頭頸部ガンとマスク
一昨日はアレルギー関連でマスクを紹介しましたが、頭頸部ガン患者としての立場でもマスクの出番は多いです。半分動かない口元や曲がって引っ込んでいるほっぺたを隠せるということもありますが、夏は殆どマスクは使いません。暑くて。でも、顔はいつも外気にさらされているので、これからの寒い時期には特に顔に当る風の冷たさが応えます。低体温は癌細胞が喜ぶ、暖めることが大事、ということもよく聞くのですが、顔を暖めるのにマスクは有効です。特に、今回使ってみた 興和のクリーンライン 三次元型マスクっていうのは、左右の端やあごのフィット感がいいです。四角いマスクの両端にゴムひもがついた形だと、普通はどうしても左右の端に浮いてしまう部分ができてしまいます。前の鼻や口の部分が苦しくないように、じゃばらになっているものも多いですが、街で他の人がしているのを見ても、左右の端は浮いているようです。このマスクは何やら特別そうな響きのするダブルオメガ加工というものの効果なのか、左右がすうっとほっぺたにフィットしてくれて、あごの下まで隙間無く、顔の形に寄り添ってくれるようです。耳のそばまで温かいし、隙間がないからハウスダストを吸い込む量も少なく、0.0001mmのフィルタリング効果がちゃんと発揮されているのでしょう。鼻の部分はちょっと固めのワイヤ効果でフィッティングできて、眼鏡も曇りません。ゴミがシャットアウトされて息が楽な上に、手術でダメージを受けた私の顔の部分をそっと覆ってくれる感じで、快適です。ホコリをふき取る時、洗濯物を畳む時、外を歩く時、このマスクが手放せなくなりそうです。