京劇
太郎(5歳)と京劇を観に行きました。北京の劇団の日本公演です。最後に見たのは、もう6年ぐらい前。北京で観たなぁ。ああ、懐かしい。外国での公演は、たいてい粗筋もあまり知らなくても楽しめるように、プログラムや演出が工夫されているので、小さな子どもでも大丈夫です。今回は孫悟空はもちろん、覇王別姫もありました。映画でも有名になった覇王別姫。私もこの映画は何度も繰り返し見て、DVDまで持ってるほど好きな映画です。さらば、わが愛 覇王別姫(DVD) ◆20%OFF!この映画のおかげで京劇に興味を持つようになり、北京にいた時はバスに乗って、何度も劇場に観に行きました。外国人観光客向けの劇場でも、一番安い席なら200~300円ほどで見れたし、英語だったけど字幕が電光掲示板で流れてたので、本当に楽しかったの。イタリア人の団体客とかが入ってる時だと、観客のノリがものっすごくよくて、そうすると舞台の上の役者さんたちが、どんどん活き活きして動きもよくなっていくのが分かって、「舞台って生き物なんだなぁ。」って感動したり。一番高い、一番前の席に座った時は、京劇の役者さんの目玉の動きまで見れて、「こんなことまで訓練してるのか!」って仰天したり。何度も観たけれど、オットと冬の寒い北京の夜、歴史のあるあまり大きくはない劇場で観たとき、虞美人が舞台に登場しただけで、もう目が離せなくなって、「すごい!すごい!すごい!」って言葉が。ただ、出てきて立ってるだけなのに、もう拝みたくなるようなすごいオーラっていうのは後にも先にも、あれだけだったかも。今日も、とても楽しめました。2時間、太郎もおとなしく見てました。立ち回りになると口が開いてました。あはは。帰宅してオットに「オリンピックみたいなことしてた。」と感想を。なるほどねぇ。でも、「ドラゴンボールのほうがすごい。」んだそうで。ちっ。