妊婦にうつると流産の危険もある「リンゴ病」の意外な怖さ
今、頬がリンゴのように赤くなる「リンゴ病」が流行しています。正式には「伝染性紅斑」という幼児の病気として知られていますが、大人が感染するとひどい関節痛などを併発します。妊婦では流産や死産の恐れもあるため、注意が必要です。 伝染性紅斑は4~5歳を中心に、9歳以下の子供が約9割を占めるウイルス感染症です。4~5年ごとに1度の流行があることが知られています。この1月から全国の患者数は2000人を突破し、昨年の同時期にくらべて約6倍になっています。2002年と07年に次ぐ流行になることが考えられます。患者数が最も多くなる夏に向かってますます流行が拡大するとみられます。 この病気に感染すると、1週間ほどで鼻水やせき、発熱など風邪に似た症状が出ます。この頃はウイルスの排出量が最も多くなりますが、その時点では病名を特定することができません。 感染から10日から20日ぐらいたって初めて両頬が赤くなったり、腕や足にレース状の発疹が見られます。そうなって初めて「りんご病」という診断がつきますが、この時には他人には伝染しません。ワクチンもありませんから、予防は難しいとされています。 子供に感染しても大したことはありませんが、大人、特に妊婦の感染には注意してほしいと思います。感染経路は飛沫と接触です。風邪気味の人には妊婦は近づかない方がよいでしょう。 http://dondon.in/affiliate/dondon.html?aid=1554 川島和正メルマガ無料登録