天使の落書き
便利な時代になったものだ。レコード(!)を買わなくても聴きたいと思う曲がいつでもネットで聴けるなんて。今はもっぱら懐メロ。昔、効いていた曲。先日は中学校の時初めて買ったレコード、ダニエル・ビダルの「天使の落書き」。ブルーの背景にブロンドに青い瞳の美しい彼女。ラジオでその曲を聞いて、友達のお姉さんがレコード持ってると聞いてどうしても欲しくて買った曲。親に買ってもらって綺麗なジャケットをその曲を聴きながら眺めていた。ジャケットの裏には、確か女性ライターが書いた彼女の紹介。シルビー・バルタンに次ぐパリジェンヌのアイドル登場…。なんてことが書いてあった。その下には曲の訳詞。「ウクライナの荒野の灰色の壁には住んでいた人自身が書いた落書きがある…」今も覚えている。あの人が好きとか、そういう歌詞じゃないんだと思った。今、大変なウクライナ。ニュースの第一報でウクライナと聞いて私はこの曲の訳詞を思いだしていた。歌っていたダニエル・ビダルも日本でアイドル並みに人気になって、セブンティーンという雑誌の表紙になっていたのを覚えている。今、彼女どうしているかな。私より三つ位上だから60代後半かな。当時が懐かしい。