絵本「また もりへ」
以前紹介した「もりのなか」(マリー・ホール・エッツ作)の続編です。 「ぼく」はまた森の中へ行きました。すると、以前一緒に遊んだ動物たちがぼくを待っていたのです。 年とったゾウが言います。「今、会議を開いていたのです。みんな、自分の得意なことをやって、誰のが一番いいか、腕比べをしようって。」きりんは首を長く長く伸ばします。ライオンはものすごい声でほえてみました。二匹のサルは木に駆け上り宙を飛んで、枝からしっぽでぶらさがりました。 二匹のクマは、立ち上がって口であめとピーナッツを受け止めました。かばは口の中にスイカとパンを入れました。あひるは水の上を浮かんで見せて、ねずみとへびはものすごい速さで草の間を駆け抜けました。 オウムはパタパタ羽をさせながら飛び回りしゃべりまくりました。小象は逆立ちをしながら鼻でピーナッツをつまみます。 年とったゾウが「他に誰かこれができるかね?」と聞いたので、ぼくは「はーい、できます」と言ってやってみようとしたけど、おかしくなって笑ってしまいました。すると、ぼくの笑うのを見た動物たちはみんな驚いて「これはいい!」と言います。何がそんなに良かったのか?それは、「笑うこと」。鳥も獣も、森の動物たちは誰も笑えないのです。ぼくは一番良かったのです。そしてみんなで行進してると、お父さんの呼ぶ声が聞こえます。お父さんに会う頃にはみんな消えていました。ぼくはお父さんにさっきあったことを話しました。お父さんは言いました。「おとうさんだって、他に何もできなくてもいいから、おまえのように 笑ってみたいよ」(おしまい) この絵本からはいろいろと得るものが多いのですが、今回私が特に注目したのが「笑えることの素晴らしさ」です。 動物が笑えない、というのはこの絵本を読むまで気づきませんでした。 うちは、今やっと6か月になった赤ちゃんがいるのですが、2ヶ月すぎたころから笑いだし、それが育児をするものにとって何よりも癒しになりました。私は常々心がけてることの一つに「笑いの多い生活をしよう」ということがあります。 だから、上の子のときもそうでしたが、笑うようになってからは、少しでも多く笑ってもらえるようにあの手この手を尽くしたものです。それは今でも変わりません。夫に対してもそうですし、自分に対してもそうです。 日々少しでも多く笑っていられるように、例えば今丁度ブームになってますが、「お笑い(漫才やコント)」を見て恥ずかしいほど大笑いします。これは昔から心がけていることです。 また、笑うことによって女性の憧れの「小顔」も実現可能だと思います。 2年連続大学受験に失敗して,予備校にも通わずに独学で浪人してた人が言ってました。「浪人中、久しぶりに友人と会って話して笑ったら、顔の筋肉が痛かった・・・。」と。そうなんです。 特に意識しませんが、会話することは勿論、笑うことは顔のあらゆる筋肉を使うのです。だから、小顔になりたければ、小顔メークもいいですが、それよりも手っ取り早く笑いましょう!とにかくとにかく笑いましょう! ちなみに私はその甲斐あってか(?)誰もが第一印象を「顔のちっちゃい人」と言うくらいのめちゃくちゃ小顔です(笑)。