クリーム・キャラメルとクリーム・ブリュレ
フランス文化圏で忘れてはいけないデザート菓子に、クリーム・ブリュレ(creme blulee (cremeの発音はフランス語ではクレム))とクリーム・キャラメル(creme caramel,creme flan, creme renverseeとも言う)があります。 こちらでは、レストランでケーキ以外のデザートといえば、チョコレートムース(何故かムースはチョコレートと決まっていて、他の展開は無い)、プロフィトゥロール(profiterole)、アイスクリーム(glace)、そしてこのクリーム・キャラメルかクリーム・ブリュレが最もポピュラーです。 クリーム・キャラメルとクリームブリュレは兄弟のように似たお菓子。 クリーム・キャラメルは、ずばり、フランス語でプリンのことです。 舌触りも味も、これは日本のプリンに良く似ています。しかも、こちらの市販品の安いものは、日本のスーパーで売ってる3連結の安いプリンの味だったり(^^;)。 レストランでは、お店の手作りが多い様ですが、日本のものより卵臭い店も多く、がっくりするかも知れません。 クリーム・キャラメルの材料は、全卵、卵黄、砂糖、バニラ(これをケチると卵臭くなるのでは?)、牛乳。カラメルを入れた型に流し込み、オーブンで湯せんし固め、冷やします。 対してクリーム・ブリュレの材料は、卵黄、生クリーム、砂糖、バニラ。卵の白身は入りませんし、牛乳より濃厚な生クリームを使うのが特徴です。オーブンで湯せんし固め、冷やすのは同じ。表面のアメは、冷めてからグラニュー糖をたっぷりふって、バーナーで焼いたり、高温のオーブンに入れたりして作り上げます。アメ状か液状かというだけで、言ってみればクリーム・キャラメルのカラメルと同じです。 ということで、クリーム・ブリュレはクリーム・キャラメルの豪華版って感じでしょうか?ブリュレの方は、卵臭いこともまずありません。 クリーム・キャラメルは混ぜて焼くだけ簡単パックが製菓コーナーにありますし、家庭でも作るお菓子という位置づけの様です。 なので、ケーキ専門店には一般的にブリュレの方しか置いてありません。 でも、我が家は買って来てブリュレを食べるなら、当たり外れのあるジュネーブのケーキ専門店より、一定水準の味が期待できるスーパーものの方を選びがちです(^^;)。 MIGROS のちょと高い 「SELECTION クリーム・ブリュレ」なんか、結構美味しいです。 下の写真は、カルフールのココナツ入り焼きクリーム・キャラメル。ココナツの歯ごたえが好きですが、子供にはこの歯ごたえが不評。普通の安いクリーム・キャラメルの方がいいそうです。 おいしいのに~(^^;)。