映画 「テキサス・チェーンソー」
金曜の夜にみんなが急に怖い映画が観たくなって、「テキサス・チェーンソー」を観ました。あらすじはロードトリップをしていた若者5人組がふらふらしている女の子をヒッチハイクしたのを機に、悪夢のような大虐殺に巻き込まれていくというもの。実は1974年に公開された「悪魔のいけにえ」のリメイクです。この映画、続編が出たり、今回私が見た「テキサス・チェーンソー」の前にも、リメイクされたことがあるそうです。でも、私が見たのは、2003年に公開された最新のものです。最近、怖くないホラー映画ばかり観ていた私は、あまり期待してなかったのですが、この映画はとっても怖かったです!!!公開時のキャッチコピーが「悲鳴の祭典」だったようですが、本当にそのとおり。男の子も女の子もみんな叫びっぱなしでした。映画のなかだけではなく、観ている私たちも叫びっぱなし。やはりアメリカのホラーは、日本的ともいえるおどろおどろしているものよりこうやって勢いよくどんどん人を殺していったり、視覚的に気持ち悪くて目にも耐えられないものの方が、上手く出来るのではないだろうか。「悪魔のいけにえ」ってアメリカンホラーの原点で、それを上手くリメイクしたんだろうな、と思いました。この映画では、名前のとおりチェーンソーで残酷な方法で次々と人を殺していくサイコキラーが出演しているのですが、彼のモデルとなるひとが本当にいたそうです。「羊たちの沈黙」シリーズのレクター博士もヒッチコック監督の「サイコ」に出てくる男の人も、彼がモデルになっているそうです。アメリカンホラーで表現される怖さは、アメリカ社会の病理なのでは、とも思ってしまいました。あまり有名な俳優さんは出演していませんが、アメリカ的怖さが味わいたいときにお勧めの作品です。ホラー映画って、怖そうなカバーが多いですが、これはあまり怖くない。でも、カバーにだまされてはいけません。中身は本当に怖いです。(笑)