね。だって一般道での交通整理で「間違い」によって事故が起きた場合でも、事故の責任はあくまで「ドライバー」のものです。「あいつが誘導したから」は通用しません。これもドライバーの応分の責任なのです。とはいえ「企業には社会的責任」があります。ので、雇い主である西友のホームページより「意見」をしました。「返答希望」で。この「返答」は次号発行までに届いていれば必ずご紹介します。

  Apr 7, 2005

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• 『仲間内でそんな話しがでたことがない』

  ローカルネタでスイマセン。本日、竹の塚駅西口前の「エミエール」がオープンします。あの、悲劇的な踏切事故のあったすぐ側の再開発タワーなんですが、これがゼンゼンいけてないのです。イマドキ駅徒歩１分の好立地に立ったこのタワーですが、なんの魅力もないのです。一階にスーパーの西友ができ、よこっちょに再開発に伴って立ち退きしたお店が出店しているぐらいで何もないのです。そして２回には徒歩２分ぐらいのところにあった保健所がわざわざお引越してきました。まぁ唯一便利かも知れないのが、「駅前の休日診療所」・・・う～ん。確かに駅前に診療所があれば便利でしょうが、病人が電車に乗ってやってくるんでしょうか？マイカー保有率の高い足立区ですから・・・ね。そしてこのタワーの上階は、高コスト体質の公団の住宅施設になっております。これは秀逸ですね。駅徒歩一分の好立地の住宅ですから最高の物件です。でも。竹の塚駅は一昨年の改装で駅舎内に「ツタヤ」が入りましたから、「ツタヤ」でレンタルビデオを借りて、「西友」で買い物して、そのままエレベータに乗って自宅へ。こんな「経済波及効果」の見込めない再開発はちょっと聞いたことがありません。娯楽施設がなんにも入ってませんから、「一般客」が行けるとしたら「西友」だけです。地元が殆ど得をしない再開発。やれやれ。でも足立区には結構多いのですよ。・・・それでも「あいらぶ足立区」公言していきます。自分が住んでいる場所を愛せないのは悲しいですからね。さて、そんな自分の住んでいる場所を憎んで嫌うような教科書が多い我が国ニッポンですが、今日は教科書ではなくそれを教える「教員」について。実は今が日本の教育を変える大チャンスなのです。私が無料提供しているネット特製レポート■超リアル版人生ゲーム攻略法（無料・特製レポート）http://www.as-mode.com/freereport/index200.htmlで、触れているようにこれから団塊の世代がごっそりとリタイアしていきます。そしてその「税の担い手」が抜けた分だけ、一人平均の税負担が増えて「大増税時代」がやってくるというのが一つのテーマなんですが、同時に社会人口の構成比が一気に入れ替わるので、大きなチャンスもやってきます。その時に必要な「発想」を身につけようねと結ぶわけですが、このレポートのベースとなった高校生向けのぷちセミナーで一緒になった先生との会話。「先生も大変ですね。」『まぁどんな仕事もそうなんでしょうがね。』「これから少子化で、先生の数も減らされるんですか？」『いやいや、それが団塊世代が抜けるんで足りなくなるんですよ。　だから、私達の世代は安泰なんです。ハッハッハ。』絶句しましたね。確かに「教師不足」がだんだんと鮮明になってきました。団塊世代の先生が退職していくのに対して、教師の数が足りないというのが大雑把な理由です。そしてそれに呼応して「現役」の先生は「安泰」という意識が広まっているというのです。さて、問題です。危機意識と競争のない社会は楽園でしょうか？それとも？この先生は東京都の高校教師ですので、地域性や特製もあるので、全体の意見とはいいません。しかし、「生の声」ではあります。良い悪いではなく先生を生業としている方の「本音」なのです。子供の学力低下が叫ばれています。「ゆとり」教育の見直し論が幅を利かせています。学習指導要領が右往左往して、教科書検定も漏れが多いのですが、実は今一番見直さなければならないのは「先生」の「あり方」についてなんです。それはもの凄い根本議論になりますが「先生の仕事は？」のことなのです。先生は教科書の内容を学習指導要領に沿って教えるのが仕事なのか一昔前なら「しつけ」に属する部分までが範疇なのか、社会生活の基本を教える職業なのかということです。建前論的に、今の公立学校の先生にはこの全てが求められています。「人の話はちゃんと聞く」という「しつけ」の部分までを、先生の仕事と言うことです。・・・ちょっと無理ですよ。実際。成熟した産業では作業は細分化していきます。伝統工芸の世界では「職人」という「エキスパート」が、それぞれの分野を誇りを持って担当します。「教育」は立派な「産業」です。ならばそろそろ公教育の分野でも一人の「教師」になんでも任せるのは「卒業」する時期ではないでしょうか？「担任」に向いている先生もいれば、「算数」の教え方に定評のある先生もいるでしょう。集団を指揮するのが得意な人もいれば、個人の悩みを聞き出す名手もいます。そういった「分業制」に移行する大チャンスが「団塊の世代大量退職」なんです。それというのも「雇用契約」というのは一旦契約すると、労働者に不利な変更はできにくいようになっています。まぁこれは民間企業では建前論過ぎて、鼻で笑ってしまいますが、これがどうどうと通じる世界が・・・はい、公務員様の世界です。そして、公教育の先生も公務員様です。つまり、一旦雇ってしまうと条件を変えにくいのです。だからこそ「新規採用」が見込まれる今こそ教育改革のチャンスなのです。例えば「担任教師資格」を導入して月に一回の「研修」を義務づけ、有資格者のみを公務員として、今の教員免許相当を「教科担任」として「授業」しかできないように制限して、同時に「講師」のような「契約更新制」にするというのはいかがでしょうか？勉強を教えてテストの点を取るだけなら、塾の講師で充分です。しかし、公教育にはもっと大切な「それ以外」があります。その「それ以外」を、大学を出たての坊ちゃん嬢ちゃんが教えるのには無理があるということに自分が３０過ぎて気づきました。だから、「教科担任」で経験を積んでからでないと、「担任」になれないという仕組みです。まして、これから子供が減っていきます。単純に「公務員」を増やすのはとても危険です。「公務員」採用を抑制して、一方優秀な先生は厚遇を与える。いかがでしょうか？・・・前述の先生にこの話をしたところ、「今まで、仲間（先生）内でそんな話しがでたことがない・・・」と、絶句していました。そして、「恥ずかしい話し、今のままがずっと続くと思っている教師が多い　かも知れない・・・」と。教科書問題も大切ですが、それを教える人はもっと大切です。そして、今、そのチャンスが目の前にあるのです。

  Apr 6, 2005

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• 『神の作りたもう聖なるハコ』

  先週は年度末と月末のダブルパンチに加えて、ＦＡＸマガジンのバックナンバーと、メルマガ版発行システムを作りに追われておりました。まだまだ「完成」には至っていないのですが、とりあえずこのあいだの土曜日には「暫定システム」で「メルマガ発刊」ができホッとしております。■ＦＡＸマガジンバックナンバーhttp://www.as-mode.com/faxmagazine/index.html基本的にはＩＴを活用して欲しいという思いから始めた「マガジン」なのですが、・・・まぁご多分に漏れずこちらも「脱線」ばかりしております。さて、本日は４月４日。一説によると「おかま（おなべ）の日」だそうです。３月３日＝桃の節句＝女の子の日。５月５日＝端午の節句＝男のこの日。・・・その間の４月４日で、「おかまの日」とのことです。いいですね。好きです。こういうシンプルで小粋な発想は。ところで、ジェンダーフリーを提唱する人たちの間では、この３月３日の桃の節句や、５月５日の端午の節句を否定すると聞きました。それはそれぞれの「節句」が、「性」を束縛するからだというものらしいのですが・・・私はこの国から「らしさ」がなくなったことが、この国のイビツな構造と、歪んだ犯罪を多くしたと見ております。「らしさ」というのは一つの規範であり、理想型のことです。ですから男らしさや女らしさが違和感なく語られた時代でも、実はそれほど多くはいなかったのです。だって、本当に「男らしい男」や「女らしい女」ばかりが、巷に溢れていればそれはことさら言葉にすることもなく、当たり前の風景になっているものです。とはいえ、ことさら多くなかったであろう「らしさ」が、一つの「お手本」であったことは見逃せません。なぜなら、物事には必ず「お手本」が必要で、それに沿うことにより「社会」というのは成立しているからです。だって誰もが好き勝手やっていたら・・・どうなります？・・・と、ちょっと悲しいのが今の日本は・・誰もが・・・ねぇ？「らしさ」でいうと、昨日大河ドラマ「義経」を見ました。大河ドラマはあまり見ないのですが「義経」は私が初めて、好きになった「実在ヒーロー」なので、ついつい見てしまいます。武蔵坊弁慶役の「マツケン」こと松平健さんですが、やはりサンバを踊っているより、芝居をしている松平さんの方が格好良くて、「らしい」と唸っておりました。ところで、「マツケンサンバ」の「東京ドーム公演」で、ちびっ子ダンサーが話題になりましたが、あの子供って実はマツケンさんのダンスを見て振り付けを覚えたのではなく、マツケンのパクリをしているＳＭＡＰの香取慎吾さんの「カツケン」を真似したものだそうです。でも、「カツケン」を演じているスマップスマップは、月曜日の夜１０時からの放送です。ちびっ子くんの年齢は３才。きっとビデオで「録画」したものを「再生」して見ているのでしょうが、もし「オンタイム」で見ているのであれば・・・。夜型が子供の発育に重大な影響を与えることが、科学的に次々と立証されています。３歳児なら夜８時には寝るのが子供「らしい」と思うのは、昭和の発想なのでしょうか？深夜のコンビニ、居酒屋で子供達の元気な声が聞こえる、寂しさと悲しさがこみ上げてくるのでした。さて、本題。いよいよ「決着か？」という郵政民営化です。朝から大爆笑です。「新会社のコンピュータシステムの構築が間に合わない場合は　民営化の時期を最長半年間は猶予する」というもの。平たく言うと、０７年４月の民営化の時にコンピュータシステムができていなければ、半年間は民営化はしませんよ。とのことです。さて、問題です。今はネットワークになっていないのでしょうか？・・・日本全国津々浦々にまたがる「郵便ネットワーク」に、日本最大の「貯金」を持っている「ゆうちょ」は、いまだにそろばんと手書き伝票で処理しているというのでしょうか？違います。それでは「仮」に、ゼロから新システムを作り上げたとします。そんなシステム開発は「郵政公社」にできっこありませんから、外部発注となります。さて、「受託」した業者は「ゼロ」から作るでしょうか？違います。自社開発か、ライセンスを持っている「類似商品」をベースにするのです。契約案件によってはゼロから作ることもあるでしょうが、郵政公社がやっている仕事で、「民間がやっていないこと」はありません。・・・特権によるものは除きますが。ならば、既にその分野で「実績のある会社」へ発注すれば良いだけの話しなのです。それにコンピュータシステムは常に「納期」との戦いでもありますが、この「納期」で「最大半年間、伸びても良いよ♪」なんて「夢のような契約」を見たことも聞いたこともありません。どうしても、仕方なく、やむを得ず・・・納期が延びることはあります。しかし、その場合、某かのペナルティが発生します。一番分かりやすい例では、納期延長分はタダ働きというものです。ここは余り知られていないのですが、コンピュータシステムの見積もりというのは道路工事の土方仕事に似ております。つまり、一つの仕事を完成させるのに「何人で何日間かかるのか？」がベースとなるのです。それに必要な機材や、場所などが加算されて見積もられます。１００ｍの道路を舗装するときに、一人当たり一日１ｍ舗装できるとします。この場合、一人を現場に派遣したら１００日かかって舗装ができあがります。１０人を派遣すれば１０日で、１００人派遣すると１日というコトになるのです。もちろん、１００人派遣しても１日では無理ですが、この計算が、ベースになって「最適解」を探すのが「見積もり」なのです。そして「納期延長分」が「ただ働き」になったらどうなるでしょうか？郵政民営化の場合、２００７年４月が一応の納期で、それから半年延長がおこりえるわけですから、そうするとイマスグ初めても、納期まで２年です。そしてそれから６ヶ月間の「延長」があるわけですから、最大、２５％の「ただ働き」があるかもというのです。つまり、２年間で２０００万円の仕事だったとして、その後、半年間延長された場合、半年分の５００万円がただ働きとなるのです。２割３割当たり前の、ヨドバシカメラじゃぁないんですから、総予算から２５％もただ働きでは成り立つわけがありません。それではどうなるか？方法は２通りです。１：延長分は日当計算にて追加見積もり。２：延長分を最初から込みで「見積もり」。です。システム開発において納期は絶対ですから、２年以内に完成させるのであれば、それに見合った人員を配置して、対応するものです。もちろん、その「人員配置」にはお金がかかりますがね。そして私が大爆笑した理由は、この「予算」には一切触れずに、「システム開発が間に合うかどうか」だけだという点です。例えばシステム開発費に２００億円を用意しているが、見積もらせたところ２５０億円かかるので期間内の納品が難しいというのであれば・・・とはいえ、ならば「２００億円でやるところいませんか？」と、声をかければ、あれだけの「有望企業」ですから、喜んで手を上げる企業がでてきます。それがこういった「努力」を一切考慮に入れずに、「延長ありき」で議論を進め自体が「骨抜き」を証明しているので笑ってしまったのです。どうにも、お上や銀行といった法律や特権で守られた人たちにとっていまだにコンピュータは「神の作りたもう聖なるハコ」のようですからね。そりゃぁ「神の作りたもう聖なるハコ」を元手に「錬金術」を得た堀江さんからすればチョロイゲームに見えたことでしょう。そして本当にコンピュータシステムの「納期予測」がずれるのであれば、それは「今のシステムを作った人」達の重大な怠慢であることは・・・また今度。結局、郵政民営化って骨抜きのズタボロのどうしようもないものになりつつあります。そして今日取り上げた「コンピュータシステム」のように、もっともらしい理由をつけて、私達が損するように仕組まれております。

  Apr 4, 2005

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• 『後半残り１０分のところで。』

  我らが小泉純一郎さんとリチャードより、イ・ビョンホンさんとネプチューンの原田泰三さんのほうが似てると思いません？・・・私だけでしょうか？ファンの方、不快に思われたらゴメンナイね。でも、純ちゃんとリチャード・・・ってねぇ？さて、本日は剣が峰の「日本対バーレーン」戦。背水の陣と迄いきませんが、ホームゲームですから勝たなければイケマセン。とはいえ、今も仕事そっちのけで「北朝鮮対イラン」戦を見ているのですが、テレビ朝日に苛立つコトしきり。本日は特別編。サッカーファンには「当たり前」のことをショートバージョンでお届けします。先ほどからテレビ朝日の中継を見ておりますと、「今日、さいたまスタジアムで行われる日本対バーレーン戦に重大　な影響を与える北朝鮮対イラン戦です。」・・・と、のたまっています。確かに最終予選は総当たりですので、他チームの結果は影響します。しかし、これは本日に限ったことではありません。最終予選は「当確」がでるまで全ての試合が影響するのです。それを大騒ぎするアナウンサーは勝ち点やホーム＆アウェーの意味を知っているんでしょうか？結論から言います。本日は、我らが日本代表にとっては「絶対に勝たなければいけない試合」なのです。それがホームゲームです。ましてバーレーンは北朝鮮で敵地での勝ち点３を得ているチームです。本日に限って言えばイランも北朝鮮も関係ありません。日本は勝たなければならないのです。とはいえ、仮に「万が一」の出来事が起こったからといって、ワールドカップが遠くなるだけでチャンスがなくなるわけではないのです。それをメディアは・・・特に放映権を持つ「テレビ朝鮮日報放送」・・・失礼、テレビ朝日は。今、現在イランが先制して１対０の後半。テレビ朝日は過剰に北朝鮮対イラン戦を煽ります。まるでこの結果次第で日本のワールドカップ行きを左右するかのように。これを演出と捉えるか虚偽報道と捉えるか。少なくとも惜しくもない北朝鮮のシュートを「ぅううおおおおおぉぉっしゅゅぅぅ～っとぉぉおおお！！！！！」と、実況するのはいかがでしょうか？前々回の日本対北朝鮮で「声を枯らした実況アナウンサー」といい、過剰演出はフジテレビ以上です。やれやれ。ちなみに本日は「イラン負けろ！」と応援しています。気分は「あんさんに恨みはござんせんがぁ。」といった感じです。これで勝ち点稼がれると頭一つでられて「席」が減りますからね。そして前回のテヘランでもイラン戦は良くない結果の中の最善だったことも付け加えておきます。それは同じ勝ち点で並んだ際に何点取ったかの「得失点差」になり更に得失点で並んだ場合も「アウェー得点」が、重要になるのです。つまり、仮に日本がホームゲームで１対０で憎きイラン（負けたので）に勝って勝ち点、得失点差で並んだ場合、敵地で点を取った方が評価されるのです。・・・そして今、後半残り１０分のところで。イランが追加点。２対０。今回のイランは強い。ホントに。これでイランは勝ち点７で頭一つリードです。さぁ我らが日本は勝って勝ち点６といきましょうよ！

  Mar 30, 2005

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• 『東京タワーは東京がいい』

  地球が悲鳴を上げてるんでしょうか？それとも、大きな宇宙規模での「大自然」の中では、よくあることなんでしょうか？また、スマトラで地震があったようです。この原稿を書いている５時半の時点では詳しい情報が入ってきていないのですが、被害が少ないことを祈るばかりです。新年度に入りました。「え？金曜日だろ？」と、突っ込まれそうですが、株式市場では昨日が「権利付き最終日」となり本日より実質新年度となります。株式メルマガではありませんので、ここら辺の説明は割愛しますが、「株式市場がアツイ」今ですからその分情報が溢れております。ですから、勉強のチャンスではないでしょうか？「株はバクチ」という面は否定しません。そしてこれを認めるのであれば「人生はギャンブル」も同義語になることを知っておく必要があります。でも、そもそもこれって「バクチ＝悪」が前提条件になっていますが、「資金運用」も「バクチ」的手法が使われているんですよね。それにバクチに限らずリスクに対してリターンを得るのは当たり前のことですし、リスクを「投資」せずにリターンという「報酬」を得るのは一般的にはあり得ない話しなんです。ただ、これに対して私の友人が「でも、『プロ』に任せてるんだから安心だろ？」と、言っておりましたが・・・どうでしょう？どんな業界でもそうですが『プロ』にも「一流」や「三流」がいますし、中には「レッスンプロ」のような方もいます。「レッスンプロ」も立派なプロですが、こと金融や金融技術になるとこの境界線が曖昧になってくるのです。一番分かりやすいところでは「経済誌」や「経済番組」での「予想」がいかに「あたるも八卦」的なのかということです。モチロン、未来の予測ですから「あたるも八卦」に違いはないのですが、リスクとリターンの観点からすると、本当に自分の予想に自信があれば「自分で掛ければいいジャン！」と思ってしまう私が強欲なんでしょうか？そして「金融のレッスンプロ」ならそう名乗って欲しいと思うのです。自己責任。これが良い意味でも悪い意味でも時代のキーワードとなっております。これまでお金の話しは「下品」と、日本ではお金（金融技術）を「庶民」が語ることはありませんでした。でもね。お金持ちの方って当たり前のように話しているんですよ。次元が違いますが。さて、今日の本題。毎週土曜日に発行しているＩＴ活用を中心とした、これまた前置きが長い上に脱線しまくるＦＡＸマガジン「伸びる会社は知っている（Ａ４ペラ）」で、一部、間違いがありましたので訂正します。第２東京タワー候補地「墨田・台東地区決定」に際して、「押上（おしあげ）か上野の山なんでしょうけど・・・」としましたが、これは間違いです。「押上で本決まり、そして川向こうの浅草（台東区）も協力してね♪」が、決定されました。「上野の山」は、台東区が名乗りを上げた当初の候補地の一つでしたが、その後、浅草で一本化されておりました。情報が古くてすいませんでした。と、今日の本題は東京ローカルな「第２東京タワー」です。この「第２東京タワー」は、２０１１年から始まる「地上波デジタル放送」に対応するには今の「東京タワー」では対応が難しいので、新しく作っちゃえ！という剛毅な昭和のベクトルで進められているのですが、今回決定された「押上」は最後発の立候補で当初は、「ちょっと無茶な後出しジャンケン」と見られておりました。それというのもさいたま市（大宮）が最初に手を挙げて以来、候補地が乱立しているなか、「押上・業平（なりひら）」の場合、羽田空港の飛行ルートにあたることから、航空法上の高さ規制にひっかかていたのです。つまり、「飛行機が通るから高いモノ立てちゃダメ！」とのことです。「第２東京タワー」は６００ｍ級を予定していますから、この高さ規制は「致命的」と思われていました。だって、ダメって言われてるわけですから。ところが、「押上・業平（墨田地区）」が手を挙げたスグ後に、国土交通省はこの規制を「緩和」すると発表しました。そして先月には「予定地の地主」である「東武鉄道」が全面協力を申し出ました。・・・デキレースと思うのは、私が落選した足立区民だからでしょうか？私はアイラブ足立区ですが、こと「第２東京タワー」には否定的でした。だって「入れ物」を作って客が来る時代は終わっていますからね。そして、「ニッポン放送」が「地主」の土地に「名乗り」を上げた時点で「・・・足立区ないな・・・あってもニッポン放送の土地だな。」と、これは地元の噂で強力な「政治力」が働いているとも聞きました。足立区としてはもう一つの候補地「舎人」に一本化しましたが、地元の強力な誘致運動がおこっておりました・・・が、急激にこの話しはしぼんでいきす。２月以降です。・・・買収騒動も・・・無関係ではないでしょうね。しかし、足立区のもう一つの候補地「舎人」は、用地も高さ規制もなくなんの障害もありませんでした。・・・これがネックです。何もないことが「相乗効果が生まれにくい」との落選理由。残念。でも、ないところに作るから開発なんじゃない？と負け犬の遠吠えを呟きたくもなりますが、ま、仕方ないでしょう。しかし、最初から手を挙げていて、今回第２候補になったさいたま市は忸怩たる思いでしょうね。軟弱地盤でゼロメートル地帯の押上に、高台地で頑丈な地盤を持ち最初から手を挙げていたところが「控え」に廻されたわけですからね。実は、これにも伏線があって「東京タワーは東京がいい」と、エビジョンイルこと、ＮＨＫの海老沢前会長のお言葉により、それまで「さいたま市有力」としていた、民放各社が手のひらを返したことがありました。■第２東京タワーのプチコラムhttp://www.babanobuo.com/#1つまり、東京タワーを新しく東京に作るためダケの茶番劇だったのでは？勘ぐってしまうのです。そしてそもそも人口減少時代に突入するこのご時世に、６００ｍ級のタワーが必要なのか？という議論もあります。全てがインターネットに置き換わるという堀江さんの意見はムチャだと思いますが、まもなく電器のコンセントを使った「通信」が可能になる時代がやってきます。「光ファイバー」も「電話線」もいりません。コンセントに差し込むだけで「ブロードバンド」に繋がるのです。そうなれば「コンセント」が「アンテナ」になる可能性だってあるのです。そんな、ほぼ１００％全世帯に「有線」が行き渡っている時代に、わざわざ「無線」をということです。なんだか「利権」のニオイがするのは私だけでしょうか？さて、足立区民としてもう一言。第２東京タワー建設予定地の地主で、誘致の最大の後援者である東武鉄道さん。タワーを作る金があるなら、「竹の塚を高架にしろ！」と。そう、あの悲劇の起こった「開かずの踏切」も東武なんです。ちなみにこれは全くの偶然なんですが、第２東京タワーの補強記事を探していたら、一番丁寧だったのが「ライブドアニュース」でした（笑）。■ライブドアニュースhttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1020274/detail

  Mar 29, 2005

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• 『あの世界はよくわからんねぇ。』

  「全員集合」から「ひょうきん族」に完全移籍した瞬間が、私のフジテレビファンの始まりとしております。そして海賊チャンネルなんかに浮気しつつも、「イカ天」が始まるまで「オールナイトフジ」を見続け、ＴＢＳのツクバ万博の広報番組「エキスポスクランブル」と、「夕焼けニャンニャン」をザッピングしつつ、やっぱり「夕ニャン」に軍配をあげました。めざましテレビが始まったときも、いち早くチャンネルを合わせて以来１０年の「めざましファン」だった私が、今朝・・・。「みのもんた」にチャンネルを合わせてしまいました。今朝からみのもんたさんがＴＢＳで朝のワイド番組を始めました。みのさん自身は好きでも嫌いでもないのですが、私が毎日聞いている文化放送の出身と言うことで理由もなく「親近感」を感じます。珍しいモノ好きな性格もありチャンネルを合わせたのですが、いつも朝は新聞数紙を読みますのでテレビは流している程度です。ですから、取り立ててチャンネルには頓着せず、この１０年間めざましテレビをつけておりました。ところがここ一連の騒動と同局の女子アナの「セレブ」ぶりが洩れ伝わるたびに興ざめしていたところに、親近感を感じる「みの」さん登場。チャンネルを「めざまし」から、「みのもんた」に変える瞬間に「めざまし」では「高島彩」さんが写っておりました。「あ、この娘も『ホリエモン』と合コンしたとか載ってたっけ？」と「みのもんた」に。・・・ビックリしました。イキナリ「ホリエモン」のアップなんですもの。久しぶりに「目をぱちくり」してしまいました。「もんたは？みのは？何故？ホリエ？」数秒後に「もんた」の声が聞こえ、カメラが「もんた」を写します。・・・ゲストだったんですね。新聞は読みますがテレビ欄は最後に新聞のなかの興味があった記事を特集する番組が、あるかないかのチェックしかしないもので気づきませんでした。・・・ニッポン放送はフジサンケイグループに残ることこそが、企業価値を高めると言っておりましたが、その為にフジテレビが失ったブランド力という名前の「企業価値」はどうでしょうかね？とはいえ、ＴＢＳの朝ワイドに共通する８時過ぎのＣＭラッシュは視聴者をバカにしているので明日からは見ませんがね。実は私が「ライブドア騒動」を取り上げている理由に「政治」と「市場（株式取引）」があります。それは最近メディア論と情緒と道徳論が混同して語られる「会社は誰のモノか？」ですが、これは「経済」や「法」を多少でも知っている人なら、議論すらバカバカしい話しで株式会社なら「株主」のものなんです。まして誰でも買えるように「上場」しているなら当たり前のこと。そして結局は「上場しなければ良かった」という「そもそも論」に帰っていくわけですが、政治屋のセンセー達が「あの世界はわからない」と、ノウノウと言っている人は次の選挙に出てくるべきではありません。「金融民営化」「年金問題」などなど、「株」や「投資」の世界と切っても切れないものですから、それを分からないとというのは「ボクチン、バカチンだからわかんね。」と言っているのか、「ボクチン、勉強する気もないからしらんもんね。」といっているのと同じです。銀行に公的資金という名前の巨額の税金が「投入」された理由の一つに、「保有株下落による含み損」もありました。これは平たく言うと「持っていた株の値段が下がった分だけ損をした」ということ。とっとと売ってしまえば良かったものを「売れない事情」があったためにズルズルと「損」を抱えてしまったのです。「売れない事情」には「政官業」が絡んでおりました。そして今の政府の表向きの「経済トレンド」は、銀行主体の「間接金融」から、市場から直接お金を集める「直接金融」へと移っております。例えば今回のライブドアのニッポン放送への「買収劇」の「お金」を「銀行」から借りようとします。８００億円の「融資」には、それ相応の「担保」が必要になります。※建前とは別に銀行はいまだに現物の「担保主義」です。果たしてライブドア社に８００億円貸す銀行があったでしょうか？今回の買収劇でリーマン社はおおよそ１００億円程の利益がでるだろうと言われております。濡れ手に粟とはこのことでしょう。まして銀行には様々なお付き合いがあります。古いお付き合いと新しいお付き合いなら、古いお付き合いを大切にするのは感情としては当たり前ですし、組織の性格上、そうなる理由があったりもします。足立区の中小企業の話しで恐縮ですが、こんなことがありました。Ａ社とＢ社両方とも支払いが滞っている中、つき合いの古いＡ社とは取引を継続しながら返済してもらうこととなりました。そしてＢ社とは支払いが完了するまで取引停止。これを「信用」と言ってしまえばそれまでです。ただ、Ａ社を開拓したしたのはその時の「常務」で、Ｂ社は新人でした。そして「常務」とＡ社の「社長」は「苦楽を共にした友達」だったのです。まぁこれも「信用」なんですが、こういった「感情」が先に立つ「組織の論理」は少なくありません。もちろん、こういった「人情」を否定はしませんよ。浪花節って大好きですし。しかし、本当に難しいと思うのが「決裁権」を持つ人も「感情」を持っており、前回で取り上げた「裸の王様自動生産システム」が動いているということです。私の経験上、このことが「若者」や「新規参入」の壁になっていることも少なくありません。話しを戻しますね。戦後の経済復興を支えた一つの仕組みとして銀行を主とする「間接金融」が、役だったことは事実でしょう。その為に法と規制と特例で守り続けた「護送船団方式」も、戦後の一時代を作るには機能していました。結果的にですがね。ただバブル崩壊後、平成大不況に突入して「今までのルール」では戦えないことがバレてきました。そこで誰が呼んだか「金融ビッグバン」の登場です。「市場」では「自己責任」が唯一絶対のルールです。買った株が上がろうが下がろうが誰も助けてくれません。そしてそんな「自己責任」を支えてくれるのは「平等なルール」なのです。フジテレビとライブドア社がそれぞれ「テクニック」を駆使して、自分たちに有利な「平等」を引き出そうとするのは、当事者として当たり前のことといえるでしょう。賛否はあっても互いにプレイヤーですから当然のことです。これはサッカー最終予選、北朝鮮対バーレーン戦で、私の目からは「北朝鮮びいき」に見えたジャッジメントでも「負けた北朝鮮がＦＩＦＡに抗議か？」という行動にでるのは当事者である、彼らの権利ですから「お好きにどうぞ」というものです。しかし「政治屋さん」のお仕事はその「ルール」を作ることです。その人達が「ルール？俺、よくわかんねぇんだよなぁ。」ということが許されるのでしょうか？「平等なルール」があってこその市場ですし、健全な競争が許されるのです。４月１日のエイプリルフールから「ペイオフ」が解禁されます。ペイオフされても、１０００万円以上の預金がないから関係ないとはいっていられません。この国は一億総中流と呼ばれて久しいですが、実は一部のお金持ち様がこの平均点を上げているのです。そして彼ら「お金持ち様」が、預金から株式へとその資金を動かしたらどうなるでしょう？それは１１００万円の預金を持っている「小金持ち」の方は、「たった１００万円」を動かすだけでしょうが、１００億円持っている「超金持ち」様は「９９億９９００万円」の資金を動かすということになるのです。・・・もっともこれぐらいの超金持ち様が、ペイオフで焦ってお金を動かすことは考えづらいですがね。だって、お金持ちはお金に対する技術力が高いですからね。とはいえ、預けていても金利が付かないどころか、簡単な偽造技術で引き出されてしまう「預金」への不信感があることも事実で、今後その「金」が「株式市場」へ流れることが予想されています。そしてその市場の「平等なルール」を決める人達が「政治屋」さん達なのです。だから、堀江さんや、日枝さんに真打ち登場！マッチョ＝北尾さんの映像が繰り返し流れますが、一番注目しなければならないのは、「え？あの世界はよくわからんねぇ。」といっているあの人達なんです。

  Mar 28, 2005

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• 『王様、あなたは裸です。』

  本当にみなさんありがとうございます。「突き指」への暖かい励ましのお言葉に深く感謝しております。実際、「マスコミでは言えないこと」を発行していると、色々な方の目に触れるため、当然ご意見や趣旨嗜好の違う方も読まれるようで、手厳しいご意見を頂くことが多々あります。そして、それ以上に励ましのお言葉や、「私もそう思っていた！」や「知らなかった」というご意見が多く頂きますので、本当に発行していて良かったとなと思うのです。ありがとうございます。お礼メールが遅れている非礼をお許しください。情報を発信しているとそれに対して反動があります。「インサイダー」しか分からない情報から、頭の中の受信機で「電波」を直接受け取っているようなモノまで幅が広いのですが、殆どに共通しているのが「署名」の使い方です。それは誹謗中傷系の場合は１００％無記名で、ご意見の場合は５０％が無記名。そして励ましの場合は、ハンドルネーム（厳密には違いますが最近ではネットの世界でのペンネームのように使われます）も含めると１００％署名入りです。これは当然といえば当然の結果ですが、誹謗中傷はさておき、私はご意見には可能な限りお応えしていますし、署名入り（ハンドルネームでも）のご意見には必ずお応えするようにしております。もちろん根本的な見解の相違は仕方がありませんが、名前をあかしてご意見を伝えてくれた行為に感謝をしたいからです。「サイレントカスタマー（静かな消費者）」という言葉があります。広告や販売促進をしておりますと、このサイレントカスタマーというのは実にコワイ存在です。サイレントカスタマーは「物言わぬ客」と訳すこともありますが、これは「不平不満があっても何も言わないお客さん」のことを言います。「文句言わないんだから言いジャン♪」確かに文句を誰も言ってこないわけですから、「一見」平穏に見えます。しかし、お客様は社員でも奴隷でもありませんから、そのお店を利用しなくなっていきます。気づいたときは「誰もいなくなった」となるのです。人間の習性として「嫌なことを遠ざける」傾向がありますから、不平や不満を好む人はあまりおりません。まして「権力の座」にいる人の多くは、「いまの自分」を肯定することによりその「座」にいるわけですから不平・不満は自己否定ともなるのです。また、「権力の座」のすぐ側には「お付きの人」が寄り添っており、この「お付きの人」は「権力の座」の方の機嫌を取ることがお仕事になります。そしてこの構図は「お付きの人」の「お付き」と繋がれていき、まるで「シャンパンタワー」のように、上から下へと注がれていきます。こうして「お客様の声」が届かない組織ができあがっていくのです。これに対して「我が社は顧客アンケートや従業員を使ってお客様の声を聞いている」という方もおります。モチロン、悪くはありませんがやり方が間違っている場合が多いのです。例えば「顧客アンケート」も「プレゼント付き」だったりすると最悪です。それというのも人間の心理的に「自分がトクすることをしてくれる人は良い人」となります。だから、顧客アンケートに答えて何かが貰えるというのなら、モノをくれる人の悪口をいうなんて・・・と思う人が多くなるのです。そして「従業員」も曲者です。仮に「従業員」が「お客様は当店が汚れていると仰っていました」と「上司」に報告したとします。ここで「なるほど。良く聞き出してくれたね。」という「上司」は希で「だったら掃除しろ！」と「理不尽な叱責」を受けることがカンタンに想像できるからです。そんな自分に不利になる報告をする「従業員」はそんなに多くはいませんから、結果的に「満足しているお客様の声」が集まってしまうのです。これを私は「裸の王様自動生産システム」と呼んでおります。この見事な「生産システム」に乗ってしまったのが、ダイエーの前オーナー様ですね。これはトドメになったといってもよい例ですが、イトーヨーカドーが「消費税還元セール」で大躍進し、「還元ブーム」を作ったときに、ダイエーは前オーナーの「ダイエーは単なる安売りの店と違う」鶴の一声で、「１万円買ったら５００円のダイエーでしか使えない商品券」で還元セールに参戦です。結果は惨敗。ダイエーにトドメを刺したといっても良い年末商戦でした。この時、イトーヨーカドーの企画に乗った（パクリ含めて）所は、軒並みソコソコの成果を上げたのに対して、唯一といっても良い負け組にダイエーはなったのです。デフレまっただ中、平成大不況。このキーワードの中、「スーパーマーケットで１万円の買い物」に抵抗感を感じない主婦はいなかったのではないでしょうか？この時、ダイエーの誰かが「王様、あなたは裸です。」と言っていれば、ホークスのオーナーにブラックキューピー＝孫さんがなることはなかったかも知れません。又、この「自動生産システム」のタチの悪いところは、そこに王様がいる限りこの「王座」を固め続けるところです。有名な格言で真実の「権力は腐敗する」も、この「自動生産システム」が重要な役割を果たしております。私は本当にチッポケですが、有限会社の社長様で、「マスコミでは言えないこと」を始め、幾つかのメルマガ「オーナー様」でもあります。そんな自分ですからいつもこの「自動生産システム」には乗らないように気をつけておりますので、手厳しくても「ご意見」には誠実に向き合いたいと心がけているのです。まして、相手が不快に思うことを多くの人はしたくありません。にも関わらずご意見をいっていただき、更に「名前」まで明かしていただいたのですから礼を尽くすのが当然だと思うのです。さて、本題。ブラックキューピー＝孫正義さんが動き出しました。ま、これは「想定内」の出来事です。だって堀江さんが目指しているモノの遙か先の先頭を走っているのが、孫さんですからね。そして、ニッポン放送の社員がコメントを寄せたり、タモリさんや欽ちゃん、中島みゆきさんが出演をしないといったりと、ドンドンと怪しげな何かが動いているように感じます。皆さんの仰ることも分かります。しかし、新株予約券が差し止められる前まで言っていた「リスナーの為に」はなんだったんでしょうか？私は、フジサンケイグループであり、ライバルのラジオ局である「文化放送」のファンですから、正直ニッポン放送がどうなろうとしったこっちゃありませんし、「文化ファン」からするとライバル局の失点にほくそ笑む気持ちがないといえば嘘になります。一方、同じ「ラジオファン」として、ニッポン放送リスナーに同情する気持ちもあります。これはラジオファンって結構一つの「家族」な感じがするんですよ。その中で、それぞれの「局」を支持しているような。しかしこれでは「現状維持こそがリスナーの為」ということです。残念です。そしてもう一つ。私は１４才頃から熱心なフジテレビファンです。モチロン、「フジテレビクラブ」にも入っています。「楽しくなければテレビじゃない！」に衝撃と影響を受けた世代です。しかし、最近はめっきりとフジテレビの番組を見ることが減りました。先日、放送された「クイズヘキサゴンアナウンサー大会」出演していた女子アナで最年長の方を除いて、最近、写真週刊誌のお世話になっている方ばかりなことも、以前なら「楽しくなければ」で見逃していましたが、前々から噂されていた「自分の局に都合の悪いことを最も隠すテレビ局」という噂が最近はリアルに感じてなりません。メディアと通信を融合はしているという、フジテレビの番組へのご意見という「掲示板」には「太鼓持ち発言」しか掲載されていません。もっともこれは「ライブドア」も自分に都合の悪いアンケート集計を閉鎖したりしていたので大差はありません。しかし、この騒動を視聴者はどう感じているか・・・。日枝さんはちゃんと服を着た王様なのか・・・。好きだから・・・だったからこそ、私はこの実名入りで批判しています。そしてライブドアの批判を余りしていませんが、私はライブドアに対しては「サイレントカスタマー」で良いやと思っておりますのでしておりません。ところで、今夜は決戦の金曜日。ガンバレ！日本。今夜の応援のために、仕事の時間を全てずらしております。

  Mar 25, 2005

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• 『子供だったらトンデモナイ不良』

  ・・・一週間ぶりです。前回と同じ書き出しでスイマセンですが週刊になっております。左手の人差し指、突き指によりブラインドタッチができず、発行がままならずにおります。いまだにちゃんと曲がりません。突き指ってこんなに時間がかかりましたっけ？もう十年以上ぶりの突き指なので勝手が分からずにおります。そんなわけでもうしばらくの「時々発行」をお許しください。大分食傷気味なのですが、ライブドア騒動の報道を見ていて一言。「どうしてみんな口喧嘩が下手なの？」各種インタビューなんかを「分析」する番組などでは堀江さんを「ディベートの達人」などと言う方もおりましたがどうでしょう？あれぐらいの「交渉術」はちょっとしたセールスマンなら造作もありません。だって自分に都合が悪くなると「で、何？」（言葉は違いますが）と、相手にボールを投げて、時間稼ぎをするのは交渉ごとの常套手段ですし、初歩的技術です。その堀江さんの当たり前の「手法」に「インタビュアー」がハマッて、「主張」をしてしまうので、「話しを聞く（引き出す）」はずのインタビューの場が、討論や交渉の場所に様変わりしてしまいます。これによって「堀江フィールド」に引きずりこまれてしまうのです。優秀なセールスマンほど相手の話しを聞きます。決してお客さんを口八丁で「論破」することはありません。これが「論破」も一つの価値となる「言論」の世界との違いなんではないでしょうか？だから、「メディアの論理」で堀江さんをカタにはめたいのであれば、「で、なに？」と問われたら、「だからそれを聞いているんです。」と、そして堀江さんがご自分の主張をされるのであれば、インタビュアーは口を挟まずに、それをただ「垂れ流し」にすればよいのです。これは堀江さんの主張する人気ランキングニュースとは意味が違いますよ。念のため。仮に堀江さんの考えが浅薄であれば、言葉の湶はスグに枯れるよということです。インタビュアーは「視聴者が知りたい」を「金科玉条」に、メディアとしての演出をしようとしますが、堀江さんはビジネスとして、自分に有利なアナウンスをしようとする。これではビジネスマンの方が有利です。ビジネスマンの日常は「交渉」ばかりですから自然と鍛えられます。つまり「交渉経験値」が違うのです。さて、このライブドア騒動ですが「結局、法律に決まっていなければ何やってもいいジャン！」となることを危惧する声があります。これは確かに本当です。モラルや常識や道徳といった言葉が昭和の遺物なら仕方がないのですが、そんなことが許されて良いわけありません。買収騒動云々に限らず、全てがルールで決めなければならないような社会は息が詰まってなりません。しかし。先日、私の運転リコール済みの三菱トッポの前に、交差点の中で車線変更して割り込むクルマがありました。法律違反ですし迷惑行為ですが、運転していれば良くある光景です。怒ったり、警察を呼んだりよりは、割り込んだ側が軽く挨拶をすれば丸く収まるというモノです。割り込んだクルマの後部座席に乗っていた方が、２度ほど手を挙げました。「子供が２回、手を挙げたね。」と、隣りに乗っていた我が社の専務が言います。「いや、あれ大人だよ。」「え？そう？」「だって、あの髪型で子供だったらトンデモナイ不良だよ。」そう、その大人の中高年らしき女性はパーマにメッシュの、なめネコが流行った時代なら札付きのスケ番（死語）と呼ばれるような髪型だったのです。またまた、先日。姪っ子のドッジボール大会に応援に行きました。・・・頭・・・髪の毛の色を見る限り、この国がどこの国か分からない色のオンパレードです。赤、紫、赤紫、茶色、金、銀・・・と、仮装パーティーが始まりそうな勢いです。これはパンクバンドのライブでも、ヤンキーの集会でもありません。応援に来た父兄の髪の毛の色です。モチロン、大人ですからどんな髪型をしようとも自己責任ですし、ヤイノヤイノ言われるモノではありません。そして、大人と子供は違うと堂々と言い垂れればよいのです。人生は楽観的にですが、矛盾も込みだから面白いわけですし。子供は大人と違うわけですからね。・・・ただ、大人は子供に「範」を示す責任もあります。法律にも条令にも書いていないかも知れませんが。服装の乱れが風紀の乱れと校内暴力が吹き荒れていた、我が母校で風紀担当の先生が仰っていたことを思い出します。何でもアリと呼ばれる堀江さんたちが多感な思春期の頃、「楽しくなければテレビじゃない！」と、いって面白ければ何でもありという日枝路線が始まりました。「違反じゃなければ何でもいい！」と、今、問題提起されているのは皮肉な話しです。

  Mar 23, 2005

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• 『不便なままなら利権は維持』

  ・・一週間ぶりです。月曜日には「全員勝利の方程式」は発行したのですが・・・。あちらはテーマに則って書いておりますので、何回か分をまとめて書くこともあり、今週分は先週のウチに書いていたので若干の加筆のみで発行できたのです・・が。すいません。左手の人差し指を突き指してしまいました。姪っ子とのドッジボールでついウッカリと。ただでさえ新しいプロジェクトに年度末が重なり忙しい時期に、左手（の人差し指）が使えなくなったので、ゴメンナサイなんですが、「言えないこと」をお休みさせていただいておりました。楠遊生さん、タクさん、建コン一擲さん、暖かい励ましのお言葉、ありがとうございました。・・・まだ、腫れておりますが何とか打てるようになりましたので、発行いたします。さて、私の愛する足立区で悲惨な事故が起こりました。テレビや新聞でご存じの方も多いでしょうが、踏切事故で２人お亡くなりになった事故（事件）です。事件が起こった竹の塚駅南側の通称「大踏切」は、私の所から自転車で１０分かからないぐらいの場所にあります。夕方過ぎからヘリコプターが飛び回り、何事か？と思っていたら、我が社の専務（奥さん）がこの事件の直後に大踏切を通り事情が分かりました。「こりゃ大変だ！」慌ててニュースをチェックします。興味本位ではありません。何せ地元ですから「知り合い」の可能性が高いからです。そんなわけで、昨日は夕方から各ニュース番組をチェックしていたのですが、古館伊知郎さんの論点ズレまくりのコメントには呆れてしまいました。交通の合理化が招いた悲劇なら本末転倒（うろおぼえでスイマセン。）みたいなことを言って締めくくっていましたが、「本当にテレビってイイカゲンだなぁ」と再確認しました。ここの大踏切は「合理化できなかった」ために開かずの踏切なのです。竹の塚駅の東口は「ロータリー化」により、適度に発展しておりますが、私が利用する西口は「寂れた方」というほうが、分かりやすいぐらい寂れております。その西口の再開発が叫ばれて数十年経ち、今年の４月には「暫定版再開発」が完了して、ハコモノがオープンすることになりました。これにより「西口」も盛り上がるだろうと言う行政の目論見です。ところが本当はこの西口再開発と連動して、事件のあった大踏切をアンダーパスにしようという計画がありました。東武伊勢崎線は「高架化」を進めていますが、車両基地がある関係から不可能なため「下を通そう」となったのです。「利用者」は賛成です。ところが。アンダーパスにするには結構手前から穴を掘らなければなりません。そうすると竹の塚駅西口前の時点では「地面の中」に入っていることになるのです。これに猛反対したのが「駅前の利権者」です。つまり「店前から客からいなくなる」というのです。そして、「発展している東口」からは「西口に客を取られる」として反対がでました。そしてあっけなく「合理化断念」となったのです。不便なままなら利権は維持ということです。まぁ事件直後で情報が錯綜したのかも知れませんが、何でもかんでも紋切り型で文明批判やお上批判をする番組は・・・注意してください。事件の起こった大踏切は駅の南側にあり、西口と東口を繋いでおりますが、報道されているように「開かず」の踏切なので、急ぐ人は遠回りが当たり前になっています。駅の北側にも南側にも「迂回路」があり、こちらは自転車で５分ぐらいの遠回りですが、確実に時間が読めるのです。そして徒歩の場合は「駅」を抜けていきます。「駅」も今ではエスカレーターが完備されているので大変便利です。事件報道では一様に「開かず」を大騒ぎしますが、地元人間ならそれはもう「織り込み済み」なのです。不便は不便ですが、そういうモノだということです。だから地元では「待つ派」と「廻る派」に別れていますが、当然のようにメディアは「待つ派」ばかりの意見を載せております。各種報道の中で一番地元の状況を伝えていたのは、フジテレビの「とくダネ！」でした。今回の事件は論外なウッカリですが、竹の塚駅の南北両側にそれぞれある踏切はそれぞれ「大きい踏切（大踏切）」と「小さい踏切」と呼ばれております。両方とも「人力（手回し）踏切」です。そして面白いことに「大踏切だけ開く」ことがあれば「小さい踏切だけ開く」と言ったことがありました。これは踏切を廻す人の「粋な計らい」で開けてくれていたのです。中には開いている踏切で「警報だけ鳴らす」というフェイントを使うツワモノまでおりました。「急ぎなさいよ。」というメッセージなのでしょうが。繰り返しますが今回の事件は論外なウッカリです。しかし、「裁量」を完全に排除してしまうと「開かず具合」はまるでサッカーのイタリア代表の「カテナチオ」の様になることでしょう。足立区には北千住にも「開かずの踏切」があります。こちらはもっとスゴくて、線路と線路の間に「停車場」があるくらいですからね。でも、中央線など開かずの踏切はよくメディアで「特集」されますが、足立区はあまり注目されてきませんでした。「東京の西側」に関しての「メディア」の偏重具合も・・・といういうと田舎の悲哀と笑われるんですかね。

  Mar 16, 2005

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• 『こっちの水は甘いよ♪』

  堀江さんはダーティーヒーローのイメージが強かったような気がするのですが、なかなかどうしてダースベーダー日枝会長の出現で、すっかりルーク・スカイウォーカー＝堀江になりつつあるように感じるのは、昨日私がスターウォーズのＤＶＤを見たからでしょうか？■スター・ウォーズ トリロジーＤＶＤボックスhttp://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B0001X9BMY全３部作の第２部、平たく言うと「昔の」スターウォーズなんですが、やっぱりオモシロイ！・・・のですが、ハリソン・フォードを見るたびに「コイツ、日本大嫌いなんだよな・・・」と呟いてしまう自分がいます。さて、旧世代帝国の打倒を目指して、理力（フォース）ならぬ金力（マネー）を頼りに立ち向かう、お腹のたるんだジェダイの騎士。・・・日枝さんの「勝利宣言」が、堀江さんを「善玉」に仕立てていくようで不快です。ここは「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ではありませんが「ひとまずの勝利」とはいえ、本心はどうであろうが謙虚な姿勢を見せる方が「日本人ぽい」と思うんですがね。それだけ日枝さんは「怒り心頭」だったのでしょうね。その「怒り具合」に「電波は渡さない」という強い決意と「放送は神聖で犯すべからずモノ」という「報道原理主義者」の薄っぺらさが見え隠れします。だって日本の報道陣や「有識者」が大好きな「海外のメディア」は買収と再編が当たり前ですからね。いかに日本のメディア（大手が特に）様が公平で公正に、そして、不偏不党の「都合の良い」報道をしているかを知ることができます。昨日の「勝利宣言」のなかでも、ダースベイダー＝日枝さんは、ライブドアの株式の取得方法にイチャモンをつけておりますが、これは「責任転嫁」といっても良いでしょう。だって「抜け道」を用意していた、日枝さんの危機管理が甘かったということなんですよ。本来なら「経営責任」を問われてもおかしくない話しなのです。いつ誰でも買えるようにして、その分広く「市場」からお金を集めるために「上場（株式公開）」をするのです。決して「経営権のやり取り」の為にあるのではありません。もっともニッポン放送を上場したのも、創業者一族を「追い出す」為の手段だったわけですし、それを主導した日枝さんにとっての「株式」は「経営権のやり取り」の道具としか思っていないのかも知れません。でも、その発想ならスカイウォーカー＝堀江さんと同じです。・・・もしかしたら、近親憎悪なのかもしれませんね。市場からお金を集める必要が無く、更に外部から横やりを入れられたくなければ上場廃止すれば良かったんです。とっとと。使途不明な新株予約券をフジテレビ「だけ」が買う約束をする位なんですから、ニッポン放送には市場は必要なかったと言うことです。もう少し分かりやすく言うと「上場企業」というのは、「市場」という不特定多数の人に「株」を担保に「出資」して貰います。競走馬の「共同馬主」と考えると分かりやすいかも知れません。しかし、本日にも仮処分の判断が出ると言われる「新株予約券」は「フジテレビ」が「引受先」となっています。もちろんこれは「合法」なんですが、今現在の発行株式数の１．４倍も発行するということは、ザックリというと、ニッポン放送をゼロから作って１．４個作れる分のお金と言うことです。その分をフジテレビ１社が持つのですから、共同馬主の競走馬を預けている「厩舎」のオーナーが突然、「おまえら（共同馬主）がだしている以上の金を出す（から口だすな）」といいだすようなものです。だったら最初からだせよ。となるのです。株式市場というのは報道以上に「公明で公正」であることが求められます。「公明で公正」だからこそ、資本家（投資家）は資本（お金）を投資できるわけです。資本家にとってお金は「商売道具」ですからね。「商売道具」を大切にするのは、職人でも商売人でも当たり前の話しです。そして「道具を活かす」ためには「公明で公正」が原則となるのです。・・・とはいえ、市場には不透明な世界が沢山ありますが。今回の新株予約券が認められるようなことになると、本当に何でもありのチャンスのない国になってしまいます。それは今回のＴＯＢに対して「応募」した企業が沢山いたことにも関係があります。ＴＯＢに応募した多くの企業は「今までの取引」や「今後の取引」ともっともらしい理由を言いますが、本音は「自分の所がやられたときにも・・・」ということでしょう。だってＴＯＢ価格より市場価格が高い場合に売るということは、本当なら「６０００円」の利益がでるところを、「５０００円」の利益しか取らないということです。こんな眠たい経営者を「ＴＯＢに応じた会社の株主」は理解できるのでしょうか？そこで「（フジサンケイグループという巨大なメディアという名前の　　広報団体＆権力＆圧力団体との）今後のつき合い」となります。しかし、「通常」のＴＯＢの場合、敵対的買収者が表れたり市場価格を上回ると「ＴＯＢ価格を上げる（高く買うよ♪）」という対抗手段に出たり、「増配（株主へのお礼を多くする）」を表明したりして株主に対して「こっちの水は甘いよ♪」とするのです。ところがフジテレビはＴＯＢの目標値を下げるという株主に不利になるかも知れない条件変更はしても、株主に有利になる条件変更は一切しませんでした。・・・にも関わらずＴＯＢに応じた会社が沢山ありました。ソトーとユシロにしても、オラクルとピープルの時でも当たり前に「行われるべき株主対策」が何一つされずに、「納まるところに納まった」訳ですから、完全なるデキレースだったのです。このデキレースは大企業様という「既得権者」達により組まれたモノです。「既得権者」が手を組んで「ムチャ」が通るようなら、「新規参入」は夢のまた夢となります。そして「新株予約券」は、このデキレースが万が一で失敗したときのセーフティーネットを認めることになるのですから、「新規参入」なんて「夢」どころか、妄想で幻想でおとぎ話になってしまいます。日本の将来、特に２００７年問題と言われる団塊世代の定年とそれに伴う（かもしれない）世代交代に向けた重要な裁判所の判断が気になるモノです。私が提供している「超リアル版人生ゲーム攻略法（無料レポート）」も、ここが一つのポイントです。http://www.as-mode.com/freereport/index200.htmlところで、ニッポン放送の「社員」達が「反対表明」していましたが、いったいニッポン放送社員の何人が何割の「自社株」を持っているのでしょうか？フジサンケイグループにいることがニッポン放送企業価値を高めるといい、従業員まで「現経営陣支持」を表明しているのですから、ニッポン放送は、今月分の役員はモチロン希望する従業員全てに、給料全額を「自社株購入券（ストックオプション）」で、支給すれば多少なりとも防衛策になるんじゃないでしょうか？・・・今の株高状態でソッコーで「転売」する社員が何人いるか見てみたいものです。イギリスの「新聞」の再編・買収やゴシップについてはこちら。■仁義なき英国タブロイド伝説http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4106100975テレビ朝日も買おうとしたメディア王マードックについては。■マードック―世界のメディアを支配する男http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4163540903

  Mar 9, 2005

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