木を見よ
今日はムスコの保育園のお遊戯会&クリスマス会。昨夜は安眠できなかったわ、あんしーず。クレインから野袴の生地見本が届いたから(ナミダ)。い、いつの間にこんなもの請求してたんだろう、オット。クロネコさんのメール便、土曜の夜間も配達するのねぇ。いいのに、別に急がなくったって・・・。「ご注文を頂いてから1点1点お仕立てを致して」いるそうです。五徳ウール ウール100%石狩 毛94% 絹3% ナイロン3%伊吹 毛97% 絹3%だそうで。ちなみに五徳ウールは9色石狩は3色伊吹は5色色展開してるんですけどね。さすがにデニムはやめたらしいんですけど。オットはうっとりと眺めながら「このさぁ、伊吹ナンバー2 いいと思うんだよね。伊吹はさぁ、織りの横糸に黒糸使ってるからこの感じに仕上がってるんだって。いいよねぇ。シルクも使ってるし。ネットで見たと時はさ、五徳ウールのナンバー7もいいかなって思ってたんだけど、実物みるとちょっとおじいさんぽいよね。あんしーずはどれが好き?」生地はともかく野袴はイヤだからね選べねぇ「いくらなの?野袴。」「19,800円。」「・・・。デパートで素敵なパンツ買いなよう。あんしーずはポール・スミスとかのほうが好きよう。」「野袴なんて買って、上はどうすんの、上は。何着るの?」「そんなもん、着物だよ、アタリマエじゃん、あんしーず。」「げ、着物も買うの?」「ううん。着物は手もちのを合わせるからいい。」オットとは十年以上の付き合いですが、こんなにかたくなな彼は初めてです。まわりの夫婦が「こんな人だったなんて結婚するまで知らなかった」というのをよく耳にしてました。その度にあんしーずは「うちには関係ないわね、うぷぷ」なんてごーまんかましてました。でも違ったんです。あんしーずとオットも、やっぱり皆と同じだったんです。しかもキッカケは野袴どうかこれ以上、道楽に走りませんように。着物道楽なんて、普請道楽、女道楽の次にタチが悪いと思うんです。しかも野袴(こだわってる)。あ、ムスコのお遊戯会。ビデオとカメラとデジカメを持って、オットとお義母さんと行って参りました。朝8時45分開始。休憩なしで12時までぶっとおしのお遊戯会ってのは正直しんどかったです。ムスコの1歳児クラスも劇とお遊戯と合唱の三種目もありました。へぇっぇええええ。できるんだろうか?おお、ムスコが象さんになってる。象の歩き方をしてる。感動。うまいこと仕込むもんなのねぇ。でもあとの2種目、お遊戯と合唱はムスコはお友達を眺めてた。あはは。全体を見ればムスコはできない子。でもムスコだけを見ればああ、成長したなぁと、じんわり。「木を見て森を見ず」ということわざがあるけれど、あんしーずは「森ではなく、木を見よう」でいいと思ってるの、こういう時は。小さな生まれたての芽だったムスコという木の成長を見れるのって幸せじゃないですか。いつか一人前の木になって、葉を繁らせたら、その時は木陰で休ませてもらえるかな。そこでゆっくり本でも読みたいのよ、ハハは。12時から12時半の30分間がクリスマス会で、サンタさんからみんなひとりひとりプレゼントを手渡してもらって、本当に嬉しそう。クリスマスも祝ってくれる保育園でよかったな。だってみんな本当に本当に嬉しそうだった。楽しかった。