ポリオ生ワクチンの接種呼びかける厚労省
ポリオ(小児まひ)の予防接種に使われる生ワクチンにはリスクがあるとの不安から、安全性の高い不活化ワクチンへの移行まで接種を控える動きがあることを受け、厚生労働省は先ごろ、免疫のない子供が増えると国内でポリオが流行する恐れがあるとして、生ワクチンを接種するよう注意喚起を始めた。 ポリオワクチンは予防摂取法で定期接種に義務付けられ、標準的には生後3か月から18か月未満を対象に自治体が集団接種をする。日本では病原性の低いポリオウイルスを用いた生ワクチンが使われており、ごくまれにワクチンが原因でまひを起こし、手足に運動障害が残る。多くの国は、ウイルスを不活化処理したワクチンを使っているが、日本では開発中で導入が遅れている。 厚労省は、リーフレットやポリオワクチンに関する情報をホームページに掲載している。http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/index.html 川島和正メルマガ無料登録