サフランイエロー
6~7年前、ル・クルーゼの鍋を初めて知った時、「なんて綺麗な鍋なんだろう!」と感動しました。その直後、デパートのキッチンウェア売り場で実物とご対面。蓋だけ持ってみて「なんて重たい鍋なんだろう。」と挫折。あれから時は流れて、それでもまだ日本では根強い人気のルクのお鍋。流行り廃りの激しい日本で、今だ衰えぬ人気ということは、やっぱりほんとに良いお鍋なのかしら。でも重いし・・・。っていうか、鍋に2万円ってどうよ!ショッピングセンターで持ってみました。あり?たいしたことない?年月は、わたくしを力持ちにしておりました。子どもを2人産んで抱えて走ったわたくしの腕は、現場仕事で鍛えられた肉体労働者のごとき逞しき腕となり、ルクの鍋ぐらいへっちゃらとなっておりました。なんか淋しい。そんな時、クレジットカードのポイントが貯まりました。そんな時、一番欲しいと思いながらも、4年前に廃盤になったサフランイエローという色が、ネットショップでひょっこり出てきました。ようこそ我が家へ~我が家では初めての、綺麗な色の素敵なお鍋に沸き立つ男達。どんなオサレなお料理が出てくるんだろう、と期待に満ち満ちています。大根煮るんだよッ保温効果の高さを利用します。Sakiさんとこの記事で知ったの~。つまりぃ、夕ご飯の後片付けしながら、米のとぎ汁の中にざくざく切った大根放り込んで、沸騰したらおもむろに新聞紙で鍋を包むその後フリース素材のハーフケットで更に包むそのまま翌日まで放置プレイ。ガサゴソと素敵なお鍋を新聞紙で包むわたくしを、太郎(5歳)が思いっきり胡散臭げな目で見ています。ひしひしと、子どもの視線を感じます。「どっかにあげるの?」「こうするとおいしくなるの(たぶん)」翌朝、鍋はほんのりとまだ温かいです。新聞紙ってすごいですね。お外で生活してらっしゃる方が、お布団の代わりにするのがちょっと理解できました。味付け。更に一晩同じ手順で放置プレイ。ま、鍋の性能は上がっても、料理の腕が上がったわけではございませんので、たいして期待はしないでね!なんて思ってたんですけど~1本100円で買った大根と、タイムセールで100g58円だった鶏の手羽元と、ゆで卵が・・・。特に大根が、自分で言うのもなんだけど、上品な歯ごたえと舌触りよ!手羽元も軟骨までホロリ、ハラリよ。太郎が「ママ!今日の大根すっごく美味しいよ!また新聞で包んでね!」と・・・。えーっと。新聞のおかげなのかしら・・・。