正月の悪夢 日本の未来世界の将来・・・
正月に悪夢を見た。これから世界はどうなるのだろうか? 20年前にさかのぼる。年末学生時代の友人達と忘年会をやった。 史上最低最悪の忘年会だった。 NTTで何十万儲けたとか、皆、株の儲け話に終始した。 バブル真っ最中、土地成金や株成金が跋扈した。 銀座でも派手なアンちゃんがドンペリの栓をポンポン抜いた。 夜中になるとタクシーはどれも捕まらなかった。 1989年年末ついに株価は38900円と高騰した。 そして19900年の正月、突如株価は大暴落した。 政府の総量規制により、膨れ続けたバブルが崩壊し続けたのだ。 それから空白の10年が続く。 日本の場当たり的な政策を見て、アメリカはあざ笑った。 抜本的な対策を打てと・・・・ 世界から日本だけが置いていかれた。 二十一世紀世界は土地バブルに沸いた。 砂漠のドバイは千メートルの摩天楼の建設。 スペインや上海の土地は売買ゲームとなった。 アメリカは1933年からなんと住宅化価格は73年間上がり続けた。 バブルは泡である。だからいつかは破裂する。 アントレ塾でも4年前にアメリカの住宅バブルを取り上げた。 利子だけを払えば満期に住宅代金と清算してくれるIOローン、 住宅を担保に低所得者でも借りられるサブプライムローン、 住宅が値上がりすればその値上がり分だけ銀行から借りられた。 この土地ゲームの本質は右上がりなら三方善しの制度だが、 いったん下がり始めたら悪夢となる。 そして張本人のアメリカが迷走している。 シティバンクやAIGのつなぎ救済など、 あのアメリカが場当たり政策の連続である。 この一年で世界の株式市場から約3000兆円が消えた。 アメリカの暴落率は36%. 日本は42%,なんとロシアは75%,中国も6割を越えた。 ソニーは2000億の黒字予想から一転、1000億年の赤字予想。 ついに金融崩壊から、実体経済崩壊へと事態は進展している。 1929年にはじまるアメリカ経済恐慌は、4人に一人が失業し、 パンを求めて街をさまよった。 1933年ごろからのブロック経済化、 そして39年からの第二次世界大戦へと突き進んだ。 これからどうなうのであろうか。 歴史が繰り返さないと良いのだが・・・・・・・ 悪夢は夢で終わって欲しい。 6