【WSBK】2020第8最終戦ポルトガル スーパーポールレース&レース2
10月18日、2020年SBK第8戦エストリル(ポルトガル)ラウンドは、エストリル・サーキットでスーパーポールレース、レース2が開催された。レース2のグリッドを決めるスーパーポールレースでは、トプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチームが優勝。2位にギャレット・ガーロフ(GRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチーム)、3位にマイケル・ファン・デル・マーク(パタ・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチーム)が続いた。チャンピオンのジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)は5番グリッドを獲得。最後尾グリッドから追い上げたスコット・レディング(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)は6番グリッドを獲得した。高橋 巧(MIEレーシング・ホンダ・チーム)は17位でゴール。レース2を17番グリッドからスタートすることになった。今シーズンの最終レースとなるレース2は、気温22度、路面温度31度のドライコンディションで争われた。ポールからスタートしたラズガットリオグルが好スタートを切るが、1周目にチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)がトップに立ち、序盤はラズガットリオグル、追い上げて3番手に浮上したレイとトップ争いを繰り広げるが、9周目の3コーナーでレイが転倒を喫し後退。ラズガットリオグルも遅れ始め、その後はデイビスがトップを独走。ドゥカティファクトリーで最後となるレースで優勝を達成した。2番手争いは中盤過ぎまでラズガットリオグルがキープしていたが、追い上げてきたレディングが18周目に2番手に浮上するとそのまま2位でゴールし、ドゥカティがワンツーフィニッシュを飾った。ラズガットリオグルはレディングから0.605秒遅れの3位でゴール。4位にファン・デル・マーク、5位にアルバロ・バウティスタ(Team HRC)、6位にマイケル・ルーベン・リナルディ(チーム・ゴーイレブン)、7位にレオン・ハスラム(Team HRC)、8位にシャビ・フォーレス(カワサキ・プセッティレーシング)、9位にフェデリコ・カリカスロ(GRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチーム)、10位にトム・サイクス(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)が入賞。ジョナス・フォルガー(ボノバ・アクション by MGM・レーシング)が11位、ユージン・ラバティ(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)が12位、レアンドロ・メルカド(モトコルセ・レーシング)が13位に入賞し、レイは再スタートしたが、14位入賞となった。マッテオ・フェラーリ(モトコルセ・レーシング)が15位に入賞。高橋は17位でチェッカーとなった。アレックス・ロウズ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)は6番手走行中の9周目の7コーナーで転倒リタイア。ロリス・バズ(テンケイト・レーシング・ヤマハ)は8番手走行中の14周目にマシントラブルが発生、ピットに戻ってリタイア。ガーロフは3番手走行中の3周目の4コーナーで転倒リタイアに終わった。チャンピオンシップ争いではレース1でレイがタイトルを決め、SBK6連覇を達成。ランキング2位にレディング、ランキング3位にデイビスが続いた。高橋はSBKフル参戦1年目をランキング22位で終えた。マニュファクチャラーズランキングではファクトリーの二人は低迷したが、シャビ・フォーレス(カワサキ・プセッティレーシング)が8位に入り、カワサキがチャンピオンを獲得。1ポイント差のランキング2位にドゥカティが続いた。チームタイトルはドゥカティファクトリーのAruba.it レーシング-ドゥカティがチームチャンピオンを獲得した。