ボランテイアイベントとの立ち位置。
「西院MUSIC FESTIVAL」、が来年で第10回を迎える、2011年8月6日(土)、8日(日)の2日間の開催予定、第1回の開催前にリビング誌でこのイベントの事を知り、当時は還暦を前にして、会社を整理、会社の土地建物の売却で負債の返済、しかしまだ尚負債が残り、無収入、インターネットショップを始めてその負債の返済を予定、ショップはオープンしたものの全く売り上げはなし、売り上げのめどが立たないまま、それでもきちんきちんと月末はやってくる、月末は怖くは無いが、机の上にたまっている月末には支払わなければならない請求書、こいつが怖い、個人の貯えは底をついて、生命保険などは取り崩し、請求書に優先順位をつけて、乏しいお金をかき集めて支払いにまわす、そんな折である、「面白そうな事をやる」、完全に野次馬根性により、イベントの実行委員会に、「頑張れ」、の応援のメールを送る、するとすぐさま、応援のメールのお礼と当日スタッフ歓迎の返事のメールが来る、続いて西院春日神社社務所の2階にての、打ち合わせ会議の案内が来る、5月の末頃だったと思う、会議に出席のスタッフの若さに少々たじろいだ、「何できてしまったのだろう」、一度会議に出席したところでイベントの全体像なんてわからない、ただスタッフの全員が楽しんでいるのと、第1回開催へ向けての熱意のようなものが感じられた、そこで当日の与えられた仕事は出演者、及び出展者の駐車場、西大路五条の大型ショッピングセンター、イオンモールハナ、ここがまだ建つ前で更地の状態で、しかも、この土地で遺跡が出てきたので西南の隅っこで遺跡の調査中で、ここの土地をイベントの日の駐車場として借りる、西院春日神社の御旅所でもある野々宮神社の境内を来客用の駐輪場として借りる、この駐車場&駐輪場の担当となる。 そして第2回からはスタッフとして参加、第7回、第8回は実行委員長となる、そして今年の第9回は、当日スタッフのみとしての参加、疲れたわけでもなく、飽きたわけでもなかった、ただイベントの向かう方向と、恐らく年齢的なものがあるのだろうが、オレの考える楽しいことと少しずれが生じてきた、それとこのイベントにどっぷりと関わると、毎月18日は拘束時間の長い仕事の勤務、休みの日の自由な時間が制限され、イベントのために時間を割いたり、動いたりする事がノルマのようになり出して来た、それがこのイベントから離れたい理由であった、通常こういうイベントは地域の人達からの、地域の商店の人達の、行政からの、街の活性化、町おこし、地域に貢献、そういった目的達成のための要請があって始まる事が多いのだが、このイベントはこの西院の街とのかかわりが比較的短い、浅い若者の3人がやろうと言いだしたイベントであり、当初はこの地域で古くから、長く、自治連合会等々の活動をし続け、大いに地域に貢献して来た人達の反発が大きく、また店を営業したり、商店を経営している人達からも、「若い人達が勝手に騒いでいる」、そういう目で見られ続けてきた。 まさに継続は力なりの証明でもある、イベント中に問題も起こさず、後始末もきちんとし、「思うていた以上にキチン出来ている」、「案外、地道な仕事も楽しくしている」、「地域の清掃作業や祭りの神輿にも参加」、地域の会の主催の盆踊りとも2年前から共催、回を重ねるごとに理解者がふえ、別に応援はしないけど邪魔もしない、大きく変化の兆し、また商店や店、会場提供、スポンサー協力、募集案内の設置、ヒマワリ募金箱の設置、ポスターやパンフレットの協力、お金の支援や広報に協力、こういう店が西院地域だけでも約200店舗、このイベントは店舗や店にとっては決してマイナスにはならない、確実にプラスになる、物心両面での協力店が増加、それと出演ミュージシャンは応募である、出演したミュージシャンのネットで、或いは口コミで、レベルの高いミュージシャンの応募も年々増加、音楽イベントとしての幅の広さと質的な向上、しかし、継続は力なりの反面、継続はマンネリなり、といえなくも無い、スタッフは全てボランテイアスタッフ、年々大幅に入れ替わる、慢性的なスタッフ不足を抱えている。 このイベントに関わるようになって最初の5年間くらいは経済的な理由で、イベントの開催日までスタッフとして留まる事が出来るかという不安を抱えていた、現在は肉体的に、いつなんどきナニが起きるかわからない、何が起きてもイベントのスタッフの誰にも迷惑のかからない参加の仕方、それを考えているところで、昨日の日曜日の午後2時から打ち合わせ会議、肩書きは一切不要、好きなことだけをさせてくれ、西院界隈の店や店舗に募集要項の設置の依頼、スポンサーの依頼、ポスターの掲示のお願い、パンフレットの設置の依頼、こういう作業で地域の人達と触れ合っている事が一番楽しい事、この楽しい事だけをさせてくれ、そのお願いをした。■「今日の言葉」■ 「 物や道具に感謝できる人は 働きを選り大きく伸ばしていける 」 (自然社・平成22年・新生活標語より)