革人形をつくる 1構想
作品を作る時には,スケッチブックをひろげて思いつくままに書き出す。それは言葉だったり、なぐりがきの絵だったり。この作品は、馬を「騎手」にしようというところからスタートした。馬は特長がはっきりしていて、擬人化してもおもしろそうだ。「騎手」の服装などもカラフルで、参考資料も集め易い。ここまでは、すんなりと決まったが、どのような情景のポーズにするか、なかなかピンとこない。そこで、『騎手」の服装だけでも決めようと、スケッチブックにラフスケッチを描いていく。上着とズボンのデザインを思いつくままに出してみる。馬が「騎手」なら、何に乗っているのか?乗っているものまで作ったほうが良いか?など不明な点を書き出してゆく。