スタートレック
今毎日のようにDVDで見ているのが、「スタートレック」です。PCに向かいながら横目で見ることも多く、ストーリーによってはつい夢中になってしまいます。もちろん私が見ているのは最初のシリーズです。全79話で全米で1966年から始まった「TOS(オリジナルシリーズ)」です。新しいファンがどんどん増えているらしいし、この前もオークションでスタートレック物が出ていたようにこの手の古いものはそれなりに貴重な何かの魅力があるに違いないと、思って見始めた訳ではないですが。。。いえ、さすがに40年も前のものだと何か古臭い感じはするのは否めないのですが、ところが逆に40年経った今でも十分通用する斬新さもあって、未来描写や特殊効果も素晴らしいです。見ながら現代ならどう作るかなんてことも想像しながら見るので、目の付け所がとても面白いところに行ってしまいます。飛行中なのにシートベルトもしないし、ヘルメット系も全くなし、安全に対する意識はやっぱり60年代だと納得してしまいます。それから、携帯電話型の二つ折りのコミュニケーターも当時にしては斬新なデザインかな。熱血カーク船長と美しい女性とのからみはいつもあって、特に女性は美しい人が華を添える為か必ず登場しています。この絡みと言っても60年代のドラマなので、さらりと大人の雰囲気です。女性のヘアスタイルや服装も今見ると新鮮に見えますね。なによりも、現代のドラマのようにスラングを使わないし、とても礼儀正しい言葉使いです。間違っても「s。。」とかは言わないので安心して見ていられます。英語の字幕にして見るので、勉強にもなります。占星学と関係ないようですが、秘教占星術で使われるヴァルカンという仮想惑星は、登場人物であるミスタースポックの故郷の惑星です。ちょっとした関係ですが。この耳の尖った異星人は、実は母親が地球人で父親がバルカン人という設定です。回が変わるごとに微妙にこのミスタースポックの髪型や眉の形が変わったりしてそれもつい目にいってしまう部分です。やはり個性的なキャラクターやSFの斬新なアイディアは現代から見ても十分魅力的ですね。実はこのジム・カーク船長は二代目船長で、初代はパイク船長で別の方でした。まだヒットする前であったのですが、この初代船長役の役者さんは出演料を上げるように圧力をかけた為に降板しています。今のカーク船長のキャラクターだからこそここまでヒット作になったのではないかと思えるくらい彼のキャラクターはとても光っています。それにしても止めてしまってもったいないですねえ、初代船長。