La vie en rose Mode d'emploi~バラ色の人生の送り方(後編)
前回と同じ本の後編です。(ドミニック・グロシュ-著 國分俊宏訳 KKベストセラーズ発行)本は1冊ですが、字数と時間の制限上二つに分割してみました。全部で512のアドバイスがありますが、中でも私がすてきだな☆と想ったものをあげてみます。~生き方を変えるための自分との闘いについて~308,今から24時間、誰も批判せず何も文句を言わないよう努力してみる。309,ほんの小さな成功や勝利や喜びなど、ちょっとしたできごとに対しても、とにかくお祝をする。310,直感に従う。それが一番いい考え。312,「笑い」はあらゆる人生の痛みを癒す。処方せん以上に服用すべし。315,自分の心の奥にある星に従って行動する。320,自分の判断力を信じる。322,沈黙を楽しむことを覚える。323,もし一度もしたことがなければ、やってみる。324,小さな疑いや不安や恐れで行動を縛られないようにしよう。思いきって行動にでる。統計的には勝つことの方が多いんだから。325,何かに成功した後は、自分の抑圧を解き放つ。その成功が大きかろうが、小さかろうが。自分を解放する。327,20%がんばれば、だいたい80%の成果が得られる。そこから先は効率がぐんと悪くなるけれど、後はそんなに差はない。最善を尽くすこと。ただし、望んでいる結果の80%が達成されれば、そこでやめること。328,……そして完璧主義を排すること。最後の20%の成果を得る為には、全体の80%の努力を注がねばならない。最後の20%の総仕上げを念入りにする為に80%の時間を使うのはもったいない。完璧へのこだわりは停滞を生む。331,自分の人生がこれまでに自分に与えてくれたもののリストをつくる。人生に感謝する。335,「これだ」と感じたチャンスには、必ず飛びつくこと。自分の運を信じなさい。運は何度も試してみるもの。運の方もそれを何より望んでいるのだから。336,たったひとつ「これはいい」というようなことをするほうが、たくさんの普通のことをするよりも百万倍も価値がある。効果的になること。効率的ではなく。337,自分の心が喜びの感情で波打っている時には、集中して、その喜びを最大限に利用し、味わうこと。嬉しさを自分の中の隅々にまでいきわたらせなさい。338,誰にも邪魔されず、ひとりになれる時間を確保する。343,「人間にとって、自分自身に心から賛成出来るよう努力すること程よいことはない」~フロイトやってみよう。345,人生に勝とうとして多くの者がまける。ただ生きよう。348,黙ってみる。自分のうちにある静けさを見つける。自分の置く不覚にある叡智を。349,「集中する」とは、つまり、他の全てを忘れること。全身全霊を込めて、休むことなく、一度に一つのことだけに自分の力を使うこと。351,「黄金の四法則」1、悩みや問題に優先順位をつける。2、それらを一つずつ処理する。3、人に任せられるものは人に任せる。4、集中する。360,やってくるがままの人生を受け入れる。375,インスピレーションや欲求が舞い降りてくるのを待っていてはいけない。とにかく仕事にかかる。たとえいやなことでも始めてしまう。そうすれば向こうから現れる。401,いちばん大切なことから始めなさい。本当に「緊急」なことなんてそうはない。407,アイディアは紙に文章で書く。よりクリアで力強くなるから。それに、頭の中で考えていたことを実現までもっていくのがより簡単になる。411,「自然は一つの舌と二つの耳を与えた。われわれが話すことの二倍きけるようにと」~ゼノンもっと人の話を聞こう。422,喜びはまず待つことにある。急がないで。427,早くしあわせになりたかったら、近道は避ける。時間を惜しまないことが最も早い道。433,あなたの意識がささやいています。静かに耳をすませてみましょう。そしてその忠告に従いましょう。必ず向こうが正しいから。~他人からみたあなたが変わる~460,家族や親しい人と論争するときは、相手に勝たせてあげる。勝つよりも、しあわせな気分になることのほうが大事。462,相手に話をさせる。その人自身のことや、その人が興味をもっていることについて。きっと思いがけない発見がある。そしてもっともおもいがけないのは、そのことに興味を持てる自分。465,初めて見る顔に、衝動的に信頼をおいてしまいなさい。警戒してかかるのは、時間もエネルギーも使いすぎるし、おまけに何もかもこわしてしまうから。474,「こんにちは」「お願いします」「すみません」「ありがとう」をもっとたくさん言う。476誰かの為に何かをしてあげる。その人にはあなたがやったとわからないように。480,自分のことをもっとよく語ってくれる香水を見つける。482,あちこちで、自分の時間を少し無駄にする決意をする。492,自分の外見を変えることを楽しんでみる。ヘアスタイル、髪の色、眼鏡、化粧、腕時計、etc…。494,「お月さまがほしい」と真剣に言ってみる。想ったより多くの人が「いいよ」と答えてくれるはず。496,常にもっと人の為に働けるようになる。人の成功を手助けしつつ成功すること。それが多くの成功の秘けつ。503,他の人の手助けをする。自発的に。見返りを求めず。509,万年カレンダーに親しいひとの誕生日を書き入れる。その全ての日を祝おう。510,車の運転をしている時、歩行者をゆっくり渡らせてあげる。512,毎日、人をほめて元気づけてあげる。前回同様、書いているうちになんだか気持ちが楽に、軽く、温かくなったように感じます。読んでいるだけでも、なんだかゆる~くなってきませんか?フランス人らしいエスプリがきいて粋ですてきな文章とおしゃれな訳に気持ちも華やいで軽やかになる気がしました。直感を信じる意味のことがたくさんありました。直感に耳を傾け、信じるうちにだんだん正解率、あたりの確率も高まるようにおもいます。人のアドバイスで答えがみつかるときもありますが、直感に耳を傾けてみると、意外な解決策がみつかることもありそうです。この本は行き詰まったりイライラしたときに人生を楽しくすごす知恵と勇気を与えてくれるもので、著者や訳者のあとがきには、そのバラ色のしあわせ(知恵や勇気)を多くの人に伝え、仲間を増やしていくことが両者の願いとあります。私もバラ色のしあわせをいただきましたが、読んで下さった皆様にもバラ色のしあわせが届きますように♪