バベットの晩餐会
1800年代のデンマークの田舎が舞台。集落の藁葺き屋根で白い壁の家が可愛い。インテリアも現在と変わらない感じで素敵。ヤカンが置いてあった鉄製の置物はきっとストーブだ。外が大雨でも家の中は静かで居心地良さそう。バベットが身を寄せる老姉妹宅で姉妹ふたりはいつも編み物をしている。肩には手編みのケープをいつもかけている。あの当時材料を取り寄せて下拵えからは大変そう。下働きの少年が氷を持ってきていたから生物も悪くなる心配はなさそうだが。生きているうずらや海亀にびっくり。ウズラのパイ包み。頭も飾るんだ。デザートの果物も美味しそう。招待された将校が無花果をナイフとフォークできれいに皮を剥いて上品に食べていた。最初は晩餐に気が進まなかった村人達も食事が進むたびに笑顔になっていく。将校が招待されてムードメーカーになっていたからこそだ。将校の馬車をひいてきた使用人の男の人も台所でごちそうになって幸せな表情をしていた。下働きの少年も残り物ながらごちそうを食べて幸せな表情。あの少年はいずれバベットと同じ職業をめざしそう。給仕の役目もバベットに指図されながらそつなくこなしていた。美味しいものを食べるとみんな幸せになる。私も愛する人達の為にこれからも頑張ろう。