映画メモ -年末年始編-
だいぶ時が経ってしまいましたが、12月とここ最近にみた映画を思い出してみようと思います。「ハリーポッターと炎のゴブレット」ハリポタファンの私。4巻目にあたるこの作品は、本ではかなり長いお話です。その長いお話を3時間にまとめるのは、かなり難しかったらしい。無理やり、内容をつめこんだ感じでした。本を読んだことがない私の友達は、いろいろと混乱したそうです。5,6巻目も4巻目と同じくらい、あるいはそれ以上長いので、どういう出来になるのか心配です。「幸せのポートレート」私のお気に入りのレイチェル・マクアダムスが出演した映画です。バリバリのキャリアウーマン、メレディス(サラ・ジェシカ・パーカー)が彼氏、エベレット(デーモット・マルロニー)の割と奔放な家族を訪れるというお話。レイチェル・マクアダムスはメレディスのことが気に入らない気の強いデーモットの妹、エイミーを演じていました。けっこう豪華キャストで、母親役にダイアン・キートン弟役にルーク・ウィルソン、メレディスの姉(妹?)役にクレア・デーンズが出演していました。そのほかにも、耳の聞こえないゲイの弟なども出てくるのですが、みんな演技が上手でした。ちょっとコメディタッチで笑えるシーンもたくさんありました。これだけの豪華キャストなら、日本でも上映されるのかなーと思います。けっこうオススメです。「ザスーラ」私はまったく興味がなかったのですが、母親の押しが強すぎで見てしまった映画です。(笑)あの名作「ジュマンジ」の続編と聞いたから、母親もかなり観たかったようです。不思議なボードゲームのコマを進めてしまった兄弟が宇宙を舞台にしたサバイバルゲームに巻き込まれてしまうという話でした。思ったより悪くなかったです。むしろ割と楽しんじゃいました。有名な俳優はティム・ロビンスくらいしか出演していないけど、特に小さな子どもがいる方にはオススメです。「プロデューサーズ」クリスマスに封切りになったメル・ブルックス原作の1958年を舞台にしたミュージカル映画です。もともと1968年に普通の映画としてメル・ブルックスが監督したものをミュージカル化したものです。2001年にブロードウェイで上演されて、それが映画となりました。キャストもナチ気ちがいのフランズ(ウィル・ファレル)とスウェーデン出身のお色気秘書のウラ(ユマ・サーマン)意外はメインキャストはすべて一緒です。話の筋書きはここのところ売れていないブロードウェイプロデューサーのマックス・ビアリストック(ネイサン・レーン)がさえない会計士のレオ・ブルーム(マシュー・ブロデリック)と共謀して、駄作を作れば逆に儲かるというシステムを利用して駄作を作ろうとする、というもの。いろんなクレイジーなひとがたくさん出てきて、面白いのですが、同じブロードウェイ出身の映画「シカゴ」の方が出来はよかったです。おばかで変わった映画が観たいひとにはオススメです。ちなみに1968年のオリジナル版も見てみましたが、そっちの方があまり面白くなかったです。「SAYURI」前出の「シカゴ」の監督だったロブ・マーシャルが映画化したのがベストセラー"Memoirs of a Geisha"(日本語版の題名はさゆり)。貧しい家出身のさゆり(チャン・ツィー)が、いろいろな試練に耐えて、芸者さんになるお話。私は実はこの原作の大ファンなのですが、本でも映画でも「女は怖いのね。」ということを思い知らされます。主役3人の芸者を中国系の女優が演じたので、論議の的にしたがる人もいるようですが、私はしょうがないじゃんと思います。桃井かおりさんも週刊文春の阿川佐和子さんとの対談で言っていたけど、中国系の女優さんだって、それなりに努力していると思います。「お母さん」とか「だんな」とか、ところどころ日本語が出てくるのですが、みんなそれなりに上手でした。日本人が中国系の人を演じることもこの先にあるかもしれないし、そんな文句をいうことでもないんじゃないか、と思いました。日本人の出演陣では、英語が上手だったのは、やはり工藤夕貴さんだったけど他の人も演技は上手でした。「絶対に原作は超えられないさ」と侮っていたのですが、思っていたより悪くなかったです。ロブ・マーシャル監督はきっと話のつなげ方が上手なんじゃないかな、と思います。ただ、日本舞踊のシーンだけはむちゃくちゃでした。「これは日本舞踊じゃない!!」とつっこみたくなる内容でした。「迷い婚 ~すべての迷える女性たちへ~」最近、ゴシップ誌に追いかけられまくりで気の毒なジェニファー・アニストン主演の映画です。結婚間近のサラ(アニストン)が自分の家族が映画「卒業」のモデルだったのでは?と模索するお話。アニストン以外は、ケビン・コスナーやシャーリー・マクレーンが出演しています。この映画も思ったよりも悪くなかったです。シャーリー・マクレーンが演じた「おばあちゃんって呼ばないで!!」が口癖のおばあちゃんがかなりおかしかったです。うちの母親がきっとこういうおばあちゃんになるんだろうな、と思いながら見てました。「ブロークバック・マウンテン」アカデミー賞最有力候補といわれているゲイのカウボーイの映画です。ゲイのカウボーイの二人がジェイク・ギレンホールとヒース・レジャーでした。二人ともかなりかっこよかったです。メイクも上手で、年の取り方が自然でした。アン・ハサウェイがギレンホールの相手役で出演していましたが、彼女もかなり綺麗でした。いい映画だったとは思うのですが、実は途中でちょっと寝てしまいました。スローな話の展開と睡眠不足でダブルパンチだったようです。ちゃんと最初から最後まで観賞していた友達二人は、ぼろぼろ泣いてました。一瞬、私の心は枯れているのかと思ってしまいました。「グッドナイト・ムーン」今日、テレビで上映していて見てしまいました。昔に、一部だけ見たことがあって、ずっとちゃんと見たいなーと思っていたのです。やっぱりいい映画でした。久々のヒットでした。この映画こそ、まさに涙がとまらない映画でした。どれだけ泣けばいいのかと思うくらい、泣きました。若い継母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)とガンに冒されている実の母親(スーザン・サランドン)と彼女らの家族の交流が描かれた映画です。弟役のリーアム・ニーソン君がすごくかわいくて、彼が何か言うだけでも、ぼろぼろ泣いてました。子どもって泣けちゃうくらいかわいい瞬間があるんだろうな、と思いました。そして、子どもがいるって相当大変なことなんだろうな、とも思いました。この映画は声を大にしてオススメします。かなり長い日記になっちゃいました。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。