薔薇科の木々の恵みのドルチェ
今日明日と、神戸で『アーモンドフェスティバル』なるものが開かれているそうです。桜に似た、アーモンドの花が満開です。ちょうど「庭がもっと広ければアーモンドの木を植えたいなぁ、でもこのへんの気候でんとちゃ育つのかなぁ?」なんて思っていたところでした。育つのですね。でも、定着するまではなかなか大変だったようです。アーモンドは大好きで、よくいただきます。(←よく食べるので、庭に植えたい、という発想 ^^;)だいたいは一晩ソークして、そのままいただくことが多いのですが、ごくたまに手をかけてアーモンドミルクを作ります。そしてできあがったアーモンドミルクは、スイーツとなります。というわけで、アーモンドミルクを使ったスイーツをご紹介します。『バラ科の木々の恵みのドルチェ』 と、いっても。実はこれ、杏仁豆腐の、牛乳を使う部分をアーモンドミルクに変えただけのものなのです。しかも、これは手抜きして市販の杏仁豆腐の素を使ってしまいました。写真も、ご近所のお友達の家に行くときにバタバタと作って、出かける前にぱっと撮ったものなので(だから紙袋入り・汗)あんまり良くないのですが、、白いカップとピンク(というかオレンジ)のカップがあるのは、ソースがかかっているのと、かかっていないもの、です。ソースを流し込んでいる時に「やっぱり途中でこぼれそうだから着いてから入れよう」と思い直したのです。ソースにはちょっとこだわってみました。杏仁は字の通り、杏の種の中の仁のこと。アーモンドも杏も、姉妹のようなもの。それならば、ソースも姉妹でと、桜の花の蜜漬けを使ってみたのです。相性はきっと悪くないはず。(ちなみに杏もアーモンドも桜も、「バラ目バラ科サクラ属」だそうです)桜シロップはごくごく淡いピンクなのですが、ソースは赤みがかっています。その理由は・・・なんと、山桜と林檎のはちみつ。たまたまデパートで試食したら気に入って、購入しておいたものが家にあったのです。このはちみつ、赤い色をしています。桜のシロップで薄めると少しピンクっぽくなって思いがけず良い感じ。ただ、はちみつのクセが気になったのでレモンを落としたら、甘酸っぱいソースになりました。今回は杏仁豆腐が甘かったので、レモンの酸味に助けられました。次はもう少し、工夫してみたいと思います。それと。前回の記事で「枇杷の花は杏仁の香り」と書きましたが、枇杷の種を使っても杏仁豆腐が作れるのです。なので、去年の夏いただいた枇杷の種はちゃんと乾かしてとってあります。(「枇杷の種」も売られているようですが、高くてびっくりしました!)次はこれも使う予定。バラ科の植物には、生命力を呼び覚ましたり、高めたりするパワーがある、と思っています。バラ科の恵みをあますところなくいただくために、こんどはインスタントではなく最初からきちんと手をかけたパワフルで美味しい杏仁豆腐を、近いうちにまた作ってみようと思っています。