青い瞳 コーンフラワー 矢車菊
Centaurea cyanus キク科 ヤグルマギク属 ©2007 hiroshi kumagai 4月から咲き続けていたコーンフラワー、そろそろ花も終わりに近づいている。ヤグルマギク、あるいはヤグルマソウの名のほうが知られてる。有史以前から人とのかかわりの深い花とされている。先日の朝日新聞(5月15日)に、「ヒトはいつから花をめでた?」というコラムに6万年前旧石器時代、ネアンデルタール人が死を悼む人が、死者に添えて埋葬したと推察できると。エジプトの時代でも「埋葬された死者のかたわらにヤグルマギクがあった」と同様の話が伝わっている。ヤグルマギクが咲き出すと春が来たと思い花の終わりが近づくともうすぐ梅雨、夏が来ると思う。吸い込まれるような青い瞳のようなヤグルマギクこんな瞳で見つめられたらとろけてしまう。 彼の人の瞳を想い出します。花に利尿、強壮、収れん作用。 トワイニングの紅茶・アールグレイに、この花をブレンドしたものがレディ・グレイとして市販されている。ポプリの彩りにも、他に白色、桃色の花もある。